平成28年10月28日 世田谷区 世田谷区被保護者居宅生活安定化支援事業委託事業者募集説明書 なお、本事業の契約締結は、当該事業に係る平成29年度予算が成立し、予算配当 がなされることを条件とするものです。 1 趣旨 生活保護制度は、経済的給付のみならず、被保護者の自立を支援するものです。 本事業は、地域生活において日常的な生活課題を抱える精神障害のある被保護者 (精神障害の疑いがある者を含む。)が、自ら安定した居宅生活の維持及び向上を 目標とした取組みが行えるように支援することにより当該被保護者の居宅生活の 安定化を図ることを目的としています。 支援においては、対象者の状況及び課題や対象者を取り巻く環境を的確に把握し、 医療、保健及び福祉分野の社会資源を有効活用して、関係機関が連携し、重層的に 支援していくことが必要です。 本事業の委託事業者の候補者選定は、精神障害者に対する支援に関する事業の実 績や提案書等の内容から、業務の中核となる人員の実施体制など委託業務全般の履 行能力を総合的に審査して行うものとします。 2 委託業務の概要 世田谷区(以下「区」という。)の選定した支援対象者について、支援方針・支 援計画を当該支援対象者及び区の担当課と協議の上作成し、PDCAサイクルによ り、当該支援方針・支援計画に基づき、必要な支援を行なうとともに、区の担当課 に対し、専門的助言を行う。 (1)事前相談 支援対象者の選定に当たって、区の担当課からの協議に応じ、助言を行う。 また、支援対象候補者との面接に同席し、支援内容の説明など導入に向けた助 言等を行う。 (2)支援内容 ① 日常生活上の相談、助言及び支援 日常生活の問題、健康上の問題など居宅生活の維持及び向上に必要な相 談に応じ、解決に必要な助言及び支援を行う。 ② 通院、施設通所等の支援 医療機関の受診への動機付け、医療機関に係る相談、通院の同行等、 定期的通院に向けた必要な支援を行う。 1 社会参加が可能な支援対象者に対して、参加への動機付け、作業所等の社 会資源の紹介、施設通所の同行等の安定的な社会参加に向けた必要な支援を 行う。 ③ 服薬に係る助言及び支援 服薬の管理をすることができない支援対象者に対して、薬の飲み方の 助言、服薬の確認等、必要な支援を行う。 ④ 居住に係る相談及び支援 転宅を予定する支援対象者、グループホームへの入居が必要と認められ る支援対象者等に対して、転宅、入居等の相談に応じ、必要な支援を行う。 ⑤ その他の支援 ① ~④のほか、区が居宅生活の維持及び向上に必要と認めた支援 (3)支援の方法 支援にあたっては、支援対象者及び区の担当課と協議の上、支援方針・支 援計画案を作成し、区の設置する支援会議を経て決定した当該支援方針・支 援計画に基づき、下記の方法により支援を行う。 ① 総合支所生活支援課での面接 ② 電話、電子メール等 ③ 家庭訪問 ④ 病院、施設等への同行及び訪問 (4)地区担当員等への専門的助言 精神障害のある者及び精神障害の疑いがある者への対応やケースワーク について、精神保健福祉の面から助言を行う。 (5)付随業務 ① 支援に係る進行管理・モニタリング ② 支援記録及び各種報告書の作成 ③ 関係会議への出席及び当該業務に係る研修への参加 (6)支援対象者 地域生活において日常的な生活課題を抱える精神障害のある被保護者(精神 障害の疑いがある者を含む。)で、区が選定したもの。ただし、原則として、薬 物依存症患者及びアルコール依存症患者は支援対象者としない。 支援対象予定者数等については、別紙1のとおり (7)実施体制 受託者は、精神保健福祉士、保健師又は看護師の資格を有し、精神障害者に 対するケアマネジメントを実践することができる者を支援員として事業の実施 に従事させること。ただし、受託者は当該資格を有する者を従事させることが できない場合は、区と協議の上、臨床心理士、社会福祉士等の資格を有し、精 神保健福祉に関する実績等を勘案し区が認めた者を従事させることができる。 2 (8)履行期間 平成29年4月1日から平成32年3月31日まで(予定) ※契約は単年度ごととし、各年度の本事業にかかる予算配当があること及び 履行状況が良好であることを契約締結の条件とする。 (9)履行場所 ① 世田谷区世田谷総合支所生活支援課事務室内 (世田谷区世田谷四丁目22番33号) ② 世田谷区北沢総合支所生活支援課事務室内(世田谷区松原六丁目3番5号) ※平成30年5月移転予定(移転後:世田谷区北沢二丁目8番18号) ③ 世田谷区玉川総合支所生活支援課事務室内 (世田谷区等々力三丁目4番1号) ※平成29年9月庁舎改築に伴う移転予定(終了時期は平成32年度を予 定)(移転後:世田谷区玉川一丁目20番1号) ④ 世田谷区砧総合支所生活支援課事務室内 (世田谷区成城六丁目2番1号) ⑤ 世田谷区烏山総合支所生活支援課事務室内 (世田谷区南烏山六丁目22番14号) ⑥ 受託者の事務所 ⑦ その他、受託業務を実施するに当たり、区が指定する場所 ※①~⑤の履行場所は、契約の単位(下記5(1)参照)ごとに異なる。 (10)費用負担 ① 区は、受託者の作業場所、机・椅子、パソコン・個人情報の保管場所を、 区と共用にて、受託者に無償で貸与する。また、机・椅子については次のも のを無償で貸与する。 ア)世田谷総合支所生活支援課:専用のものを1式 イ)北沢総合支所生活支援課:共用による専用机(週4.5日使用可)を 1式 ウ)玉川総合支所生活支援課:共用による専用机(週4.5日使用可)を 1式 エ)砧総合支所生活支援課:専用のものを1式 オ)烏山総合支所生活支援課:専用のものを1式 ※応募する各総合支所生活支援課に限る。 ② 区は、受託者がパソコンとプリンターを使用する際の電源の使用を無償で 認める。 ③ 区は、業務の実施に当たって、やむを得ない事情がある場合は、協議の上、 電話及びファクシミリの使用を無償で認める。 ④ 上記①~③以外で業務の実施に必要経費は、全て契約金額に含めるものと 3 する。 3 提案限度額(平成29年度) ① 世田谷総合支所生活支援課及び北沢総合支所生活支援課 13,790,000円(消費税込み。) ② 玉川総合支所生活支援課 7,190,000円(消費税込み。) ③ 砧総合支所生活支援課及び烏山総合支所生活支援課 13,790,000円(消費税込み。) ※平成30年度及び平成31年度の予算額は、同程度を予定。 4 参加資格 世田谷区被保護者居宅生活安定化支援事業の実施に意欲と遂行能力を有する 法人であって、次に掲げる要件の全てに該当するものとする。 (1)地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4第1項(同令 第167条の11第1項において準用する場合も含む。)の規定に該当しない こと。また、同条第2項(同令第167条の11第1項において準用する場 合も含む。)による措置を現に受けていないこと。 (2)世田谷区から入札参加禁止又は指名停止の措置を受けている期間中でないこ と。 (3)都道府県民税・市町村民税に滞納がないこと。 (4)精神障害者に対する支援に関する事業の実施実績があること。 5.募集の単位、参加表明・提案期間及び方法 (1)募集の単位(契約の単位) 本事業の委託契約は、業務における支援対象者を管轄する世田谷区内5箇所の 総合支所生活支援課を次の3つのグループ単位に分けて契約する予定であり、下 記①から③の単位で契約の受託者を募集いたします。なお、同じ事業者が下記契 約単位の複数又はすべてに応募していただくことも可能です。 ① 世田谷総合支所生活支援課及び北沢総合支所生活支援課 ② 玉川総合支所生活支援課 ③ 砧総合支所生活支援課及び烏山総合支所生活支援課 (2)参加表明・提案期間 ① 参加表明書 ア)提出期間 平成28年10月28日(金)から11月11日(金)まで イ)受付時間 午前9時~午後5時。(ただし、土日祝日を除く。) 4 ② 財務関係書類 ア)提出期間 平成28年10月28日(金)から11月24日(木)まで イ)受付時間 午前9時~午後5時。(ただし、土日祝日を除く。) ③ 提案書類 ア)提出期間 平成28年11月16日(水)から平成28年12月13日(火)まで イ)受付時間:午前9時~午後5時。(ただし、土日祝日を除く。) ④ 提出にあたっての注意事項(①~③共通) 提出先の世田谷区保健福祉部生活福祉担当課窓口(第2庁舎1階5番窓口)ま で直接持参してください。提出期間、受付時間は厳守してください。 (3)書類の提出について ① 参加表明書 事業者ごとの申請とします。本募集説明書の内容を確認し、提案書の提出の 意思がある場合は、上記5(2)①の期間内に、 「参加表明書」別紙2に必要事 項を記入のうえ提出してください。 ③ 財務関係書類 次に掲げる書類を上記5(2)②の期間内にご提出ください。 ア)企業概要 イ)定款、寄付行為、規則その他 ウ)提案日に属する事業年度の事業計画及び収支予算 エ)登記事項証明書 オ)提案日から過去3年間の法人税納税証明書及び消費税納税証明書 発行後3ヶ月以内のものに限る。 ・法人事業税の納税証明書 ・納税証明書その1(法人税) ・納税証明書その1(消費税および地方消費税) カ)平成25年度から平成27年度事業報告書及び決算書(賃借対照表、損益 計算書、監査報告書(監事、会計監査人等が署名した書類の写し)、事業活 動収支計算書、資金収支計算書、財産目録等を含む。) ③ 提案書類 上記5(2)③の期間内に、「提案書類作成要領」別紙3に従い、以下の様式 により、募集の単位(契約の単位)ごとに作成し、提出してください。 様式1 提案申込書 様式2 提案書表紙 様式3 事業全体についての考え 5 様式4 実施計画 様式5 実施体制 様式6 精神障害者に対する支援に関する事業の実績 様式7 独自提案 様式8 見積金額 (4)提案に伴う費用について 提案に関して必要な費用は、全て提案者の負担とします。 (5)禁止行為等 ① 提案書の提出期限後における提案書の訂正又は差し替え、追加提出等は認め られません。 ② 本件の提案における虚偽の記載その他不正な行為が判明した場合、その提案 は無効とします。 (6)結果の公表 区は、この案件に参加を表明した者及び提案書を提出した者の商号・名称、並 びに提案書を特定した理由(審査経過等)を公表することができるものとします。 6 選考及び選定方法 提案書の形式等審査を通過した事業者のうち、提案書及び財務書類に基づいた 採点の合計得点が高い、上位2事業者に2次審査に進んでいただきます。ただし、 財務審査の結果、本事業を受託するに足る経営基盤を備えていないと判断された 場合は、2次審査に進むことはできません。本事業の選定は選定委員会により行 うこととし、提案書、財務審査及びプレゼンテーション・ヒアリングに基づいた 採点の合計得点の最も高い提案書を特定します。 (1)1次審査 書類審査 (2)2次審査 ヒアリング・プレゼンテーション審査 ※選定結果は、文書で通知します。 ※提出書類の内容等について、必要に応じて説明を求める場合があります。 7 提案書の提出者を選定するための基準 本件では、提案書の提出者の選定は行わず、参加資格の確認のみ行います。 8 提案書を特定するための評価基準 選定にあたっては、次に掲げる内容を評価します。 (1)提案書の形式等について ① 提案書類の形式、部数等注意事項等の遵守 6 ② 見積金額の妥当性 (2)提案書の内容について ① 事業趣旨の理解 ② 実施計画の内容 ③ 実施体制 ④ 精神障害者に対する支援に関する事業の実績 ⑤ 独自提案・アピール性 (3)財務関係について ① 財務健全性 ② 安定性 ③ 効率性 (4)プレゼンテーション・ヒアリングの内容について ① 事業執行力 ② 課題解決力 ③ 実績の信頼性 ④ 将来性 ⑤ 総合評価 9 提案にあたっての質問について (1)提案にあたって質問がある場合は、「世田谷区被保護者居宅生活安定化支援事 業委託提案に関する質問票」別紙4に質問事項を記入のうえ、メール又はファク シミリでお送りください(電話による受付は行わないので注意してください)。 ① 質問票送信先:世田谷区保健福祉部生活福祉担当課生活福祉担当 あて メールアドレス: [email protected] ファクシミリ:03-5432-3020 ② 質問受付期間 平成28年11月16日(水)から平成28年11月29日(火) 【午後5時 必着】まで (2)質問の回答は、ファクシミリにて、招請通知を発送した全事業者に行います。 10 今後のスケジュール 平成28年 10月28日(金) 11月11日(金) 11月15日(火) 11月16日(水) 11月24日(木) 11月29日(火) 参加表明書受付開始 参加表明書受付締切(午後5時必着) 招請通知(提案書提出の通知) 質問・提案書受付開始 財務関係書類受付締切(午後5時必着) 質問受付締切(午後5時必着) 7 平成29年 12月 2日(金) (予定)質問回答日 12月13日(火) 提案書受付締切(午後5時必着) 1月13日(金) 第1次審査選定結果の通知 1月26日(木) プレゼンテーション・ヒアリング審査(予定) 1月30日(月) 選定結果の通知 11 その他 (1)手続きにおいて使用する言語及び通貨 日本語及び日本国通貨に限る。 (2)契約保証金 免除 (3)契約書作成の要否 要 (4)当該業務に直接関連する他の業務の委託契約を当該業務の委託契約の相手方と の随意契約により締結する予定の有無 無 (5)関連情報を入手するための照会窓口 下記12に同じ (6)提案者からの提出物は、世田谷区の所有とし、返却しない。また、世田谷区で は、本件の目的以外に使用しない。 (7)本プロポーザルは、事業者の選定のみを目的とし、区は提案書の内容に拘束さ れないものとする。 (8)提案書が特定された事業者を本件業務委託契約の随意契約の相手方となるべき 候補者とし、契約に向けての業務内容、契約条件、前事業者との引継ぎ等の協議 を行う。 12 問い合わせ先(参加表明書・財務関係書類・提案書提出先) 世田谷区世田谷4-21-27 世田谷区役所 第2庁舎1階 世田谷区保健福祉部生活福祉担当課 担当:島田・金子 電話:03-5432-2932 ファクシミリ:03-5432-3020 8
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