平成28年11月 食育だより

食 事 の あ い さ つ の 意 味 を 知 ろ う !
平成28年10月25日(火)
琴浦町立学校給食センター
食事の前と後できちんとあいさつができていますか?食事のあいさつの意味を知
り、感謝の気持ちをこめて、しっかりあいさつをしましょう。
秋も一段と深まり、色とりどりの紅葉が目を楽しませてくれる時期になりました。秋
は実りの秋。新米をはじめ、旬の魚や野菜、くだものなどが一段とそのおいしさを増し
ます。冬の訪れにそなえ、豊富な食材をバランスよく食べて寒さに負けない体づくりを
しましょう。
和食のよさを知ろう!
11 月 24 日は「いい日本食」の語呂合わせで「和食の日」といわれています。和食は
世界に誇るべき日本の食文化。ヘルシーなその栄養面だけでなく、季節感を上手に取り
込み、繊細な美意識に裏打ちされた日本の和食は今、世界中からホットな注目を集めて
います。
多彩で新鮮な食材と
素材そのものの味を生かす調理
栄養バランスのとれた
健康的な食事
山のてっぺんを「頂(いただき)」と
いいますが、昔、大切な物をもらうと
き、一度頭の上にあげ、かしこまって
頂だいしたことから生まれた言葉だと
いわれます。さらに動植物の命をいた
だいていること、食事ができることへ
の感謝の気持ちもこめられています。
旬の食べ物
海、山、里と豊かな自然が広がる国土から
は、四季が変わるとともに多彩な食材がもた
らされます。さらに素材の味を生かす調理技
術や調理道具が発達しています。
ごはんを主食とした「一汁三菜」の日本の
食事スタイルは理想的な栄養バランスといわ
れ、日本人の長寿に役立っています。また、
だしのうま味を生かした料理も特徴です。
自然の美しさを表現
年中行事との関わり
食事において、自然の美しさや四季のうつ
ろいを表現することを大切にしています。料
理だけでなく、季節にあった調度品や器を使
い、季節感を楽しみながらいただきます。
日本の食文化は年中行事と密接に関わりが
あります。自然の恵みである食べ物を家族や
仲間と分け合い、みんなで一緒に食べること
で、家族や地域の絆を強めてきました。
「馳走(ちそう)」とは「走り回る」
という意味です。昔、大切な人をもて
なすために遠くまで駆け回り、食べ物
を集めてくれた人への感謝を表す言葉
として使われていました。毎日食事が
できることに感謝してあいさつをしま
しょう。
さけ
秋が旬の食べ物の中に「さけ」があります。さけには良質なたんぱく質、体の疲れ
をとるビタミンB群、骨の健康に役立つビタミンDとカルシウム、体によいDHAや
EPAという油が含まれています。11 月 4 日の献立には、境港で水揚げされたサー
モンを使って、塩麹焼きにしています。
ぼくたち「さけ」の身の色はピンク色を
していますが、実は白身魚の仲間って知ってた
かな?ピンク色をしているのは、『カロチノイド系
アスタキサンチン』という色素を多く含むオキア
ミをえさにしているからなんだよ。この色素に含
まれる成分には、免疫力を高めてくれ働きがある
から、しっかり食べて風邪に負けない
元気な体をつくろう!