訓練実施要項 [206KB pdfファイル]

平成28年度南三陸町総合防災訓練実施要綱
1 目 的
防災関係機関における災害発生時の応急対策に関する検証及び確認と地域住民の防災意識の高揚
を図るもの。具体的には以下のとおりとする。
(1) 防災関係機関の災害対応力の向上、組織体制の機能確認及び実効性の検証。
(2) 防災関係機関相互の連携による防災体制の確立及び連携の強化。
(3) 住民の防災に関する意識の高揚と知識の向上。
2 根 拠
(1) 災害対策基本法第8条第2項(地方自治体による防災上必要な訓練の実施)
(2) 同 第48条(防災訓練義務)
(3) 南三陸町安全・安心なまちづくり条例第10条第1項及び第2項(訓練の実施)
(4) 南三陸町地域防災計画〔地震災害対策編〕第2章第11節(地震防災訓練の実施)
(5) 南三陸町地域防災計画〔津波災害対策編〕第2章第11節(地震・津波防災訓練の実施)
(6) 南三陸町地域防災計画〔風水害等災害対策編〕第2章第5節(防災訓練の実施)
3 日 時
平成28年11月6日(日)午前7時から午前10時までとする。ただし、全体の状況開始につ
いては、午前7時30分とする。
4 場 所
南三陸町内全域
5 主 催
南三陸町
6 訓練参加(協力)機関・団体(順不同)
陸上自衛隊第22普通科連隊、国土交通省仙台河川国道事務所気仙沼国道維持出張所、海上保
安庁気仙沼海上保安署、宮城県(防災航空隊・気仙沼地方振興事務所・気仙沼土木事務所)、宮
城県南三陸警察署、気仙沼・本吉地域広域行政事務組合(消防本部・南三陸消防署・南三陸消防
署歌津出張所)、株式会社NTT東日本-東北、東北電力株式会社(気仙沼営業所・女川原子力
発電所)、公益社団法人宮城県トラック協会登米本吉支部、特定非営利活動法人市民航空災害支
援センター、特定非営利活動法人日本捜索救助犬協会、南三陸流通グループ、沖電気工業株式会
社東北支社、日本無線株式会社東北支社、綜合警備保障株式会社宮城支社、株式会社ミツウロコ
仙台支店、株式会社宮城商店、有限会社志津川マツダ、日本赤十字社宮城県支部南三陸町分区、
町組織・機関(南三陸町消防団・南三陸町婦人防火クラブ連合会・南三陸町交通指導隊・南三陸
町地域安全指導員を含む。)及び町内自主防災組織(各行政区・仮設住宅団地)
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7 訓練主想定(午前7時30分以降)
(1) 事象の発生日時
平成28年11月6日(日)午前7時30分
(2) 事象の種別、規模等
午前7時30分、前日から降り続く大雨の終息が見込めず、町は、その全域を対象として
避難準備情報を発表する。
午前7時45分、南三陸町の区域に土砂災害警戒情報が発表され、町は、一部地域に対し
避難勧告を発令する。
そうした中、午前8時00分に、宮城県沖を震源とする大地震発生との緊急地震速報が発
表され、同時に激しい揺れが襲う。
午前8時00分の地震により、宮城県内全域で震度4以上、南三陸町においては震度6弱
を観測したことにより、東北電力女川原子力発電所は警戒事態に至る。
地震の発生から3分後となる午前8時03分には、宮城県沿岸に大津波警報(東日本大震
災クラス)が発表され、その津波到達予想時刻は午前8時30分とされた。
そうした状況下、町内では土砂災害の発生、地震に起因する家屋の倒壊、火災が複数発生
し、救出・救助、延焼の防止等、迅速な対応が必要となった。
これら状況を受け、町では、土砂災害に係る避難勧告に加え、沿岸部の住民等に津波災害
に係る避難指示を発令するとともに、防災関係機関に対する出動要請等を行う。
8 主たる訓練項目
(1) 共通重点事項
・ 自身の安全確保(自助)を最優先とする。
・ 家族、職場及び地域の単位による協力・助け合い(共助)で活動する。
(2) 町民等の主項目
・ 避難準備情報発表への対応訓練
・ 土砂災害警戒情報発表への対応訓練
・ 「より強固・安全な場所」への退避・避難訓練
・ 緊急地震速報への対応訓練
・ 安否確認訓練
・ 「より高い・安全な場所」への避難訓練
・ 初期消火訓練
・ 倒壊した建物からの救出・救助訓練
・ 応急救護訓練
・ 炊出し訓練
(3) 町機関
・ 災害対策本部運営訓練
・ 避難準備情報の発表、避難勧告・避難指示の発令訓練
・ 広報訓練
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・ 通信、情報収集・伝達訓練
・ 避難所開設訓練
・ 救護所等開設訓練
・ 応援要請訓練
(4) 参加関係機関
・ 広報訓練
・ 通信訓練
・ 通信確保訓練
・ 電力確保訓練
・ 退避・誘導訓練
・ 緊急物資輸送
・ 交通規制訓練
・ 偵察訓練
・ 火災防ぎょ訓練
・ 救出・救助訓練
・ 救急・救護訓練
・ トリアージ訓練
・ 高次医療機関搬送訓練
・ 炊出し訓練 その他
9 訓練の中止
訓練は、雨天(小雨)決行とする。ただし、災害が現に発生し、又は発生するおそれがある場合
には、訓練の一切を中止とするものとし、そのあらかじめの判断は、訓練当日の午前6時までにお
いて行う。
10 その他
訓練終了時(午前10時)において、過去の災害における犠牲者に哀悼の意を表するものとして、
防災行政無線放送により一斉サイレンを吹鳴し、町民に黙祷を呼びかける。
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