脳卒中内科 専門医・認定医 取得年数 名称 最短 通常 神経内科専門医 7 年目 7 年~10 年 脳卒中専門医 6 年目 6 年~10 年 総合内科専門医 7 年目 7 年~12 年 頭痛専門医 8 年目 8 年~10 年 認知症専門医(施設認定申請中) 8 年目 8 年~10 年 【基本となるもの】 【取得可能なもの】 学年別 手術・検査手技、症例数など 卒後年数 卒後 3 年目 (後期 1 年目) 手術・検査手技 腰椎穿刺 担当症例数 20 筋電図検査 神経伝導速度検査 5 10 全診療科の取得可能な専門医、認定医及び到達目標等一覧表 脳卒中内科の特色 当科は虚血性脳卒中の診療を中心に行っており、脳梗塞受け入れ患者数は年間 約 600 例です。他にも、けいれん、意識障害、神経感染症、免疫性神経疾患急性期 などの神経救急疾患を数多く受け入れています。 当科は脳卒中外科、脳血管内治療科およびリハビリテーション科の専門医とともに 脳卒中センターを構成しています。当院の脳卒中センターは、経験豊富な診療スタ ッフと CT、3T-MRI、頸動脈超音波、心臓超音波、経頭蓋超音波ドプラ、SPECT・ PET など最新の画像診断機器を有するとともに、Stroke Care Unit (SCU)、High Care Unit (HCU)が常時稼働しており、脳卒中を含む神経疾患の高度専門医療を 24 時間 365 日提供できる体制を整えています。超急性期脳梗塞症例に対しては、 厳格な適応基準の下での rt-PA を用いた超急性期血栓溶解療法も数多く行ってお ります。 我々は、研究活動にも重点を置いています。国内屈指の脳卒中センターとしての豊 富な症例と最新の設備に基づいた臨床研究を行っています。敷地内に隣接してい る埼玉医科大学ゲノム医学研究センターと提携し、最先端の設備を用いた基礎研 究が可能です。 研究業績は当科ホームページをご参照下さい。 研修責任者と指導者 研修責任者:高尾 昌樹(診療部長) 指導者: 棚橋 紀夫(TANAHASHI、Norio:教 授):脳卒中の臨床、臨床神経学 高尾 昌樹(TAKAO、Masaki:教 授):脳卒中の臨床、臨床神経学 林 健(HAYASHI、Takeshi:教 授):脳卒中の臨床、臨床神経学 加藤 裕司(KATO、Yuji:准教授):脳卒中の臨床、片頭痛の病態 佐々木貴浩(SASAKI、Takahiro:講 師):脳卒中の臨床、臨床神経学 大平 雅之(OHIRA、Masayuki:講 師):脳卒中の臨床、臨床神経学 丸山 元(MARUYAMA、Hajime:講 師):脳卒中の臨床、臨床神経学 プログラムの目的と特色 当科の研修では、脳卒中外科、脳血管内治療科、リハビリテーション科と連携する ことで、脳卒中の最先端で専門的・多角的・効率的な診療経験を積むことができま す。また、てんかん、髄膜炎・脳炎、多発性硬化症、ギランバレー症候群、重症筋無 力症、パーキンソン病、血管性認知症をはじめとした認知症性疾患などの神経疾 患の診療経験も十分に積むことができます。 到達目標 シニアレジデント研修プログラム 当科では、脳卒中診療を中心として以下の項目の習得を目標とします。 (1)脳卒中をはじめとした神経救急疾患の診療において必要な病歴聴取法・神経 症候学・神経学的診察法を習得し、責任病巣部位を推定できる。 (2)CT・MRI/MRA/MRV・SPECT・PET などの画像検査の読影ができる。 (3)脳波検査・筋電図など電気生理学的検査の判読ができる。 (4)頸動脈エコー図・経頭蓋超音波ドップラー検査・心エコー図などの超音波検査 の結果が判読できる。 (5)髄液検査を実施し、その検査結果を評価できる。 (6)脳卒中をはじめとした各種神経救急疾患の病態を理解し、治療を実践できる。 アドバンストプログラム さらなるスキルアップを目標として、上記の研修内容に加え、次の項目の習得を目 標とします。 (1)脳卒中をはじめとした各種神経救急疾患の病態理解・治療選択に際して、脳卒 中外科、脳血管内治療科、リハビリテーション科との脳卒中合同カンファレンス に参加し、外科的治療の適応について議論できる。 (2)CT・MRI/MRA・脳血流画像などの画像検査の特殊撮影法を病像に応じてオー ダーし読影できる。 (3)頸動脈エコー図・経頭蓋超音波ドップラー検査・心エコー図などの超音波検査を 実施できる。 (4)脳血管撮影検査の所見を読影できる。 (5)脳卒中患者の急性期・回復期リハビリテーションの臨床的意義とその内容を理 解し、嚥下造影検査など各種機能評価検査を実施でき、その結果を評価でき る。 (6)希望に応じて脳血管障害ならびに認知症の臨床研究、神経病理研究、細胞培 養系やマウス・ラットを用いた脳循環代謝・生化学に関する基礎研究を行い、学 会活動・論文執筆を行うことができる。 入局後の教育スケジュール 各種専門医、学位が遅滞なく取得できるように懇切・丁寧に指導を行います。 埼玉医科大学の関連病院神経内科(埼玉医科大学病院、埼玉医科大学総合医療 センター)での研修も可能です。 他科研修の可能性について 脳卒中センター内の脳卒中外科、脳血管内治療科、リハビリテーション科はもちろ ん選択可能であり、さらに希望があれば他科の研修も可能です。 大学院について 大学院進学も可能です。 シニアレジデント研修修了後の進路(具体的内容) 当科にそのまま残ることも、国内の他の医療機関でさらなる研鑽を積むことも可能 です。 学位取得について 希望に応じて脳血管障害ならびに認知症の臨床研究、神経病理研究、脳循環代 謝・生化学に関する基礎研究を行ったうえで、論文執筆・学位取得が可能です。 留学の可能性 留学時期:原則、卒後7年目以降に可能ですが、希望があれば相談に応じます。 留 学 先:ペンシルベニア大(米)、ジョンズホプキンス大(米)、スタンフォード大学 (米)、アルバート・アインシュタイン大学(米)、国立衛生研究所(米)、ベ ルリン大学(独)、マクスプランク研究所(独)、パリ大学(仏)、など。 関連施設 埼玉医科大学病院、埼玉医科大学総合医療センター、埼玉精神神経センター、 埼玉社会保険病院、深谷赤十字病院、宇都宮済生会病院、足利赤十字病院、 太田記念病院、美原記念病院、水戸赤十字病院、川崎市立病院、立川共済病院、 静岡赤十字病院、など。 問い合わせ先 〒350-1298 埼玉県日高市山根 1397-1 埼玉医科大学国際医療センター 救命救急センター 脳卒中センター 脳卒中内科 佐々木 貴浩 (講 師) TEL:042-984-4359 E-mail:
© Copyright 2024 ExpyDoc