法定調書奉行 21 シリーズ 住宅借入金等特別控除に関するよくあるお問い合わせ 当小冊子は、 『法定調書奉行 21』シリーズで年末調整処理を行う際に、 「住宅借入金等特別 控除」に関するお問い合わせを紹介します。 1 住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合の入力方法 住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合の当システムでの入力方法を記載します。 1.[年末調整処理]画面での入力方法 [年末調整]-[年末調整処理]メニューで、以下のように入力します。 ※以下の説明の( )内の番号は、 「給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書」で 示されている番号です。 家屋又は土地等の取得対価の額(Cの②)を 入力します。 <特定増改築等の住宅借入金等特別控除の 適用を受ける場合> 「増改築等の費用の額」 (⑦)を入力します。 居住割合が 100%の場合は、家屋土地等の 総面積と居住用部分の面積は入力の必要は ありません。 4ページの<参 考>を確認し、控除額適用 区分を選択します。 借入金等年末残高には、 「居住用部分の家屋 又は土地等に係る借入金等の年末残高」 (Cの⑤)を入力します。 入力された内容をもとに、住宅借入 金等控除額が自動計算されます。 <特定増改築等の住宅借入金等特別控除の 適用を受ける場合> 借入金等年末残高には、 「居住用部分の 増改築等に係る借入金等の年末残高」(⑩) を入力します。 特定増改築借入残高には、 「特定増改築等の 費用の額に係る借入金等の年末残高」(⑬) を入力します。 2 2.源泉徴収票の表示(または印字) [年末調整]-[給与支払報告書/源泉徴収票]メニューの住宅借入金等特別控除の 額の内訳欄に、住宅借入金控除適用数や、居住開始年月日(1回目) 、控除区分 (1回目)が表示(または印字)されます。 ※「特定増改築等」の場合は、借入金残高(1回目)も表示(または印字)されます。 ※住宅借入金控除可能額は、年税額から控除しきれない場合に表示(または印字)されます。 3 <参 考> 給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書の右下(欄外)の印字に よって、該当する控除額適用区分が異なります。 ※住宅借入金等特別控除申告書の居住開始年月日の後ろに「(特定)」と印字されている場合は、 特定取得区分で「1:該当」を選択します。 住宅借入金等特別控除申告書の右下(欄外)の印字 印字がない場合 「平成○年中居住者用」が印字されていて、住宅借入金等特別 控除申告書の⑬欄に金額が記入されていない場合 「平成○年中居住者用・特例用」が印字されている場合 「平成○年中居住者用」が印字されていて、住宅借入金等特別 控除申告書の⑬欄に金額が記入されている場合 「平成○年中居住者・長期優良住宅用」または「平成○年中 居住者・認定住宅用」が印字されている場合 「平成○年中居住者・震災再取得等用」が印字されている場合 4 該当する控除額適用区分 0:現行特別控除 0:現行特別控除 1:税源移譲特例 2:特定増改築等 3:認定住宅 4:震災再取得等 2以上の住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合の入力方法 平成 28 年分の源泉徴収票から、2回目の住宅借入金等特別控除の適用を受けた場合の 記載欄が用意されていますが、当システムでは対応していません。 ここでは、摘要欄への記載と住宅借入金等特別控除適用数の訂正の方法を記載します。 あらかじめ、提出先(所轄の税務署と市区町村)に以下の対応方法で受理が可能かを ご確認ください。 [随時処理]-[磁気ディスク提出用データ作成]メニューで作成した磁気ディスクを 提出する場合は、「2以上の住宅借入金等特別控除の適用を受けた場合」には 対応していません。 以下の入力方法は、源泉徴収票を印刷して提出する際に対応しています。 1.[年末調整処理]画面での入力方法 [年末調整]-[年末調整処理]メニューで、以下のように入力します。 ① 1回目の居住開始年月日や控除額 適用区分を入力します。 ※控除額適用区分は、4ページの <参 考>を確認し、選択します。 ②住宅借入金等控除額欄に、1回目と2回目の 住宅借入金等控除額の合計金額を入力します。 5 2.[源泉徴収票]画面での入力方法 [年末調整]-[給与支払報告書/源泉徴収票]メニューで、以下のように入力します。 ※画面モードになっている場合は、入力できません。 入 力 ボタン([F8]キー)を押して、入力モードに変更してから入力します。 [年末調整処理]画面で入力した内容が、住宅借入金等特別控除の額の内訳欄に表示されます。 摘要欄に、以下の内容を入力します。 1行目:住宅2以上 1回目の住宅借入金等年末残高 2行目: 2回目の居住開始年月日、住宅借入金等控除区分、住宅借入金等年末残高 住宅借入金等控除区分は、4ページの<参 考>を確認し、以下のように入力します。 特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合 認定長期優良住宅の新築等を行った場合の住宅借入金等特別控除の特例を受ける場合 震災特例の「住宅の再取得に係る住宅借入金等特別控除」の適用を受ける場合 上記以外 残高 増 残高 認 残高 震 残高 住 ※特定取得の場合は、控除区分の後ろに「(特)」と入力します。 ※借入金残高(1回目)は、[年末調整処理]画面の控除額適用区分で「2:特定増改築等」を選択し、借入金等年末 残高に金額を入力した場合に表示されます。その場合は、摘要欄に以下の内容を入力します。 住宅2以上 2回目の居住開始年月日、住宅借入金等控除区分、住宅借入金等年末残高 ※「住宅借入金控除適用数」は[源泉徴収票]メニューでは変更できません。 源泉徴収票を印刷した後に、「住宅借入金等特別控除適用数」を「1」から「2」に手書きで 修正してください。 以上 6
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