パンフレット[PDF:820KB]

時 間
11:30~
スケジュール
受付開始
12:00~
-
13:00~
シンポジウム開会
13:00~13:10
市長あいさつ
13:10~14:10
先進地事例記念講演
14:10~14:30
-
そば食べ比べ
-
休憩(お茶飲み比べ)
14:30~15:00
水道川柳表彰式
15:00~15:30
小諸市上水道課からの状況報告
15:30~15:40
質疑・意見交換
15:40~16:00
上水道市民懇談会からの経過報告
16:00
閉会
-
※水道川柳の投票締め切りは 14:00 となります。
水道ペッパー
主催:小諸市上水道課
後援:㈱森田鉄工所、大成機工㈱、中信アスナ㈱、㈱クロダイト、国際航業㈱、長島鋳物㈱
松田・南信㈱、㈱両毛システムズ、㈱新興工業、積水化学工業㈱
水道管助
ごあいさつ
小諸市長
小 泉 俊 博
本市の水道事業は、大正 13 年に近隣市町村に先がけて給水を開始し、平成
28 年で 92 年が経過いたしましたが、市民の皆様のご協力により、水道普及
率も 99.5%まで伸びております。
昨今の社会情勢は、人口減少や超高齢化などを背景に地域社会の活力が失わ
れつつあるように思われます。しかしながら、小諸市には豊かで良質な水をは
じめ、先人たちが遺してくれた素晴らしい歴史や文化、豊かな自然があります。
市民一人ひとりの持つ力を高め、結集すれば再び活力ある小諸市を取り戻すこ
とができると確信しております。
さて、日本の水道事業は大きな変革期に入っており、高度成長期をはじめとする拡張期の水道施設が法定
耐用年数を迎え始めたことによる施設の維持や更新、さらに人口減少問題に伴う料金収入の減少など、施設
の維持管理とその財源確保が大きな課題となっています。
こうした状況から、小諸市では平成 26 年 10 月から将来も持続可能な水道事業の基盤を整備すべく、上
水道事業基本計画の策定に取り組んでいます。その取り組みの一環として、水道事業に使用者の意見を反映
するため、本年6月から公募による上水道市民懇談会を開催し議論を重ねてきております。
今回、より多くの皆さんのご意見を伺うべく「こもろ水道シンポジウム
~水道の未来を考えよう~」
を開催することとなりました。
先進地事例記念講演
水道管助
【知らせる」から「参加」そして「合意形成」へ】
岩手県矢巾町企画財政課課長補佐兼政策推進室長補佐
吉 岡 律 司
氏
岩手県矢巾町
住民参加による水道ビジョンの策定や水道サポーター制度など、
市民協働による水道事業のパイオニア。
平成 27 年度には、「社会的ジレンマを乗り越えた住民参加型水
道事業ビジョン策定とフューチャーデザイン」が日本水道協会水道
イノベーション大賞を受賞。
-講師紹介-
じゃじゃっと君
岩手県立大学大学院総合政策研究科総合政策専攻博士前期課程修了。矢巾町に勤務する傍ら、現在は岩手
県立大学大学院総合政策研究科博士後期課程に在籍。これまで水道に関する様々な研修機関等の講師を務め
たほか、厚生労働省の「新水道ビジョン策定検討会」「水道事業における技術的な知見に基づく資産管理等
に関する手引き検討委員会」委員などを歴任。全国簡易水道協議会の簡易水道運営問題検討委員会委員も務
める。
著作物に「日本の水道の将来の経営体制論:小規模水道事業の連携から創造する重層的統合」(第 50 回
日本水道新聞社主催懸賞論文入選論文)や「持続可能な水道事業を実現するために-みんなで支える水道事
業の構築-」(水道公論)など多数。
小諸市水道事業の現状と課題
小諸市水道の歴史は古く、小諸町時代の大正 11 年に近隣市町村に先駆けて創設され、大正 13 年から給
水を開始しました。昭和 30 年代の高度成長期には、多くの簡易水道施設が整備され、農村部における生活
環境の向上と近代化が図られ、昭和 60 年代から平成にかけては、郊外の宅地化が進んだことによる新たな
水需要に対応するため、水源開発と取配水施設の整備を行ってきました。
これまで、未給水地区の解消、施設の整備改善を図ることにより、地域の発展と公衆衛生の向上、生活環
境の改善に貢献してきました。
平成 27 年度末の給水普及率は 99.5%、給水人口は 44,309 人、給水戸数は 18,979 戸となっていま
すが、人口が減少傾向にあることから、配水量、料金収入も年々減少傾向にあります。
小諸市における稼働中の水源は 20 箇所、配水池は 40 箇所となっており、同規模の水道事業に比較する
と水道施設の数は非常に多くなっています。これは、小諸市独特の地形によるもので、浅間山の南斜面に位
置する小諸市は「坂のまち」として有名ですが、この傾斜が水道事業にとっては大きな問題であり、水圧を
調整する必要があることから、配水池や減圧槽、減圧弁などを多く設置しなければなりません。
また、集落間には大きな沢が多く、特に標高の高い水源付近では、他水系に送水管を接続することが難し
い場所が多く、自己水源能力を十分に活用することができません。
こうした状況の中、高度成長期以降に集中的に整備された水道施設が法定耐用年数を迎えてきており、施
設の更新とその財源の確保が大きな課題となっています。
小諸市上水道事業基本計画
小諸市の水道事業は、平成 27 年4月に一部事務組合の御牧ヶ原水道組合を統合したことで、菱野簡易水
道を除く全ての簡易水道が小諸市上水道へ統合されました。
その一方で、老朽施設の更新や人口減少に伴う料金収入の減少など、将来の事業運営に関する課題も山積
しており、水道事業は大きな転換期を迎えています。
今後も水道事業を取り巻く環境は厳しさを増していくことが見込まれることから、小諸市では将来も持続
可能な水道事業の基盤を早急に整える必要があると考え、全業務の根本的な見直しを行い、将来も持続可能
な水道事業の方向性を定めるため、小諸市上水道事業基本計画の策定に着手しました。
また、基本計画の策定に当たっては、水道使用者の方の意見も取り入れるため、公募の参加者による上水
道市民懇談会を6月よりスタートさせ、12 月まで全8回を予定しています。
小諸市の上水道課では、「みずから変える!」をスローガンに
様々な取り組みを進めてきました。特に、広報や情報提供は、水
道事業に少しでも関心を持っていただけるよう力を入れてきま
した。
この水道シンポジウムは、上水道基本計画の取り組みの通過点