平成28年10月17日 建設工事等の入札において設定する最低制限価格の算出方法の変更について <ランダム係数を用いた最低制限価格の算出> 姫路市(水道局を含む)が発注する建設工事等の入札手続きの透明性と公正性 を確保するため、建設工事等の入札において設定する最低制限価格(低入札価格 調査制度を適用する場合は、調査最低制限価格をいう。以下同じ。)の算出方法 を無作為に生成した係数(ランダム係数)を用いて算出する方法に変更します。 【対象工事等】 姫路市(水道局を含む)が発注する「建設工事」及び「建設工事に関連する業 務委託(工事コンサル)」のうち、制限付一般競争入札又は指名競争入札に付す る案件を対象とします。 【変更後の最低制限価格について】 変更後の最低制限価格は、最低制限基本価格(低入札価格調査制度を適用する 場合は、調査最低制限基本価格という。以下同じ。)に、「1.00000」から 「1.00099」までの範囲で 0.00001 刻みの 100 通りの値の中から決定した ランダム係数を乗じて算出します。(1円未満の端数切り捨て) 最低制限価格 = 最低制限基本価格 × ランダム係数 ※ただし、入札書に記載する金額は、従前どおり千円単位とします。 【最低制限基本価格について】 最低制限基本価格は、従来の最低制限価格の算定式を用いて算出します。 従来の最低制限価格の算定式のうち建設工事に係るものについては、平成26 年 4 月に市ホームページに掲載した「平成26年度における入札・契約制度の 改正について」等でお知らせしておりますが、同文書中、「最低制限価格」とあ るのを「最低制限基本価格」に、「調査最低制限価格」とあるのを「調査最低制 限基本価格」に読み替えて適用します。(※算定式に変更はありません。) 【ランダム係数について】 1 ランダム係数の決定方法 ⑴ 指名通知書又は入札公告により指定する入札場所において、入札書提出締 め切り後開札までの間に、「当該入札の事務に関係のない職員」又は「当該 入札の指名業者の中から入札執行官が抽選により選んだ者」がくじを引き、 ランダム係数を決定します。 ⑵ くじ引きは2回行い、1回目のくじで別表のランダム係数表の左欄に掲げ る行番号を、2回目のくじで上欄に掲げる列番号を決定し、決定した行番号 の行と列番号の列が交わる箇所の値をランダム係数とします。 ⑶ 制限付一般競争入札の場合は、同日開札する案件すべて同一のランダム係 数を用います。 2 ランダム係数の公表 決定したランダム係数は、開札前に、下記により入札参加者に公表します。 指名競争入札(紙入札)の場合 → 開札前に入札場所で公表 制限付一般競争入札(電子入札)の場合 → 開札前に電子入札システムの ポータルサイトにて公表 【適用時期】 平成 28 年10月17日以降に開札する対象工事等の案件から適用します。 【最低制限価格の算出プロセス(変更後)】 (入札執行官) 入札公告・指名通知 入 予定価格通知書作成 ・予定価格 ・最低制限基本価格 等 札 (入札の事務に関係のない職員) 又は(指名業者の中から入札執行 官が抽選により選んだ者) ランダム係数 決定 最低制限価格 決定 開 札 落札者決定 ※最低制限基本価格(従来の最低制限 価格)にランダム係数を乗じて算出 別表 ランダム係数表 列番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 1.00000 1.00001 1.00002 1.00003 1.00004 1.00005 1.00006 1.00007 1.00008 1.00009 2 1.00010 1.00011 1.00012 1.00013 1.00014 1.00015 1.00016 1.00017 1.00018 1.00019 3 1.00020 1.00021 1.00022 1.00023 1.00024 1.00025 1.00026 1.00027 1.00028 1.00029 4 1.00030 1.00031 1.00032 1.00033 1.00034 1.00035 1.00036 1.00037 1.00038 1.00039 5 1.00040 1.00041 1.00042 1.00043 1.00044 1.00045 1.00046 1.00047 1.00048 1.00049 6 1.00050 1.00051 1.00052 1.00053 1.00054 1.00055 1.00056 1.00057 1.00058 1.00059 7 1.00060 1.00061 1.00062 1.00063 1.00064 1.00065 1.00066 1.00067 1.00068 1.00069 8 1.00070 1.00071 1.00072 1.00073 1.00074 1.00075 1.00076 1.00077 1.00078 1.00079 9 1.00080 1.00081 1.00082 1.00083 1.00084 1.00085 1.00086 1.00087 1.00088 1.00089 10 1.00090 1.00091 1.00092 1.00093 1.00094 1.00095 1.00096 1.00097 1.00098 1.00099 行番号 ○ 最低制限価格の算出例 1回目のくじ 「7」(=行番号) 2回目のくじ 「5」(=列番号) であった場合、 ランダム係数表に基づき、ランダム係数は 1.00064 となる。 仮に、 最低制限基本価格を、12,345,000 円 最低制限価格は、 とした場合、 12,345,000 円×1.00064=12,352,900 円(1円未満の端数切り捨て)となる。
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