備前市告示第29号 備前市無料公衆無線LAN設置事業補助金交付要綱 (趣旨) 第1条 この告示は、備前市に国内外から来訪する観光客の利便性向上を図り、魅力ある観光の まちづくりを推進するため、市内の観光集客施設への公衆無線LAN環境の整備に対して、 予算の範囲内において備前市無料公衆無線LAN設置事業補助金(以下「補助金」という。)を 交付するものとし、その交付については、備前市補助金等交付規則(平成17年備前市規則第58 号)に定めるもののほか、この告示の定めるところによる。 (定義) 第2条 この告示において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。 (1) 観光集客施設 宿泊施設、飲食施設及び公共交通機関の旅客施設並びに観光客が自由に、 又は利用の申込みにより任意に滞在ができる施設 (2) 公衆無線LAN 無線通信を使用してデータの送受信を行うローカルエリアネットワ ークシステムを利用したインターネットへの接続を提供するサービス (3) アクセスポイント 公衆無線LANで複数の情報端末をネットワークに接続するため に電波を受ける装置 (補助対象者) 第3条 補助金交付の対象となる者(以下「補助対象者」という。)は、次の各号に掲げる全ての要 件を満たすものとする。 (1) 市内に活動拠点を置いている団体又は事業所であること。 (2) 定款、規約、会則その他の定めにより、団体又は事業所として運営上の規律が確立され ていること。 (3) 政治的活動及び宗教上の教義を広める活動を目的としていないこと。 (4) 暴力団又はその構成員の統制下にある団体でないこと。 (補助対象事業) 第4条 補助の対象となる事業(以下「補助対象事業」という。)は、観光客の利便性向上を図るた めに補助対象者が主体となって取り組む公衆無線LANの整備に係る事業とし、次の各号に 掲げる全ての要件を満たすものとする。 (1) 市内の観光集客施設に、市の承認を得た公衆無線LAN機器を整備すること。 (2) 公衆無線LAN利用者が、通信業者と回線を契約していなくても無料で利用できること。 (3) Wi-Fi認証機器を使用すること。 (補助対象経費) 第5条 補助金の対象となる経費は、公衆無線LANの整備に係る次に掲げる経費とする。 (1) 無線LANルータ並びにアクセスポイントの購入、設置及び設定に要する費用 (2) 屋内及び屋外のケーブル配線に要する費用 (3) その他公衆無線LANを整備することに伴い設置する機器に要する費用 2 前項の規定にかかわらず、次に掲げる経費は補助対象外とする。 (1) 無線LANルータ、アクセスポイント、その他の公衆無線LANを整備することに伴い 設置する機器のレンタルに要する費用 (2) インターネット回線の開設に要する費用 (3) 電波調査及び建物調査に要する費用 (4) インターネットの通信に要する費用 (5) プロバイダとの新規及び継続した契約に要する費用 (6) その他公衆無線LAN維持、又は管理に要する費用 (補助金の額) 第6条 補助金の額は、補助対象経費に該当する額とし、1箇所当り50,000円を上限とする。た だし連担して合同で申請する場合は、公衆無線LANの整備をした観光集客施設数に50,000 円を乗じた額を上限とする。 (交付の申請) 第7条 補助金の交付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、当該公衆無線LANの整 備を行う前に備前市無料公衆無線LAN設置事業補助金交付申請書(様式第1号。以下「申請 書」という。)に関係書類を添えて、市長に提出しなければならない。 (交付の決定) 第8条 市長は、前条に規定する申請書を受理したときは、その内容を審査し、適当と認められ る場合は補助金の交付を決定し、備前市無料公衆無線LAN設置事業補助金交付決定通知書 (様式第2号)により、申請者に通知するものとする。 (変更等の届出) 第9条 決定を受けた者(以下「補助事業者」という。)は、事業の内容を変更、又は中止しよう とするときは、備前市無料公衆無線LAN設置事業補助金変更申請書(様式第3号)を市長に提 出し、その承認を得なければならない。 (実績報告) 第10条 補助事業者は、当該事業が完了したときは、速やかに、備前市無料公衆無線LAN設 置事業補助金実績報告書(様式第4号)に関係書類を添えて市長に報告しなければならない。 (補助金の額の確定) 第11条 市長は、前条の規定による実績報告を受けたときは、その内容を審査し、及び必要に 応じて実地に調査し、適当と認めたときは、交付すべき補助金の額を確定し、備前市無料公 衆無線LAN事業補助金確定通知(様式第5号)により当該補助事業者に通知するものとする。 (補助金の交付時期) 第12条 補助事業者は、前条の規定による確定通知を受けたときは、備前市無料公衆無線LA N設置事業補助金請求書(様式第6号。以下「請求書」という。)を市長に提出するものとする。 2 市長は、前項の請求書が提出されたときには、速やかに補助金を交付するものとする。 (財産処分の制限) 第13条 補助事業者は、この補助金により取得し、又は効用の増加した財産(以下「当該財産」 という。)を次の各号のとおり取り扱うものとする。 (1) 当該財産は、補助金の交付を受けた日の属する年度の翌年度から起算して5年間保持す るものとし、当該期間内に補助事業者が当該財産を処分する場合は、市長の承認を得なけ ればならない。 (2) 前項の規定により、補助事業者が当該財産を処分した場合において、相当の収入があっ たときは、市長は、その収入の全部又は一部を市に納付させることができる。 (3) 補助事業者は、当該財産を事業の完了後も善良なる管理者の注意をもって管理するとと もに、その効率的な運用を図らなければならない。 (その他) 第14条 この告示に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。 附 則 この告示は、公布の日から施行する。
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