ご購入はこちら ゲートウェイや高性能端末で差がつく 低消費電力 Linux プログラミング入門 IoT 時代の 第 2 回 小型 Linux と BLE センサ・モジュールをつなぐ ネットワークへ ネットワークへ Wi-Fi IoTの高性能端末や ゲートウェイなどに使える 小型Linuxモジュール Wi-Fi Halley IoT モジュール Bluetooth 今回センサ・ モジュール との接続に使う 電源 (5V→3.3V変換)やLinux用micro SD カード・スロットなどを備えた開発用ボード 写真 1 今回やること…小型 Linux モジュールと BLE センサ・モ ジュールをつなぐ 小型 Linux Halley IoT モジュールの開発キット T-Kernel2/MIPS-M150 ボード http://www.t-engine4u.com/products/tk2mips-m150. html 前 回 は,IoT 機 器 向 け の 小 型 Linux モ ジ ュ ー ル 「Halley IoT モジュール」で Linux を動かし,Wi-Fi でネットワークに接続するところまで準備しまし た.今回はさらに,センサ・モジュールとつなぎま す(写真 1,図 1) .温度や気圧など 10 個のセンサを 搭載した BLE(Bluetooth Low Energy)接続のキット Sensor Tag を使いました. まずは Bluetooth の動作確認 まずはSPP(Serial Port Profile)を使用して,Bluetooth 機器(Android 端末)と通信してみます. ● Linux モジュールの初期化手順 Halley IoT モジュールは,初期状態で Bluetooth が 有効化されていません.Bluetooth を使用するには初 期化を行う必要があります. ▶手順 1:初期化コマンドを実行する Bluetooth の初期化を行うには初期化コマンドを実 174 (Bluetooth) 平 一平 スマート フォン Bluetoothの 通信手順確認用 BLE対応 温度や湿度など BLE IoTキット 各種センサを IoT向け小型 (Bluetooth SensorTag 内蔵 Linuxモジュール Low Energy) センサ・モジュール 図 1 今回は小型 Linux モジュールとセンサ・モジュールを BLE でつなぐ 行します. # /bluetooth/bt_init.sh すると図 2(a)のように表示され,Bluetooth が使用 できるようになりました. ▶手順 2:設定を確認する 次に設定内容を確認してみます. # hciconfig -a と実行すると,図 2(b)のように Bluetooth デバイス の 状 態 が 表 示 さ れ ま す.hci0 が「UP RUNNING」に なっているはずです.Name はデフォルト状態では 「MilkCake」 (MIPS-M150 の愛称)になっています.こ の名前は Bluetooth の機器検出を行ったときに,相手 側に表示される名前です.これを変更したい場合は, bt_init.sh を実行する前に,/etc/bluetooth/ main.conf の「Name = MilkCake」の部分を変 更してください. ▶手順 3:使えるサービスを確認する 次に図 2(c)のように,sdptool browse local コマン ドで SDP(Service Discovery Protocol)に登録された サービスを確認します.チャネル 22 にシリアル・ポー ト・サービスが登録されていることを確認します. ● 初期化スクリプト bt_init.sh の動作 ここで,bt_init.sh(リスト 1)の処理内容につ いて説明します. 最初に設定ファイルにアクセスするため,カレン ト・ディレクトリを bt_init.sh のあるディレクト リに変更しています(リスト 1 のⒶ) . そして,設定する BD アドレスを読み込んでいます. 第 1 回 実験に使う IoT 向け小型 Linux モジュールの準備(2016 年 11 月号) 2016 年 12 月号
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