下水熱交換方式融雪システム

株 式会 社
管底に採熱管を並べ下水熱を採り出す
管底設置型下水熱交換方式融雪システム
特長 ①
循環ポンプだけで融雪可能
特長 ②
採熱管は耐腐食性の樹脂製
管底設置型下水熱交換方式融雪
システムは、ポリエチレン管を下水管
の管底に敷設して熱交換器とし、地上
の放熱パネルとの間に不凍液を直接
循環させて融雪を行う方式です。循環
ポンプの 動 力だけで 採 熱と融 雪を
行っており、シンプルで省エネルギー
型のシステム構成となっています。
制御盤
融雪部全景(歩道部108m2 )
循環ポンプ
送集水管
マンホール
放熱パネル
採熱ヘッダー
下水
地上の放熱部
下水管
採熱管(ポリエチレン管)
採熱ヘッダー
採熱部(水中)
採熱管(折り返し部)
新潟市中央区の新潟市役所前歩道に設置して
います
(H27年度竣工)。融雪面積108㎡ に対し、
採熱長100.8m
(敷設長50.4m)のポリエチレン
管を30ユニット
(本)管底に敷設して熱交換器と
しています。設計放熱量13.3kWに対してポンプの
定格出力は3.7kWとなっています。また、
夏期には
舗装冷却試験運転を行い、舗装表面温度が約7℃
低下することも確認しています。
システム概要
対象設備
歩道
下水管
排除方式
合流式
形状
矩形(更生済)
W2500㎜×H1700㎜
※更生後サイズ
下水用ポリエチレン管∅17㎜
サイズ
採熱管
アンカー + 固定バンド
固定方法
採熱部
仕様
採熱長×ライン数
設計下水温
100.8m×30ライン
(管内敷設長50.4m)
8.5℃
13.3kW
設計熱交換量
夏期舗装冷却試験状況
循環ポンプ
(3.7kW)
本システムは平成28年度(第9回)国土交通省〈循環のみち下水道賞〉
イノベーション部門賞に選ばれました。
循環部
循環ポンプ
∅50 ‒ 3.7kW
管種およびピッチ
SUS15A(P=150㎜)
放熱部
仕様
面積およびパネル数
108㎡(16パネル)
舗装構成
自然石 + 保護コンクリート
設計放熱量
123W/㎡
『 空調』への 導入例(ヒートポンプの活用)
新潟市秋葉区小須戸にある農業利用施設温室ハウスでは下水熱を空調に利用する目的で設置しています
(H27年度竣工)。
既設の石油ボイラー暖房施設更新時に、CO2 排出量の削減を目的に導入されました。
空調対象空間1156㎥ に対し、採熱長110m(設置長55m)のポリエチレン管を10ユニット管底に敷設し、熱交換器として
います。水熱源ヒートポンプを使用して、30kWの暖房として活用していますが、冷房としての機能も持ち合わせています。
施設内ヒートポンプ設置状況
空調対象施設
株 式会 社
本社 〒950-8565 新潟市中央区新光町6番地1
採熱管設置状況
ヘッダー部設置状況
代 表:TEL(025)281-8811
FAX(025)281-8833
URL http://www.kowa-net.co.jp
水工部:TEL(025)281-8816
FAX(025)281-8835
E-mail [email protected]
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16.09.1000