平成 28年度 全国学力・学習状況調査の結果について

平成28年度 全国学力・学習状況調査の結果について
平成28年10月18日
帯広市教育委員会
平 成 2 8年 度 全国 学 力・学 習 状 況 調査 は 、4月 に 発 生し た 熊本 地 震の 影 響を
受 け た 熊本 県 、宮 崎 県、大 分 県の 一 部の 学 校を 除 き 、全 国 一斉 の 悉皆 調 査 とし
て 、本 年 4月19日(火)本市小学校6年生、中学校3年生を対象に、国語、算数(数
学)の2教科8科目で実施されました。
本市全体の状況については、平均正答率でみると、小・中学校の2教科8科目中、中
学校の数学Aを除く7科目で全国平均を下回るという結果となり、北海道教育委員会が
掲げている「全国平均以上」という目標については、7科目で達成できませんでした。
しかしながら、昨年度と比較すると全国平均との差が、小学校では4科目中すべてに
おいて縮まってきており、中学校においても数学Aが0.8ポイント上回ったほか、国
語Aで-0.5ポイント、数学Bで-0.9ポイントとなり、ほぼ全国平均に並んでい
ます。
平均正答率から改善が進んでいると思われる学校の共通点としては、「冒頭で目標や
課題を示し、授業の最後には学習したことを着実に振り返る授業を行っている」「積極
的に公開研究会を開催するなど教職員が一体となって授業改善に取り組んでいる」「授
業中や家庭学習の約束ごとが学校全体で統一されている」「家庭や地域と連携しながら
家庭学習の充実等に努めている」等の傾向が見られることから、こうした各学校の「強
み」や「よさ」を全市に広げていきたいと考えております。
帯広市教育委員会といたしましては、引き続き、教育の機会均等という義務教育の趣
旨を踏まえ、児童生徒が将来、自立し豊かな社会生活を営むための「生きる力」の知の
側面である「確かな学力」の定着・向上に向け、「授業改善」と「望ましい生活習慣の
確立」を柱に学校・家庭・地域の連携を一層すすめ、地域総がかりで未来を生きる「お
びひろっ子」を育んでまいります。
また、今後、帯広市教育委員会のホームページ上の学力向上のページと、市内小中学
校のホームページ上の学力向上のページをリンクさせ、各学校の調査結果の概要をお知
らせするとともに、市内の学力向上の取組を総合的にお知らせしてまいります。