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みんなで目指そう 自立と循環の宝の島 対馬
寄 稿
みんなで目指そう 自立と循環の宝の島 対馬
∼ 国境離島:対馬市の挑戦 ∼
対馬市長 比田勝 尚 喜
昭和52年 4月 上対馬町役場奉職
平成13年10月 上対馬町水産振興課長
平成16年 1月 上対馬町水産観光課長
平成16年 3月 対馬市上対馬支所産業振興課長
平成17年 4月 対馬市政策部情報政策課長
平成22年 1月 対馬市農林水産部長
平成25年 7月 対馬市役所退職
平成25年 8月 対馬市副市長就任
平成27年10月 対馬市副市長退任
平成28年 3月 対馬市長就任
はじめに
内の多くの地方自治体と同様、過疎化が進み、
産業も停滞し、今ひとつ閉塞感から抜け出せ
対馬市は平成16年3月の誕生以来、第1次
ないのが現状です。
対馬市総合計画において「アジアに発信する
平成25年に公表された国立社会保障・人口
歴史海道都市 対馬」を将来像として掲げ、
問題研究所による対馬市の将来人口推計では、
国境という特異性と各地域の個性を活かした
20年後の平成47年には約2万人にまで減少す
まちづくりを進め、市の発展を目指してまい
ると予測されております。また、高齢化もさ
りました。しかし、人口減少の波により、国
らに進み、確実に限界集落も増加する見込み
図表 人口統計データ:総人口と世帯数の推移
ながさき経済 2016.10
1
です。このまま手をこまねいていれば、人材
不足が及ぼす産業の低迷などにより雇用の場
と所得の減少、さらに子育て環境や教育環境
の悪化等という負の連鎖により、さらなる人
口減少・過疎化に拍車がかかることが懸念さ
れます。
その一方、
「市民協働のまちづくり」の取
り組みは市民に徐々に浸透しつつあり、対馬
(しま)を元気づけるため一念発起した若者
たちが、地域の祭りの復活や対馬のアピール
活動等を展開し、「地域」のみならず「全国」
のステージにおいて、その心意気を見せつけ
ています。対馬の豊かな未来を築くための若
総合計画表紙イラスト
い力が育ち、結集しつつあることは心強い限
りです。
を担います。
「ひとづくり」
、「なりわいづく
り」、「つながりづくり」、「ふるさとづくり」
対馬市の挑戦①
市民とともに作り上げた総合計画
の4つの挑戦により、①「若者でにぎわう希
望の島」、②「地域経済が潤い続ける島」、③
「支え合いで自立した島」、④「自然とくらし
このような中、平成26年度から2カ年間を
が共存した島」を目指すべき将来像とし、
かけて、市民の思いや地域の課題を共有し、
『みんなで目指そう
その解決に向けた施策をオール対馬で協働し、
自立と循環の宝の島 対馬』
創造していくための第2次対馬市総合計画を
を合言葉に、対馬らしい施策を進めてまいり
策定しました。この計画は、これまでの10年
ます。
間の成果や新たな課題を踏まえたうえで、行
政区ごとに市民と地域マネージャー(※)が
作り上げた「地域づくり計画」「地域づくり
※地域マネージャー:各行政区において、地域を担当
する市職員が、地域と一緒に汗を流し、生活に身近
な課題の解決や地域の将来について話し合い行動す
る、対馬市独自の制度
宣言」
「地区単位のアンケート調査結果」な
2
ど市民の想いや誇りをしっかり反映させると
1)ひとづくり
ともに、市民と行政が対馬のあるべき姿を共
⇒「若者でにぎわう希望の島」へ
有し、それに向かって協力しあって取り組ん
現状のまま進めば、対馬市では2025年まで
でいくための「道しるべ(手引書)
」の役割
に若い世代の人数が極端に減少し、高齢者が
ながさき経済 2016.10
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みんなで目指そう 自立と循環の宝の島 対馬
増加するため、人口構成のバランスが悪く、
3)つながりづくり
生産性の低い不健全な社会になるおそれがあ
⇒「ささえあいで自立した島」へ
ります。対馬に暮らす若者の育成と定住、島
対馬市の自主財源は行財政運営に必要な経
外で暮らす若者のUIターンの推進に対して、
費全体の16.4%であり、地方交付税や国県支
行政と市民がいかに力をいれていけるかが、
出金や市債等の財源に依存しています。今後
対馬の“ひと”に関する最大の課題です。
は地方交付税の減額等により、ますます財政
若者でにぎわう希望の島を目指して、若者
状況が厳しくなることから、自助・互助・共
が対馬に留まるように、あるいは、島外で成
助・公助をそれぞれ推進し、地域主導の取組
長し戻ってくるように教育・仕事環境を整え
を進めていくことが求められます。
るとともに、対馬3高校への支援、島外から
支え合いで自立する島を目指し、救急医療
の移住・定住支援、大学と地域との連携推進
体制の充実、対馬版地域包括ケアシステムの
などの施策を展開していきます。
構築、高齢者や障がい者の生きがいづくり、
地域単位での活動や人とモノを効果的につな
2)なりわいづくり
ぐための島内道路網の整備や島外への交通ア
⇒「地域経済が潤い続ける島」へ
クセスの利便性向上とともに、まちづくりの
このまま人口減少が進めば、各分野で担い
基盤となる「人と人とのつながりを守る」た
手が確保できず、一次産業の衰退に歯止めが
めの施策を展開してまいります。
かかりません。しかし、自然資源は適切に管
理すれば回復するため、持続可能な形で利用
4)ふるさとづくり
し、儲かる仕組みを作ることができれば、担
⇒「自然と暮らしが共存した島」へ
い手も確保でき、一次産業の復活は十分に可
対馬市は豊かな自然に恵まれている一方で、
能です。未開拓の資源利用や新しい産業の創
それらを保全するために市民の日常生活にお
出への期待も高まっています。
ける自然や生態系への悪影響をいかに少なく
地域経済が潤い続ける島を目指して、資源
していくかが課題です。
の持続可能性を追求しながら良質な対馬産品
市民一人ひとりの自然や生態系、ふるさと
の高付加価値化を目指すことはもとより、効
に対する意識の改善も必要です。現状では、
率的な流通システムの構築、一次産業の担い
豊かな自然や素晴らしい文化、建物等を大切
手確保・育成に加え、国内外への対馬の魅力
に思い、次世代に残そうと行動する市民が少
発信・認知度向上、対馬を訪れていただく方
ないと市民自身が認識しています。市民一人
の満足度向上を推進する施策などを展開して
ひとりが対馬の自然や文化・歴史に誇りをも
まいります。
ち、それらの保全に取組んでいくことが大切
です。
ながさき経済 2016.10
3
持続可能な自然共生型の社会を目指して、
ツシマヤマネコに代表される生物多様性の保
全、シカ・イノシシ対策の推進、海洋保護区
の設定の推進に加え、現在の素晴らしい自然
対馬市の挑戦②
ふるさと納税を活用した
産業・所得・交流拡大
産業・所得・交流拡大
環境が大切に守られながら暮らしつづけるた
対馬市にとって、最優先課題は農林水産業
めの施策に取り組みます。
の活性化であります。対馬の豊かな水産資源
や林産資源を活用した「対馬ならではの特産
市民の声をもとに策定した本計画における
品」は数多く、知名度も徐々に向上しつつあ
今後10年間で取り組むべき主要施策を、市民
りますが、今後は「ふるさと納税制度」の運
の皆様と協働・市議会および各関係機関との
用において、対馬の特産品を返礼品として積
連携のもと、着実に実施することで市民協働・
極的に採用することにより、雇用の場の創出
市民主体のまちづくりをさらに進めてまいり
と所得の拡大を目指してまいります。本年7
ます。
月に行った機構改革により、ふるさと納税制
度の担当部局として「しまづくり推進部未来
創生課」を設置し、現在、返礼品の選定を市
役所内にプロジェクトチームを立ち上げ、年
森林の恵み 原木しいたけ
ふるさと納税返礼品で
水揚げ量日本一 対馬産あなご
全 国 へ
日本蜜蜂100% 天然はちみつ
4
ながさき経済 2016.10
新鮮で安心・安全な海の幸
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みんなで目指そう 自立と循環の宝の島 対馬
内を目途にスタート出来るよう指示を致して
さらに、交流人口の拡大を図る観点から、
いるところです。
高額な「ふるさと納税」をいただいた方を対
ふるさと納税の返礼品につきましては、
「原
馬市準市民と認定し、旅行優待券を贈呈し対
木しいたけ」や「あなご」に代表されます農
馬へ足を運んでいただくことで、島内の消費
林水産物だけではなく、未だ埋もれている対
拡大とその後の誘客に繋がるよう取り組みを
馬の特産品を掘り起こし、対馬そのものを特
進める予定です。
産品として選んで頂けるよう「オール対馬」
を掲げて島の特産品の創出に努めていきたい
と考えているところです。
政府は、
「制度の主旨から返礼品が過度に
なりすぎないように」と注意喚起を行ってお
対馬市の挑戦③
有人国境離島法を最大限活用した
島の浮揚
りますが、その活用が地域の産業振興の起爆
国境に面する離島において、領海・排他的
剤となっていることは、すでに県内の平戸市
経済水域の保全及び地域社会の振興を図るこ
が実証済であります。しかし、平戸市の成功
とにより、国境離島の役割を維持・強化する
も一朝一夕に実現できたものではありません。
ことを目的とした新法成立に向け、県下関係
生産者、加工業者、販売業者と行政が一体と
市町が共に連携しながら粘り強い活動が重ね
なって初めて、納税者の皆様に喜ばれるシス
られてきました。その活動が実り、去る4月
テムが構築できたものではないでしょうか。本
20日、参議院において可決成立し、平成29年
市も、生産者と行政がスクラムを組んで、新
4月1日から施行される運びとなりました。
たな産業の創出や所得向上の起爆剤となれる
新法成立にあたりましては、特に長崎3区
よう取り組んでまいりたいと考えております。
選出の谷川弥一代議士が先頭に立って国会の
韓国展望所からの釜山夜景
ながさき経済 2016.10
5
最前線にて各党議員各位への説明や調整など、
ます。実現すれば、対馬の北の玄関として国
長年にわたりご尽力いただきました。この場
内外からの観光客の誘客に繋がり、地域の活
をお借りして、これまでのご尽力に対し、改
性化はもとより、市の施策にも波及効果が現
めて感謝申し上げます。
れてくるものと考えます。今後、国会議員、
同法により航空運賃及び航路運賃の低廉化
県議会議員の皆様のご支援をいただきながら
のほか、生活や事業活動に必要な物資費用の
実現に向け強力に要請を行ってまいります。
負担軽減や雇用機会の拡充策及び安定的な漁
業経営を図るための漁船の操業に要する費用
負担の軽減などのソフト事業が盛り込まれて
結びに
おります。これにより今後10年間の地域振興
「今」を生きる私たちの使命は、「先人が守
の後ろ盾を得ましたので、この千載一遇の機
り・育て・慈しんできたこの島を、未来に繋
会に産・学・官・金等関係団体とも連携し、
ぐこと」です。対馬の未来を決定づけるであ
地域社会の維持・発展のため、オール対馬の
ろう重要なこの時期に、対馬(しま)づくり
体制にて本市ならではの施策提案に向け、知
の船頭役を仰せつかった責任を意気に感じて、
恵を絞ってまいります。
ふるさと対馬を将来の世代にしっかりと自信
また、市長として権限が及ぶところではあ
を持って引き渡せるよう、市政の創造と革新
りませんが、現在、対馬北部の比田勝地区沖
に果敢に挑戦してまいります。
合を航行しておりますJR九州高速船ビート
関係皆様方におかれましては、引き続き対
ル(国際線)に国内客も乗船できるよう要望
馬市に対し深いご理解と力強いご協力を賜り
を続けており、政府においてもその実現に向
ますよう、心よりお願い申し上げます。
け、動き出しをいただいているところであり
烏帽子岳から見た浅茅湾
6
ながさき経済 2016.10
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いよいよ開催!! シニア世代の健康と福祉の祭典
寄 稿
いよいよ開催!!
シニア世代の健康と福祉の祭典
∼ ねんりんピック長崎2016 ∼
ねんりんピック長崎2016実行委員会
事務局長 磯 本 憲 壮
昭和61年 4月 長崎県入庁
平成26年 4月 長崎県福祉保健部ねんりんピック推進室長
(平成27年 4月∼ ねんりんピック推進課)
平成26年 6月 ねんりんピック長崎2016実行委員会事務局長
はじめに
がいを持って心豊かに過ごすことが必要です。
そのため「第29回全国健康福祉祭ながさき
「ねんりんピック」の愛称で親しまれてい
大会」では、
「長崎で ひらけ長寿の 夢・
る「全国健康福祉祭」は、健康と福祉に関す
みらい」をテーマに、高齢者が元気で生きが
る積極的かつ総合的な普及啓発活動を通じ、
いを見つけ、人と人とのつながりを大切にし、
60歳以上の高齢者を中心とする国民の健康の
これを未来につなげていくことを支援すると
保持・増進、社会参加、生きがいの高揚など
ともに、長崎ならではのおもてなしで参加す
を図り、ふれあいと活力のある長寿社会づく
る皆様を温かくお迎えすることとしています。
りにつなげることを目的に昭和63年より毎年
開催されています。
第29回大会となる今年は、10月15日から18
大会の概要
日までの4日間において本県で初開催となり
大会の概要は次のとおりです。
ます。
会期中は、全国から約1万人の選手団が参
さて、我が国は世界に前例のない速さで高
加する26種目の交流大会を県内15市町で実施
齢化が進み、世界最高水準の高齢化率となっ
するほか、県立総合体育館などを会場に、世
ています。その中でも本県は全国に先行して
代を超えて楽しめるイベントを実施します。
高齢化が進んでいます。
期間中は観客を含め、延べ約50万人の参加者
高齢者が住み慣れた地域でいきいきと活躍
を予定しています。
するためには、一人ひとりが自分なりの生き
ながさき経済 2016.10
7
深め、ふれあいと活力のある長寿社会づくり
1.名 称
を進めるため、ねんりんピックでは交流大会
第29回全国健康福祉祭ながさき大会
としてスポーツや文化の種目を実施します。
2.愛 称
ねんりんピック長崎2016
3.主 催
長崎大会では、県下15市町で過去最多の26
種目を実施し(図1参照)、全国から約1万
厚生労働省・長崎県
人の選手団が参加します。
一般財団法人長寿社会開発センター
特に、長崎大会では「剣道」と「俳句」を
4.共 催
五島市で、
「ウォークラリー」を壱岐市で実
スポーツ庁
施しますが、ねんりんピック史上初の離島地
5.テーマ
長崎で ひらけ長寿の 夢・みらい
区での実施であり、自然豊かな本県ならでは
6.会 期
特徴となっています。
平成28年10月15日(土)∼18日(火)
また、長崎大会での交流大会参加対象者は、
平成29年4月1日時点で60歳以上となってい
るほか、昨年の大会に参加した人は同じ種目
全国から選手が集う交流大会
高齢者に適したスポーツや文化活動を通し
て、積極的な仲間づくりや世代間交流を促進
するとともに、正しい健康づくりへの理解を
図1
8
ながさき経済 2016.10
での参加ができないものがあるなど、より多く
の高齢者の方々がねんりんピックに参加でき
るように定められているのも大会の特徴です。
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いよいよ開催!! シニア世代の健康と福祉の祭典
長崎県の魅力溢れる総合開・閉会式
全国から参加する選手団をおもてなしの心
で温かくお迎えするとともに、満足して大会
を終えていただけるよう、長崎県の魅力が溢
習に取り組んでおり、本番では皆様に感動を
与えられるものとなることでしょう。
開会式の日程(予定)は次のとおりです。
時間
10:00
れる趣向を凝らした式典を実施します。(写
<式典前アトラクション>
●ハンドベル演奏
真は昨年の山口大会の様子です。)
●「ねんりんピック長崎2016」応
援ダンス
●県民体操「がんばらんば体操」
総合開会式
○会場:トランスコスモススタジアム長崎
内 容
10:50
<式典>
●大会旗・選手入場
(県立総合運動公園陸上競技場)
●開会宣言
○期日:10/15(土)
●国旗儀礼(国歌独唱)
●大会旗・県旗儀礼
●炬火入場・点火
●主催者等あいさつ
●歓迎のことば
●「みらい元気ながさき」宣言
12:36
<メインアトラクション>
●第1章「歴史をひらくNAGASAKI」
・ダンスパフォーマンス
総合開会式は、大会を象徴するオープニン
●第2章「文化をひらくNAGASAKI」
グイベントであり、全国の代表選手が一堂に
・マーチングバンド
会する唯一の機会であることから、本県の魅
●第3章「夢をひらくNAGASAKI」
力を余すことなく伝えるとともに、県民のお
・のんのこ節
もてなしの気持ちを伝える式典とします。
●第4章「未来につなぐNAGASAKI」
式典には、選手・役員約1万人、一般観覧
・フィナーレ
者や招待者・出演者など約1万1千人の計約
2万1千人が参加予定ですが、特に、選手の
総合閉会式
皆さんは開会式への参加も楽しみにされてお
○会場:長崎ブリックホール
り、直接会場入りされる離島地区開催種目参
○期日:10/18(火)
加者を除き、ほぼ全ての方々が参加されます。
総合閉会式は、次期開催地である秋田県へ
選手たちをお迎えする出演者は、懸命に練
ねんりんピックの成果を引き継ぐとともに、
ながさき経済 2016.10
9
大会の成果を振り返りながらねんりんピック
の意義を改めて確認するにふさわしいものと
世代を超えて楽しめるイベント満載!
します。
大会では選手が参加する交流大会だけでは
大会の最後は、本県出身のシンガーソング
なく、高齢者の方々のみならず幅広い年代に
ライター・さだまさしさんに大いに盛り上げ
も楽しめるイベントを実施します。
ていただくこととなっています。
次に、そのイベント内容についてご紹介し
閉会式の日程(予定)は次のとおりです。
ます。(写真は昨年の山口大会の様子です。)
全てのイベントが入場無料なので、多くの
時間
12:40
内 容
<式典前アトラクション>
●龍踊り
13:00
皆様のご来場をお待ちしています。(日程は
図2参照)
<式典>
●選手団代表入場
●主催者等あいさつ
●大会メモリアル映像
わくわく健康・元気フェスティバル
○会場:県立総合体育館、おくんち広場
○期間:10/15(土)∼17(月)
●大会旗引継
県立総合体育館では、地域に伝わる民俗芸
●次期開催地代表あいさつ
能・郷土芸能などを県内21老人クラブ連合会
●次期開催地アトラクション
が実演・披露する『地域文化伝承館』
、シニ
<メインアトラクション>
●長崎の唄
●さだまさしさんライブ
上:地域文化伝承館、下:ファッションショー
10
ながさき経済 2016.10
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いよいよ開催!! シニア世代の健康と福祉の祭典
ア世代がいつまでも元気で若々しく社会で活
躍できるような、快適で活動的なファッショ
ンを提案する『ファッションショー』
、高齢
者や障害者の支援及び介護者の負担軽減のた
めの様々な機器や技術・情報を展示・紹介す
る『健康福祉機器展』、医療・健康・食など
に関する展示や体験コーナー『健康フェア』
などを実施します。更に、県内の特産品グル
はつらつ音楽文化祭
メなど長崎県の魅力に触れ、すべての来場者
○会場:長崎ブリックホール
が楽しめるふれあい広場とステージイベント
○期日:10/16(日)
を設けます。
第1部では幼稚園児による和太鼓、高校生
また、おくんち広場では、高齢者が移動し
による吹奏楽や伝統芸能などを披露します。
やすいモビリティを展示するとともに、来場
第2部ではゲストの辛島美登里さんにライ
者が楽しめるステージイベントを実施します。
ブを行っていただきます。
生きがい美術展
○会場:長崎県美術館
○期間:10/15(土)∼18(火)
日本画、洋画、彫刻、工芸、書及び写真の
6部門おいて、全国の高齢者の創作による優
秀作品約500点を展示します。
図2
ながさき経済 2016.10
11
いきいき講演会
えています。
○会場:長崎ブリックホール
これまで、農業系高等学校による「花のお
○期日:10/18(火)
もてなし」
、開会式会場である諫早市内の小
高齢者の健康、生きがい等に関する講演会
中学校の児童生徒による応援メッセージカー
を開催し、ふれあいと活力ある長寿社会の未
ド及び横断幕の作成などにご協力いただいて
来像を考えます。
いるほか、大会をお手伝いいただくボラン
今回は、長崎県出身のTVキャスター草野
ティアにつきましても多くの県民の皆様から
仁さんにご講演いただきます。
ご応募いただいたところです。
また、会期中は選手の方々に積極的に声を
かけることで、おもてなしの気持ちを伝える
おわりに
「おもてなし声かけ運動」を行うよう啓発活
現在、県をはじめ市町、関係団体と協力し
動も行っております。
ながら準備を進めており、いよいよ開催間近
県民の皆様におかれましても、おもてなし
に迫ってまいりました。
の取り組みにご協力いただきますようお願い
一昨年に開催された長崎がんばらんば国
しいたします。
体・大会では、多くの県民の皆様の参加によ
また、県内各地で実施する交流大会を観戦
り大成功のうちに終了しました。
いただき、選手の皆様を直に応援いただくと
ねんりんピックにおきましても、選手の
ともに、各イベント会場も楽しんでいただき
方々が満足して大会を終えていただくには、
大会を大いに盛り上げていただきますよう重
県民の心のこもったおもてなしが一番だと考
ねてお願いいたします。
おもてなし声かけ運動啓発カード
12
ながさき経済 2016.10
調 査
Research
第105回 県内企業景況調査
調 査
第105回 県内企業景況調査
当研究所では、県内の景気動向を探るため四半期毎に県内企業景況調査を行っています。この
ほど、2016年8月に実施した調査結果を下記のとおりとりまとめました。
ご多用のなかご回答頂きました皆様に厚くお礼申し上げます。
【 調 査 要 領 】
1.調 査 目 的:県内企業の業況と経営動向の把握および県内景況判断資料の作成
2.調 査 対 象:県内主要企業474社(回答企業数385社、回答率81.2%)
3.調 査 方 法:郵送によるアンケート方式とヒアリング方式を併用
4.調 査 期 間:2016年7月28日∼8月31日
5.調査対象期間:2016年4∼6月期 実 績(前年同期比)
2016年7∼9月期 実績見込み(前年同期比)
2016年10∼12月期 見 通 し(前年同期比)
6.調 査 事 項
(1)業況判断 (2)売上高 (3)受注残高 (4)在庫水準
(5)操業度・稼働率 (6)雇用人員 (7)販売価格 (8)仕入価格
(9)採算(経常利益) (10)資金繰り (11)経営上の問題点
7.回答企業属性
(1)業種別回答企業数
(2)売上高別回答企業数
BSIについて
合
(社) BSIは ビ ジ ネ ス・
産
設
売
売
計
輸
造
そ の 他
業種
サービス
小
卸
建
水
運
製
(社、%)
項 目 回答企業数
業 種 構成比
製
造
業
91
23.6
輸 送 機 械
11
2.9
一 般 機 械
12
3.1
電 気 機 械
10
2.6
食
料
品
23
6.0
土石・コンクリート
3
0.8
そ
の
他
32
8.3
非
製
造
業 294
76.4
運
輸
50
13.0
水
産
4
1.0
建
設
50
13.0
卸
売
76
19.7
小
売
45
11.7
サ ー ビ ス
53
13.8
そ
の
他
16
4.2
全
産
業 385 100.0
※構成比は四捨五入の関係で
合計と必ずしも一致しない。
5億円未満
17 16
0
6
6
4 12
3 64
5億∼
10億円未満
17 11
0
6 15
8 11
4 72
10億∼
30億円未満
35 11
4 24 29 10 14
5 132
4 10
1 38
8
2
1 39
9 11
4
2 40
売上高 30億∼
50億円未満
6
4
0
6
50億∼
100億円未満
8
6
0
4 10
100億円以上
8
2
0
4
合 計
91 50
7
4 50 76 45 53 16 385
サーベイ・インデック
ス(Business Survey
Index)の略で、回答
企業の「好転・増加・
上昇」とする企業割合
から「悪化・減少・下
落」とする企業割合を
差し引いた指標のこと
である。例えば回答企
業のうち30%で業況が
好転し、10%の企業が
悪 化した場 合、BSIの
値 は30−10=20となる。
BSIのプラスは好転、マ
イナスは悪 化とみるこ
とができる。
ながさき経済 2016.10
13
要 約】 熊本地震の影響和らぎ、先行き持ち直しの動き
【
○ 県内企業の業況判断BSIをみると、2016年4∼6月期実績は△11と1∼3月期(+1)
から大幅悪化も、前回調査時の見込み(△17)ほどの落ち込みは避けられた。足もと7∼
9月期見込みはやや悪化の△13(前回調査の見通し△14)ながら、先行き10∼12月期見通
しは△9へと上向き持ち直しへ。
○ 観光関連業種では熊本地震前の水準にまでは戻っておらず、円高による輸出企業の収益
環境の悪化や、昨年の需要喚起政策(プレミアム商品券)の反動などのマイナス要因はあ
るものの、世界遺産登録効果やクルーズ船寄港増に加え、政府の「九州ふっこう割」や猛
暑による季節商材の消費底上げ効果などから地震の影響は徐々に沈静化しており、先行き
はねんりんピックの開催や長崎デスティネーションキャンペーン効果なども期待され持ち
直しの方向。
○ 製造業の業況判断BSIでは、4∼6月期実績が前期比15ポイント低下し前回見込み並み
の△1となり、足もと7∼9月期見込みも受注・収益環境の悪化などから前回調査の見通
し(△2)も下回る△8に低下、先行き10∼12月期については△6へとやや持ち直す見通し。
○ 非製造業の業況判断BSIは4∼6月期実績△14、7∼9月期見込み△14となり、前回調
査の見込み△22、見通し△18ほどの低下とはならなかった。先行き10∼12月期については
△10と4ポイント上昇し、持ち直す見通し。
○ 経営上の問題点として最も多く挙げられたのは、引き続き「人材不足」で52%。これに
「売上げ・受注の不振」46%、「設備の老朽化」35%が続く。
1.業況判断【図表1−1∼1−4】
や、ねんりんピック、長崎デスティネーショ
全産業の業況判断BSIをみると、2016年4
ンキャンペーンなどもあり、△9と持ち直し。
∼6月期実績は△11と、1∼3月期から12ポ
業況判断の内訳をみると、先行きにかけて
イント悪化したが、前回調査時の見込み(△
「好転」企業が減少する見通し。16年1∼3
17)ほどの落ち込みは避けられた。足もと7
月期実績は24%であったが、4∼6月期実績
∼9月期見込みはやや悪化の△13(前回調査
20%、7∼9月期13%、10∼12月期はさらに
の見通し△14)ながら、先行き10∼12月期見
11%まで低下する見通し。一方、
「悪化」企
通しは、熊本地震の影響が徐々に和らぐこと
業の割合は、16年1∼3月期23%から4∼6
図表1−1 全産業の業況判断BSI推移
好転割合
悪化割合
BS
I
「好転」−「悪化」
(%)
38
40
30
28
22
20
10
19
18
23
24
5
0
△2
10
△9
20
16
23
28
40
5
14
24
0
△6
30
△17
25
24
22
24
11
1
△12
23
30
31
△13
△9
△14
20
26
14年
1∼3
ながさき経済 2016.10
4∼6
7∼9
10∼12
15年
1∼3
4∼6
7∼9
10∼12
16年
1∼3
20
10
0
△10
△20
△30
△40
前回調査時の見込み・見通し
13年 10∼12
40
30
20
△11
50
60
24
13
0
30
24
27
(BSI)
△50
△60
4∼6
7∼9 10∼12
(見込み)(見通し)
調 査
Research
第105回 県内企業景況調査
月期に31%へ増加したが、7∼9月期26%、
見込み 9→ 16年10∼12月期見通し 9、以下
10∼12月期20%と減少していく見通し。
同順にBSIのみ表記)のBSIは、16年1∼3
観光関連業種では、熊本地震前の水準まで
月期+33から急激な円高による収益環境の悪
は戻っておらず、円高による輸出企業の収益
化から、16年4∼6月期△9と大幅低下も、
環境の悪化や、昨年の需要喚起政策(プレミ
足もと7∼9月期+9に回復し、先行き10∼
アム商品券)の反動などマイナス要因はある
12月期も同水準で推移見通し。
ものの、世界遺産登録効果やクルーズ船寄港
一 般 機 械( △9→34→ △8→ △33) で は、
増に加え、政府の「九州ふっこう割」や猛暑
BSIは16年4∼6月期実績+34と前期(1∼
による季節商材の消費底上げ効果などから地
3月期△9)から大幅上昇も、足もと7∼9
震の影響は徐々に沈静化しており、先行きは
月期は、円高による収益環境の悪化や厳しい
ねんりんピック開催や長崎デスティネーション
受注環境などから△8へ低下し、先行き10∼
キャンペーン効果も期待され持ち直しの方向。
12月期は△33と大幅に低下の見通し。
(図表1−2、1−3、1−4)
−2、1−3、1−4)
(1)製
製造業(図表1−
(
1)製造業
電気機械(27→△10→10→20)では、BSI
製造業の業況判断BSIは、2016年1∼3月
は16年1∼3月期実績27から4∼6月期△10
期+14から、4∼6月期実績△1(前回見込
へと納期の短期化や厳しい受注環境なども
み△1)と大幅に悪化した。足もと7∼9月
あって大幅に悪化するも、7∼9月期+10、
期についても一般機械を中心に△8(前回見
10∼12月期+20と改善の見通し。
通し△2)と低下も、先行き10∼12月期見通
食料品(20→△26→△9→0)では、BSIは
しは△6と幾分持ち直しへ。人材獲得難が続
地震の影響から4∼6月期△26と大幅低下も、
き、円高による輸出企業の収益環境も悪化す
足もと7∼9月期は猛暑による消費の押し上
る見通し。
げ効果もあり△9と持ち直し、10∼12月期は
◆業種別
±0に改善する見通し。
輸送機械( 16年1∼3月期実績 33→ 16年
4∼6月期実績 △9→ 16年7∼9月期実績
図表1−2 製造業・非製造業別 業況判断BSI
「好転」−「悪化」
(BSI)
40
30
20
10
0
製 造 業
非製造業
24
13
2
15
2
6
△1
△10
△6
△12
△20
14
11
2
△1
7
1
△1
△7
△2
△3
△18
△2
△14 △14
△22
△30
△40
△1
△8
△6
△10
△18
点線:前回調査時の見込み・見通し
13年 10∼12
14年
1∼3
4∼6
7∼9
10∼12
15年
1∼3
4∼6
7∼9
10∼12
16年
1∼3
4∼6
7∼9 10∼12
(見込み)(見通し)
ながさき経済 2016.10
15
図表1−3 業種別 業況判断BSI推移(直近2年)
過去の調査の実績
業 種
全
製
産
造
業
業
輸
送
機
械
一
般
機
械
電
気
機
械
食
料
品
土石・コンクリート
そ
の
他
非
製
造
業
運
輸
水
産
建
設
卸
売
小
売
サ
ー
ビ
ス
そ
の
他
2014年
10∼12
△2
11
0
25
△ 20
8
△ 34
28
△6
10
△ 20
△ 21
△ 28
△ 13
22
△6
1∼3
△6
△1
18
58
△ 10
△ 12
△ 67
△ 13
△7
△3
40
△2
△ 34
△ 17
12
19
2015年
4∼6
7∼9
0
5
2
△1
27
9
△ 18
18
11
10
8
△4
△ 34
△ 33
△3
△ 14
△1
7
11
16
△ 25
0
△ 19
△ 25
0
19
△2
2
△2
9
38
38
実績
10∼12
0
△2
18
△ 36
△ 10
23
33
△ 24
1
0
60
△ 19
21
△ 18
△2
25
2016年
1∼3
1
14
33
△9
27
20
△ 34
8
△3
△6
△ 80
△ 14
14
△4
△7
△6
4∼6
△ 11
△1
△9
34
△ 10
△ 26
67
3
△ 14
△ 24
△ 25
△6
△4
△4
△ 34
△ 18
(月期、BSI)
今回調査
見込み
見通し
2016年
7∼9
10∼12
△ 13
△9
△8
△6
9
9
△8
△ 33
10
20
△9
0
0
△ 33
△ 18
△ 10
△ 14
△ 10
△ 19
△ 25
△ 100
△ 50
△4
△ 10
△4
△4
△ 20
0
△ 21
△ 10
△ 20
△ 13
図表1−4 業種別(細分類)業況判断BSI及び企業割合の推移
業 種
全
製
産
業
造
業
輸送機械器具製造業
一般機械器具製造業
電気機械器具製造業
食 料 品 製 造 業
土石・コンクリート製造業
非
製
造
業
運
輸
業
道 路 旅 客 運 送 業
道 路 貨 物 運 送 業
水
運
業
水
産
業
建
設
業
卸
売
業
機 械 器 具 卸 売 業
建 築 材 料 卸 売 業
小
売
業
各 種 商 品 小 売 業
機 械 器 具 小 売 業
サ
ー
ビ
ス
業
ホ テ ル ・ 旅 館
16
(%、BSI)
2016年1∼3月期
2016年4∼6月期
2016年7∼9月期
2016年10∼12月期
(実績:前年同期比) (実績:前年同期比) (実績見込み:前年同期比) (見通し:前年同期比)
好転 不変 悪化 BSI 好転 不変 悪化 BSI 好転 不変 悪化 BSI 好転 不変 悪化 BSI
24
53
23
1
20
49
31 △ 11
13
61
26 △ 13
11
69
20 △ 9
30
54
16
14
26
47
27 △ 1
14
64
22 △ 8
15
64
21 △ 6
33
67
0
33
0
91
9 △9
9
91
0
9
9
91
0
9
18
55
27 △ 9
42
50
8
34
17
58
25 △ 8
17
33
50 △ 33
36
55
9
27
20
50
30 △ 10
30
50
20
10
50
20
30
20
33
54
13
20
26
22
52 △ 26
17
57
26 △ 9
17
66
17
0
33
0
67 △ 34
67
33
0
67
0 100
0
0
0
67
33 △ 33
22
53
25 △ 3
18
50
32 △ 14
13
60
27 △ 14
10
70
20 △ 10
23
48
29 △ 6
16
44
40 △ 24
12
57
31 △ 19
6
63
31 △ 25
25
31
44 △ 19
12
35
53 △ 41
6
47
47 △ 41
0
53
47 △ 47
19
56
25 △ 6
25
50
25
0
13
68
19 △ 6
6
63
31 △ 25
29
42
29
0
14
72
14
0
29
57
14
15
14
72
14
0
0
20
80 △ 80
25
25
50 △ 25
0
0 100 △100
0
50
50 △ 50
8
70
22 △ 14
16
62
22 △ 6
12
72
16 △ 4
8
74
18 △ 10
32
50
18
14
21
54
25 △ 4
18
60
22 △ 4
13
70
17 △ 4
25
50
25
0
21
65
14
7
21
58
21
0
21
65
14
7
40
50
10
30
36
55
9
27
18
73
9
9
9
82
9
0
20
56
24 △ 4
27
42
31 △ 4
11
58
31 △ 20
16
68
16
0
33
56
11
22
45
37
18
27
9
73
18 △ 9
18
73
9
9
31
38
31
0
42
41
17
25
17
58
25 △ 8
17
83
0
17
25
43
32 △ 7
11
44
45 △ 34
9
61
30 △ 21
11
68
21 △ 10
55
27
18
37
20
10
70 △ 50
20
30
50 △ 30
20
40
40 △ 20
(2)非製造業(図表1−2、1−3、1−4)
9月期見込みいずれも△14と大きく悪化も、
非製造業の業況判断BSIは、観光関連をは
前回調査の結果(4∼6月期見込み△22、7
じめ運輸、小売、サービスなど、熊本地震の
∼9月期見通し△18)ほどの低下とはならな
影響を大きく受けた業種が多く、2016年1∼
かった。先行き10∼12月期は、地震の影響が
3月期△3から4∼6月期実績、足もと7∼
和らぎ△10と持ち直す見通し。
ながさき経済 2016.10
調 査
Research
第105回 県内企業景況調査
◆業種別
は、熊本地震の影響から16年4∼6月期実績
運輸(△6→△24→△19→△25)では、足
が△34と前期(△7)から大幅悪化も、足も
もと△19と幾分回復するも、先行きについて
と△21、先行き△10とマイナス圏ながら持ち
は△25と悪化の見通し。
直しの見通し。このうちホテル・旅館(37→
このうち、道路旅客運送(△19→△41→△
△50→△30→△20)は、4∼6月期実績は△
41→△47)では、交通需要の低迷が続き、BSI
50と前期+37から大幅低下も、足もと7∼9
は大幅マイナス推移。道路貨物運送(△6→0
月期は政府の「九州ふっこう割」の効果など
→△6→△25)は、ドライバー不足から、足も
から△30と持ち直し、先行きについても、ね
と△6、先行き△25と悪化の見通し。
んりんピックや長崎デスティネーションキャ
水産(△80→△25→△100→△50)は、不漁
ンペーンなど効果が見込まれることから△20
のため、足もと△100、先行き△50と、マイ
へと持ち直す見通し。
ナス圏で推移の見通し。
2.売上高、受注残高【図表2、3】
建設(△14→△6→△4→△10)は、公共工
売上高BSI(△1→△15→△16→△10)は、
事の前倒し発注により、足もと△4と持ち直
熊本地震の発生により16年4∼6月期△15と
すも、厳しい受注環境や人材獲得難から先行
大幅に低下し、足もと△16とやや悪化も、先
き△10とやや悪化の見通し。
行きはやや持ち直す見通し。
卸売(14→△4→△4→△4)は、16年1∼3
製造業(16→△2→△5→0)は足もと△5
月期実績+14から地震を境に実績・足もと・
と低下し、先行き±0と持ち直す見通し。こ
先行きとも△4とマイナス圏で推移の見通し。
のうち、輸送機械(42→△9→△36→0)では、
消費関連では、消費マインドの低下が続いて
足もと△36に低下も、先行きは±0の見通し。
いる。また、建築材料卸売(30→27→9→0)
一般機械(33→33→25→△8)では、足もと
は足もと+9も、先行き±0と建築関係では
+25から先行き△8と大幅に低下の見通し。
競争激化の影響により低下の見通し。機械器
非製造業(△6→△18→△20→△13)は16
具卸売(0→7→0→7)は、足もと±0、先行
年4∼6月期実績△18から、足もと△20へ低
き+7と比較的堅調な見通し。
下し、先行き△13と幾分持ち直しの見通し。
小売(△4→△4→△20→0)では、16年4
卸売(16→6→△13→△9)は4∼6月期実績
∼6月期実績が△4と前期比で横這いとなっ
+6から足もと△13と大幅に低下し、先行き
たものの、7∼9月期は前年のプレミアム商
も△9とマイナス圏内でやや持ち直す見通し。
品券需要の反動などからBSIは△20と大幅低
うち、建築材料卸売(40→36→18→9)では足
下も、先行き10∼12月期は±0へ回復する見
もと+18も、先行き+9に低下の見通し。農
通し。
畜産物卸売(22→20→△20→△10)では夏場
サービス(△7→△34→△21→△10)のBSI
の豪雨、天候不順の影響などから足もと△20
ながさき経済 2016.10
17
となり、先行きもマイナス圏で推移の見通し。
建設(△23→△18→△4→△4)では、実績
食料・飲料卸売(0→0→△16→△8)では、熊
△18から、足もと・先行きはマイナス圏なが
本地震に伴う消費マインドの低下から足もと
ら△4と持ち直す見通し。
△16と低下し、先行きも△8とマイナス圏で
3.在庫、操業度・稼働率【図表4、5】
推移する見通し。
全産業の在庫水準BSI(5→7→5→3)は、
小売(△12→△9→△23→△4)では、4∼
プラス(「過大」>「不足」)ながら先行きに
6月期実績△9と幾分回復も、足もと△23と
かけてやや低下。
大幅に低下、先行きは△4に持ち直す見通し。
製造業(1→1→3→0)では、足もと+3と
運輸(△15→△40→△31→△33)は、16年4
在庫水準は幾分過大ながら、「適正」との回
∼6月期実績△40から足もと△31と持ち直し
答割合が91%→83%→87%→92%と9割方を
も、先行きは△33とやや悪化の見通し。
占める。
受注残高については、製造業(△1→△14
非製造業(8→11→7→5)では、卸売(6→
→△14→△6)のBSIは足もと△14と悪化も、
9→7→6)、小売(13→14→6→4)ともBSIは
先行き△6と改善の見通し。このうち、電気
過大超幅が足もと・先行きにかけて縮小の見
機械(9→△50→0→10)は、足もと±0に持
通し。
ち直し、先行き+10に上昇。輸送機械(0→
操業度・稼働率のBSIは、製造業(20→△
△20→10→0)は実績△20から、足もと+10
1→△8→△12)は、実績△1から足もと△8
となるも、先行き±0と低下の見通し。一方、
と大幅に低下し、先行きも△12と悪化が続く
一般機械(△10→0→△28→△37)は厳しい
見通し。
受注競争から、足もと・先行きはマイナスに
非製造業(△17→△24→△16→△15)は、
転じ、その幅も拡大する見通し。
実績△24から、足もと・先行き幾分回復の見
図表2 全産業・製造業・非製造業別 売上高BSI推移
(BSI)
全 産 業
製 造 業
非製造業
40
16
20
0
△20
△40
2
△1
△2
△1
△2
△15
△6
△18
15年 10∼12
16年
1∼3
△5
△16
△20
0
△10
△13
18
△23
△23
15年 10∼12
16年
1∼3
ながさき経済 2016.10
10
0
△14
△18
4∼6
△4
11
5
14
13
6
1
9
1
3
76
6
4
△3
0
15年 10∼12
16年
1∼3
4∼6
7∼9
10∼12
(見込み) (見通し)
図表5 製造業・非製造業別 操業度・稼働率BSI
製造業
建設業
1
△1
20
7∼9
10∼12
(見込み) (見通し)
図表3 製造業・建設業別 受注残高BSI
製造業
卸売業
小売業
30
△10
4∼6
「増加」−「減少」
(BSI)
20
10
0
△10
△20
△30
△40
図表4 製造業・卸売業・小売業別 在庫水準BSI
「過大」−「不足」
(BSI)
△4
△6
△14
7∼9
10∼12
(見込み) (見通し)
「上昇」−「低下」
(BSI)
20
10
0
△10
△20
△30
△40
8
△1
△8
△17
15年 10∼12
製 造 業
非製造業
20
16年
1∼3
△8
△16
△12
△15
△24
4∼6
7∼9
10∼12
(見込み) (見通し)
調 査
Research
第105回 県内企業景況調査
通し。うち建設(△25→△18→△4→△6)で
ホテル・旅館(△9→30→0→△10)は、4∼
は、公共工事の前倒し発注により足もと・先
6月期は地震の影響で過剰感が強まったが、
行き回復傾向。
先行きは再び不足感が強まる見通し。
4.雇用人員【図表6】
※本調査における「雇用」とは、常用雇用者(パート
全産業の雇用人員BSI(△26→△25→△25
を除く)。派遣社員は除く。
→△27)は、マイナス(人員不足)が続き、
5.販売価格・仕入価格【図表7−1、−2】
先行きは不足感が幾分強まる見通し。
全産業の販売価格のBSI(△3→△7→△5
製造業(△26→△20→△18→△21)は、足
→△2)は、足もと・先行きともマイナス圏(「低
もと△18と不足感は幾分和らぐも、先行き△
下」超)で推移の見通し。
21と不足感が強まる見通し。このうち、電気
製造業(1→△7→△8→△3)のうち、食料
機械(△36→0→△10→△10)では、足もと・
品(13→9→9→9)では、原材料価格の高止
先行きとも不足感が続く。一般機械(△55→
まりによる価格転嫁に伴い足もと・先行きプ
△42→△34→△34)では技術・技能者の不足
ラス水準(「上昇」超)で横這いの見通し。
感が強く、足もと・先行きも続く見通し。
電気機械(△9→△10→△20→△20)では厳
非製造業(△26→△27→△26→△29)でも
しい受注競争が続くなか価格の引き上げが困
不足感が続く見通し。なかでも、運輸(△56
難なことから販売価格の「上昇」企業はなく、
→△53→△51→△55)では、道路旅客運送(△
BSIは低下が続く見通し。
81→△82→△82→△82)が大幅な不足。
非製造業(△5→△7→△4→△2)では、卸
卸売(△20→△29→△25→△25)や小売(△
売(△2→△11→△3→3)で実績はマイナスも、
28→△34→△25→△25)、サービス(△21→
先行き、衣服・身の回り品卸売、食料・飲料
△20→△22→△26)でもマイナスが続き、足
卸売、陶磁器卸売などで、価格引き上げの見
もと・先行きの人員が「適正」との割合は卸
通し。
売、小売、サービスで6割台にとどまり、人
手不足感が続く。建設(△12→△2→△12→
△16)では、足もと不足感は△2と和らぐも、
先行きは△16と再び不足感が強まる見通し。
図表7−1 製造業の販売・仕入価格BSI
「上昇」−「下落」
(BSI)
40
全 産 業
製 造 業
非製造業
△10
△20
△30
△40
△30
△31
△32
15年 10∼12
△26
△20
△25
△27
16年
1∼3
4∼6
△18
△25
△26
△21
△27
△29
7∼9
10∼12
(見込み) (見通し)
13
20
0
△20
図表6 全産業・製造業・非製造業別 雇用人員BSI
「過剰」−「不足」
(BSI)
0
販売
7
△1
1
15年 10∼12
16年
1∼3
3
4
△7
△8
4∼6
仕入
8
△3
7∼9
10∼12
(見込み) (見通し)
図表7−2 非製造業の販売・仕入価格BSI
「上昇」−「下落」
(BSI)
20
10
0
△10
2
1
15年 10∼12
△5
16年
1∼3
0
△3
△7
4∼6
販売
仕入
2
2
△4
△2
7∼9
10∼12
(見込み) (見通し)
ながさき経済 2016.10
19
一方、仕入価格のBSI(3→△1→3→4)は
全産業の資金繰りBSI(△1→△1→△5→
プラス圏(「上昇」超)にあり、16年4∼6
△3)は、実績△1から足もと△5へと悪化も、
月期の実績△1から、先行きにかけて上昇圧
先行きは△3に持ち直す見通し。
力が増す見通し。製造業(7→3→4→8)では
7.経営上の問題点【図表10】
プラス圏内が続く。うち、食料品(17→13→
経営上の問題点(3つ以内の複数回答、全
9→18)は上昇圧力強く、足もとBSI低下も
産業計)のトップは「人材不足」で前回(51%)
先行きは上昇の見通し。
より上昇し52%を占めた。運輸(前回63%→
非製造業(1→△3→2→2)は足もと・先行
今回67%)、建設(49%→63%)、製造(58%
き横這いの見通し。卸売(11→0→5→5)と
→56%)でトップ、卸売、小売でも回答割合
サービス(18→11→13→10)は、資材価格や
が高く、県内企業に共通する最大の問題点と
食材費の高止まりによる上昇圧力が強くプラ
なっている。これに次ぐのは「売上げ・受注
ス圏内で推移の見通し。一方、運輸(△23→
の不振」(46%)、「設備の老朽化」(35%)と
△17→△13→△5)は燃油費が安定して推移
なっている。
していることから、足もと・先行きにかけて
マイナス幅が縮小傾向の見通し。
図表10 業種別経営上の問題点
(3つ以内の複数回答)
業
6.採算、資金繰り【図表8、9】
全産業の採算(経常利益)BSI(△2→△11
→△15→△8)は16年1∼3月期△2から4
種
全産業計
製
造
運
輸
水
産
∼6月期は△11に低下し、足もと7∼9月期
は△15とマイナス幅が拡大。先行き10∼12月
期は△8と持ち直す見通し。
第1位
◆人材不足
(51%)→52%
◇人材不足
(58%)→56%
◇人材不足
(63%)→67%
◇設備の老朽化
(80%)→75%
図表8 全産業・製造業・非製造業別 採算BSI推移
(BSI)
20
10
0
△10
△20
△30
4
2
△2 △3
△3
△11
△14
15年 10∼12
16年
1∼3
4∼6
全 産 業
製 造 業
非製造業
△7
△15 △17
5
7∼9
10∼12
(見込み) (見通し)
0
1
△5
△10
20
製 造 業
非製造業
6
2
△1
△3
15年 10∼12
16年
1∼3
ながさき経済 2016.10
△1
△4
△5
4∼6
建
設
卸
売
小
売
(49%)→63%
第3位
◆売上げ・受注
の不振
(43%)→46%
◆設備の老朽化
◇売上げ・受注
の不振
(41%)→46%
◇設備の老朽化
◇設備の老朽化
◇売上げ・受注
の不振
(44%)→39%
(46%)→48%
△3
△5
7∼9
10∼12
(見込み) (見通し)
サービス
◇人材不足
(53%)→46%
◇人材不足
(43%)→47%
◇売上げ・受注
の不振
(48%)→58%
(33%)→35%
(32%)→34%
◇人材不足
(40%)→50%
◇省力化、合理化の遅れ
(0%)→50%
◇売上げ・受注
の不振
(62%)→50%
◇受注・商品・
サービス価格
の低迷
(13%)→19%
◇設備の老朽化
(11%)→19%
◇売上げ・受注
の不振
(40%)→45%
◇設備の老朽化
◇売上げ・受注
の不振
(40%)→44%
◇設備の老朽化
◇人材不足
◇設備の老朽化
△5
△8
△10
図表9 全産業・製造業・非製造業別 資金繰りBSI
「好転」−「悪化」
(BSI)
全 産 業
10
◇人材不足
第2位
(46%)→48%
(25%)→30%
(40%)→42%
(42%)→42%
(注)1.各業種毎の回答先数に対する割合
2.( )内の数字は前回調査時(2016年5月)
(泉 猛)
調 査
Research
第105回 県内企業景況調査
■景況感の判断理由など(抜粋)
輸送機械
区分
製造業
造船
一般機械
〃
〃
〃
〃
はん用機械器具
電気機械
〃
〃
〃
〃
電機機械器具
〃
〃
〃
〃
食料品
食料品
〃
〃
〃
〃
その他製造業
金属製品製造
〃
運輸
印刷関連業
繊維工業
陶磁器製造
非製造業
鉄道
タクシー
建設業
道路貨物輸送
〃
水運
総合工事
〃
〃
職別工事業
〃
農畜産物
機械器具
〃
衣服・身の回り品
食料・飲料
家電量販店
石油
各種商品小売業
〃
その他の小売
旅館・その他宿泊所
〃
〃
専門サービス
飲食店
状況の説明など
・為替が100円/ドル台前半で推移しており、状況は厳しい。また世界的な船舶過剰状態は継続中で船価も低い
ことから厳しい状況。
・建造、修繕部門ともに順調に生産を伸ばしている。来年中頃までは現状を維持。
・しばらく受注の不振が続く。
・引合いは依然として活発だが、採算面に不安が残る。
・売上、受注の繁忙期と閑散期の差が大きいため、通年での売上確保が難しい。
・為替の円高や株価低迷により景況感が悪化してきている。受注環境については厳しい状況が続くものと思われ、
受注高も減少傾向となっている。
・円高と為替の動向による投資マインド低下に伴う受注の減少。
・今年中は、高操業だが、来年からは仕事量が減少する見通し。
・仕事量、採算面でも厳しい状況を想定している。
・海外市場は低迷が続き苦戦している状況。但し、直近の操業、生産水準については、概ね横這い。
・既存社員の再教育と技術者の中途採用を推進。
・短納期、低価格受注。操業度上昇、人材不足。
・国内需要は不振も、海外需要で受注が回復している。新製品開発をPRし、海外需要の取り込みを推進中。
・7月以降、受注が伸びてきており、積極的な営業展開が出来そう。
・円高の影響で受注量が減少してきた。今後はさらに厳しくなると思われる。
・原料の調達先、方法の見直し、原価低減の実施などで高騰分をカバーし、計画的な生産により稼働率の向上を
目指す。
・人員不足の状況は今後も続くと予想され、パート採用など、条件面を検討し確保していく。
・生産量、売上は横這いとなっているなか、原材料の値上りによって収益の増加は期待できない状況。
・熊本地震による観光客の減少から土産品が低迷。秋以降の観光客の回復が懸念される。
・国の復興支援により、観光は回復の兆しが出てきており、さらにねんりんピックや長崎デスティネーション
キャンペーンの重なる秋以降には期待が持てる。
・夏に向かって仕事の受注が悪化しそう。長期的な受注がない。
・受注不振の影響により他県よりの安値受注による失注なども出てきており、売上確保に苦戦している。原材料
も上昇傾向であり今後の動向を注視している。
・夏場に毎年売上が減少しているが、対策が計画どおりに進んでいない。
・人材不足が一番の問題点であるが、賃金の上昇によって募集もしにくくなっている。
・燃料価格が予想より安く推移しているため、現在は利益を見込める状況。
卸売業
小売業
サービス業
・熊本地震による観光客の減少が懸念される(観光客が戻ってくることを期待)。
・7月には地震の影響も少なくなり、雨天の日が続きその後一気に猛暑となったことから、タクシーの稼働率が
向上している。緩やかではあるが回復基調である。
・軽油単価がしばらく低位で推移する見込みで利益面に寄与。しかし、労働時間の超過は改善していない。
・人材不足により稼働率が低下し、売上も伸び悩んでいる。人材確保が急務である。
・顧客の操業が依然高く受注は現在のところ安定。人員不足でリクルート活動、養成を積極的に行っている。
・技術者が不足している。中途採用も含めて人材を確保していく。
・県北部の公共工事が少ない。県央・県南地区の営業を強化している。
・高齢化に伴う技能労働者の不足、特に若年技能労働者の確保が難しい状況。
・経験や技術を持った人材が高齢化により、今後の若手社員への技術の継承が急務となる。
・国内造船で建造シェアが高いばら積み貨物船の受注が低迷し、2∼3年後の仕事量が不足してくると予測。
・九州地方における夏場の豪雨、天候不順の影響が青果物の仕入値の上昇につながる可能性が懸念される。
・設備(民間、公共)とも案件が乏しい状況。既存設備の更新、省エネ(LED化)等、小口が目立つ。
・熊本地震から観光客の減少、熊本復興の見通しが分からず全体として物件も少なく、低調な推移。
・インバウンドも徐々に下降していると見られるため、プラスアルファの売上が期待できない。
・取扱い商品の仕入れ原価が高止まっていて、なかなか収益率の改善が難しい。
・前年と比べ外国人旅行者の購入が少なくなり売上が下がる商品があるが、全般的には横這い。
・不安定な中東情勢の影響で原油価格も乱高下している状況にあり、その変化の度に収益ロスが生じている。
・前年あじさいプレミアム券の発行で、6∼9月は売上が上昇、今年は売上げの多少の減少を考えている。
・消費低迷状態から脱することが出来ず、厳しい業況が継続。
・熊本地震の影響を受けており見通しが立てにくい。ツアー客数減少に伴い売上高も昨年を大きく下回っている。
・熊本地震以降、客足が遠のき、キャンセルも相次ぎ苦戦している。
・熊本地震の影響も落ち着いてきているので、今後は回復していくものと判断している。
・7月に入り、復興割りのネットクーポン等からの予約により、かなり取り返している。
・人材不足は解消されていない。中途採用も積極的に進めているが、業界全体が人手不足感が強く苦戦。
・人材不足による残業増、人件費高騰、原材料の高止まりで、売上は上がっているが収益に結びついていない。
ながさき経済 2016.10
21
調 査
県内企業の事業承継に関する認識と取組み
長崎新聞社とのコラボアンケート
2015年度における県内の休廃業・解散件数は266件と倒産件数36件の7倍*に上り、経営者の
高齢化・後継者不足などから近年増加傾向にある。そのため、県内企業が成長していく過程で円
滑に事業承継ができるような環境を整備していくことが、今後地域の雇用を守るための大きな
テーマとなっていくものと考えられる(*帝国データバンク特別企画「長崎県内の休廃業・解散
動向調査(2015年度)」)。
そこで、県内企業の事業承継に関する認識や対策などを明らかにするため、景況調査先に対し
アンケートを実施した。
【 調 査 要 領 】
1.調査対象:景況調査対象先の県内主要企業474社のうち、支社・支店など39社を除
く435社。回答企業数292社、回答率67.1%
2.調査方法:郵送によるアンケート(無記名方式)
3.調査期間:2016年7月28日(木)∼8月31日(水)
4.調査事項:Ⅰ.事業承継に関する認識
Ⅱ.事業承継への計画・取組みの有無と理由
Ⅲ.事業承継の取り組み(①相談相手、②苦労した(している)こと、
③実施して良かった点、④円滑な実施に必要なこと)
− 要 約 −
○事業承継についての認識(回答292社)は、
「優先して取り組むべき経営課題」が70社(24%)、
「経営課題のうちの一つ」が146社(50%)となっており、合わせると74%が経営課題と捉
えている。
○事業承継の計画・取組み状況(回答292社)は、「既に対応済み」39社(13%)、「計画を立
案し、進めている」86社(30%)に対し、
「計画を立案中だが、進めてはいない」79社(27%)、
「特に計画はない」88社(30%)。
○「計画を立案中だが、進めていない」および「特に計画はない」との回答先(167社)に
その理由を複数回答で尋ねたところ、「今のところ事業を譲る予定がない」が88社と最多、
以下「適当な後継者が見つからないため」
(31社)、「相続税・贈与税など税金対策が必要
22
ながさき経済 2016.10
調 査
Research
県内企業の事業承継に関する認識と取組み
なため」(20社)、「借入時の個人保証があるため」(17社)。
○「既に対応済み」および「計画を立案し、進めている」との回答先(125社)に、その状
況などを複数回答で尋ねた。
①事業承継に関する相談相手では、「税理士」が70社と群を抜き、以下、「取引先の金融機
関」30社、「公認会計士」18社と続く。一方、「誰にも相談していない」との回答が21社。
②事業承継で苦労した(している)ことでは、
「自社株などの個人資産の取扱い」61社、
「後
継者の教育や育成をすること」52社、「相続税・贈与税などの税金対策」50社、「事業承
継に必要となる知識の習得」39社。
③事業承継を実施して良かった点は、
「新たな経営理念を確立できた」が31社と最多、以下、
「従業員のモチベーションが上がった」(20社)、「新規事業分野に進出できた」(13社)。
④事業承継を円滑に行うために必要なことでは、
「今後の経営ビジョンを持つこと」が74社、
「経営状況や課題を認識すること」が68社と双璧。
Ⅰ.事業承継への認識と取組状況
(1)事業承継についての認識
−4社に3社は経営上の課題と認識−
図表1 事業承継に関する認識について
(n=292)
その他
5社(2%)
まず、事業承継について経営課題として認識してい
るか尋ねたところ、「経営課題のうちの一つである」
が146社(50%)と半数を占め、「優先して取り組むべ
経営上の課題ではない
71社(24%)
優先して取り組むべき
経営課題である
70社(24%)
き経営課題である」の70社(24%)を合わせると216
社(74%)と、およそ4社に3社は事業承継を経営上
経営課題のうちの一つである
146社(50%)
の課題と捉えている(図表1)。
(2)事業承継への計画・取組み状況
−計画立案し進めているのは3割−
図表2 事業承継への計画・取組み状況
について(n=292)
既に対応済み
39社(13%)
次に、事業承継への計画や取組み状況を尋ねたとこ
ろ、「既に対応済み」39社(13%)、「計画を立案し、
進めている」86社(30%)、
「計画を立案中だが、進め
てはいない」
79社(27%)、
「特に計画はない」88社(30%)
であった(図表2)。
「計画を立案し事業承継を進めている」のは86社と
特に計画はない
88社(30%)
計画を立案し、
進めている
86社(29%)
計画を立案中だが、
進めてはいない
79社(27%)
3割にとどまっている。
ながさき経済 2016.10
23
一方、
「計画を立案中だが進めてはいない」(79社)と「特に計画はない」(88社)を合わせると、
半数以上の企業は事業承継への取組みをしていないことがわかる。
(2)−2 事業承継の計画を進めていない理由
(2)で「事業承継の計画
図表3 事業承継の計画を進めていない理由について(複数回答)
(n=167)
を立案中だが、進めてはいな
今のところ事業を譲る予定がないため
い」及び「特に計画はない」
88
適当な後継者が見つからないため
と回答した企業167社に、事
相続税・贈与税など税金対策が必要なため
業承継の計画を進めていない
何から手を付けて良いかが分からないため
理由を複数回答で尋ねたとこ
自社株など個人資産の取扱いが分からないため
31
20
借入時の個人保証があるため
ろ、「今のところ事業を譲る
17
13
9
身近に相談できる人がいないため
3
地域内での需要や発展性が見込めないため
3
予定がないため」
(88社)が
その他
20
0
最も多かった(図表3)
。次
20
40
60
80
100
(社)
いで「適当な後継者が見つからないため」(31社)、「相続税・贈与税など税金対策が必要なため」
(20社)、「借入時の個人保証があるため」(17社)などの順となっている。
また、
「その他」のコメントのなかには、
「後継者がまだ若いため」
「業界の動向を見極めてい
るため」などの回答もみられた。一方、「何から手を付けて良いかが分からないため」(13社)と
いう回答もみられた。
Ⅱ.事業承継の取組み
事業承継について「既に対応済み」および「計画を立案し、進めている」と回答した企業125
社に、事業承継への取り組み状況に関して複数回答で尋ねた。
(1)事業承継に関する相談相手
事業承継に関する相談相手を尋ねたところ、
「税理士」が70社と群を抜いて多く、以下「取
引先の金融機関」(30社)、「公認会計士」(18
社)、「取引先の経営者」
(17社)の順となっ
た(図表4)。
また、その他(18社)の回答のなかには、
「コ
ンサルタント」、
「弁護士」などの専門家や、
「社
内役員」、「業界団体」などの回答もみられた。
24
ながさき経済 2016.10
図表4 事業承継に関する相談相手について
(複数回答)
(n=125)
税理士
70
30
取引先の金融機関
21
誰にも相談していない
公認会計士
18
取引先の経営者
17
商工会議所や商工団体
3
県・市などの公的機関
1
その他
18
0
20
40
60
80
(社)
調 査
Research
県内企業の事業承継に関する認識と取組み
一方、「誰にも相談していない」との回答が21社に上った。どのような後継者を選ぶとしても一
定の課題が生じることから、専門家への相談や社内体制の整備など、実際に後継者決定を行う際
に直面すると考えられる課題を早目に確認し、余裕をもって着手し解決しておくことが望まれる。
(2)事業承継で苦労した(している)こと −個人資産の取扱いや後継者の育成−
事業承継で苦労した(している)こ
とを尋ねたところ、「自社株などの個
図表5 事業承継で苦労した(している)ことについて
(複数回答)
(n=125)
自社株などの個人資産の取扱い
人資産の取扱い」が61社に上り、以下
後継者の教育や育成をすること
「後継者の教育や育成をすること」(52
相続税・贈与税などの税金対策
61
52
50
事業承継に必要となる知識の習得
社)、「相続税・贈与税などの税金対策」
(50社)、「事業承継に必要となる知識
の習得」(39社)
、「後継者への権限を
39
後継者への権限を移譲すること
36
承継前の個人保証や担保の取扱い
12
後継者の承諾を得ること
4
その他
4
0
委譲すること」
(36社)の順となった(図
20
40
60
80
(社)
表5)。
このうち「事業承継に必要となる知識の習得」や「後継者の教育や育成をすること」などは特
に時間を要することから、早目の対策をとっておくことが必要と考えられる。
(3)事業承継をして良かった点
事業承継をして良かった点につい
ては、「新たな経営理念を確立でき
た」が31社と最も多く、以下、
「従
業員のモチベーションが上がった」
(20社)、「新規事業分野に進出でき
た」
(13社)、
「業務の効率が上がった」
(10社)など(図表6)。
図表6 事業承継をして良かった点について(複数回答)
(n=125)
新たな経営理念を確立できた
31
20
従業員のモチベーションが上がった
13
新規事業分野に進出できた
10
業務の効率が上がった
不採算部門を整理できた
9
新規顧客を開拓できた
6
業績が良くなった
5
その他
また、その他では、
「将来の事業
17
0
10
20
30
40
(社)
継続の道筋が確立できた」、「持株を生前贈与でき、親族に分散しなくて良かった」などのコメン
トもみられた。
もっとも、未回答数が43社に上っており、本設問に対する有効回答数は他の設問に比べると少
なく、事業承継への煩わしさを感じていることがうかがわれる。
ながさき経済 2016.10
25
(4)事業承継を円滑に行うために必要なこと
事業承継を円滑に行うために必要な
ことについては、「今後の経営ビジョ
ンを持つこと」が74社と最も多く、次
いで「経営状況や課題を認識すること」
(68社)、
「後継者の教育や育成」(57社)、
図表7 事業承継を円滑に行うために必要なことについて
(複数回答)
(n=125)
今後の経営ビジョンを持つこと
74
経営状況や課題を認識すること
68
後継者の教育や育成
57
早期の計画的な事業承継の準備
41
事業の将来性や魅力の維持・発展
38
役員や従業員などの協力
「早期の計画的な事業承継の準備」(41
37
事業承継の目的を明確にすること
社)の順となった(図表7)。
29
その他
3
0
20
40
60
80
(社)
まとめ
今回の調査から、回答企業292社のうち216社と4社中3社が事業承継問題を経営課題と捉えて
おり関心は高いものの、既に対応済みの企業は39社(13%)、計画を立案し対応している企業も
86社(30%)にとどまっていることから、個人資産の取扱いや税金対策、後継者の育成等が容易
ではなく、専門家や金融機関等のサポートが必要であることがうかがわれる。なかでも「後継者
の教育」や「経営者が知識を習得すること」などで苦労したという意見も多く、特に時間を要す
ることから早目に対応することが望まれる。
一方、事業承継を行ったことによって、企業の持つ資産の価値を再認識でき、その結果として
「新たな経営理念を確立できた」、「従業員のモチベーションが上がった」、「新規事業分野に進出
できた」など企業価値の向上に繋げることができたといった意見もあり、自社を取り巻く状況を
再点検する機会と捉え、組織の活性化や事業業績にとってプラスの効果をもたらしたことがうか
がわれる。
こうした効果があることを含め、地元企業が成長していく過程で円滑に事業承継ができるよう
な環境を整備していくことが、地域の雇用を守ることにつながると考えられる。
(泉 猛)
26
ながさき経済 2016.10
レ ポ ー ト
Report
これからを見据えたまちづくり ∼東彼杵町∼
レポート
これからを見据えたまちづくり
∼ 東彼杵町 ∼
はじめに
長崎県内市町で2番目に人口が少ない東彼杵町は、民間研究機関「日本創成会議」が発表した
「消滅可能性都市」※の県内リストに、新上五島町、五島市、小値賀町、対馬市、平戸市に次ぐ6
番目の自治体として掲載されている。
こうした深刻な人口減少に立ち向かうため、町は2014年度に策定した第5次総合計画で、
“10
年後も『今のままでいい』といえるまちへ”を基本理念として掲げ、将来も『今のままでいい』
と自信をもって言える持続的なまちづくりを行うことを示した。
第5次東彼杵町総合計画の基本理念
「第5次東彼杵町総合計画」より
このようななか、町では近年県外の自治体で導入されるようになってきた、集落維持のための
新たな手法「T型集落点検」にこのほど着手した。本稿では、県内自治体では初めてとなるこの
取組みを採り上げてみたい。
※民間研究機関「日本創成会議」(座長・増田寛也元総務相)の人口減少問題検討分科会が2014年5月に発表。2010年
の国勢調査をもとに試算した結果、同年から2040年までの30年間で20∼39歳の女性の人口が5割以上減少すること
が予測される自治体を指す。
ながさき経済 2016.10
27
Ⅰ.東彼杵町の人口
東彼杵町の人口は、2010年に9千人を割り込み、2015年には8,300人まで減少しており(図表1)、
高齢化率は32.9%(2016年9月現在)に達している。
図表1 東彼杵町の人口(各年10月1日)
(人)
10,000
9,178
8,903
9,000
8,855
8,668
8,524
8,354
8,301
8,000
7,000
6,000
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
(年)
※資料:総務省統計局「国勢調査報告」(2010、15年)、
県統計課「異動人口集計表」(2009年、2011年∼14年)
Ⅱ.T型集落点検
1.「T型集落点検」とは
「T型集落点検」とは、熊本大学名誉教授の徳野貞雄氏が提唱している地域や集落維持の手法
である。わが国における多くの地域や集落が「人口減」や「世帯減」、「高齢化の進行」といった
非常に厳しい環境に晒されているなか、地域や集落の維持・存続を「人」の問題と捉え、家族や
集落が現在どのような状況にあるのかなど、域内の人の動向を把握して、家や集落の担い手とな
る可能性を探りながら当該地域の将来像を描き、それに対して浮かび上がってきた諸課題に対す
る施策を考えるというもの。
T型集落点検の「T型」というのは、父親−母親を水平に書き、
その下に子ども、その子どもが結婚していれば同じ方法で記入し
ていくと、その形がアルファベットの「T」を連続させていく形
に似ていることに由来する。
28
ながさき経済 2016.10
父
母
子
配偶者
孫
※「T型集落点検」のイメージ
レ ポ ー ト
Report
これからを見据えたまちづくり ∼東彼杵町∼
2.「T型集落点検」の進め方
T型集落点検は次のように進めていく
①地域や集落の住民が、数軒単位の互助組織(葬式組など)に分かれて、それぞれの家に誰が何
人住んでいるのか、続柄と年齢、職業の三属性を自ら調べて集落マップに書き込む。
②域外に出て行った子供や孫の年齢とその行先、現在居住している先での家族構成、および職業
を調べ、可能であれば実家との行き来の頻度とその内容、帰郷の意思の有無の確認を行う。
③最後に、それぞれの家が10年後どうなっているのかの予測を行う。
3.「T型集落点検」のポイント
人口が減少している地域にとって最も必要な情報は、総人口や高齢化率といった抽象的なもの
よりも、“現在どのような人によって当該地域が形成されているのか”である。各家の具体的人
的構成を把握し、住民の暮らしのあり方や将来像を描くことで、行政による当該地区に対する施
策立案等も効果的なものとなる。
この手法は、集落維持においてよく言われる「地域住民の半数以上が高齢者なので、自治活動
の維持が困難である」などといった、地域の住民だけではもはや集落が維持できない状況(「限
界集落」と称されている)に対して、現在居住している人たちだけでなく、域外にいる子供や孫
なども準住民として地域や集落の将来を決める対象とみなし、家族全体の力をもって集落の将来
図を描き、支えていくという考え方に基づく。この点において、他人である都市住民に依存する
ことになる“農漁村交流プログラムの実施などによる地域活性化”とは根本的に異なる。
Ⅲ.東彼杵町におけるT型集落点検の取組み
町では、第5次総合計画の策定を受けて、地域を持続させるために住民目線でまちの将来を描
くこの「T型集落点検」を行った。
1.点検地域の選定
点検の実施場所は、山間部や住宅地区など地域の特徴ごとに選出された、山間部(林業)の
「遠目」、中山間部(農業・お茶)の「中尾」、同じく中山間部(農業・米)の「飯盛」、旧漁師町
(漁業)の「西宿」、平野(住宅地)の「金谷」の5地区である。
ながさき経済 2016.10
29
東彼杵町位置図
KYUSHU
点検対象5地区の位置
飯盛
NAGASAKI
中尾
金谷
西宿
遠目
※資料:2015町勢要覧・東彼杵町全図より
また、当該5地区の人口とその高齢化率は、それぞれ【図表2】の通り。
図表2 東彼杵町T型集落点検対象地区の概要一覧
地区名
遠目
中尾
西宿
金谷
人 口
52人
100人
70人
129人
162人
高齢化率
50.0%
26.5%
44.3%
44.2%
36.4%
中山間部
中山間部
旧漁師町
地域の特徴
山間部
※東彼杵町まちづくり課より聴取作成
30
飯盛
ながさき経済 2016.10
住宅地
レ ポ ー ト
Report
これからを見据えたまちづくり ∼東彼杵町∼
2.点検スケジュール
昨年(2015年)12月上旬に、まず本点検の提唱者である徳野名誉教授を招いて東彼杵町職員へ
の研修会を開催した。その後、5地区の住民向けにも同氏の講演会を開催したうえで、今年(2016
年)の1月下旬∼3月上旬にかけて第1回目の集落点検を行った。
今回の点検では、まず個々の集落の人的資源の実態を具体的に把握するために、住民の生活構
造と地域を再認識するワークショップの開催とアンケート調査を行った。
3.点検内容
(1)住民の生活構造と地域意識の把握
まず始めに、対象地区の住民を集めて、常会を単
位とした作業グループに分かれてもらい、そのグ
ループごとに集落の地図とそこに住む世帯構成を記
入する。また、その際には他出した(町を離れた)
家族についても記入することで、集落世帯の全体構
成の把握に努める。なお、世帯構成の調査にあたっ
ては、次のようにみていく。
①同居中
集落点検のようす(写真提供:東彼杵町)
②近接別居(同一集落内)
③直近他出(同一自治体)
《東彼杵町内》
④近距離他出(車で1時間以内、生活協同圏)
《大村市、諫早市、佐世保市、川棚町、波佐見町、佐賀県嬉野町、長崎市、佐賀市、佐
賀県武雄市》
⑤中距離他出(車で2時間、セーフティネット圏)
《福岡県福岡市・久留米市、佐賀県》
⑥遠距離他出
《東京、大阪など》
(2)アンケート調査
①集落内の18∼79歳の居住者全員が個人別に記入。
②調査項目:フェイスシート(回答者の個人情報に関する質問項目)
、交通手段、地域に対する
意識、団体参加、近所付き合い、まちづくりについてなど
ながさき経済 2016.10
31
4.点検結果
「3.点検内容」の(1)から得た結果の概要は次の通り(図表3)。
図表3 東彼杵町T型集落点検対象地区の点検結果一覧
地区名
点検結果
遠 目
最も町の奥地に位
置する限界集落。
まだ孤立はしてお
らず、近距離他出
子がサポート。
近距離他出子の2
地域居住者あり。
中 尾
中山間地に位置する
が、お茶の生産加工
により嫁の確保など、
比較的安定的な農家
世帯を形成。
20∼59歳までに男25
人、 女19人 が お り、
集落の中核世代・世
帯を保持。
飯 盛
西 宿
世帯での高齢化が進
行。
40∼50歳代の近距離
他出子が男13人、女
15人おり、地域をサ
ポート。
例:長女(川棚町)、
長男(福岡・Uター
ン予定)、次女(大
村市)など。
金 谷
海岸沿いの旧漁師町
町役場そばの住宅地
高齢化が進行してい
60∼75歳のいわゆる
るものの、50代と60
“プレミアム世代”
代に男23人、女21人
が多数在住。
がいる。
20歳代に人口流失が
空き家があるが、次
見受けられるが、30
世代のUターン者の
∼40歳 代 に U・ I
自立も見受けられる。 ターンが発生。
※東彼杵町まちづくり課の資料より当研究所にて作成
また、(2)のアンケート結果については詳細集計中であるが、配布した調査票345票のうち、
有効回答が323票にのぼり、回答率は93.6%に達した。
Ⅳ.東彼杵町全体について
徳野名誉教授は、5地区における1回目のT型集
落点検結果から、東彼杵町全体について次のような
ことがいえると指摘している。
(1)人口流出は続いているものの、年齢構成は
正常
(2)流出人口の多くが近距離居住者
(3)集落ごとに多様な形態と課題がみられる
(4)独居高齢者には必ず近距離にサポーターが
指導を行う徳野名誉教授(写真提供:東彼杵町)
いる
これらのことから、町の第5次総合計画の基本理念には十分妥当性があるとの判断であり、町
の人口減を前提とした地域モデルの構築には、かなり可能性があると語っている。
Ⅴ.今後の取組み
東彼杵町では、各地域・集落の10年後の姿を話し合う2回目の点検を2016年9月に、また、各
地域・集落の具体的課題とその対策について話し合う3回目の点検を今年の12月、もしくは来年
(2017年)の1月に行う予定である。
32
ながさき経済 2016.10
レ ポ ー ト
Report
これからを見据えたまちづくり ∼東彼杵町∼
また、「T型集落点検」を、町の第5次総合計画にある“将来も『今のままでいい』まちづく
り”を実体化するための作業であると捉えて、今後も自信をもって進めていくとしており、その
過程で、
(1)世帯の担い手や介護、都市計画や防災などに対するプロジェクトの立ち上げ
(2)人材育成のための研修の実施や、プログラムの作成
などの具体的な作業を行い、課題の抽出に取り組んでいく。
おわりに
これまで地方は、
“人間”および“人材”という最も重要な資源を都市部に供給・放出し続け
てきた。その結果、深刻な人口減少に晒されており、今後地方に残った人々は、人口・世帯が減
少した集落で生活していかなければならない。
今回紹介した東彼杵町における地域と集落維持の動きは、最近よく財政基盤が弱い自治体で見
受けられる「コンパクトシティ構想」に逆行するまちづくりの形であるが、同町まちづくり課で
は「町の財産である田畑や茶畑が広がり海も望むことができる景観の維持・保全と、これに魅せ
られて移住を希望する人々の期待に応えるためにも、今後も町内各地の集落を維持していきたい」
としている。この町の取組みは、人が減り続けているためにこのままでは限界集落になってしま
うと考えている長崎県内の他地域の参考ともなろう。東彼杵町における「T型集落点検」の今後
の展開を引き続き見守っていきたい。
(杉本 士郎)
ながさき経済 2016.10
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トピックス
長崎の就職は「Nなび」から!
長崎県雇用労働政策課 1.長崎県の現状と課題
長崎県における喫緊の課題は、人口減少に歯止めをかけることにあります。本県においては、
毎年5∼6千人の転出超過(社会減)があり(図表1)
、そのうち15∼24歳の若者が約8割を占
めている(図表2)状況にあります。
図表1 社会移動の推移
図表2 年齢階級別の人口移動の状況
34
ながさき経済 2016.10
ト ピ ッ ク ス
Topics
長崎の就職は「Nなび」から!
このような状況を踏まえ、本県では平成27年10月に「長崎県長期人口ビジョン」及び「長崎県
まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、また、本年度からは計画初年度である「長崎県総
合計画チャレンジ2020」と併せ、県政の重要施策の1つとして、強力に若者の県内就職の促進を
図っています。
2.今必要とされる「Nなび」とは?
県内就職を希望する学生からよく聞くフレーズがあります。それは、
「県内企業の情報が少ない、
検索できない」、「県内企業のことをよく知らない」という言葉です。
県内就職を促進するためには、若者に魅力ある県内企業の情報を確実に、そしてリアルタイム
※「Nなび」PC版トップ画面
ながさき経済 2016.10
35
に提供する必要があると考え、今年3月に長崎県内の求人・
※「Nなび」アプリ版トップ画面
求職者情報提供サイトとして「Nなび」を新たに立ち上げま
した。「Nなび」では、県内の企業情報や就職に関するイベ
ント情報などを、県内外の学生や保護者、Uターン希望者な
どにサイトやアプリを通じて発信しています。
3.
「Nなび」3つの特徴
1つ目の特徴は、求人・求職者情報の「マッチング」ができることです。
「Nなび」では週に2回、新規求人情報と求職者情報を「職種」と「勤務地」の項目でマッチ
ングさせています。
マッチングした情報は、企業側・求職者側、双方にメールでお知らせしますので、気になる求
職者がいれば、「Nなび」の画面上から直接問い合わせのメールを送ることもできます。
なお、「Nなび」では、新規高校卒業予定者を対象とした求人は取り扱っておりません。
※イメージ図
36
【企業側】
【求職者側】
・勤務地長崎市
・長崎市周辺希望
・営業職3年以上
・営業職5年
ながさき経済 2016.10
ト ピ ッ ク ス
Topics
長崎の就職は「Nなび」から!
2つ目の特徴は、「企業情
※「Nなび」企業情報詳細画面
報の発信」ができることです。
企業は、企業情報登録時に
「会社の特色」、学生が気にな
る「人事担当者からのメッ
セージ」や「先輩からの声」
などの様々な情報を、動画な
どを組み込んで情報発信する
ことができます。
高校等の先生方も、イン
ターンシップなどの受入れが
可能な企業の検索や進路指導
時の企業情報として活用しま
すので、HPを持たない企業
も「Nなび」に企業情報を登
録すれば、企業のPRツール
としてご利用いただけます。
ながさき経済 2016.10
37
3つ目の特徴は、「スカウ
※「Nなび」求職者(学生)情報詳細画面
トメール」ができることです。
求職者登録時に情報公開を
希望された方の希望職種や勤
務地、過去に経験した仕事内
容、自己PRなどの情報が閲
覧※できます。
気になる求職者がいれば、
「Nなび」の画面上から企業
が直接問い合わせのメールを
送ることができます。
積極的にスカウトメールを
活用することで、企業の人材
確保に繋がります。
※学生情報を閲覧する際には、
企業情報登録時に発行される
IDとパスワードが必要とな
ります。
4.サービスはすべて無料! 積極的なご利用をお願いします
「Nなび」を開設して6ヶ月が経過し、経済団体や県内企業の皆様方のご協力のもと、これま
でに約1,300社の企業情報と約300社の求人情報を掲載していますが、強力に県内就職を促進する
ためには、まだまだ情報量が不足していると感じています。
また、みなさまの声を聞きながら使い勝手を改良していき、「長崎の就職は『Nなび』から!」
となるよう、「Nなび」の機能を強化していきます。
つきましては、長崎県の発展を担う若者の県内就職を促進するため、「Nなび」の積極的なご
利用をお願いいたします。
なお、サービスはすべて無料となっております。
※「Nなび」URL:https://n-navi.pref.nagasaki.jp/ Nなび で検索
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ながさき経済 2016.10
月次県内経済
月次県内経済
概 況
横這い圏内の動き
〈7月〉生産面では大手・中堅造船は既往受注により概ね高めの操業を維持、重電機械も堅
調、電子部品は弱めの動きも。需要面では、公共工事請負金額は増勢も新設住宅着工戸数は
持ち直し足踏み。個人消費では大型小売店販売額が前年並み、乗用車(登録車)販売台数は
プラス。観光面は主要施設の入場者数・宿泊者数とも減少幅縮小。雇用面では有効求人倍率
が1.1倍台が続き、人手不足の状況続く。企業倒産件数は引き続き低水準。8月入り後、熊本
地震による観光面への影響は沈静化し、持ち直しへ。
造 船
大手・中堅、地場中小とも高めの操業を維持
大手・中堅造船では、新造需要は海運市況を
反映して低調。生産面では客船やガス運搬船、
省エネ船など高付加価値船を中心に受注残を確
保していることもあり、高めの操業を維持して
いる。
地場中小造船でも、既往の受注を背景に高め
の操業を続けているほか、更新需要もあって貨
物船や漁船、官庁船などの受注を確保している。
機 械
重電機械は堅調、電子部品は弱めの動きも
重電機械では、原動機(タービン、ボイラー、
エネルギー関連等)は新興国の需要を背景とし
た海外プラント関連に加え、国内でも一定の受
注を確保。電動機(大型、中小型モーター)
、
列車空調装置は受注持ち直しの傾向。
電子部品では、海外との競争など厳しい環境
のなか、一部最終製品需要の動向から、やや弱
めの動きもみられる。
ながさき経済 2016.10
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小売商況
概ね横這い圏内も弱めの動き
小売商況をみると、7月は県内大型小売店販売額が前年並み、乗用車販売は登録車がプラス、
軽を含む総台数は小幅減、サービス消費面の旅行取扱高は前年割れ。なお、8月度は大型小売店
等の売上げは、猛暑、リオ五輪等もあって客足が落ち伸び悩み。
7月の大型小売店販売額(百貨店・スーパー35店、九州経済産業局調べ)は102億円、前年同
月比0.2%増(同一店舗比較)とわずかながら5カ月振りにプラス。品目別では、飲食料品が1.0%
増と引き続き堅調、雑貨・家庭用品等も0.4%減にとどまった。一方、衣料品は主力の婦人服等
1.4%減、紳士服洋品3.6%増、身の回り品0.2%減、衣料品全体でも1.1%減と、梅雨明けも早く高
温もあって小幅減にとどまった。このうち百貨店は、入店客数が前年を割り込むなか、食料品や
雑貨が比較的堅調、衣料品や身回り品、家庭用品などは低調、中元ギフトは前年並み。一方、スー
パー・大型店等では食料品が比較的堅調、衣料品等も季節商品に動きがみられた。なお、8月度
は、猛暑にリオ五輪等もあって客足が落ち、百貨店、大型店等とも苦戦。
乗用車販売では、7月の新規登録台数は1,881台、前年同月比7.1%増と5カ月連続のプラス。
うち普通車は14.6%増の848台、小型車も1.7%
増の1,033台。一方、軽乗用車は13.2%減の1,518
台。軽を含む総販売台数では3,399台となり、
3.0%の小幅減となった。
サービス消費面では、7月の県内主要旅行業
者の旅行取扱高が5.9%減となり、減少幅が縮
小。うち国内旅行が6.5%減、海外は3.5%減と
持ち直し。
40
ながさき経済 2016.10
月次県内経済
水 産
取扱量、金額ともに増加
7月の県内3魚市と県漁連の取扱い状況をみると、取扱量は2.2万トン、前年同月比48.3%増と
なり、取扱金額も47億円、同1.7%増加した。
また、魚種別の水揚げ(日本遠洋旋網漁業協
同組合調べ)をみると、アジは数量が前年同月
比13.5%増加し、単価が18.7%下落したことか
ら、金額は7.8%減となった。一方、サバは数
量が3.2倍と大幅に増加し、単価も7.6%上昇、
金額は3.5倍となった。
観 光
主要施設の入場者数、宿泊客数とも持ち直しへ
7月の県内観光をみると、4月中旬に発生した熊本地震の影響から、主要観光施設の入場者数、
主要宿泊施設の宿泊客数とも前年割れながら持ち直してきている。
主要観光施設等(13施設)の入場者は474千人、前年同月比6.3%減となり、減少幅が1桁まで
縮小した。地区別にみると、県南地区の長崎市では、5月のオバマ大統領広島訪問の影響もあり、
長崎原爆資料館(0.3%減)は前年並みにとどまったものの、グラバー園(26.7%減)は昨年の世界
遺産認定の反動から大きく減少。また、人気アニメ「エヴァンゲリオン展」が開催された長崎歴
史文化博物館(0.4%増)は前年並みを確保。島原半島では島原城(10.6%減)と雲仙岳災害記念
館(17.7%減)が減少したものの、雲仙仁田道(22.3%増)は例年並みに持ち直した。一方、県北
地区をみると、夏期イベント「夏の光の王国」と「水と冒険の王国」に加え、新アトラクション
「ロボットの王国」を展開したハウステンボスと九十九島パールシーリゾート(13.5%減)の減少
幅が縮小、平戸城(9.2%増)は増加に転じた。さらに、離島地区では堂崎天主堂(1.4%減)が減
少も、「国境マラソン IN 対馬」など多彩な催し物があった対馬の万松院(52.8増)は5割超の増
加、また、一支国博物館(4.0%増)も増加した。
県内主要宿泊施設(43社、日本銀行長崎支店
調べ)の宿泊客数は前年同月比10.5%減ながら
減少幅は縮小した。地区別でみると県南地区
13.1%減、県北地区7.8%減となっている。また、
雲仙・小浜の各観光協会の調べによると、雲仙
地区の宿泊客数は19千人、前年同月比22.5%減
となったが、小浜地区は9千人、10.1%増加した。
ながさき経済 2016.10
41
公共工事
件数、請負金額とも減少
7月の県内公共工事(西日本建設業保証取扱分)をみると、請負件数は505件、前年同月比
10.0%減と4カ月振りの減少。請負金額は197億円、同3.7%減と4カ月振りに前年を下回った。
主要発注者別の請負金額では、「市・町」(111億円、14.1%増)が前年を上回ったものの、
「国」
(8億円、34.4%減)と「県」(74億円、12.9%減)が前年割れとなった。
また、地区別の請負金額をみると、前年を上回ったのは、県北地区(39億円、27.2%増)
、大
瀬戸地区(13億円、71.8%増)
、壱岐地区(12億円、51.4%増)など4地区。一方、長崎地区(43
億円、2.3%減)、諫早地区(31億円、19.7%減)、
対馬地区(15億円、8.7%減)など6地区では
前年を下回った。
なお、同月の1億円以上の主な大型工事は、
諫早市発注の諫早市防災行政無線(同報系)第
二次デジタル化設備整備工事(13億円)
、佐世
保市発注の新西部クリーンセンター(仮称)整
備事業に係る敷地造成工事(6億円)など。
住宅建設
持ち直しの動き、足踏み
7月の新設住宅着工戸数は575戸、前年同月比5.6%減と3カ月連続で前年を下回った。
利用区分別にみると、持家(240戸、4.0%減)、貸家(262戸、4.4%減)、分譲(59戸<うちマ
ンションは23戸>、25.3%減)いずれも前年を
下回った。
主な市郡別(県建築課調べ)では、松浦市(60
戸、60倍増)、大村市(56戸、24.4%増)など
ではプラスとなったが、長崎市(177戸、6.3%
減)、佐世保市(103戸、39.8%減)、諫早市(54
戸、30.8%減)などでは前年割れとなった。
42
ながさき経済 2016.10
月次県内経済
雇 用
緩やかな改善傾向続く
7月の県内の有効求人倍率(季節調整済)は前月と同水準の1.16倍。また、全国の有効求人倍
率は前月と同水準の1.37倍となった。
新規求人数は10.0千人、前年同月比1.3%減となり、20カ月振りのマイナスとなった。形態別で
は、一般求人が2.0%減と15カ月振りのマイナス、パート求人も0.2%減と3カ月振りの減少。主
な業種別にみると、サービス業(13.8%増)
、運輸業(9.8%増)
、医療、福祉(7.0%増)
、飲食店、
宿泊業(4.1%増)
、建設業(3.9%増)が増加し、卸売・小売業(12.3%減)と製造業(10.0%減)
などは前年を下回った。一方、新規求職者数は5.6千人、前年同月比14.5%減と5カ月連続の減少。
形態別では、一般求職者が17.5%減、パート求職者が7.6%減となった。
また、有効求人数は26.6千人、前年同月比6.3%増と19カ月連続のプラス、有効求職者数は23.6
千人、前年同月比10.7%減と35カ月連続の減少。
就職件数については、2.5千件、前年同月比
9.9%減と4カ月連続の減少。また、雇用保険
受給者実人員は5.5千人、前年同月比11.0%減と
なり42カ月連続で減少した。
県内の雇用データをみると、緩やかな改善傾
向が続いている。
企業倒産
低水準続く
8月の県内の企業倒産件数(東京商工リサー
チ調べ)は3件、前年同月比では1件の減少。
一方、負債総額は前年同月比63.9%減の9億円
となり、前年を大幅に下回った。なお、負債金
額が1億円以上の倒産は1件。
倒産件数を業種別にみると、小売業が2件、
サービス業が1件。また、倒産原因は3件とも
「販売不振」。
ながさき経済 2016.10
43
経済日誌
〈2016.8.1∼8.31〉
国内・海外
○印:国内関係 ☆印:海外関係
2日(火)○ 16年度経済財政白書
16年度の年次経済財政報告公表。賃金や雇用の改善に比べて個人消費が弱く、景気回復
の足かせになっており、子育て世代の将来不安による節約志向の強さが背景と分析。
2日(火)○ 経済対策事業費28兆円
政府は事業費28兆円の経済対策を決定。デフレ打開のため、借金を拡大して追加歳出最
終4兆円の16年度第2次補正予算案を編成。公共事業や低所得者への現金給付が柱。
9日(火)☆ 世界貿易縮小
日本貿易振興機構が発表した15年の世界貿易額(輸出ベース)は推計で前年比12.7%減
の16兆4,467億ドルとなり、6年振りに縮小に転じた。中国経済の不振が影響。
17日(水)○ 7月訪日客が最多
観光庁が発表した今年7月の訪日外国人旅行者数は推計229万7千人(前年同月比
19.7%増)で、月間過去最多を更新した。
26日(金)○ 物価3年振り下落
総務省が発表した7月の全国消費者物価指数は、前年同月比0.5%下落の99.6。下落率は
日銀が大規模な金融緩和に踏み切る前13年3月以来、3年4カ月振りの大きさとなった。
県内・九州
★印:県内関係 ●印:九州関係
2日(火)★ 県内最大規模のメガソーラー完成
長崎ソーラーエナジー合同会社(長与町)が長崎空港の隣接地で建設を進めていた大規
模太陽光発電所(メガソーラー)「SOL de 大村箕島太陽光発電所」が完成した。
8日(月)● 九州の街角景気、改善
内閣府が発表した7月の九州の景況感は前月比7.2ポイント増の47.3。好不況の判断の分
かれ目となる50は下回ったが、熊本地震発生前の3月と同水準に回復。
30日(火)★ 三菱重工、造船3社と提携協議
三菱重工業は今治造船、大島造船所、佐世保重工業を傘下に持つ名村造船所の3社と、
商船事業での提携に向け協議を始めたと発表。開発力強化やコスト低減を図る。
30日(火)★ 長崎県の旅行満足度は7位
旅行雑誌「じゃらん」関連のじゃらんリサーチセンターがまとめた15年度の宿泊旅行調
査で、本県来訪者の総合的な満足度は全国7位の86%。うち、ホスピタリティは全国2位。
31日(水)★ 長崎駅ビル拡張へ
JR九州の青柳俊彦社長は九州新幹線長崎ルートの22年暫定開業を見据え、JR長崎駅の
駅ビルを拡張する考えを明らかにした。
44
ながさき経済 2016.10
主要経済指標
■主要生産関連指標
■鉱工業生産指数
(10年=100、季節調整済)
年 月
13
14
15
長 崎 県
■機械受注(億円)
(船舶・電力除く民需)
九 州
全 国
前年比
(除く
沖縄)
前年比
年 月
■企業物価指数(10年=100)
全 国
前年比
年 月
国 内
前年比
前年比
年
年
年
85.2
84.6
80.9
△ 8.4
△ 0.7
△ 4.4
97.6
100.3
101.8
△ 3.3
2.8
1.5
97.0
99.0
98.1
△ 0.8
2.1
△ 0.9
13年平均
14年平均
15年平均
93,232
96,604
100,891
5.8
3.6
4.1
13年平均
14年平均
15年平均
101.9
105.1
102.8
1.3
3.2
△ 2.3
15・ 7
8
9
10
11
12
80.6
71.7
75.0
76.7
73.9
80.1
2.6
△ 1.7
△ 4.1
△ 7.0
△16.8
△ 6.9
101.7
97.4
100.4
102.1
100.4
99.4
6.4
△ 1.5
1.9
0.9
1.0
△ 2.7
97.5
96.3
97.4
98.8
97.9
96.2
0.0
△ 0.4
△ 0.8
△ 1.4
1.7
△ 1.9
15・ 7
8
9
10
11
12
8,056
7,594
8,164
9,038
7,738
8,130
2.8
△ 3.5
△ 1.7
10.3
1.2
△ 3.6
15・ 8
9
10
11
12
102.7
102.1
101.5
101.4
101.0
△
△
△
△
△
3.5
4.0
3.8
3.6
3.5
16・ 1
2
3
4
5
6
7
75.1
74.0
95.4
89.1
69.4
72.5
n.a.
△21.8
△ 2.9
13.2
2.7
△19.5
△10.0
n.a.
99.7
98.6
101.6
93.2
96.4
r103.3
p101.8
△ 7.4
0.8
0.3
△11.1
△ 3.9
△ 1.4
△ 2.9
99.8
93.2
96.7
97.2
94.7
r 96.9
p 96.9
△ 3.8
△ 1.2
0.2
△ 3.3
△ 0.4
△ 1.5
△ 3.8
16・ 1
2
3
4
5
6
7
9,347
8,487
8,951
7,963
7,850
8,498
8,919
8.4
△ 0.7
3.2
△ 8.2
△11.7
△ 0.9
5.2
16・ 1
2
3
4
5
6
7
8
100.0
99.7
99.6
99.2
99.3
99.2
99.2
98.9
△
△
△
△
△
△
△
△
3.2
3.5
3.8
4.2
4.4
4.2
4.0
3.7
資 料
長崎県統計課
九州経済産業局
資 料
経済産業省
注)前年比は伸び率(%)、原指数比較。
(
pは速報値、r は確報値。
内 閣 府
資 料
日本銀行
(注)前年比は伸び率(%)。
■長崎県の主要鉱工業生産指数(10年=100、季節調整済)
年 月
はん用・ 生産用機械
電気機械
前年比
13
14
15
電子部品・
デバイス工業
前年比
輸送機械
前年比
窯業・土石
前年比
繊 維
前年比
食 料 品
前年比
前年比
年
年
年
84.9
123.6
111.7
30.7
45.6
△ 9.6
169.8
128.6
144.2
50.3
△24.3
12.1
49.2
45.8
33.3
△39.5
△ 6.9
△27.3
93.7
81.9
82.7
△21.7
△12.6
1.0
98.7
95.3
89.0
14.4
△ 3.4
△ 6.6
86.0
79.4
77.8
△ 9.8
△ 7.7
△ 2.0
109.1
106.7
111.1
4.1
△ 2.2
4.1
15・ 6
7
8
9
10
11
12
139.3
136.9
115.1
111.3
93.6
72.7
76.3
0.6
10.2
1.2
△ 1.4
△21.8
△38.4
△36.6
101.8
122.4
109.7
124.2
134.8
117.8
123.9
△ 3.3
22.2
26.4
12.4
△ 1.9
△41.4
△30.7
31.7
27.2
30.1
30.3
31.1
34.0
33.2
△28.1
△41.3
△22.0
△31.5
△29.9
△29.3
△20.1
81.2
80.4
75.3
72.7
84.6
79.6
103.4
1.1
13.1
△ 4.4
△ 1.5
5.9
△ 1.4
28.8
88.0
97.4
93.0
95.5
93.4
89.1
96.1
△ 5.2
9.8
3.0
△ 8.9
1.2
2.1
14.4
77.9
81.1
78.3
76.7
78.6
72.8
71.7
△ 8.7
5.0
3.5
△ 0.7
6.0
△ 5.2
△ 8.6
113.8
117.8
110.2
110.8
109.9
107.5
106.4
7.7
11.1
2.2
0.7
4.1
1.7
△ 2.1
16・ 1
2
3
4
5
6
75.0
63.0
91.8
71.9
78.0
78.5
△30.8
△26.4
△19.0
△48.1
△47.9
△41.0
146.4
129.3
168.6
86.9
108.4
99.1
△36.5
17.0
8.6
△52.1
△37.7
△ 6.8
43.2
42.9
32.5
36.8
38.9
22.3
1.0
△ 5.2
△ 9.8
5.7
△11.6
△28.2
87.1
86.8
130.7
138.8
86.7
100.6
△12.6
7.3
58.7
83.8
9.9
24.4
81.2
90.7
94.8
90.8
88.7
91.3
△ 1.5
2.2
12.4
10.3
7.9
3.1
68.4
76.6
73.5
73.1
65.7
68.6
△14.4
△ 6.1
△ 2.7
△ 6.7
△17.3
△ 9.5
73.4
113.5
108.7
110.0
103.1
105.1
△34.6
6.9
1.3
△ 6.7
△ 9.4
△ 6.8
資 料
長
崎
県
統
計
課
(注)前年比は伸び率(%)、原指数比較。
ながさき経済 2016.10
45
■主要産業別指標(長崎県)
■造 船(億円)
年 月
生 産 高
受 注 高
前年比
13
14
15
■電子
部品等
■機 械(億円)
受注残高
前年比
生 産 高
前年比
受 注 高
前年比
受注残高
前年比
前年比
年
年
年
2,937
2,820
3,024
△ 5.5
△ 4.0
7.2
3,537
2,476
4,627
124.5
△ 30.0
86.9
7,155
7,409
9,514
△ 4.0
△10.5
28.4
3,052
2,966
2,970
16.5
△ 2.8
0.1
3,296
3,686
3,767
12.1
11.8
2.2
5,097
5,377
5,829
△31.5
5.5
8.4
15・7∼9
10∼12
16・1∼3
4∼6
801
717
857
759
7.9
△ 7.6
22.1
△ 5.6
624
1,200
603
68
175.1
205.5
△ 50.9
△ 95.7
8,788
9,514
8,857
8,082
20.5
28.4
13.3
△ 7.9
694
783
798
686
5.0
4.4
△ 5.9
3.2
313
362
2,692
1,492
△38.9
△46.8
17.7
97.0
6,268
5,829
7,556
8,314
17.1
8.4
13.9
25.3
△
△
△
△
15・ 6
7
8
9
10
11
12
319
267
229
305
234
224
259
69.4
23.3
7.3
△ 2.4
△ 1.5
0.7
△18.1
932
469
79
76
288
369
543
121.3
263.9
556.3
△ 11.8
274.2
36.1
1,115.5
8,775
9,148
9,130
8,788
8,981
9,214
9,514
14.0
17.9
20.6
20.5
23.7
19.3
28.4
228
215
231
249
248
256
279
12.9
5.2
8.3
2.0
△ 9.2
15.4
9.5
203
72
86
155
122
96
145
△54.0
△22.2
△42.8
△42.5
△16.1
△43.6
△60.5
6,637
6,630
6,635
6,268
6,300
6,324
5,829
16.7
16.7
17.2
17.1
15.0
14.0
8.4
0.8
11.4
2.4
△21.2
△13.4
0.8
0.8
16・ 1
2
3
4
5
6
7
251
278
328
240
251
267
10.7
23.6
31.1
△ 4.5
7.7
△16.3
207
86
310
10
14
45
△72.6
△61.8
25.6
△98.3
△80.3
△95.2
9,538
9,366
8,857
8,606
8,460
8,082
19.4
17.1
13.3
4.4
3.2
△ 7.9
241
259
298
222
209
255
△ 3.5
△ 1.8
△11.0
△ 1.3
△ 1.4
11.8
1,135
902
655
63
58
1,372
277.2
359.3
△63.4
△75.4
△80.7
575.4
6,943
7,699
7,556
7,562
7,549
8,314
23.1
36.1
13.9
11.5
7.5
25.3
△15.0
△ 7.5
3.1
5.5
0.6
△12.8
△13.2
資 料
日 本 銀 行 長 崎 支 店
同 左
(注)前年比は伸び率(%)。
rは確報値、pは速報値。
■魚水揚げ(t、百万円)
年 月
■陶磁器出荷(t、百万円)
取 扱 量
取扱金額
前年比
13
14
15
年 月
前年比
台所及び食卓用品
生産数量
生産金額
年
年
年
283,063
239,322
284,835
△ 6.0
△15.5
19.0
69,477
65,890
70,504
1.0
△ 5.2
7.0
13
14
15
年
年
年
4,256
4,241
4,461
3,872
3,619
3,752
15・ 7
8
9
10
11
12
14,847
16,980
22,091
27,853
29,413
35,114
△25.8
4.4
13.9
30.0
16.6
32.9
4,644
5,000
5,396
5,754
5,886
7,701
△15.1
4.8
11.0
14.8
5.4
13.1
15・ 7
8
9
10
11
12
397
344
402
399
395
375
300
295
336
340
341
337
16・ 1
2
3
4
5
6
7
19,149
21,218
24,319
26,211
21,316
17,876
22,025
△15.8
6.5
△12.8
8.5
△15.5
△ 3.9
48.3
5,201
5,680
6,416
6,236
4,942
4,904
4,721
△23.4
△ 4.3
△ 1.0
9.7
△15.0
△ 9.4
1.7
16・ 1
2
3
4
5
6
7
312
361
380
379
r 360
r 377
361
266
322
343
332
r 304
r 305
298
資 料
長崎・佐世保・西日本(松浦)の各魚市場・長崎県漁連
(注)前年比は伸び率(%)。
取扱量、取扱金額は長崎・佐世保・西日本の3魚市場
と長崎県漁連の合計。
46
前年比
生産高
ながさき経済 2016.10
資 料
長崎県統計課
(注)13年12月まで従業者5人以上の
事業所。
14年1月から従業者10人以上の
事業所。
rは確報値。
△ 2.3
23.0
△ 3.1
4.6
3.8
5.4
3.0
同 左
■建設投資関連指標
■公共工事請負金額(億円)
年 月
長 崎 県
九 州
発
前年比
13
14
15
■長崎県の生コン出荷量(千㎥)
国
注 者
県
別
市 町
全 国
(除く
沖縄)
前年比
長 崎 県
前年比
前年比 民 需 官公需
年
年
年
1,973
1,917
1,701
23.2
△ 2.7
△11.4
186
313
153
755
677
654
821
698
662
16,390
14,984
13,231
23.1
△ 8.6
△11.7
141,492
147,940
139,370
12.8
4.6
△ 5.8
1,189
1,133
1,023
17.8
△ 4.7
△ 9.7
486
491
402
703
642
622
15・ 7
8
9
10
11
12
205
186
161
142
105
80
0.8
△14.5
△14.0
△15.8
14.5
△10.0
13
16
9
14
15
12
84
92
80
63
39
25
97
76
49
58
51
41
1,409
1,219
1,423
1,372
890
782
△11.9
△ 6.0
△18.5
△15.8
△ 1.8
△12.4
14,632
11,132
12,461
12,530
8,720
8,086
△10.1
△ 1.3
△10.9
△ 4.8
3.3
△ 9.6
87
69
88
99
97
113
9.4
2.5
△12.5
1.3
△ 0.9
15.1
35
27
38
39
32
38
53
42
50
60
65
75
16・ 1
2
3
4
5
6
7
79
58
173
440
142
164
197
△11.6
△39.7
△16.5
114.2
106.7
10.4
△ 3.7
15
9
21
4
9
32
8
19
28
82
274
9
50
74
39
20
34
55
24
57
111
675
570
1,193
1,621
953
1,426
1,267
△13.5
△18.1
△ 3.6
11.9
15.3
24.6
△10.0
6,535
6,968
13,395
20,301
11,453
15,278
13,618
△ 2.6
△ 2.2
5.0
10.6
1.4
△ 1.8
△ 6.9
78
96
101
79
73
77
91
△ 2.0
3.0
13.5
15.8
8.7
4.4
3.8
25
31
37
37
30
33
43
53
64
64
42
42
44
48
資 料
西 日 本 建 設 業 保 証
長崎県生コン組合
(注)前年比は伸び率(%)。長崎県合計には、独立行政法人等、その他を含む。
(注)前年比は伸び率(%)。
■建設工事受注高
■建築着工高(億円)
長
年 月
崎
(百万円) 前年比
―
県
九 州
元請受注高
民間等
公共機関
(百万円)
前年比
―
全 国
(億円)
長 崎 県
九 州
前年比 (
前年比
全 国
除く
沖縄
) 前年比
前年比
12 年 度
13 年 度
14 年 度
361,348
385,642
396,498
6.7
2.6
110,333
107,955
125,931
133,942
167,506
161,522
5,122,244
5,320,101
4,995,314
3.9
△ 6.3
110,447
132,677
143,579
2.4
20.1
8.2
1,594
2,048
1,683
△11.4
28.5
△17.8
18,843
22,845
20,476
0.4
21.2
△10.4
22,624
26,058
24,169
6.1
15.2
△ 7.2
15・ 7
8
9
10
11
12
42,988
37,802
45,197
42,897
41,592
34,243
10.4
26.4
29.2
12.6
28.0
19.1
11,654
8,488
12,258
12,978
13,686
15,759
20,375
17,065
19,134
17,094
13,264
9,778
517,877
525,702
538,133
522,468
464,738
496,182
18.6
15.7
7.5
13.0
19.8
31.1
10,167
9,178
14,360
8,754
10,045
14,004
△ 4.0
△15.6
6.7
△25.2
5.7
14.8
133
106
99
229
174
117
△21.5
△37.1
△45.7
100.6
33.8
12.4
1,859
1,607
1,631
1,786
1,736
1,677
16.9
△ 4.6
△ 7.5
△ 1.1
0.2
5.1
22,478
20,971
20,100
21,324
20,634
19,635
12.0
3.4
△ 3.3
△ 8.5
5.9
5.1
16・ 1
2
3
4
5
6
7
26,054
19,935
42,164
16,658
23,691
31,312
37,074
△24.9
△33.8
8.6
△28.3
4.7
△ 4.9
△13.8
8,639
5,825
13,451
7,913
10,008
10,446
9,514
5,634
6,203
18,424
1,688
3,660
9,711
16,080
411,756
470,801
637,924
349,123
414,777
444,294
494,209
19.0
16.9
33.1
△16.6
18.0
2.8
△ 4.6
9,081
9,906
23,414
9,838
11,022
12,993
9,061
△13.8
△12.4
19.8
△16.9
34.5
△ 2.4
△10.9
147
106
109
146
117
152
134
4.4
6.5
△28.1
△25.4
△32.6
0.9
1.0
1,459
1,863
1,795
1,808
1,823
1,786
1,820
△ 8.1
12.9
△ 1.1
△ 6.2
18.1
△ 9.8
△ 2.1
18,643
20,417
20,763
21,548
23,519
24,217
20,694
1.3
4.6
13.2
△15.4
11.6
3.4
△ 7.9
資 料
国 土 交 通
省
同 左
(注)前年比は伸び率(%)。13年4月分より推計値が変更。12年度は試算値。
ながさき経済 2016.10
47
■新設住宅着工戸数(戸)
年 月
13
14
15
■着工建築物床面積(千㎡)
長 崎 県
九 州
全 国
前年比 持 家 貸 家 給 与 分 譲(除く
沖縄)前年比
長 崎 県
前年比 居住用 前年比 非居住用 前年比
年
年
年
6,661
6,283
6,262
5.0
△ 5.7
△ 0.3
3,056
2,887
2,856
2,822
2,477
2,844
41
71
32
742
848
530
92,249
82,000
86,616
13.0
△11.1
5.6
979,683
892,261
909,299
11.0
△ 8.9
1.9
641
600
566
2.3
△ 6.3
△ 5.7
446
544
459
△15.0
22.1
△15.7
15・ 7
8
9
10
11
12
609
499
366
447
616
493
△15.4
△ 8.3
△37.4
24.9
30.8
10.8
250
224
245
242
236
248
274
245
94
137
339
193
6
2
1
7
6
1
79
28
26
61
35
51
7,926
6,965
6,896
7,091
8,241
6,953
24.9
4.7
△ 3.2
2.3
27.1
△ 0.7
78,263
80,255
77,872
77,153
79,697
75,452
7.4
8.8
2.6
△ 2.5
1.7
△ 1.3
52
44
39
45
49
45
△18.9
△ 9.0
△26.6
33.5
△ 0.5
10.3
34
18
31
68
44
23
△20.2
△58.9
△55.7
69.4
33.4
5.5
16・ 1
2
3
4
5
6
7
772
412
527
619
419
563
575
37.1
△11.0
△22.3
54.8
△14.0
△12.2
△ 5.6
250
228
243
206
207
259
240
287
112
245
303
161
282
262
85
1
19
2
26
4
14
150
71
20
108
25
18
59
6,340
7,456
8,033
7,413
7,652
8,380
7,766
△ 2.3
19.4
16.1
3.6
16.5
△ 8.6
△ 2.0
67,815
72,831
75,744
82,398
78,728
85,953
85,208
0.2
7.8
8.4
9.0
9.8
△ 2.5
8.9
62
45
49
54
38
50
54
24.0
5.1
△21.6
40.2
△19.1
△ 1.9
2.6
28
27
17
33
23
30
17
△22.1
10.9
△53.5
△54.6
△34.5
△19.3
△50.9
資 料
国
土
交
通
省
同 左
(注)前年比は伸び率(%)。
■小売商況・消費関連指標
■大型小売店販売額
(百貨店+スーパー)
(億円)
年 月
長 崎 県 全 国
■ドラッグストア
販売高(億円)
長 崎 県 全 国
■ホームセンター
販売高(億円)
長 崎 県 全 国
既存店
前年比
既存店
前年比
既存店
前年比
既存店
前年比
年
年
年
1,200 △ 0.6
1,182
0.4
1,140 △ 0.5
197,774 △ 0.4
201,973
0.9
200,487
0.4
―
―
258
―
245 △ 5.1
―
―
45,311
―
42,467 △ 6.3
―
439
475
―
―
5.6
―
49,375
53,609
―
―
6.4
15・7∼9
10∼12
16・1∼3
4∼6
282
1.5
303 △ 1.8
264 △ 0.1
258 △ 2.1
48,228
53,487
48,263
47,110 △
1.9
0.4
0.6
1.5
67
60
65
58
6.9
3.5
5.5
3.5
11,050
3.8
10,983 △ 1.8
10,544 △ 1.7
9,697 △ 0.1
127
130
117
128
8.8
16.0
19.1
6.8
13,726
13,982
13,582
14,182
15・ 7
8
9
10
11
12
1.8
104
95
1.4
83
1.3
89
0.3
91 △ 4.8
123 △ 1.0
17,057
2.1
16,056
1.8
15,114
1.7
16,072
2.9
16,491 △ 1.6
20,925
0.0
27
23
17
17
19
25
6.4
10.2
3.6
9.6
1.9
0.9
4,135
4.8
3,804
6.7
3,111 △ 0.6
3,050
2.0
3,358 △ 3.7
4,575 △ 2.8
43
43
41
43
41
46
6.8
9.4
10.3
12.6
9.7
25.8
13
14
15
16・ 1
2
3
4
5
6
7
資 料
93
82
89
84
89
r 85
p 102
△
△
△
△
0.6
16,913
2.5
14,886
3.2
16,463
1.4
15,456
2.2
15,978
2.9 r 15,675
0.2 p 17,210
△
△
△
△
0.9
2.2
1.2
0.7
2.2
1.5
0.6
経済産業省・九州経済産業局
(注)pは速報値。rは確報値。
48
■家電大型専門店
販売高(億円)
ながさき経済 2016.10
8.4
3,737
24
18
9.7
2,989
24 △ 0.0
3,818
18
4.0
3,137
19
1.5
3,224
r 21
5.0 r 3,336
6.1 p 4,202
p 28
同 左
△
△
△
△
3.2
1.2
6.3
0.9
2.1
2.6
1.6
既存店
前年比
40
37
40
38
46
r 44
p 46
長 崎 県 全 国
既存店
前年比
既存店
前年比
既存店
前年比
―
―
1.9
―
―
33,452
―
33,012 △ 1.3
7.8
7.5
8.5
6.0
85
6.3
84 △ 0.0
71
3.0
86
2.9
8,272
2.6
8,841 △ 0.5
7,295
2.0
8,816
0.8
4,709
4,675
4,342
4,551
4,432
5,000
7.6
9.1
6.5
9.7
7.3
5.7
28
0.2
30
12.2
26
7.0
28
5.5
26 △ 1.0
30 △ 3.8
1.9
2,831
2,862
3.7
2,579
2.3
2,749
4.2
2,716 △ 2.3
3,376 △ 2.7
31.7
4,447
4,436
13.4
13.5
4,698
8.8
4,625
5.9
4,794
6.0 r 4,763
7.3 p 4,984
8.0
10.8
6.8
9.5
3.8
4.9
5.8
同 左
―
315
321
2,431
3.1
23
3.9
22
6.0
2,234
2.3
26 △ 0.1
2,630
0.9
29
6.5
2,949
3.3
30
1.8
3,148 △ 1.4
r 26
0.3 r 2,719
0.7
3.6
p 31
7.7 p 2,932
同 左
■軽乗用車
届出台数
■乗用車新規登録台数(軽乗用車を除く)
年 月
九 州(除く
沖縄)
長 崎 県
全 国
■乗用車
■中古乗用車
総販売台数(※) 販売台数
長 崎 県
長 崎 県
長 崎 県
(台)
前年比
(台)
前年比
(千台)
前年比
(台)
前年比
(台)
前年比
(台)
前年比
年
年
年
21,657
21,841
19,805
△ 6.9
0.8
△ 9.3
262,756
263,310
245,012
△ 5.1
0.2
△ 6.9
2,865
2,851
2,698
△ 4.8
△ 0.5
△ 5.4
26,688
29,181
22,030
7.8
9.3
△24.5
48,345
51,022
41,835
0.7
5.5
△18.0
30,352
29,694
30,452
△ 2.1
△ 2.2
2.6
15・ 7
8
9
10
11
12
1,756
1,349
2,020
1,471
1,357
1,492
△ 9.8
△ 3.0
6.8
△ 8.1
△10.2
△ 4.5
21,977
16,978
24,056
18,540
18,035
19,128
△ 4.5
△ 0.8
1.6
△ 2.9
△ 2.4
4.3
245
180
259
206
202
204
△ 2.0
1.7
△ 3.2
△ 0.1
△ 0.6
3.0
1,749
1,266
1,845
1,462
1,504
1,489
△17.3
△25.8
△31.5
△27.5
△34.2
△38.6
3,505
2,615
3,865
2,933
2,861
2,981
△13.7
△15.6
△15.7
△18.9
△24.6
△25.3
2,472
2,024
2,354
2,554
2,073
2,373
11.4
0.0
△ 0.7
0.7
7.5
△ 0.2
16・ 1
2
3
4
5
6
7
8
1,672
1,806
2,626
1,417
1,420
1,848
1,881
△ 2.2
△ 9.5
2.7
15.2
13.0
14.6
7.1
19,238
22,451
31,299
15,853
17,452
22,369
23,225
△ 1.0
△ 6.2
△ 0.9
4.8
11.3
8.9
5.7
209
239
346
184
193
248
244
1.1
△ 4.0
△ 2.6
8.3
7.3
3.6
△ 0.5
1,667
1,803
2,549
1,301
1,207
1,372
1,518
1,323
△21.7
△22.2
△19.8
△ 8.9
△20.5
△36.0
△13.2
4.5
3,339
3,609
5,175
2,718
2,627
3,220
3,399
△13.0
△16.3
△ 9.8
2.3
△ 5.3
△14.3
△ 3.0
1,983
2,693
4,177
2,321
2,300
2,454
2,473
△27.1
2.1
△ 1.9
△ 5.3
7.9
2.2
0.0
13
14
15
資 料
日本自動車販売協会連合会
全国軽自動車協会連合会
当研究所で集計
日本自動車販売協会連合会
(注)前年比は伸び率(%)。
(※)乗用車総販売台数は、乗用車新規登録台数と軽乗用車届出台数の合計である。
■消費者物価指数(15年=100)
■勤労者世帯1カ月の収支(円)
実
年 月
収 入
消費支出
長 崎 市
全 国
長崎市
前年比
全 国
前年比
長崎市
前年比
全 国
前年比
13 年 平 均
14 年 平 均
15 年 平 均
477,189
435,732
449,222
18.4
△ 8.7
3.1
523,589
519,761
525,669
1.0
△ 0.7
1.1
308,148
309,296
287,211
11.9
0.4
△ 7.1
319,170
318,755
315,379
1.7
△ 0.1
△ 1.1
96.5
98.9
100.0
0.2
2.5
1.1
96.6
99.2
100.0
0.4
2.7
0.8
15・ 7
8
9
10
11
12
402,223
413,338
358,658
415,298
390,801
763,598
△10.1
5.5
△ 0.7
△ 4.9
△ 3.1
△20.9
587,156
475,369
415,467
485,330
425,692
900,229
△
△
△
△
5.7
2.5
1.5
0.6
1.4
2.7
273,021
252,501
261,487
344,194
314,655
299,792
△ 1.9
△20.0
△33.0
28.9
17.5
△22.1
314,788
317,195
298,733
309,761
294,905
340,474
△
△
△
△
1.0
3.7
1.6
2.0
3.7
4.8
99.9
100.1
100.4
100.6
100.0
99.9
0.6
0.5
0.4
0.8
0.9
0.4
100.1
100.2
100.3
100.2
99.9
99.8
0.2
0.2
0.0
0.3
0.3
0.2
16・ 1
2
3
4
5
6
7
436,191
480,716
487,107
426,994
403,689
599,768
585,561
3.3
11.1
25.8
12.1
6.6
△ 7.0
45.6
434,330
478,624
450,698
480,098
426,805
731,099
574,227
△ 1.3
△ 2.0
0.3
0.7
△ 0.8
△ 0.3
△ 2.2
308,981
322,763
357,676
337,414
294,193
251,335
408,365
3.8
26.0
24.4
2.5
12.1
△ 6.2
49.6
312,331
297,662
334,609
338,001
306,721
276,602
302,422
△ 2.6
2.2
△ 4.9
1.1
△ 3.3
△ 5.6
△ 3.9
99.9
100.1
99.9
100.1
100.1
100.1
100.0
0.5
0.8
0.1
0.0
△ 0.4
0.0
0.1
99.5
99.6
99.7
99.9
100.0
99.9
99.6
△ 0.1
0.2
0.0
△ 0.3
△ 0.5
△ 0.4
△ 0.4
資 料
総
務
省
前年比
前年比
同 左
(注)前年比は伸び率(%)。
ながさき経済 2016.10
49
■観光・レジャー・運輸関連指標
■長崎県の主要観光施設等入場者数(千人)
年 月
主要13施設(計) グラバー園 雲仙仁田道 島 原 城 ハウステンボス
前年比
13
14
15
前年比
(千台)
前年比
前年比
九十九島パール
シーリゾート
平 戸 城
前年比
前年比
前年比
年
年
年
6,328
6,656
7,129
11.8
5.2
7.1
999
1,038
1,192
6.9
4.0
14.8
112
100
96
4.1
△10.8
△ 3.7
223
210
211
5.1
△ 6.0
0.6
2,564
2,877
3,089
23.5
12.2
7.3
768
791
816
15.7
3.1
3.2
61
53
58
3.0
△14.0
10.0
15・7∼9
10∼12
16・1∼3
4∼6
2,008
1,885
1,529
1,326
17.6
△43.7
1.4
△23.3
319.4
337.6
266.6
198.9
38.3
14.1
12.3
△33.2
16.2
42.9
11.4
21.9
8.8
13.6
2.5
△14.6
51.8
57.6
53.2
42.7
8.8
5.3
9.9
△20.2
821.0
814.0
755.0
534.1
17.6
△ 2.2
△ 2.0
△21.8
282.7
166.0
137.2
149.1
8.1
3.8
△10.5
△30.5
18.6
16.1
14.5
15.6
34.6
50.7
138.4
△ 8.8
15・ 7
8
9
10
11
12
506.0
844.0
618.1
665.3
625.7
594.4
17.3
13.8
23.7
19.9
△ 9.8
0.4
81.0
124.9
113.5
131.0
117.0
89.7
43.1
35.4
38.3
31.1
3.8
7.6
3.2
6.2
6.9
20.7
18.3
3.9
△15.3
43.5
0.3
108.3
△27.7
53.2
12.9
18.2
20.7
18.8
21.8
13.7
3.2
△ 2.9
26.5
△10.7
△ 5.7
30.5
203.1
370.2
247.7
229.0
242.4
342.6
17.8
9.2
32.5
15.5
△13.1
△ 3.4
77.9
124.8
80.0
64.2
57.5
44.3
9.7
3.1
15.1
22.5
△ 5.1
△ 5.7
4.1
7.2
7.4
6.7
6.2
3.2
29.7
23.8
50.6
37.7
6.3
―
16・ 1
2
3
4
5
6
7
391.4
460.9
676.4
441.4
550.7
333.4
474.3
△ 1.1
7.8
△ 1.1
△11.9
△31.2
△22.1
△ 6.3
58.7
96.4
111.4
67.5
81.1
50.3
59.4
6.4
29.4
3.5
△12.9
△44.5
△32.1
△26.7
3.3
2.9
5.1
4.1
15.5
2.3
3.9
4.0
△ 2.0
4.3
△13.8
△13.2
△24.2
22.3
11.8
18.8
22.6
15.2
17.7
9.8
11.5
△ 1.7
20.4
8.8
△12.9
△27.5
△15.9
△10.6
201.4
205.9
347.7
209.6
207.6
116.9
△ 3.8
0.2
△ 2.2
△ 9.3
△31.0
△22.7
32.8
39.3
65.1
44.5
67.1
37.5
67.4
△12.3
△ 6.2
△12.0
△25.2
△29.6
△37.1
△13.5
3.5
4.0
7.0
5.6
6.9
3.0
4.5
―
―
15.0
16.3
△18.1
△19.9
9.2
光
興
資 料
長
崎
県
観
振
課
(注)前年比は伸び率(%)。
平戸城は、14年12月∼15年2月まで耐震工事により休館。
■長崎県の宿泊者数
年 月
13
14
15
■ゴルフ場来場者数(千人)
長 崎 県
前年比
(%)
雲 仙
県南地区 県北地区
(千人)
前年比
小 浜
(千人)
長 崎 県
前年比
九 州
前年比
除く
沖縄
( )
前年比
長 崎 市
前年比
年
年
年
9.3
4.4
3.3
6.2
2.2
2.3
13.0
6.8
4.3
362
365
348
8.1
0.7
△ 4.7
120
121
139
△ 1.4
0.7
15.1
661
706
718
△ 2.7
6.8
1.7
7,483
7,532
7,499
2.0
0.7
△ 0.4
1,471
1,403
1,369
15・ 7
8
9
10
11
12
8.9
4.2
17.9
△ 0.4
△ 4.4
2.6
10.4
7.5
14.2
△ 3.0
△ 4.8
12.3
7.5
1.4
22.4
2.9
△ 4.0
△ 5.7
24.1
37.7
28.1
31.0
37.3
30.9
△ 7.1
0.2
17.2
△13.9
△ 8.2
12.7
8.5
15.5
12.3
14.1
18.1
12.2
0.7
32.6
44.7
8.4
38.7
28.3
56.1
55.7
64.4
68.4
66.5
64.3
5.5
7.6
2.7
9.5
△ 2.6
9.0
564.7
568.6
661.7
738.2
714.8
691.7
△ 1.1
1.0
0.5
8.7
△ 4.9
8.0
120
130
111
114
108
126
△
△
△
△
△
△
0.4
0.6
2.6
3.4
2.1
3.0
16・ 1
2
3
4
5
6
7
6.0
6.5
△ 6.2
△17.8
△34.4
△26.3
△10.5
17.5
16.5
△ 4.4
△17.9
△36.1
△27.3
△13.1
△ 4.5
△ 3.4
△ 7.9
△17.6
△32.4
△24.9
△ 7.8
23.3
27.2
30.1
17.2
16.8
12.5
18.7
18.4
25.1
△12.7
△32.2
△52.5
△43.3
△22.5
8.2
9.4
9.3
7.6
9.5
6.2
9.4
△20.9
△ 3.5
△21.3
△ 7.5
△23.4
1.9
10.1
44.3
47.4
60.7
57.6
64.8
46.9
59.2
△16.8
△ 2.4
2.1
△ 1.1
△ 8.0
△11.1
5.4
469.7
481.6
637.4
545.7
653.1
488.1
592.4
△10.5
△ 1.2
3.4
△13.5
△14.3
△ 9.3
4.9
112
103
113
105
105
107
117
△
△
△
△
△
△
2.4
1.4
4.1
4.4
4.6
4.0
2.5
資 料
日本銀行長崎支店
雲仙観光協会・小浜温泉観光協会
九州ゴルフ連盟
(注)前年比は伸び率(%)。rは確報値。
(注)九州ゴルフ連盟の加盟クラブ
の来場者数。
長崎県は県内主要ホテル・旅館43社の合計(県南地区28社、県北地区15社)。
前年比は実数の伸び率(%)。
調査先の変更に伴い年別において計数が連続しない。
長崎県クラブ数は、14年10月
まで22、11月から21。
50
■長崎市タクシー
乗客数(万人)
ながさき経済 2016.10
△ 2.2
△ 4.6
△ 2.4
長崎市タクシー協会
長 崎 市 統 計 課
■主要旅行業者旅行取扱額
長 崎 県(百万円)
年 月
国内旅行
13
14
15
前年比
海外旅行
全 国(億円)
前年比
合 計
前年比
国内旅行
前年比
海外旅行
前年比
合 計
前年比
年
年
年
6,745
7,173
6,989
△ 6.6
6.4
△ 2.6
2,254
2,410
2,287
△ 9.4
6.9
△ 5.1
8,998
9,583
9,276
△ 7.3
6.5
△ 3.2
39,881
40,720
42,075
2.2
2.1
3.3
22,377
22,424
20,548
△ 3.0
0.2
△ 8.4
63,050
64,182
64,276
0.6
1.8
0.1
15・ 7
8
9
10
11
12
585
730
547
841
664
704
1.7
△ 2.3
△ 4.5
7.8
△19.7
△ 1.8
133
239
234
183
182
317
△18.6
△ 2.3
1.9
24.5
△21.6
33.3
717
970
781
1,024
846
1,021
△ 2.8
△ 2.3
△ 2.7
10.5
△20.1
7.0
3,782
4,807
4,031
4,222
3,957
3,457
4.9
6.4
16.0
10.7
5.2
4.5
1,774
2,189
2,039
1,896
1,604
1,627
△11.4
△13.6
△ 4.3
△ 5.5
△ 6.0
△13.6
5,708
7,132
6,197
6,291
5,734
5,227
0.2
△ 0.0
8.8
5.9
2.6
△ 1.0
16・ 1
2
3
4
5
6
7
447
630
478
341
398
384
547
△11.9
0.1
△ 1.1
1.1
△17.7
△19.4
△ 6.5
194
114
196
165
103
80
128
9.4
△35.8
△ 4.1
14.7
△27.1
△47.9
△ 3.5
641
744
674
507
502
464
675
△ 6.4
△ 7.8
△ 2.0
5.2
△19.9
△26.4
△ 5.9
2,884
3,090
4,043
2,417
2,685
n.a.
6.9
6.5
8.9
2.4
△ 7.0
n.a.
1,270
1,544
1,709
1,374
1,432
n.a.
△ 8.1
△ 4.0
△ 4.8
△ 2.1
△10.9
n.a.
4,256
4,749
5,925
4,012
4,297
n.a.
2.5
3.2
5.1
1.6
△ 7.6
n.a.
資 料
当 研 究 所 で 集 計
国 土 交 通 省 ・ 観 光 庁
(注)前年比は伸び率(%)。
長崎県は5社(7営業所)。
全国の主要旅行業者数は16年3月まで49社、16年4月から50社。
全国の合計には外国人旅行を含む。
■長崎県の主要有料道路別交通量(台)
年 月
■長崎空港乗降客数(千人)
長崎多良見I.C. 諫早I.C. 長崎バイパス ながさき出島道路 佐世保三川内本線
前年比
前年比
前年比
前年比
年 月
合 計
前年比
前年比 うち国際線
13 年 度
14 年 度
15 年 度
14,753
13,784
14,122
4.4
△ 6.6
2.5
16,427
15,689
15,889
2.3
△ 4.5
1.3
43,076
40,881
40,753
0.2
△ 5.1
△ 0.3
7,525
7,239
7,417
3.8
△ 3.8
2.5
9,701
8,858
8,871
1.9
△ 8.7
0.2
13
14
15
年
年
年
2,813
2,965
3,042
5.7
5.4
4.7
34
62
74
15・ 7
8
9
10
11
12
13,830
15,499
14,609
14,207
14,514
14,494
6.4
6.1
6.1
4.2
1.6
5.9
15,617
16,924
16,096
16,328
16,513
16,490
3.2
2.7
3.0
1.6
0.3
4.6
41,328
43,088
41,477
41,099
40,886
41,654
6.2
1.6
1.6
1.0
△ 1.9
1.7
7,349
8,205
7,841
7,438
7,450
7,610
2.7
3.9
7.4
3.4
2.8
5.7
8,386
10,339
9,483
8,592
8,822
9,749
3.0
2.3
11.4
1.0
△ 5.1
1.5
15・ 7
8
9
10
11
12
250.1
316.9
263.7
270.7
269.5
258.4
7.0
7.9
7.0
2.9
△ 1.6
2.3
7.5
7.7
4.3
4.5
1.9
1.0
16・ 1
2
3
4
5
6
7
12,308
13,967
15,131
13,822
14,156
13,551
14,676
△ 7.4
3.1
2.9
2.9
△ 0.5
2.6
6.1
13,638
15,888
16,804
15,619
15,744
15,457
16,485
△ 8.8
4.8
2.8
2.3
△ 0.7
1.5
5.6
36,305
40,324
42,270
40,126
39,981
40,087
41,857
△
△
△
△
△
△
6,101
8,138
7,740
6,812
6,968
6,821
7,372
△ 7.9
8.1
△ 0.9
△ 2.5
△ 4.4
△ 0.9
0.3
7,678
8,085
9,513
8,262
8,774
7,290
8,764
△ 9.4
△ 0.2
1.2
△ 1.1
△ 8.5
△ 6.4
4.5
16・ 1
2
3
4
5
6
7
228.0
254.2
294.2
215.2
225.4
189.4
228.9
△ 4.2
4.7
△ 1.7
△ 5.6
△12.3
△10.4
△ 8.5
0.9
5.1
0.9
1.1
0.9
1.0
0.8
資 料
7.3
0.6
0.3
0.1
0.7
0.2
1.3
西日本高速道路㈱九州支社(長崎高速道路事務所) 県道路公社
(注)前年比は伸び率(%)。台数は1日平均出入合計。
西日本高速道路㈱九州支社
(佐 賀 高 速 道 路 事 務 所)
資 料
長 崎 空 港ビ ル
(注)前年比は伸び率(%)。
ながさき経済 2016.10
51
■雇用関連指標
■有効求人倍率
■新規求人数(人)
(除学卒・含パート)
(季節調整済) (除学卒・含パート)
長
年 月 長崎県 全 国
■新規求職者数(人)
(除学卒・含パート)
崎
県
長
前年比 前年比
前年比 (一般)
(パート)
0.75
0.87
1.01
0.97
1.11
1.23
107,514
110,788
117,766
5.0
3.0
6.3
7.3
4.0
4.0
1.9
1.7
9.6
92,740
85,902
80,648
15・ 7
8
9
10
11
12
0.98
0.98
0.99
1.01
1.02
1.03
1.21
1.22
1.23
1.24
1.26
1.27
10,121
8,821
9,538
10,790
9,149
7,647
1.6
7.8
5.2
8.1
16.1
2.6
0.1
4.2
8.0
3.2
9.9
4.9
4.0
13.5
1.4
15.5
25.8
△ 1.1
16・ 1
2
3
4
5
6
7
1.04
1.06
1.11
1.13
1.12
1.16
1.16
1.28
1.28
1.30
1.34
1.36
1.37
1.37
11,187
10,940
10,700
10,424
9,638
10,278
9,993
2.5
11.0
5.5
2.3
6.3
6.9
△ 1.3
0.6
6.1
4.2
7.8
6.7
6.8
△ 2.0
5.1
17.8
7.4
△ 5.0
5.7
7.0
△ 0.2
長崎労働局
県
長 崎 県
前年比 前年比
前年比 (一般)
(パート)
13 年 度
14 年 度
15 年 度
資 料
崎
■雇用保険受給者
実人員(人)
前年比
△ 3.1
△ 7.4
△ 6.1
△ 4.0
△ 8.4
△ 7.0
△ 1.2
△ 5.3
△ 4.4
6,867
6,043
5,477
△ 6.1
△12.0
△ 9.4
6,598
5,981
6,756
6,515
5,529
4,656
△
△
△
△
1.6
2.5
8.3
7.2
1.5
△ 9.7
△ 1.4
△ 0.7
△ 8.6
△ 7.9
△ 0.1
△13.8
△
△
△
△
2.2
6.4
7.8
5.9
4.9
1.3
6,214
6,235
5,986
5,697
5,338
5,042
△ 8.4
△ 5.8
△ 9.1
△11.6
△ 6.2
△ 9.2
6,450
7,673
7,292
8,308
6,554
6,537
5,643
△19.4
2.7
△ 4.4
△12.4
△ 5.5
△ 3.6
△14.5
△20.4
2.3
△ 3.1
△13.3
△ 5.8
△ 2.3
△17.5
△17.2
3.7
△ 6.8
△10.8
△ 4.9
△ 5.9
△ 7.6
5,043
4,887
4,754
4,639
4,933
5,398
5,533
△ 8.4
△ 7.0
△ 9.4
△ 9.1
△ 9.8
△ 9.6
△11.0
同 左
同 左
同 左
(注)前年比は伸び率(%)。
■常用雇用指数(10年=100)
年 月
長崎県
全 国
■長崎県の月間給与及び労働時間(千円、時間)
現金給与総額
所定内給与額
総労働時間
前年比
前年比
前年比
前年比
13 年 平 均
14 年 平 均
15 年 平 均
98.6
98.2
96.9
99.5
99.9
100.9
281
286
301
2.8
1.9
3.4
217
219
225
2.1
0.7
1.3
150.3
150.7
158.4
△ 5.1
0.3
0.0
12.2
12.8
13.0
△16.5
4.6
2.7
15・ 6
7
8
9
10
11
12
97.7
97.5
97.3
96.4
96.5
96.5
96.9
101.4
101.5
101.3
101.1
101.2
101.3
101.5
435
336
253
249
248
269
546
4.2
4.6
1.1
2.2
△ 0.2
4.3
5.6
228
226
227
225
225
225
226
1.7
1.5
2.8
1.1
△ 0.1
0.3
△ 0.3
162.5
162.3
155.3
155.5
161.6
158.0
159.5
1.1
△ 0.2
0.6
△ 2.0
△ 2.5
△ 2.2
△ 0.3
12.6
12.4
12.0
12.6
13.0
13.1
14.1
3.9
5.7
5.0
△ 0.1
2.3
△ 0.7
△ 1.4
16・ 1
2
3
4
5
6
96.3
95.9
95.1
97.3
97.5
97.7
101.2
100.9
100.3
101.9
102.0
102.3
251
249
279
257
250
442
0.4
△ 0.8
6.1
0.2
△ 2.6
1.6
224
225
228
228
225
226
0.1
1.2
2.0
△ 0.2
0.1
△ 0.5
152.4
155.7
162.6
161.1
153.5
161.6
△ 0.9
1.6
0.9
△ 1.8
△ 0.4
△ 0.6
12.9
12.7
13.4
12.9
11.6
11.6
△ 2.3
△ 1.5
△ 0.7
△ 5.1
△11.4
△ 7.9
資 料
長崎県統計課 厚生労働省
長
(注)前年比は伸び率(%)。
常用労働者30人以上企業。
52
所定外労働時間
ながさき経済 2016.10
崎
県
統
計
課
■企業倒産関連指標
■企業倒産件数(件)
年 月
13
14
15
■企業倒産負債総額(億円)
長 崎 県
九 州
全 国
前年比 (除く
沖縄) 前年比
長 崎 県
九 州
全 国
前年比 (除く
沖縄) 前年比
前年比
前年比
年
年
年
49
64
40
△35.5
30.6
△37.5
695
654
664
△15.1
△ 5.9
1.5
10,855
9,731
8,812
△10.5
△10.4
△ 9.4
134
277
126
△40.7
106.5
△54.7
1,082
1,218
994
△40.1
12.5
△18.4
27,823
18,741
21,124
△27.4
△32.6
12.7
15・ 8
9
10
11
12
4
1
3
2
3
△50.0
△75.0
△70.0
△33.3
△25.0
55
49
52
53
42
14.6
4.3
△24.6
12.8
△ 8.7
632
673
742
711
699
△13.1
△18.6
△ 7.3
△ 3.4
1.9
24
0.4
0.6
22
18
192.8
△97.4
△99.4
1,035.4
△78.0
84
60
82
131
61
20.6
△14.5
△53.2
172.1
△59.8
979
2,709
1,062
1,417
3,854
△27.9
98.0
△14.4
22.7
116.1
16・ 1
2
3
4
5
6
7
8
4
1
2
4
4
1
6
3
△33.3
△75.0
△33.3
33.3
0.0
△80.0
200.0
△25.0
57
51
43
51
45
50
64
43
△12.3
△ 7.3
△21.8
△19.0
△13.5
△27.5
18.5
△21.8
675
723
746
695
671
763
712
726
△ 6.4
4.5
△13.2
△ 7.1
△ 7.3
△ 7.4
△ 9.5
14.9
24
0.9
0.4
2.4
6.9
0.3
5
9
689.0
△95.7
△81.5
△69.4
233.0
△98.6
132.5
△63.9
264
59
72
92
50
131
71
220
209.4
△16.6
△19.9
△20.1
△36.2
104.2
△ 1.7
162.0
1,269
1,635
1,759
1,033
1,159
1,083
1,240
1,260
△24.5
8.2
△21.3
△46.4
△ 9.3
△14.7
3.3
28.8
資 料
東 京 商 工 リ サ ー チ
同 左
(注)前年比は伸び率(%)。
■貿易・為替・原油関連指標
■貿易関連指標(百万円)
年 月
13
14
15
年
年
年
■為替レート
長崎県輸出入高
輸 入
輸 出 前年比 輸 入 前年比 輸 出
前年比 前年比
276,911 △ 8.6 221,173
9.9
316,319
14.2 218,198 △ 1.3
277,709 △12.2 179,618 △17.7
201.4
△38.9
△45.6
△68.2
272.1
△67.3
19,332
14,949
10,488
12,571
10,952
16,574
15・ 7
8
9
10
11
12
30,057
8,853
23,764
13,231
42,822
12,206
16・ 1
2
3
4
5
6
7
14,487
48,320
3.7
19,241 △23.1
13,527
13,213
78,565
262.8
41,971
92.3
8,072
68.2
9,475
25,425
20.4
9,478
19,685
16,208 △46.1 p11,907
資 料
全国輸出入高
長 崎 税 関
(注)前年比は伸び率(%)。
pは速報値、r は確報値。
9.5
4.8
3.5
14.9
5.7
△8.7
△ 1.0
7.6 △ 3.1
3.1 △ 3.1
△ 6.2
△38.4
0.5 △11.0
△29.6 △ 2.2 △13.3
△31.1 △ 3.3 △10.2
△ 1.8 △ 8.0 △18.0
△17.7
△ 4.1
△21.7
△42.7
△39.9
△42.2
△38.5
△12.9
△ 4.0
△ 6.8
△10.1
△11.3
△ 7.4
△14.0
△17.8
△14.2
△14.9
△23.3
△13.7
r△18.7
p△24.7
財 務 省
年 月
13
14
15
年
年
年
■原油価格(ドル/バレル)
米ドル ユーロ 中国元 韓 国
ウォン
(円/ドル)(円/ユーロ)(円/元)(円/ウォン)
前年比
105.39 145.05
120.55 146.54
120.61 131.77
17.36
19.35
18.36
10.00
10.98
10.33
13
14
15
15・ 7
8
9
10
11
12
63.78
59.04
51.24
47.91
47.50
43.52
△42.9
△46.6
△51.7
△52.4
△47.7
△44.8
16・ 1
2
3
4
5
6
7
36.93
30.43
32.17
36.98
40.68
45.28
47.71
△41.7
△38.6
△41.3
△34.2
△31.5
△29.4
△25.2
15・ 8
9
10
11
12
121.18
119.96
120.90
122.82
120.61
136.06
134.97
132.84
129.88
131.77
18.79
18.96
19.07
19.04
18.36
10.24
10.06
10.65
10.62
10.33
16・ 1
2
3
4
5
6
7
8
120.87
113.62
112.68
109.75
110.94
102.91
104.42
103.18
129.98
124.11
127.70
124.12
123.65
114.39
115.67
114.95
17.97
17.35
17.39
17.17
16.83
15.46
15.68
15.41
9.87
9.16
9.86
9.77
9.33
8.96
9.31
9.22
資 料
月 央 値
年 月
十 八 銀 行
年
年
年
資 料
110.54 △ 3.7
105.08 △ 4.9
55.00 △47.7
財 務 省
(注)為替レートは年および月末の仲値。
韓国ウォンは100通貨単位あたりの
相場。
ながさき経済 2016.10
53
■金融関連指標
■銀行預貸金月末残高(億円)
年 月
長
■金 利(%)
崎
県
全 国
年 月
貸出金
預 金 前年比 貸出金 前年比 預 金
前年比 前年比
コール 新発10 国内銀行 長期プ 短期プ
レート 年国債 貸出約定 ライム ライム
翌日物 利回り 平均金利 レート レート
(平均) (期末)
大口
定期
1年
(期末) (期末) (期末)
13 年 12 月
14 年 12 月
15 年 12 月
45,357
46,662
47,257
4.6
2.9
1.2
24,640
25,473
26,129
5.0
3.4
2.6
4.5
3.1
2.7
2.8
3.2
3.2
12 年 度
13 年 度
14 年 度
0.083
0.073
0.068
0.560
0.640
0.400
1.383
1.280
―
1.15
1.20
1.15
1.975
1.975
1.975
0.025
0.025
0.025
15・ 7
8
9
10
11
12
47,359
47,592
47,132
47,061
47,051
47,340
1.8
1.9
1.5
1.8
0.8
1.5
25,678
25,683
25,823
25,853
25,888
26,243
2.9
2.7
3.2
3.1
2.6
3.0
4.5
4.1
3.5
4.0
3.5
2.7
3.8
3.7
3.4
3.6
3.3
3.2
15・ 8
9
10
11
12
0.076
0.073
0.076
0.078
0.075
0.380
0.350
0.300
0.300
0.270
1.135
1.125
1.125
1.121
1.110
1.15
1.10
1.10
1.10
1.10
1.975
1.975
1,975
1.975
1.975
0.025
0.025
0.025
0.025
0.025
16・ 1
2
3
4
5
6
7
47,257
47,144
48,389
48,848
48,411
48,553
48,121
1.2
0.1
1.5
2.5
1.2
0.9
1.6
26,129
26,127
26,678
26,218
26,706
26,670
26,779
2.6
2.4
3.3
3.9
4.5
4.5
4.3
2.9
3.9
4.1
6.0
5.5
5.4
5.6
3.5
2.9
2.8
2.9
2.7
2.4
2.3
16・ 1
2
3
4
5
6
7
8
0.074
0.033
△0.003
△0.037
△0.059
△0.055
△0.043
△0.043
0.095
△0.065
△0.050
△0.085
△0.120
△0.230
△0.195
△0.070
1.108
1.098
1.076
1.066
1.054
1.039
1.033
―
1.10
1.00
0.95
0.95
0.95
0.95
0.90
0.95
1.975
1.975
1.975
1.975
1.975
1.975
1.975
1.975
0.025
0.025
0.025
0.025
0.025
0.025
0.025
0.025
資 料
日 本 銀 行 長 崎 支 店
資 料
日本銀行 日本相互証券 日本銀行 みずほ銀行
十八銀行
(注)前年比は伸び率(%)。
■主要国株価・成長率・失業率指標
■株 価(円、ドル)
年 月
■実質GDP成長率(前期比年率、%)
日経平均 NYダウ
工業株
(東証225)
30 種
年 月 日 本 アメリカ ドイツ 中 国 韓 国
年 月 日 本 アメリカ ドイツ 韓 国
13
14
15
13 年 末
14 年 末
15 年 末
16,291.31
17,450.77
19,033.71
16,577
17,823
17,425
13
14
15
年
年
年
1.6
△ 0.0
0.5
1.5
2.4
2.4
0.4
1.6
1.7
7.7
7.3
6.9
2.9
3.3
2.6
15・ 8
9
10
11
12
18,890.48
17,388.15
19,083.10
19,747.47
19,033.71
16,528
16,285
17,664
17,720
17,425
15・ 7 8 9 2.0
2.0
1.1
6.9
5.3
△ 1.7
1.4
1.1
6.8
2.7
16・ 1
2
3
4
5
6
7
8
17,518.30
16,026.76
16,758.67
16,666.05
17,234.98
15,575.92
16,569.27
16,887.40
16,466
16,517
17,685
17,831
17,787
17,930
18,432
18,401
10 11 12 16・ 1 2 3 2.0
0.8
2.9
6.7
2.1
4 5 6 0.2
1.2
1.7
6.7
2.9
資 料
日本経済新聞社
(注)日経平均、ニューヨーク
ダウともに月末値。
54
■失業率(%)
ながさき経済 2016.10
資 料
(注)中国は前年比。
内
閣
府
年
年
年
4.0
3.6
3.4
7.4
6.2
5.3
6.9
6.7
6.4
3.1
3.5
3.6
15・ 7
8
9
10
11
12
3.3
3.4
3.4
3.2
3.3
3.3
5.3
5.1
5.1
5.0
5.0
5.0
6.4
6.4
6.4
6.4
6.3
6.3
3.7
3.6
3.5
3.4
3.5
3.5
16・ 1
2
3
4
5
6
7
3.2
3.3
3.2
3.2
3.2
3.1
3.0
4.9
4.9
5.0
5.0
4.7
4.9
4.9
6.2
6.2
6.2
6.2
6.1
6.1
6.1
3.5
4.1
3.8
3.7
3.7
3.6
3.6
資 料
内閣府・総務省