2.0 金属系あと施工アンカー評価認証内容 構 成 部 品 項目 1 部品の形状・寸法・許容 差 形 状 項目 2 部品の材質 JISの規格品はをJIS規格番号をJIS規格品以外はその材質を明示する。 項目 3 部品の強度 項目 4 部品の硬さ・靭性 項目 5 ねじ・外観・表面処理 本体拡張後の形状・寸 法・許容差 ドリル径、穿孔深さ及び 施工方法 各部品の素材の規格降伏点及び引張り強さを明示する。 各部品を打撃し、拡張部を拡張させた時(簡易セット試験による)各部品に割れ・欠け・ゆがみ等の損 傷が生じないことを証明する。 表面処理(めっき)前後の外観、ねじの等級等を所定の方法で明示する。 項目 6 項目 7 項目 8 項目 9 製品の降伏点・引張強さ 項目 10 母材の種別 母材の設計基準強度の 範囲 項目 11 製品の硬さ・靭性 項目 12 引張耐力 項目 13 引張剛性 項目 14 せん断耐力 製 品 寸法・許容差 製品の各部品の名称・形状・主要部の寸法・許容差・製品の外観・固着後の状態 を明示し、製品の特徴を図解する。 簡易セット試験前後の形状・寸法・許容差を所定の方法で明示する。 使用するドリルの径・穿孔深さ・許容差及び施工方式を所定の方法により施工要領書により明示する。 製品の強度を所定の方法により明示する。 「本協会「あと施工アンカーセット試験法」による。 製品を母材に固着させた状態で、各部品に割れ、欠けの損傷及びゆがみが生じないことを所定の方法に より明示する。 適用する母材の種類を明示する。 母材の設計基準強度の範囲を明示する。 コーン破壊したアンカーの引張耐力が、式(1)の計算値に対して 95%以上の信頼性を有することを確認する。 Tmc =0.31 B ・Ac (1) ここで、 Tmc :式(1)による引張耐力計算値(N) σB :試験体(母材)のコンクリートの圧縮強度(N/mm2) Ac :コーン状破壊面の有効水平投影面積(mm2)で、式(2)による。 Ac =π・le(le+D ) (2) le :あと施工アンカーの有効埋込み深さ(mm)で、式(3)による。 le =L―D (3) L :あと施工アンカーの埋込み長さ(mm) D :あと施工アンカーの外径(mm) あと施工アンカーの引張剛性が、下記の条件を 95%以上の信頼性#1) を持って満足することを、 「標準試験法」 に規定する引張試験により確認する。 1) 0.4Tmc #2) 時における軸方向の変位量δが 0.3mm 以下 2) 0.6Tmc #2) 時における軸方向の変位量δが 1.0mm 以下 [注]#1) 0.4Tmc 及び 0.6Tmc 時の変位量の平均値と標準偏差より、下記を満たす場合に 95%以上の信頼 性を有するとする。 ・ 0.4Tmc 時: (変位量の平均値+1.64×標準偏差)≦0.3 mm ・0.6Tmc 時: (変位量の平均値+1.64×標準偏差)≦1.0 mm #2) Tmc :式(1)による引張耐力計算値(N) 母材コンクリートの支圧破壊したアンカーのせん断耐力については式(4) 、アンカー本体がせん断破壊し たアンカーのせん断耐力については式(5)の計算値に対して 95%以上の信頼性を有することを確認する。 EcB ・sae 、ただし、500≦ Qmc =0.3 Qmu =(mσu /√3) ・sae EcB ≦900(N/mm2) (4) (5) ここで、 Qmc :母材コンクリートの支圧破壊により定まるあと施工アンカーの せん断耐力計算値(N) Ec :試験体(母材)のコンクリートのヤング係数(N/mm2) σB :試験体(母材)のコンクリートの圧縮強度(N/mm2) 2 sae :アンカーの最小断面積(mm ) Qmu :あと施工アンカーのアンカー本体のせん断破壊により定まる せん断耐力計算値(N) 2 mσu :アンカー部品の素材の規格引張強さ又は保証引張強さ(N/mm ) 項目 15 せん断剛性 あと施工アンカーのせん断剛性が、下記の条件を 95%以上の信頼性#1) を持って満足することを、 「標準試験法」 に規定するせん断試験により確認する。 1) 0.6 Qmc #2) 時又は 0.6 Qmu #2)における水平変位量が 5 mm 以下 [注]#1) 0.6 Qmc 時又は 0.6 Qmu 時の変位量の平均値と標準偏差より、下記を満たす場合に 95%以上の信頼性を有するとする。 ・ 0.6Qmc 時: (変位量の平均値+1.64×標準偏差)≦5 mm ・ 0.6Qmu 時: (変位量の平均値+1.64×標準偏差)≦5 mm #2) Qmc 、Qmu:式(4)及び式(5)によるせん断耐力計算値(N) [注] 項目1~15は、評価認証審査項目を示す。 11
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