小野中学校跡利活用アンケート及びワークショップについて(PDF:344KB)

小野中学校跡利活用に関する全戸アンケートについて
1.実施時期
平成27年7月
2.実施主体
小野地区振興対策委員会
3.対
小野校区全世帯(約530世帯)
象
中学校施設利用専門部会
4.回答方法及び回収数
複数回答可
回収数 90枚
回答用紙のコピー等により複数回答世帯有
回答数 150件
5.分析方法
分析140件
回答内容を大分類したのち、それぞれを中分類し、各分類の割合を出す。
※アンケートの趣旨に沿わないもの、地域振興手法に関するものは分類に含めない
(10枚10件)。
6.分析結果
・大分類の最多は、社会教育等関連施設の希望で、全体の40%
このうち、中分類として、体験学習施設の希望が34%、宿泊研修施設の
希望が23%で、両方で中分類の約6割を占める。
・大分類2位は、医療介護福祉関連施設で、全体の24%
このうち、中分類として、高齢者支援施設の希望が中分類の82%を占
める。
・大分類のその他は、校区密着による多目的利用が主な意見。
小野中学校跡利活用ワークショップ
平成27年8月に行った校区アンケートをもとに4つのテーマを設定。そのテーマごとに
参加者を募集し、平成28年1月と2月にワークショップを開催しました。
1.設定テーマと参加希望者数
①「みんなが集まる場所を考える」
希望者数23名(1班・2班・3班の3つに班分け)
②「子供から大人まで、みんなの健康づくりを考える」
希望者数8名(4班)
③「農業等を中心に豊かに暮らすを考えよう」
希望者数14名(5班・6班の2つに班分け)
④「新しい働く場所を考えよう」
希望者数5名(7班)
2.実施方法及び内容
1回目のワークショップでは、それぞれのテーマについて「利活用のアイデア」を出しても
らい、2回目のワークショップでは、前回のアイデアを整理し、具体的な方策を話しあって
「企画」の段階まで仕上げてもらいました。
ワークショップの実施状況
1.テーマ① 「みんなが集まる場所を考える」について(1・2・3班)
第1回目のワークショップで、1・2・3班から出されたアイデア
■文化・芸術・体験学習・情報発信
・紙漉体験、和紙、農業体験、アトリエ、歴史資料館、竹利用、グリーンツーリズム
カヌー、合宿・研修施設、情報発信拠点 など
■教育・保育・公共施設
・教育関連施設誘致、未就学児の保育施設、パソコン・IT関連施設、研究施設、食育施設
図書館、公営塾、市民・ふれあいセンター、山村留学拠点施設、就農支援、
不登校研修施設、環境学習 など
■食・加工・販売
・喫茶・飲食店、農作物加工場、6次産業開発研究、直売所、道の駅、ジビエ加工
物産店、地産地消給食センター など
■医療・福祉
・医療拠点(病院)、高齢者福祉施設、介護施設 など
■その他
・宿泊・温泉施設、小学校等ボランティア拠点、竹林・獣害対応拠点、施設管理の主体
(市)、アクトビレッジとの連携 など
第2回目のワークショップで1・2・3班がそれぞれ作成した企画
(1)1班の企画(3企画案)
1班の企画1
テーマ:小学校ボランティア
●地域全体で小野小学校を守る
●子どもを増やす活動を地域全体で取組む
①学校支援ボランティアの拠点
「小野小学校 草刈り応援隊」(年2回)
H28年5月21日(土) 梅もぎの前
8月21日(日) 運動会前
9月18日(日) 校区大運動会
*運動会参加→打ち上げ参加→子どもを入学
②小野小・中合同同窓会
・8月13日 夏祭りor翌日
【例】20代=中学校 30代=ふれあいセンター
40代=アクトビレッジおの
*年代を超えて同級生を見つけ、
子どもを連れて帰ってくる!
1班の企画2
テーマ:小野の文化財を活かす
何を ●小野の文化財展示 ●小野湖(ダム)の歴史 ●紙すき
トの文化財 ●パネル展示
誰が ●先生(郷土史研究会)
どのよ
うに
課題
は?
●小野の歴史を語り継ぐ ●中学校の教室
●維持費(お金) ●語り継ぐ人
●アク
1班の企画3
テーマ:小野の魅力発信
何を
●パンフレット作り ●フェイスブック ●婚活 ●イベントのメディアPR
誰が ●同窓会
どのよ
うに
課題
は?
●うりぼうクラブ
●地区外の人に情報発信
●フェイスブック作成
●うりぼうクラブのパンフレット利用
●ボランティア(パソコン、フェイスブック)
(2) 2班の企画
テーマ:若者世代を呼び込む大作戦
《理由》 U.I.Jに孫・知り合いターン!おの!!
何を
◆6次産業加工・製造
・アンテナショップ ・木質ペレットの製造拠点
◆子育て体験学習
・森・里山の学校 ・歴史資料館
◆活動拠点+情報発信基地
・介護福祉相談拠点
誰が ◆地域住民と官・民・学・産の協働
どのよ
うに
課題
は?
◆即効性のあるように!
◆必要な資源の調達
・人、もの、お金、人材、NPO など・・
(3) 3班の企画
テーマ:楽しく気楽な交流
《理由》 実現可能で、学校として継続できる!
何を
何を
和紙作り
・紙漉クラブを結成
・課題 ~ 講師の養成
・材料(楮の木)の確保
・和紙の利用方法(講習会)
・アクトとの連携
小野の歴史資料館
・文化財の保存・展示 ・郷土史研究の部屋 ・資料庫
・研究会
何を
3Fにカフェ
・市立図書館(小野分室)
・起業家の募集
課題
は?
管理(全館、電気料・使用料の免除)
2.テーマ② 「子供から大人まで、みんなの健康を考える」に
ついて(4班)
第1回目のワークショップで4班から出されたアイデア
■医療・福祉
・医療拠点(病院)、高齢者福祉施設、介護施設 災害時の宿泊施設、訪問看護施設
■交流の場
・サロン・談話室、お年寄りの交流広場、子供とお年寄りの食事会
■健康づくりの場
・料理・栄養教室、健康づくり研修施設、スポーツ・レクリエーションの場 など
■その他
・紙漉教室、屋内型アスレッチク、野菜市、子供の遊び場(土日の運営) など
第2回目のワークショップで4班が作成した企画
テーマ:イベント交流による健康づくり
《理由》 校区内の資源を生かして実現の可能性も高い!
何を
・紙すき教室 ・手作り教室 (竹細工など)
・ウォークラリー、登山・カヌー
・お茶もみ(お茶作り)
誰が
・イベントに関する人材に声掛け
・主体となって進める団体← 小野の住民に声かけ!
どの
ように
・食とつなげる→特産品を使った食事場所、販売場所として
・教えることで生きがいになる→教える人、働く人を育てる
・小野PRをして校区外から人が来るようにする。
課題
は?
・求む!
「小野をイベントで盛り上げる会」メンバー募集!
校区外から人に来てもらい、もてなして 元気になろう!
3.テーマ③ 「農業等を中心に豊かに暮らすを考えよう」について
(5班・6班)
第1回目のワークショップで5班・6班から出されたアイデア
■地域コミュニケーション施設
・情報の共有・意見交換の場、農業振興協議会、就農支援、後継者育成 など
■教育・農業施設
・大学研究施設、バイオ研究所、新作物の紹介・実証、農業・林業実技宿泊施設 など
■販売所
・道の駅、小野特産品の直売・推進、ジビエの販売
■6次化・新規産業
・バイオマス・自然発電、うなぎの養殖、米・茶・ハーブの加工、和紙事業 など
■その他
・フードバンク、インターネット販売拠点、担い手募集・空家など情報発信 など
第2回目のワークショップで5班・6班がそれぞれ作成した企画
(1)5班の作成した企画
テーマ:地域農業の活性化基地
《理由》 6次産業化に向けて
何を
◆特産品の掘り起し
・野菜、お茶、米、梅など ・ジビエ(猪、鹿など)
◆新しい作物の導入・研究
・オリーブ ・軽量作物(苗物、葉物)
◆地域産業品の継承
・和紙、木工品、竹加工 など
新しい組織をつくる
(地域産業ビジネス)
誰が
◆地域住民(主体)
《協力》行政・JA・NPO
どの
ように
◆各フロアを分けて(1F・2F・3F)
・加工所、選果場、加工品保管庫、展示販売コーナー
・指導、研究所(農業栽培)、宿泊施設
・情報発信、収集基地
課題
は?
◆課題
・初期費用 ・小学校と共存するための区画
・継続するための資金 ・人づくり(組織化)
・現敷地とのアクセス確保 ・鳥獣害対策
(2)6班の作成した企画
テーマ:教育機関
《理由》 となりに小学校があり安全面を考えて!
市
県
▼
教育
委員会
学生の受入れ
農作物の高付加化
オリーブの木
▼
校区
住人
▼
誰が
◎研究施設
・農林水産関連の研究
(水耕栽培・土壌改良)
・特産品開発などの研究
・環境、生物多様性の教育
・学校の分校
▼
何を
どの
ように
◎研究施設(水産大)のニーズ確認
◎PR・・・交通良し、空気・環境良し、住居(空家あり)、人良し、
土地有、 ダム湖(カヌー、ワカサギ)
効果
◎学生が住む→人口増
◎小学生・地元との交流
◎農業研究→実験が可能
課題
は?
◎レジャー施設がない
◎環境に魅力を感じて、生徒も含めて来てくれる学校がない
◎いかに「ニーズ」を確認するか?
◎住む所→空家活用、食事→給食室利用
国
4.テーマ④ 「新しい働く場所を考えよう」について(7班)
第1回ワークショップで 7班から出されたアイデア
■企業誘致
・IT企業のサテライトオフィス誘致、社宅付オフィス、更生施設 など
■教育体験施設
・不登校児・家族の受入れ・支援施設、留学生・大学生のシェアハウス、紙漉体験 など
■福祉施設
・高齢者施設(校区外から)、シングルマザー支援施設、田舎体験 など
■その他
・中・高・大学サークル・クラブ合宿施設、サイクリング拠点 など
第2回ワークショップで 7班が作成した企画
テーマ:フリーレンタルスペース
何を





芸術家のためのアトリエ
DIY(木工・調理)
ヨガ
ロコモティブシンドローム
塾
予防体操
誰が
 NPO法人(小野の人が中心に)
どの
ように





時間貸しで収入を得る
ホームページの作成
リーフレットの作成
効果的な情報発信
自主企画の実施
課題
は?





資金源の確保
法人設立に向けた主体の決定
運営方針
小学校への配慮
多様なニーズに対応するスペースの切分方法