いのちと じんけん - 愛荘町ホームページ

※このコーナーは、一般住民から参加された「広報協力員」により作成された紙面です。
毎 日、家 庭 で の 食 べ 残 し や 調 理 で 出 る﹁生 ご み﹂を 地 域
で 処 理 し、そ れ を 有 機 肥 料 と し て 活 用 す る 取 り 組 み が 進 ん
で い ま す。現 在、沓 掛 地 区、上 蚊 野 地 区、竹 原 地 区、香 之
▶
家庭用生ごみ
専用容器
50
庄 地 区 で 町 が 生 ご み 処 理 の 装 置 を 設 置 し、地 域 住 民 の 自 主
355
年から始まりました。
707
的活動として、平成
6,692
飛んで重量は 分の1の粉末状
になり、匂いも消えます。
3,764
高くつくごみ処理費
今 回 は、4 地 区、湖 東 広 域 リ
バ ー ス セ ン タ ー、町 環 境 対 策 課
を 訪 ね 取 材 し、資 料 も 頂 き ま し
た。今、み ん な が 出 し て い る 燃
え る ゴ ミ の 袋 は 1 枚 円 で、4
〜5 ㎏ の ご み が 入 り ま す。こ れ
を 処 理 す る 費 用 は、週 2 回 の 収
集費、処理場の燃料費、処分費、
管理費などおおよそ1㎏あたり
円 と な り、ご み 袋 1 個 当 た り
では200円かかっていること
になります。
この負担は私たち住民の税金
で 賄 わ れ て い る の で、一 人 ひ と
りが減量に努めなければならな
いと感じました。
ま た、個 人 が 自 宅 に 設 置 す る
場 合、﹁家 庭 用 生 ご み 処 理 機﹂
の 購 入 代 の 2 分 の 1︵3 万 円 限
度︶補 助 や 畑 に 設 置 す る﹁コ ン
ポ ス ト﹂︵2 千 円 限 度︶の 町 補
助金があります。
出典 「人権読本 じんけんの詩」
明石書店
◀沓掛の生ごみ
処理機置き場
57
発酵させた有機肥料
28
▶上蚊野の生ごみ
処理機
73
あ る 区 長 さ ん は、﹁生 ご み﹂
の中にスプーンや布きれが混じ
っていて処理機が止まったとい
う こ と も あ り、利 用 者 に 異 物 が
混入しないようお願いしている
と言われました。
出来上がった有機肥料は持っ
て 帰 っ て、畑 や プ ラ ン タ ー の 野
菜、花、果 樹 ま た 花 壇 な ど に 利
用されています。
こ の 事 業 が 広 ま る と、ご み が
肥料として再利用できるだけで
な く、現 在 行 わ れ て い る ご み の
収集や広域処理場の処理量が減
量 で き、経 費 削 減 に も つ な が り
ます。
現 在、取 り 組 ん で い る 地 域 の
状況は次のとおりです。
35
(㎏)
99
生ごみ量
15
(戸)
30
協力戸数
15
(㎏)
50
処理能力
右記の﹁生ごみ量﹂は設置以来、
平成 ・8・ までの累計です。
(年/月)
H26/1 H26/11 H28/2 H28/2
設置時期
沓 掛 上蚊野 竹 原 香之庄
みんなが いのちを
ひとつずつもっているのに
そのかたちをはっきりといえない
なぜだろう
たいせつなものだと わかっているのに
「こんなもの」って だしてみせられない
ごみの3分の1が食べ物
▲沓掛(左)と
竹原(右)の肥料
町 で は、﹁生 ご み﹂を 有 機 肥
料に転換する装置を地域に設置
し、電 気 代 な ど の 費 用 も 負 担 し
てごみの減量と資源の再利用を
図 る﹁大 型 生 ご み 処 理 機 実 証 実
験事業﹂に取り組んでいます。
現 在、こ の 事 業 は さ き の 4 地
区の住民の理解と協力のもとに
実 施 さ れ て い ま す。こ れ ま で 各
家庭から燃えるごみとして一緒
に 出 さ れ て い た﹁生 ご み﹂だ け
を 分 別 し、あ ら か じ め 各 戸 に 配
付された生ごみ専用容器に入
れ、地 区 に 設 置 さ れ た 生 ご み 処
理 機 ま で 持 っ て 行 き、投 入 す る
というものです。
そのため地域では各家庭の協
力が欠かせません。
かなしいことや いやなこともあると
かけていくようないたみをかんずるから
かたまりになっているんだろうか
地 域
10
人をすきになると
しめつけられたり ふるえたりするから
わた菓子みたいに
ふわふわしたものかもしれない
26
家庭生活からごみを出さない
日 は あ り ま せ ん。燃 え る ご み の
うちおよそ3分の1は食べ物
で、な か に は ま っ た く 食 べ ら れ
なかった野菜や菓子なども含ま
れ ま す。﹁生 ご み﹂は お お よ そ
%以上が水分で湖東広域の処
理 場 で は、こ の 水 分 を 取 る た め
莫大な燃料を必要とするため
﹁生 ご み の 水 分 を 切 っ て か ら 出
し て く だ さ い﹂と 呼 び か け て い
ます。
そ こ で、こ れ ら の﹁生 ご み﹂
を ご み で は な く 資 源 と し て、肥
料 に 変 え て 活 用 し、増 大 す る ご
みを減量しようとこの取り組み
が始まりました。
﹁
生ごみ﹂がバクテリアの働き
で発酵し、肥料になると水分が
いのちの かたちって どんなんだろう
きずついたり すりへったり
ぐちゃぐちゃになったりするから
やわらかなものかな
Mニャン
8
広報あいしょう
2016.11
広報あいしょう
2016.11
9
今野敏彦
31
でも きっと
いのちって
きらきらひかっているんだと思うよ
すごくあったかいものだと思うよ
いのちって すてきな生きものなんだよ
きっと
80
のち
20
人をすきになると、こころがしめつけられたりふるえたりします。反対に、かな
しいことやいやなことがあると、いのちがかけていくようないたみをかんじます。
人権侵害は命が欠けて行くような痛みを与えることになるのです。
わたしたちはみんな、ひとつずついのちをもっています。そして、そのいのちは、
きらきらひかっていて、すごくあったかいものです。全ての人の命が温かく光り輝く
ようにすることが私たちの願いであり、人権の尊重です。
一つしか持っていない自分の命と人の命を大切にすることが、人権尊重の重要な
柱と言えます。自他の命や健康を傷つけないこと、そして、自他の尊厳(人間が
人間らしくあること)を犯さないことを徹底しなければなりません。
いのちと
じんけん
地域で取り組む「生ごみ処理」
い
問(事務局)教育委員会生涯学習課内
☎37−8055 FAX37−4192
第126号
広報協力員による
愛荘町人権教育推進協議会
人推協だより
▲生ごみを投入する住民(竹原)