公 募 要 領 公募業務名 下水処理場の高度処理施設における土木構造物

公 募 要 領
公募業務名
下水処理場の高度処理施設における土木構造物の劣化に関する現
地調査業務
1 公募業務内容
(1)概要
本公募業務は、当機構と地方公共団体が共同で実施する高度処理施設における土木
構造物の劣化に関する共同研究のうち、関東地方の下水処理場において水質分析及び
コンクリートの中性化等劣化診断の現地調査を行うものである。土木構造物の劣化原
因を究明するために必要な各分析データ及びコンクリート劣化診断情報を取得する
ことを目的とする。
(2)業務内容
別紙特記仕様書による
2 応募条件と応募方法
(1)応募条件
本業務で得られた各分析データ及びコンクリート劣化診断結果を基に、高度処理施
設における土木構造物の劣化原因を究明するため、応募者は以下の①と②を満たすこ
とを必要条件とする。
① コンクリート診断士の資格を有し、かつ下水処理施設のコンクリート劣化診断
(中性化評価・EPMAを用いた組成分析等)の経験者を配置できること
② 高度処理施設(A2O 法等により反応タンクにおいて窒素またはりんを除去する施
設)におけるコンクリート劣化診断(中性化評価・EPMAを用いた組成分析等)
及び水質分析の実績を有していること
(2)応募方法
以下①、②の文書(一覧表)及び③見積書を応募期間内に提出すること。
① コンクリート診断士登録者の在籍者と下水処理施設関連の業務経験の一覧表
② 高度処理施設におけるコンクリート劣化診断及び水質分析の実績表※
③ 見積書
※ 過去 5 年間で受託した実績とし、以下の記載事項に関するリストとすること。ま
た、リストに記載した各業務について当該業務の契約書類の写し及び業務内容を
確認できる書類を添付すること。
【コンクリート診断士在籍者一覧 記載事項】
1) 氏名
2) 下水処理施設に関する業務経験
(例)
氏名
下水処理施設に関する業務経験
【実績表 記載事項】
1) 件名
2) 業務概要
3) 発注機関
(例)
件名
業務概要
発注機関
3 応募書類提出先
〒162-0811 東京都新宿区水道町3番1号
公益財団法人 日本下水道新技術機構 研究第一部
日高
E-mail : [email protected]
4 応募期間
平成 28 年 10 月 18 日(火)~
平成 28 年 10 月 28 日(金)
5 事業者の決定等
(1)応募書類を審査した上で、応募条件を満たす最低価格の事業者に決定します。
(2)本公募の業務内容に関する質問事項は以下まで問合せください。
・問合せ先
公益財団法人 日本下水道新技術機構
TEL : 03-5228-6597
E-mail : [email protected]
研究第一部
中野、日高
下水処理場の高度処理施設における
土木構造物の劣化に関する現地調査業務
特記仕様書
平成28年 10月
公益財団法人 日本下水道新技術機構
【1】総 則
(1)業務の目的
本業務は、当機構と地方公共団体が共同で実施する高度処理施設における土木構造物の劣
化に関する共同研究のうち、関東地方の下水処理場において水質分析及びコンクリートの中
性化等劣化診断の現地調査を行うものである。土木構造物の劣化原因を究明するために必要
な各分析データ及びコンクリート劣化診断情報を取得することを目的とする。
(2)工 期
契約の翌日から平成29年1月31日までとする。
(3)特記仕様書の適用範囲
本業務委託は、本特記仕様書に基づき業務を行うものとし、この仕様書に記載されてい
ない事項は「業務委託標準仕様書」によるものとする。なお、本特記仕様書ならびに標準
仕様書に定めのない細部の事項については、本機構担当職員の指示を受けるものとする。
【2】業務内容
本業務委託は、以下の作業項目について実施するものとする。
(1)現地調査の実施
関東地方の下水処理場(A処理場及びB処理場)で行う水質分析及びコンクリート劣化調
査のうち、次の項目を業務範囲とする。
1)現地調査の実施(サンプリング・計測・分析)
2)現地調査に必要な計器・備品の手配、設置等作業(仮設足場設置・安全対策を含む)
3)調査計画書及び調査結果報告書の作成
※サンプリング、計測、分析の項目及び対象箇所は、別紙“調査対象箇所一覧”に示す。
(2)打合せ協議
業務の円滑な推進を行うために、適宜打合せ協議を行う。本業務の打合せ協議は、着手時、
現地調査直前の計2回以上とする。
【3】調査実施日時
平成 28 年 11 月~12 月
※水質調査とコンクリート調査は、異なる日程で実施する。
・水質調査:施設運転中に調査(点検口等よりサンプリング)
・コンクリート調査:施設停止時に調査
【4】提出図書
提出すべき成果品の作成にあたっては、その内容や編集方法について、予め本機構担当職
員と協議すること。
(1)現地調査計画書
1部
(2)現地調査結果報告書
1部
(3)打合せ議事録・会議資料
1式
【5】その他留意事項
・現地調査箇所について事前確認を行うものとする。
・調査に伴う仮設足場について現場状況によっては吊り足場となることを考慮のこと。
・調査のための槽内洗浄を含むこと。
・全炭酸イオン濃度及び浸食性遊離炭酸濃度の分析方法は、下水試験方法第 2 編第 1 章第 17
節及び第 18 節に準ずるものとする。
・コンクリート目視調査は、コンクリート診断士が実施するものとする。
・サンプリング場所には作業に必要な人員を配置すると共に、十分な安全対策を講じること。
・サンプリング時には写真撮影を行うこと。
・分析結果の速報値を随時報告すること。
・契約後速やかに当機構担当者と打合せを行い、仕様の内容及び作業要領等について打ち合わ
せを行うこと。
下水処理場の高度処理施設における土木構造物の劣化に関する現地調査業務 調査対象箇所一覧 1/2
A処理場 系列①
項 目
流入水 初沈
返送
汚泥
嫌気 無酸素
A処理場 系列②
好気 好気 好気
微好気 終沈 流入水 初沈
(流入) (中間) (流出)
返送
汚泥
嫌気 無酸素
2016.10
A処理場 系列③
好気 好気 好気
終沈 流入水 初沈
(流入) (中間) (流出)
返送
汚泥
反応タンク
(流入/流出)
終沈
水温、pH
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○※1
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アルカリ度
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○※1
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全炭酸イオン濃度
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○※1
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○※1
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○※1
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○※1
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○※1
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○※1
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(○)
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亜硝酸イオン
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(○)
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(○)
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硝酸イオン濃度
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(○)
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(○)
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硫酸イオン濃度
○
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○※1
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○※1
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塩化物イオン濃度
○
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○※1
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○※1
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コ 目視診断
ン
ク 強度測定
リ
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○
○
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◎
◎
-
ト EPMA(コア採取)
調
査 中性化深さ
(コア採取またははつり法)
-
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○
○
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◎
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○
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◎
◎
○
水 浸食性遊離炭酸濃度
質
分
析 アンモニア
ー
※1 A処理場 系列①と共通
※2 B処理場 系列①と共通
(A処理場及びB処理場は、関東地方の下水処理場である。)
◎:気相部×1+液相部×1 ○:液相部×1
下水処理場の高度処理施設における土木構造物の劣化に関する現地調査業務 調査対象箇所一覧 2/2
B処理場 系列①
項 目
流入水 初沈
返送
汚泥
嫌気 無酸素
B処理場 系列②
好気 好気 好気
終沈 流入水 初沈
(流入) (中間) (流出)
返送
汚泥
反応タンク
(流入/流出)
終沈
水温、pH
○
-
(○)
○
○
○
○
○
○
○※2
-
(○)
○
○
○
DO
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○
○
○
アルカリ度
○
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(○)
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○
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○※2
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(○)
○
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○
全炭酸イオン濃度
○
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(○)
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○
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○※2
-
(○)
○
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○
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(○)
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○※2
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(○)
○
○
○
○
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(○)
○
○
○
○
○
○
○※2
-
(○)
○
○
○
亜硝酸イオン
-
-
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○
○
○
○
○
○
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-
(○)
○
○
○
硝酸イオン濃度
-
-
(○)
○
○
○
○
○
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-
(○)
○
○
○
硫酸イオン濃度
○
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-
○
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○※2
-
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○
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-
塩化物イオン濃度
○
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○
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○※2
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○
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-
コ 目視診断
ン
ク 強度測定
リ
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◎
-
◎
◎
◎
◎
◎
◎
-
○※2
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◎
◎
◎
-
-
-
○
○
◎
◎
◎
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-
-
-
◎
◎
-
ト EPMA(コア採取)
調
査 中性化深さ
(コア採取またははつり法)
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-
○
○
◎
◎
◎
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-
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◎
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○
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○※2
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◎
◎
○
水 浸食性遊離炭酸濃度
質
分
析 アンモニア
ー
※1 A処理場 系列①と共通
※2 B処理場 系列①と共通
(A処理場及びB処理場は、関東地方の下水処理場である。)
2016.10