2016 年 11 月 4 日 第 2 回シナリオとモデルに関する IPBES ワークショップの開催について (神奈川県葉山町湘南国際村、2016 年 11 月 15 日-17 日) 公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)は、IPBES シナリオ・モデル技術支援機関及び環 境省とともに、「第2回シナリオとモデルに関する IPBES ワークショップ」を 2016 年 11 月 15 日(火)17 日(木)に開催します。 本ワークショップには、各地域アセスメント、土地劣化及び再生に関するアセスメント、地球規模ア セスメントの各評価報告書の執筆者のうち、主にシナリオ・モデルに関するアセスメントに関わる執筆 者及び関連する専門家等が参加し、シナリオ・モデリングに関する知見の共有及び各領域間の横断 的な連携を図ることにより、各評価報告書案の作成及び充実のための議論・意見交換を行います。 なお、第1回ワークショップは、本年(2016 年)1月 25 日-27 日に、オランダのビルトホーフェンに おいて開催されています。 また、本ワークショップは、日本政府が愛知目標等の達成等に資するため、生物多様性条約事務 局に拠出した「日本生物多様性基金」の支援により開催されます。 【ワークショップ概要】 日 程: 2016 年 11 月 15 日(火)-17 日(木) 主 催: 公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)、IPBES シナリオ・モデル技術支援機関 共 催: 環境省 協 力: IPBES アジア・オセアニア地域アセスメント技術支援機関 会 場: 11 月 15 日午前 湘南国際村センター (神奈川県葉山町) 11 月 15 日午後、16 日-17 日終日 IGES 葉山本部 (神奈川県葉山町) 参加者(予定): ・各地域アセスメント第 5 章(世界 4 地域)、土地劣化及び再生に関するアセスメント第 7 章、及び 地球規模アセスメント第 4 章及び第 5 章の執筆者 ・シナリオ・モデル及び関連分野の専門家、IPBES 関係者等(想定参加者数 70 名程度) 使用言語: 英語 【主なテーマ】 完成した「生物多様性及び生態系サービスのシナリオとモデルの方法論に関するアセスメント」報告 書の内容を踏まえながら、現在実施されている IPBES アセスメントのうち、シナリオ及びモデルに関 する章に関わる執筆者等の参加を得て、以下に関する議論を行います。 (1)地球規模アセスメントを除く各評価報告書の第一次ドラフトに基づき、主要な評価内容、並びに 生物多様性及び生態系サービスの将来予測等に関する議論を行うこと。 (2)各評価報告書における主要な評価内容について、その類似性と差異について分析・検討を行 うこと。 (3)第一次ドラフトの執筆過程で用いられた引用文献の集約、共有を行うこと。 (4)各地域アセスメント、並びに土地劣化及び再生に関するアセスメントにおける、シナリオ・モデル に関係する評価報告書案の章について、それぞれ共通する事項を検討し、地球規模アセスメ ントへの貢献を図ること。 【会議の取材について】 初日(11 月 15 日(火))冒頭部(8:30~10:50、湘南国際村センター)は取材が可能です。取材を 御希望の方は、[1]氏名・ふりがな、[2]所属、[3]住所、[4]電話番号、[5]取材申込受付票の送付 先(E メールアドレス)、[6] テレビカメラによる撮影の有無、を明記の上、2016 年 11 月 8 日(火) 正午 12 時までに(必着)下記の取材申込先に E メールにてお申し込み下さい。 (取材申込先) IGES 東京事務所 担当:櫻井、市川 E-mail: [email protected] / Tel: 03-3595-1081 (11 月 15 日 公開部分プログラム(予定)) 8:30 受付、開場 9:00 開会 挨拶(IGES、環境省、生物多様性条約事務局、IPBES 事務局) 9:30 ワークショップの目的等(IPBES シナリオ・モデル技術支援機関) 10:00 「生物多様性及び生態系サービスのシナリオとモデルの方法論に関するアセスメント」評価 報告書の概要(Simon Ferrier(オーストラリア CSIRO)) 10:15 「第 1 回シナリオとモデルに関する IPBES ワークショップ」の成果(IPBES シナリオ・モデル技 術支援機関) 10:30 (グループ写真撮影後に公開部分終了) (参考) 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)は、科学と政 策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして、2012 年 4 月に設立されました。IPBES は、 生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価(アセスメント)する取組であり、科学的 評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の 4 つの機能を柱としています。気候変動分野で同様 の活動を進める気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の例から、生物多様性版の IPCC と呼ばれ ることもあります。 現在、IPBES 作業計画 2014-2018 に基づき、生物多様性の評価や土地劣化の評価等、18 の成 果物の完成を目指し作業が進められており、これまでに、「花粉媒介者、花粉媒介及び食料生産に 関するテーマ別アセスメント」及び「生物多様性及び生態系サービスのシナリオとモデルの方法論に 関するアセスメント」の各評価報告書が完成し、政策決定者向け要約が公表されています。今後、 2018 年には各地域アセスメント(アジア・オセアニア地域(日本を含む)、欧州及び中央アジア地域、 アフリカ地域、アメリカ地域の4地域)並びに土地劣化及び再生に関するアセスメントの評価報告書が、 2019 年には地球規模の生物多様性及び生態系サービスに関する総合的なアセスメントがそれぞれ 公表される予定です。
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