安 全 な 暮 ら し は 、 身 近 な 道 路 整 備 か ら

安全な暮らしは、
身近な道路整備から
道路の役割と町内の現状は
皆さんの家の前の道路は、十分な
空間が確保されていますか。
私たちの身近にある道路、特に生
活道路(※1)の役割は、単に人や
車が通行するだけではありません。
道路は、採光や通風などを確保す
ることにより快適な住環境を守って
います。また、災害時の避難路、緊
急車両の乗り入れや消防活動の場と
しても重要な役割を担っています。
町内に目を向けると、土地区画整
理事業などで整備された市街地では、
十分な道路空間が整備されています。
狭あい道路が抱える問題とは
安全な道路空間の観点から
狭あい道路が抱えている一番大き
な問題は、毎日の暮らしで車や歩行
一方、幹線道路(※2)から一歩
奥に入った所や古くからの市街地な
者が安心して通行できないことです。
きょう
どには、道路の幅(幅員)が4メー
ズに行えない
ります。
狭あい道路は、日常生活の利便性
の向上や、災害時の安全性確保など
ことも想定さ
※1 住宅などから主要な道路に出るま
でに利用する道路。
があります。
生した場合に、
延焼する恐れ
※2 主要な地点を結び、道路網の骨格
を形成する道路。
に、 火 災 が 発
れ ま す。 さ ら
において多くの問題を抱えています。
また、消防車や救急車などが救急
活動をスムー
トルに満たない狭あい道路が多くあ
車の通行が困難な狭あい道路
2
クローズアップまちづくり
クローズアップまちづくり
る必要があり、この要件を満たさな
建物を建てる土地は、道路に接し
ていなければなりません(接道義務)
。
建物を建てる観点から
土地所有者の協力(後退用地の提供)
この要綱では、狭あい道路に接し
た土地で建物を建築する場合などに、
ちづくりを進めています。
良好な住環境の確保と災害に強いま
道路空間を確保することで、安全で
る要綱」を定め、幅員4メートルの
係る費用は、
自己負担となります。(③)
地を明示します。なお、自己管理に
置していただき、後退した部分の土
後退した用地を個人が管理する場
合は、町から支給される後退杭を設
この隅切りについても、後退した
用地と同様の取り扱いとしています。
きるようにするためです。
これは、道路の見通しを確保し、
車や歩行者が安全に交差点を通行で
町が管理
-
② 無償借地
町が現況に
使用権が町
合わせて
に移転
整備
町が管理
非課税
建築基準法では、建物の敷地は幅
員4メートル以上の道路に接してい
ければ建築は認められません。
の幅で、後退した用地を道路として
町が現況に
合わせて
整備
道路に2面接している土地(交差
点の角地)では、交差点の角地部分
の土地を隅切りとして設ける必要が
せ 建設課用地係☎0561( )3
111
(内線2225)
▼道路や費用負担に関する問い合わ
ご相談ください。
狭あい道路に関しては、役場2階
建設課または都市計画課へお気軽に
狭あい道路の整備について、皆さ
んのご理解とご協力をお願いします。
狭あい道路に関する相談は
私有地
を得て、道路の中心から2メートル
そのため、狭あい道路では、道路
の中心線から2メートル後退(セッ
整備していくこととしています。
要綱の対象となる狭あい道路とは
建築基準法第 条第2項に規定す
る道路(通称「2項道路」
)が、要綱
の対象となります。
2項道路とは、道路幅員が4メー
トル未満でも、建築基準法施行前(本
町では都市計画区域の告示日である
昭和 年8月 日以前)から使われ
ていた既存道路で、かつ県が指定し
た道路幅員1・8メートル以上の道路
です。
町に移転
すみき
① 寄附
交差点の隅切り用地の取り扱い
6m
未満
あります。
道路
トバック)した線を道路の境界線と
みなすことにより、建て替えが認め
セットバック
セットバック
後退した用地の取り扱い
後退した部分の土地を寄附または
無償借地として町が管理する場合は、
後退した用地の測量、分筆、路面舗
装(市街化区域に限る)などを町が
行います。
(①、②)
道路
隅切り
固定資産税
維持管理
道路整備
個人が管理 課税
個人が整備
③ 自己管理地 私有地
42
12
6m未満
所有権
権利の帰属
39
られます。
町の取り組み
道路中心線
塀
私有地
4m
私有地
塀
2m
2m
整備後
私有地
道路 (4m 未満)
私有地
塀
道路中心線
塀
私有地
11
(内線2233)
▼建て替えに関する問い合わせ 都
市計画課建築係☎0561( )31
38
38
整備前
町では、狭あい道路を解消するた
め「建築行為に係る後退用地に関す
クローズアップまちづくり
3
65 安全な暮らしは、身近な道路整備から
No.