JENESYS2015 招へいプログラム (対象国:ラオス,テーマ: (社会)不拡散・平和構築分野交流, 大学生・大学院生)の記録 1.プログラム概要 「対日理解促進交流プログラム」の一環として、ラオスより、「平和構築」に関心を有 する大学生・大学院生ら計 20 名が来日し、日本の政治、社会、歴史及び平和構築に関 する理解促進や、日本の魅力等の積極的な発信を目指し、10 月 26 日から 11 月 3 日ま での 8 泊 9 日の日程でプログラムを実施しました。 2.参加国・人数 ラオス 20 名 3.訪問地 千葉県、東京都、広島県 4.日程 10 月 26 日(月)成田国際空港より入国、来日時オリエンテーション 【日本理解講義、基調講演】 10 月 27 日(火) 【歴史的建造物視察】浅草寺 広島県へ移動(新幹線) 10 月 28 日(水) 【歴史的建造物視察】原爆ドーム・広島平和記念資料館 【日本文化体験】筆の里工房 書道 10 月 29 日(木) 【歴史、平和学習】広島県原爆被害者団体協議会 語り部講話、 広島市立大学広島平和研究所 副所長講話 【地域産業】 広島テレビ放送株式会社 10 月 30 日(金) 【自然・文化体験・歴史的建造物視察】縮景園 【日本文化体験】茶道 【大学交流】広島工業大学 【ホームステイ】ホームステイ対面式 10 月 31 日(土) 【ホームステイ】 11 月 1 日(日) 【ホームステイ】ホームステイ歓送会 【ワークショップ】報告会準備 11 月 2 日(月) 東京都へ移動(新幹線) 【成果報告会】訪日成果・帰国後活動計画発表 11 月 3 日(火) 成田国際空港より出国 1 5.JENESYS2015 招へいプログラム記録写真 (対象国:ラオス,テーマ:社会、不拡散,平和構築分野交流, 大学生・大学院生) 10 月 28 日 書道体験(広島県) 10 月 29 日 語り部講話(広島県) 10 月 30 日 茶道体験(広島県) 10 月 30 日 広島工業大学(広島県) 11 月 1 日 歓送会(広島県) 11 月 2 日 報告会(千葉県) 2 6.参加者の感想 ◆ ラオス 大学生・大学院生 今回の訪日で一番感銘を受けたこと、それは世界で最初に被爆した都市である広島を訪れること ができたということです。わたしの祖国であるラオスは広島のように被爆した国ではありません。 広島がこの悲惨な出来事をずっと忘れないで心の中に刻み付けて戦争を知らない世代の子供た ちに伝え続けている、ということを知りました。JENESYS プログラムで得た知識経験をラオスの現 状に合った形で活用していきたいです。例えばハイテク、国の発展、明るい未来を作るための他 国との協力関係の構築などです。そして世界中の人が一緒に仲良く暮らしていけるように平和構 築の普及活動をしたいです。 ◆ ラオス 大学生・大学院生 今回の訪日で、広島に行くことが出来ました。広島は「平和の県」です。訪問視察先はどれも意味 の深い内容があるものでした。広島県の人には平和を守っていくという尊い精神が根付いていま す。助け合いの精神、これがあったから様々な困難を克服することが出来たのだと思います。また、 平和教育が小学校のカリキュラムに組み込まれており、平和を愛するための教育がなされていま す。広島の人々はみな平和を望んでいます。そして原爆に関する様々な施設を作り、外国から来 る人々にこのような悲劇が二度と起こらないように訴え続けています。 ◆ ラオス 大学生・大学院生 平和構築・核不拡散というテーマのプログラムに参加し、日本の人々のおもてなしを受け、平和と いう言葉の意味がどのようなものであるか実際に深く知る機会を得ることが出来ました。訪日前の 私の「平和」という言葉についての理解は「平穏無事」という意味でした。しかし実際に広島に来て、 原爆投下における被爆者の悲しみの跡に触れることにより、「平和」という言葉が持つ意味をもっ と深く知ることができました。日本でできた友人たちとの友情、平和に対する意識、そして地球上 全ての人たちが平等で平和であるように、という言葉の意義についてラオスでも伝えていきたいで す。 3 7.参加者の帰国後の発信内容 日本での気付き アクションプラン Facebook 発信 4
© Copyright 2024 ExpyDoc