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H28.10.1発行
NO.17
森山メモリアル病院
指定訪問リハビリテーション事業所
今回の表題 「いろは」 は、若林 千代子様 にご協力いただきました。
今回ご紹介するのは 「北工学園モータースクール」です。ここには病気や障害によって手足が不自
由になった方でも運転の練習が出来るように改造車両が用意されています。そのため、運転はしたいけれ
ど身体が不自由になってから自信が無いという方でも、自分の身体にあった車で実際に練習をする事が
でき、「 運転するためには車をどう改造すれば良いのか?」 「 運転する上で何に注意すればよいのか?」
といったアドバイスを聞くことができます。
【 運転の練習について 】
・麻痺などで手足が不自由になった方でも練習可能です( 期限が切れていない免許証が必要 )。
・練習の日程に関しては事前予約が必要です。
・市内近郊までバスでの無料送迎があります( ご利用希望の方は事前予約が必要です)。
【 料金 】
・運転時間50分で5,292円(コースは教習所内だけでなく、教官の判断によっては路上も可能)。
【 旋回ノブ 】
片手でハンドル操作が可能となるため、片麻痺などで
両手での操作が難しい方でも運転ができます。
【 APドライブ コントローラー 】
手でのアクセル・ブレーキ操作が行える装置で、レ
バーを手前に引くとアクセル、前に押すとブレーキがか
かります。両足が不自由で、足でのアクセル・ブレーキ
操作が難しい方でも運転ができます。
上記2つの装置以外にも、右足が不自由な方のために左足でアクセル
が踏める装置もあります。
※運転可能かどうかの判断は「運転免許試験場」でしかできません。教習所はあくまで運転に
関してのアドバイスや練習を行なう場ですので、お間違えのないようお願い致します。
<お問い合わせ>
学校法人北工学園 北工学園モータースクール
〒071-8101 旭川市東鷹栖1条1丁目 40号線沿い
フリーダイヤル:0120-38-4466 TEL:0166-57-5818
ホームページアドレス: http://www.hokko.ac.jp
今年も早いもので10月になり、もう少しで長く厳しい北海道の冬がやってきます。冬道は滑り
やすく転倒が増える時期です。
そこで今回は、冬に向けての転倒予防として自宅でも気軽に出来る「体幹」トレーニングの方
法をいくつか紹介します。「体幹」とは頭・首・手足以外の部分の、胴体(骨盤・背骨・肩甲骨)
のことで、体を支える土台となります。これが崩れると、安定した動作や歩行ができなくなります。
いつまでも今の生活を続けるために、体幹をしっかり鍛えて転倒に注意していきたいですね。
≪お尻上げ≫
・鍛える場所:お尻、太もも、お腹、背中
・仰向けに寝て両膝を曲げます。
・お尻を出来るだけ挙げます。
浴そう内すのこ
≪おへそのぞき≫
・鍛える場所:お腹
・仰向けに寝て両膝を曲げます。
・おへそに両手をのせて両肩が床から離れるくら
いおへそをのぞき込みます。
≪四つ這いバランス≫
・鍛える場所:背中、太ももの後ろ、お尻
・床に四つ這いになります。(ベッドでは行わない)
・右手と左足を同時に挙げ指先を見ます。
・反対も行いましょう。
・肩関節や脊柱に疾患がある方はお止めください。
・バランスを崩しやすいため注意して行いましょう。
※血圧の上昇を防ぎ運動効果を高めるため、それぞれの運動では声を出して10~20数え
姿勢を保持しましょう。また、回数に関しては担当スタッフに相談しましょう。痛みが出た
場合には無理はせず運動を中止して下さい。
テレビを見ながらや就寝前の習慣として無理なく
少しずつ取り組み、長く続けていきましょう。
屋外活動紹介
屋外活動紹介
~訪問リハビリの時間を利用して~
今回は福祉村サテライト出張所の訪問リハビリを利用されている前田 達仁様 をご紹介
いたします。前田様は脳梗塞の後遺症に悩まされながらも、奥様と二人で在宅生活を頑
張っています。また、リハビリには一度も休むことなく常に100%の力を出し、『しっかりと歩けるようになりた
い』という希望を話されていました。歩きたいという意欲は担当スタッフに十分伝わりましたが、歩く練習をす
るには室内のスペースが限られており、いきなり屋外へ出るには不安もありました。そこで、『以前入院して
いた森山メモリアル病院へ行ってみませんか?』 と声をかけてみました。
お会いできて
その節は
今回の外出目的
うれしいです!
ありがとうございました。
前田様の目標
『入院時のリハビリ担当者に会ってお礼を伝える』
担当者の目標
『入院時に一生懸命練習したことを思い出し、歩く
気持ちを奮い立たせて欲しい』
すばらしい
久しぶりに歩けた!
また
来てくださいね!!
お元気そうで
よかった!
入院中に利用していた平行棒や
スロープで歩行動作を確認。
入院時の担当スタッフに
お礼を伝えることが出来ました。
今回の屋外活動では入院中に一生懸命行なったリハビリを思い出すことで、在宅でのリハビリの励みに
することが出来ました。また、前田様の笑顔を拝見することができ、私たちも幸せな時間を過ごすことが出
来ました。
何かをしてみたいけど手段がわからない、外出に自信のない方はいらっしゃいませんか?
担当スタッフが知恵を絞り、皆様のやりたい事や外出のお手伝いを致しますので、どうぞお気軽
にご相談下さい。
【編集後記】旭川の短い夏が終わり、あっという間に秋の深まりを感じる季節になりまし
た。今回は「芸術の秋」をテーマに作品展を開催してみました。とても素敵な作品を提供し
て頂きありがとうございます。皆様も隠れた趣味などはありませんか? もしあれば、「実は
こんな事してるよー!」と担当スタッフにぜひ自慢してみてください。スタッフは皆様の自
慢話を聞けるのを楽しみにしています。
森山メモリアル病院
指定訪問リハビリテーション事業所
髙橋
美有希