ビンテージ送受信機用周波数カウンタ

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アマチュア無線の先輩数人に評価基板を送って、
使ってみてもらうことに
⇛思いのほか反応が良く、プリント基板を起こしてもっと広く評
価して貰おうとの結論に
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ファームウェアの開発が一段落した所で、プリント基
板の作成を実施してみることに
⇛ファームウェアについては、操作性・速度等特に問題の提起
は無かった
⇛確度向上のアルゴリズムについては、残念ながら誰からもコ
メント無し 。゚(゚´Д`゚)゚。
⇛精度もある程度あればよい???
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プリント基板作成の方針は以下の通り
①プリント基板だけで、全ての操作が出来る
②秋月電子のユニバーサル基板と同サイズで、置換えが出来
ること (リード部品では入らないため、CRはチップ部品とした
1608サイズ)
③シルク印刷を行い手組性を向上する
④RFアンプをローコスト版とフルフラット版の実装選択を行う
⑤基準発振器のEOLを考慮し、DIP版とSM版の選択が出来る
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回路図からアートワーク作成と1シート作成を依頼
◦ 検図を何度も真剣に行ってから出図
(自費だと、仕事よりも慎重になってしまう….)
Function Key
(offset 計算モード切替え)
オフセットメモリ切替え
0-7CH (バンド切替)
入力信号切替え
Mode Key
(変調モード切替え)
内蔵プリスケーラ切替え
ゲートタイム切替え
(40MHz以上の時に使用) 1秒 or 0.1秒
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上がって来た基板は、コネクタの反転等も無く基本動
作はOK
但し以下の課題を発見
◦ RF-AMPグランドとデジタル回路のアイソレーションの不足
(パータンカットとコイル取付け位置の変更で対処)
◦ RF-AMPのゲイン不足
(RFパターンのパターン間容量で、RF感度が6dB程度低下)
手配線の試作時は-20dBmで、プリント基板版は-13dBmと
なったが、-10dBm以上の感度が有れば十分に実用になる
ので、このままとすることに
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基板デバッグ中に、雑誌掲載と頒布の話しが浮上
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頒布にあたっての準備
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特許について (弁理士事務所との打ち合わせ)
◦ 雑誌掲載は嬉しいのですが、頒布となると….
◦ 他者の特許侵害の調査
◦ 最低限の安規レギュレーションの確認
◦ このPICクラブの情報交換会で発表したこと、話したことは’公知の事
実’となるそうです (学会発表と同じ効力)
◦ 従ってこの会で発表した内容に特許性があり、権利化を考えると発表
日から半年以内での特許出願が必要になります
◦ 今回他者の特許侵害調査で、独自の精度補正アルゴリズム部分で勉
強となりました
(結果は2006年にアドバンテストが同一特許出願済みで、諸事情で権
利化を放棄していることが判明)
本当に安心しました → このアルゴリズムで頒布しても国内で特許侵
害は無い