事後調査トピックス[PDF;204kb]

【別添2】
事後調査トピックス
納付不足税額の多い品目および品目別の納付不足税額のあった者数の割合
納付税額の不足が多かった品目は、電気機器、光学機器等、肉類、機械類、医療用品であり、こ
れら5品目で、納付不足税額の総額の約6割を占めました。
また、納付税額に不足があった者が、どの品目で誤ったかを見てみると、その割合が高かった品
目は、電気機器、機械類、プラスチック製品、織物衣類、編物衣類でありました。
【品目別の納付不足税額のあった者数の割合(注)】
【品目別納付不足税額の割合】
電気機器
9.3%
電気機器
17.9%
その他
36.0%
機械類
12.4%
プラスチック
及びその製品
8.0%
織物衣類
5.7%
その他
42.4%
光学機器等
15.7%
医療用品
5.1%
機械類
8.9%
編物衣類
5.3%
肉類
13.0%
家具、寝具、
マットレス
光学機器
3.2%
3.7%
光学機器等
4.1%
鉄鋼製品
4.8%
革製品
4.8%
(注) 品目別の納付税額に不足があった者数の割合とは、納付税額に不足があった者を、誤っていた品目ごとに集計し
品目別の割合を算出。なお、一の者について、複数の品目において納付不足税額が発生していた場合には、それぞ
れの品目において計上。
申告漏れが生じやすい「無償で提供した費用」〔事例 3〕
輸入貨物の製造に関して必要な材料
を輸入者より輸出者に無償で提供した
場合、その提供に要した費用を申告価
格に加える必要がありますが、これを
含めない事例が例年申告漏れの主な内
容となっております。品目としては、
電気機器、機械類、衣類などにおいて
多く発生しています。
無償提供
材料
輸入申告
貨物製造
貨物
無償提供に要した費用を含めずに申告!
隠蔽又は仮装による過少申告(重加算税賦課事案)〔事例 5〕
重加算税が課される「隠蔽又は仮装」の事例として多く見られるものは、「正規価格の隠匿」で
すが、輸入者が輸出者と通謀し、低価のインボイスを作成するように依頼したり、輸入者が自ら低
価のインボイスを作成するなど「書類の改ざん」により、税関に申告している場合もあります。
輸入者自らも低価
インボイスを作成
通謀
輸入者からの指示で
低価インボイスを作成