No.14 …場所柄、本校生徒には馴染みのある大学の一つです

No.14
キャンパス情報:池袋キャンパス&新座キャンパス
学 部 情 報:文/異文化コミュニケーション/経済/経営/理/社会/法/
観光/コミュニティ福祉/現代心理学部(10 学部 27 学科)
…場所柄、本校生徒には馴染みのある大学の一つです。GMARCH の一角として、また、SGU
(Super Global University)に採択された 1 校として、益々目が離せない大学です。
<新たな取組>
説明会に参加すると、どの大学においても、内部で様々な改革を加速させていることを実感
させられます。立教大学でも、その人気に胡坐をかくことなく、今後も新たな発想の取組に着手
しています。
●GLAP(Global Liberal Arts Program)
…立教大学では、『自ら考え、行動し、世界と共に生きる「グローバル・リーダー」を育成する』と
いう教育目標の下、特定の学部に属さない新しい形態の機関を設定します。
・海外の大学における教養教育課程が「リベラルアーツ」。これを海外と同じ言語や環境で学ぶと
いう方針の下、全ての授業科目を英語で実施されます。
・授業では、個人指導が行き届くようにということで、超少人数制(1 学年 20 名程度)を敷くこと
になります。また Tutorial(個別指導)科目では最大 5 名という人数制限を設け、文献講読、
作文作成、発表及び討論形式で授業が実施されます。
・入学してから留学(2 年次春学期)するまで、全員が寮生活を送ることになります。この寮には
留学生も生活していて、寮生活も学びの場として設定されています。
・2 年次秋学期からは全員が海外のリベラルアーツ大学に留学することになります。海外大学は、
日本の大学と比べると学費がずっと高額(年間で 200 万円以上)となりますが、協定校という
ことで、立教大学の学費だけで留学することができます。
●立教ファースト・ターム・プログラム
立教大学では、今年度より学生生活を<導入期/形成期/完成期>に分けてサポート
していきます。特に、入学後最初の半年間に当たる導入期を重視していきます。この中で、高
等学校は全くことなる学びに適応するための科目群が用意されています。
・学 びの精 神:何故学ぶのか…グローバル経済社会を考える/自然科学の探究など
・学 びの技 法:どのように学ぶのか…情報リテラシー/タイムマネジメント/文献検索方法など
・学びのツール:Master of Writing/Master of Presentation/Rikkyo English Online
●GLP(Global Leadership Program)
…来年度より、世界に通用する教養人の育成のための取組に着手していきます。具体的に
は、”Art & Science”/”Language & Culture”/”Discipline”の 3 つのグローバル
教養副専攻コースから 2 年次以降、選択履修していくことになります。更にこれらに大学が
認定する海外経験を行うことと合わせて、卒業時に修了証が手渡されるというものです。
通常の学部教育だけでもかなりの分量があるはずですが、これをこなすというのは並大抵では
ありません。こういった努力に対応するように返還不要の学内奨学金も用意されています。
<入試に関する注意点>
各大学の入試問題には、それぞれ、『こんな学生が欲しい!』というメッセージが込められて
います。またそれぞれの大学で入試問題作成にも独自の流儀(?!)があります。例えば、各学部
毎で独自に作成する大学もあれば、学内で入試問題を作成することを放棄し予備校に下請け
に出す大学など…。受験生としては、志望校の入試傾向は知っておかねばなりません。
立教大学の注目点は以下の通り。
・各年度の全ての問題は同一の作問委員会で作成する。従って、学部学科や試験日による
難易度や分量にばらつきがない。過去問演習をする際には、学部学科に関係なく解き進める
ことが練習になる。
・同一試験日では全て共通問題となっている。従って、学部によって難易度に違いはあるものの、
入試問題そのものにはその難易度は反映されない。一般入試における合格ラインは 70~75%
(センター試験方式では 80~85%)となっている。
・単年度だけでなく、長期的に見ても、試験形式や傾向はほぼ同じになっている。
・学部によって違いがあるのは以下の通り。
…文 学 部:国語に漢文が含まれる
理 学 部:他学部より英語の分量が少ない
観光学部:地歴の選択科目に地理が設定されている
など
・合格発表において補欠を出さない。従って、合格発表が 3 回設定されている。今後、文科省
による定員超過に対する指導が厳しくなると言われています。するとこの制度が益々活かされる
ことになりそうです。ただし、3 回目発表で合格者があるかは毎年の状況によって様々です。
新しく取り入れようとしている施策を見ても、『上昇志向』が印象付けられました。GMARCH
の中の One of them から抜け出そうとしている意図が強く感じ取れます。
⁂進路支援部の独断と偏見による採点です…悪しからず⁂
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