(案) 資料 3 《提言2》 幼稚園と保育園等との連携、幼稚園・保育園等から小学校 への円滑な接続について 1 幼稚園と保育園等の連携の推進 幼稚園と保育園とは、前提として異なった目的や機能を持つ施設であるが、 社会的な背景として、近年の少子化や核家族化の進行、女性の社会進出や共働 き世帯の一般化により保育ニーズは多様化している。 そのため、幼児期における生活の連続性及び発達や学びの連続性を踏まえ、 就学前の子どもたちの育ちを、幼稚園と保育園等とで区別することなく保障し ていく必要がある。 ⑴ 教職員(幼稚園教諭と保育士)の連携 ア 就学前の子どもに必要とされる教育及び保育内容の整合性の確保 イ 幼稚園教諭及び保育士の資格併有の促進 ウ 幼稚園教諭及び保育士の合同研修を通した資質の向上 ⑵ 保育と教育の一体化の推進 ア 幼稚園教諭及び保育士の資格併有の促進 イ 幼稚園教諭及び保育士による合同研修の成果に基づく、教育及び保育内容 の共有と実践 2 幼稚園・保育園等から小学校への円滑な接続 子どもたちは小学校へ入学するに当たり、大きな期待とともに多少の不安を 抱えている。当然、入学当初は学習や学校生活に対して戸惑い、就学前の経験 や学びだけでは十分対応することが困難な場面に直面することもある。 そのため、子どもたちはさまざまな経験を通して新しい環境への適応力を養 い、困難な状況を乗り越え着実に成長していくことが大切である。一方、子ど もたちの成長を温かく見守る幼稚園教諭や保育士、小学校教諭は、子どもたち 一人一人に寄り添い、それぞれの特性に応じた指導ができるよう資質と専門性 の向上に努める必要がある。 (案) 資料 3 ⑴ 子どもたちによる交流の充実 ア 就園児と小学生との異年齢交流等の実施 イ 就園児による小学校での学習体験・生活体験の実施 ウ 小学校の施設見学の実施 ⑵ 教職員(幼稚園教諭・保育士と小学校教諭)の連携の拡充 ア 教育内容や指導方法など情報交換・共有の実施 イ 個別指導の充実を図るための合同研修の実施 ⑶ 小学校における事前受け入れ準備の充実 ア 幼稚園や保育園等との就園児に関する情報の共有 イ 1年生担任経験のある教諭 を中心とした組織での 新入生に関する情報の 共有
© Copyright 2024 ExpyDoc