『おもいやり総合窓口』の実現のためのカウンター及びサイン改修

霧島市役所国分庁舎1階フロア改修業務仕様書
1.基本方針
『おもいやり総合窓口』の実現のためのカウンター及びサイン改修
【迷わせない窓口】
☆わかりやすいサインの改修により、目的や手続きがわかりやすく、一体感のある窓口を
実現する。
☆国分シビックセンターは、市役所機能だけはなく公民館や図書館などを有する複合施設
であるため、サインを改修することにより窓口に用件のある方が、迷わずたどり着ける
ようサインを改修する。
【使いやすく、心地よい窓口・待合】
☆ユニバーサルデザイン家具の導入や、記載台や家具の配置変更、これまで目線を遮って
いた鉄骨掲示板の見直しなどにより、使いやすく、心地よい空間づくりを行う。
2.デザインコンセプト
○カウンターは、原則、既存カウンターの位置に入れ替え、木目調とすること。
※カウンター位置を変更する案を提出する場合は、シャッター位置に注意すること。
○サインのデザインは、直感的に目的の場所にたどり着けるものとすること。
○可能な限り、霧島市の特徴を活かしたデザインコンセプトを提案すること。
3.具体的な特徴及び機能
おもてなしの心を第一とした、親しみやすい窓口サービスの提供に向けた環境整備
○身体等の弱者に配慮した動線を確保し、すべての人に使いやすいデザインの家具を配置
すること。
○行先が即座にわかるサインや案内表示とすること。
○仕切りパネル等を設置し、プライバシーに配慮した窓口とすること。
○待合スペースの既存鉄骨掲示板部分により、正面に立たないと奥にある窓口が見えない
という現状を、既存鉄骨掲示板部分等にサインを掲示するなどし、「迷わせない、わか
りやすい窓口化」を図ること。
4.対象範囲(設置箇所)
○行政棟1階フロア(市民課、保険年金課、税務課)
、議会棟1階フロア会計課横(収納課)
及び共通ロビーとする。
5.業務内容
(1)行政棟1階フロア及び議会棟1階フロアの窓口カウンター改修、サインプラン及び空間
プランの作成
(2)環境整備の設計・施工、これに伴う業務工程の作成、各種調整業務
(3)竣工図面の作成
6.整備の範囲
(1)窓口カウンターの改修(お客様用のイス及び執務室側のイスを含む)
(2)サインの整備
(3)待合スペースの整備(長イスの新規購入及びキッズスペースの整備)
7.委託期間
契約締結の日から、平成 29 年3月 31 日までとする。ただし、増築庁舎への移転作業等の
事情により工期を延長する必要がある場合は、議会の承認を経た後に期間を延長する場合が
ある。
8.費用
整備費総額24,000,000円(消費税及び地方消費税含む)を上限とする。
9.地域経済への貢献
下請け等については、可能な限り霧島市内業者へ発注すること。
10.機密の保持及び個人情報の保護
(1) 受託者は、本業務(再委託した場合を含む)を通じて知り得た情報を機密情報として扱
い、契約の目的以外に利用し、又は第三者に提供してはならない。また、本業務に関して
知り得た情報の漏洩、滅失、棄損の防止、その他適正な管理のために必要な措置を講じな
ければならない。契約終了後もまた同様とする。
(2) 本業務を処理するための個人情報の取扱いについては、
「霧島市個人情報保護条例」を遵
守するとともに、別記1「個人情報取扱特記事項」を遵守しなければならない。
11.その他
(1) 業務の実施に関して疑義が生じた場合は、速やかに霧島市と協議し、指示に従わなけれ
ばならない。
(2) 契約後、本仕様の内容を変更する必要が生じた場合は、速やかに霧島市と協議のうえ、
承認を得ること。
各設備の仕様
1.共通
○消防法等の法令を遵守すること。
○既存設備の継続使用や利活用も可能とする。
○ユニバーサルデザインに配慮すること。
○作業スケジュールは可能な限り職員の業務に支障がないよう配慮すること。
○改修後、円滑に職員が業務を開始することができること。
○フラッシュドア等により、執務空間への部外者立ち入り抑制を図ること。
2.窓口カウンター等の仕様
(1)共通
ローカウンター
○天板の高さは、車イスが入れるよう高さを 75 ㎝とする。
○天板奥行きは、お客さまと対面して圧迫感がないようにし、執務室通路や廊下を有効
にとれるよう、75 ㎝から 80 ㎝の間とすること。
○お客さま側の天板下の奥行は、車イスが中まで入りこめるよう 45 センチ以上とし、
傷つき防止のためのキックガード付きとする。
○2人連れのお客さまが同時に着席できること。
○プライバシー配慮のための足元まで隠れる仕切り板が設置可能なこと。
○仕切り板等にサイン表示が可能なこと。
○配線処理が容易にできること。
○端末及びプリンタの設置が可能なこと。
○エンドパネルを有すること。
ハイカウンター
○受付窓口(市民課のみ)はハイカウンターとすること。
○容易にローカウンターに変更が可能なこと。
○天板の高さは、お客さまが立ったまま記載等が可能なように高さ1m以上とすること。
○配線処理が容易にできること。
○端末及びプリンタの設置が可能なこと。
○エンドパネルを有すること。
(2)各課
■行政棟1階
市民課
○受付窓口は5つの窓口を設置し、お客さま用のイスは不要とする。
○カード発行窓口は1つの窓口を設置し、プライバシー配慮の仕切り板を設置すること。
○戸籍窓口は2つの窓口を設置し、よりプライバシーに配慮したボックス型のローカウ
ンターとすること。
○セキュリティ対策及び職員のストレス緩和のため、窓口から執務室内への目線を遮る
ようパーテーションを設置すること。
保険年金課
○国民健康保険、後期高齢者医療、国民年金の各窓口を2つずつ設置し、プライバシー
配慮の仕切り板を設置すること。
○セキュリティ対策ため、窓口から職員PC画面が見えないようパーテーションを設置
すること。
税務課
○市民税の窓口は4つの窓口を設置し、プライバシー配慮の仕切り板を設置すること。
○固定資産税の窓口は3つの窓口を設置し、プライバシー配慮の仕切り板を設置すること。
■議会棟1階
収納課
○6つの窓口を設置し、うち3つはプライバシー配慮の仕切り板を設置すること。残り
の3つについては、よりプライバシーに配慮したボックス型のローカウンターとする
こと。
○セキュリティ対策ため、窓口から職員PC画面が見えないようパーテーションを設置
すること。
3.待合席周辺
○市民課前待合席の席数は、25 席~30 席程度とする。
○待合席の間の通路はすべて車イスが通れることとする。
○待合席から目の届く範囲に簡易なキッズコーナーを設けること。
○待合スペースの既存鉄骨掲示板部分により、正面に立たないと奥にある窓口が見えない
という現状を、既存鉄骨掲示板部分等にサインを掲示するなどし、「迷わせない、わか
りやすい窓口化」を図ること。
4.記載台
○既設の記載台を原則流用することとする。
5.サイン
○わかりやすく、視認性に優れたサインとすること。
○窓口は、番号、課名、取扱業務を中心に表記し、特に窓口番号は遠方からの視認性に優
れていることとする。また、既存鉄骨掲示板部分を活用したサインを検討すること。
○将来の組織機構の見直しの際に容易に変更でき、かつ低予算で変更できるものとする。
6.電源・LAN設備
○電源・LAN設備については、必要な場合、別途霧島市で業者等に発注するため、請負
業者と連携を図ること。
7.創意工夫事項
整備費用内で、次の項目のものを追加できる場合は、創意工夫事項として提案すること。
○木目調カウンターの前面(お客さま側)に、県産材を使用、もしくは貼り付け、本物の
木のぬくもりを感じられるものとする。
○議会棟1階会計課のカウンター及びサイン、若しくはどちらかも改修する。
○記載台の増設
○入り口付近に霧島市の特徴を活かしたウェルカムボードを設置する。
○その他、1階フロア改修や霧島市役所のイメージアップのために必要なもの。