川崎市多摩区 遺言書の作成相談センター

<川崎市多摩区 遺言書の作成相談センター>
◇川崎市多摩区を中心に、皆様の「終活」のお手伝いをしております。
毎月第2、第3土曜日に無料相談会開催中(予約制)
住所:川崎市多摩区枡形4丁目3番9号 サニーサイド枡形1階
044-299-9731(多摩警察署徒歩5分)
□遺言書の必要性
遺言書は子供と親の双方にメリットが大きいです。
子供たちの場合は、遺言書があれば遺言とおりに遺産分けができ、
かつ、遺言執行者が決められていれば手続きもより早く進められます。
たとえ遺言の内容に不満をもつ兄弟姉妹がいたとしても
「親が決めたことだから従おう」という気持ちが強くなります。
一方、親の場合は、子供たちに平等に分け与えたいという気持ちが
あると思います。しかし、親自身で築き上げた財産を妻や子供たちに
しっかりと承継させるには、「ご自分の意思を伝える」責任があると思います。
遺言書作成件数は年々増加していますが、遺言書を残す親は、
まだまだ少ないです。遺言書を残すことで、自分の亡き後、
誰にどの財産を相続させるか決めておくことで、家族間の争いの防止ができます。
□遺言書を作るのにやるべきこと
1.ご自分名義の財産の内容を把握する
・不動産、預貯金、有価証券等の財産を書き出してみる。
2.ご自分の相続人を正確に把握する
・誰が相続人になるのか把握する。
①配偶者は常に相続人
②第 1 順位:子供(孫→ひ孫)
③第 2 順位:両親
④第 3 順位:兄弟姉妹
3.相続人の有する遺留分を把握する
・遺留分とは、兄弟姉妹以外の相続人が相続財産に対して取得することを保証されている一定割合もしくは一定
額のことです。(法定相続分の 1/2 が遺留分になります)
【相続人】
【法定相続分】
【遺留分】
配偶者と兄弟
配偶者と子
配偶者と親
配偶者 1/2、
配偶者 2/3、
配偶者 3/4,
子 1/2
親 1/3
兄弟姉妹 1/4
配偶者 1/4、
配偶者 1/3、
子 1/4
親 1/6
姉妹
配偶者 1/2
配偶者のみ
子のみ
親のみ
兄弟姉妹のみ
全て
全て
全て
全て
配偶者 1/2
子 1/2
親 1/3
遺留分なし
□遺言書を作成して頂きたい方
1.子供がいないご夫婦の方
子供がいないご夫婦の場合、夫(妻)の兄弟姉妹も相続人になります。遺言書がない場合は、夫(妻)が住ん
でいる家(亡くなった方の所有名義)の遺産分けの話し合いを義理の兄弟姉妹としなければなりません。しかし、妻
(夫)に全財産を相続させるとの遺言書があれば、兄弟姉妹には遺留分がありませんので、安心して妻(夫)に
相続させることができます。
2.再婚している方
前妻(夫)との間にいる子供と後妻(夫)との間にいる子供ともに相続人であります。遺言書がない場合、この 2
人の子供同士が遺産分けの話し合いを行う必要がありますが、これは極めて困難なのが現実で、そうなると相続手
続きが進まなくなる可能性が高くなってしまいます。
3.不動産をお持ちの方
不動産の所有権の名義を子供たちの共有名義にすることはできますが、共有にしてしまうと売却等しようとする場合
は共有者全員の同意が必要になります。ここで一人でも反対する人がいる場合は売却できなくなります。
特に不動産は、遺産分けの話し合いがこじれることが多いので、遺言で誰か一人で引き継ぐのか決めておくことをおす
すめします。
4.相続人同士が不仲である場合
不仲の兄弟姉妹で遺産分けの話し合いをまとめることは非常に困難です。このような状況で遺言がないと相続手続
きができなくなってしまいます。
5.事業を継承させたい場合
事業を行っている方は、遺言書がない場合、法定相続分での分割で会社の株式が経営に関係してない相続人に
渡ってしまう可能性があり、経営に問題が発生するかもしれません。遺言で会社株式を後継者に相続させるようにす
る必要があります。
*事業承継に利用可能な会社法上の制度として相続人等に対する売渡請求があります。定款で定めることによ
り、相続その他一般承継により譲渡制限株式を取得した者に対し、当該株式を会社に売り渡すよう請求することが
できます。売り渡しを請求する際には、株主総会の特別決議が必要になります。売渡請求の相手側は、当該株主
総会において議決権は行使できません。
次に一般的に作成されている遺言書の自筆証書遺言書と公正証書遺言書作成のご説明です。
自筆証書遺言とは?
*遺言者が、紙に、自ら、遺言の内容を全文書き、かつ、日付、氏名を
書いて、署名の下に押印することにより作成する遺言です。
「メリット」
1.費用がかからない
2.簡単に作成できる
3.遺言の作成・内容を秘密にできる
4.簡単に書き換えることができる
検認ってなんだ??
手間がかかりそうだ
なあ・・・
「デメリット」
1.個人で作成するため証拠能力が不十分
2.要式が欠け、無効となるおそれがある
(パソコンで作成したもの、日付が「吉日」になっているもの、
夫婦連名によるもの等は無効になります)
3.滅失・改ざん・不発見のおそれがある
4.文字が書けないと利用できない
5.遺言執行に時間がかかる(検認が必要)
*「検認」が終わるまで各種手続きはすすめられません。
検認とは?
※遺言書の変造、偽造の疑いを防止するために行うもので、遺言書の内容を有効か
無効かを判断する手続きではありません。
【検認手続きの流れ】
遺言者の最後の住所地にある家庭裁判所
検認の申立てをする
検認期日の通知
検認期日に家裁に出向く
検認済証明書が届く
申立人 → 遺言書(公正証書遺言を除く)の保管者又は遺言書を発見した相続人
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
遺言者及び相続人の戸籍謄本や除籍謄本の収集
家庭裁判所への検認申立書の作成
遺言者の最後の住所地の家庭裁判所に申立て
家庭裁判所から検認期日の調整の連絡
家庭裁判所から全相続人へ検認期日の連絡通知が届く
検認期日に家庭裁判所に出向く(相続人全員でなくても可)
検認当日は、検認後に遺言執行を行うための検認済証明書の申請を行う
遺言執行(各種相続手続き)
※検認が行われる前に遺言書を開封してしまうと他の相続人から遺言の内容に対して改ざん等の疑いが生じる
可能性がありますし、5万円以下の過料という罰則規定も定められていますので、くれぐれも検認が行われる
までは開封しないようにご注意ください。
公正証書遺言とは?
*遺言者が、公証人、証人 2 人の面前で、遺言の内容を口頭で述べ、
それに基づいて、公証人が、遺言者の真意を正確に文章にまとめ、公正
証書遺言として作成するものです。
遺言書は公正証書遺言が
安心です。検認の必要が
ないので各種相続の手続
きが早くすすめられて、
ご家族に喜ばれます!!
*証人になれない人
① 未成年者
② 推定相続人(遺言者が亡くなったら相続人となる人)
③ 受遺者 (遺言により財産をもらう人)
④ 公証人の配偶者、4 親等内の親族、書記及び雇人
「メリット」
1.厳格な方法で作成するため証拠能力が高い
2.確実に遺言を残すことができる
3.紛失・改ざんのおそれがない
*公正証書遺言を作成した場合は、公証役場で原本が
保管されているため
4.遺言執行がスムーズ(検認が不要)
5.自書できない方でも利用できる
公正証書遺言作成の手順
「デメリット」
1.公証人手数料等の費用が必要
2.遺言書作成に日数を要する(1 ヵ月程度)
1 お客様と無料相談後、遺言書作成の依頼
○
②必要書類の取得・準備
1.遺言者の印鑑証明書(3 ヵ月以内のもの)
2.(1)遺言者の出生から現在までの戸籍謄本
(2)相続人の戸籍謄本
(3)相続人以外に遺贈する場合は、受遺者の住民票
3.財産の確認書類
(1)不動産の場合→不動産登記簿謄本・固定資産評価証明書又は固定資産税・都市計画税納税通知書中の課
税明細書
(2)預貯金→金融機関名、支店名、口座番号、預貯金額がわかるコピー
(3)有価証券→証券種類、発行社名、証券番号、口数など
4.証人の住所、氏名、職業、生年月日を記載したもの
5.遺言執行人を指定する場合は、その人の住所、氏名、職業、生年月日
6.遺言書の起案
③弊事務所が公証役場にて打ち合わせ
④上記書類を持って公証役場にて打ち合わせ(作成日時の調整)
⑤指定された日時に遺言者ご本人、証人 2 名と公証役場へ行き、遺言書を作成
⑥公証人の遺言内容の読み聞かせ終了後、遺言書の原本・正本・謄本が渡され、公証人手数料を
現金で支払い完了(約 30 ほどで終了)
【公正証書作成の基本手数料】
1.
まず、遺言の目的たる財産の価額に対応する形で、その手数料が、下記のとおり、定められて
います。
【法律行為に係る証書作成の手数料】
(目的の価額)
(手数料)
100 万円以下
5.000 円
100 万円を超え 200 万円以下
7.000 円
200 万円を超え 500 万円以下
11.000 円
500 万円を超え 1000 万円以下
17.000 円
1000 万円を超え 3000 万円以下
23.000 円
3000 万円を超え 5000 万円以下
29.000 円
5000 万円を超え 1 億円以下
43.000 円
1 億円を超え 3 億円以下
43.000 円に 5000 万円までごとに 13.000 円を加算
3 億円を超え 10 億円以下
95.000 円に 5000 万円までごとに 11.000 円を加算
10 億円を超える場合
249.000 円に 5000 万円までごとに 8.000 円を加算
2.
上記の基準を前提に、具体的に手数料を算出するには、下記の点に留意が必要です.
2 名以上いる場合、各相続人及び受遺者ごとにその財産の価額を算
出し、これらの手数料額を合算して、当該遺言書全体の手数料を算出します。
1 相続又は遺贈を受ける人が
○
2 全体の財産が 1 億円以下の場合は、11.000 円が加算されます。
○
3 遺言書は、通常、原本、正本、謄本と 3 部作成し、原本を公証役場に残し、正本と謄本を遺言
○
者にお渡ししますが、これら遺言書の作成に必要な用紙の枚数分(ただし、原本については 4
枚を超える分)について、1 枚 250 円の割合の費用がかかります。
4 遺言者が病気又は高齢等のために体力が弱り公証役場に赴くことができず、公証人が病院、ご
○
自宅、老人ホーム等に赴いて公正証書を作成する場合には、上記 1 の手数料が 50%加算され
るほか、公証人の日当(1 日 2 万円、4 時間まで 1 万円)と、現地までの交通費がかかります。
(具体例)
遺言者Aさんが総額 5000 万円の財産を、
妻Bに 2500 万円、長男Cに 1500 万円、
長女Dに 1000 万円の割合で相続させる
遺言書を書いた場合の手数料として、
上記の表へそれぞれの価額を当てはめます。
妻B
手数料 23.000 円
長男C
手数料 23.000 円
長女D
手数料 17.000 円
*目的価額が 1 億円以下
合計
11.000 円加算
手数料 74.000 円
*上記の手数料額は、あくまでも目安であります。
遺言書の内容等によって手数料額が加算さることもあり
ますので、ご了承ください。
□
遺言書作成業務の料金
□のn
【業務】
【料金(税別)】
◇基本料金:100,000 円
□
・財産を残したい方 1 名につき 10,000 円を加算
・証人を当事務所が手配する場合、証人1名につき 12,000 円を加算
・公証人との打ち合わせ1回につき 10,000 円を加算
〇公正証書遺言作成サポート
(例)2名に財産を残す内容で証人2名を当事務所が手配して、公証人
との打ち合わせが1回の場合。
①基本料金:100,000 円
②財産を残したい方:10,000 円×2名=20,000 円
③証人2名:12,000 円
④公証人との打ち合わせ1回:10,000 円
【合計金額】①+②+③+④=142,000 円
※遺言書作成に必要な戸籍謄本等の費用は含まれておりません。
※公証役場に支払う手数料は含まれておりません。
※推定相続人の調査、財産の調査に大量の事務作業が必要になる場合は、
別途加算させて頂くこともございます。
公正証書遺言 証人
1名につき 12,000 円
(1)遺言書の確認をご希望の方
◇基本料金:20,000 円
(法的不備または改善点がある場合は、基本料金に 10,000 円を加算)
ご自身でお書きになった遺言書をお持ちください。当事務所が法的観点
から遺言書の内容を確認させて頂きます。
改善点がある場合は添削およびご助言をいたします。
(2)ご相談から遺言書の完成までトータルサポートをご希望の方
自筆証書遺言サポート
◇基本料金:49,800 円
・財産を残す方1名につき 10,000 円を加算
(例)2 名に財産を残す場合
①基本料金:49,800 円
②財産を残す方:10,000×2名=20,000 円
【合計金額】①+②=69,800 円
※当事務所にて遺言書の起案をする場合、推定相続人を確認するために戸籍
謄本等を取得する必要がございますので、あらかじめご了承ください。
◇戸籍謄本(改正原戸籍・除籍・住民票等)1 通につき 2,000 円
戸籍取得代行サービス
・戸籍謄本の収集が思うように進まない方
・戸籍の見方がよくわからない方
・日中忙しくて役所に行く時間の無い方
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