資料 22 管理運営業務に関する契約書

資料
22
管理運営業務に関する契約書
※ 本資料については、募集要項配布開始日時点での案であり、締結時に条項を追加・変更
する可能性があります。
新大阪駅前ほか7駐車場の管理運営業務に関する契約書
大阪市(以下、「発注者」という。)と【事業者名】(以下、「受注者」という。)とは、
発注者が関係法令の規定により道路占用許可を取得する別紙の道路高架下駐車場(以下、
「駐車場」という。
)の管理運営に関する業務(以下、「本業務」という。)を受注者に委託
することについて合意したので、次の通り業務委託契約を締結する。
本契約の証として本書2通を作成し、当事者がそれぞれ記名押印のうえ、各自1通を保有
する。
平成○○年○月○日
発注者
大阪市
契約担当者 大阪市建設局長
受注者
○○ ○○
印
【住所】
【受注者名】
【受注者の代表者名】
印
(管理受託者への委託)
第1条 発注者は、本業務を実施するため、受注者を駐車場管理運営業務受託者として委託
し、受注者は、その委託を受けて、本契約に基づき、善良な駐車場管理者の注意をもって
円滑に本業務を実施しなければならない。
(信義誠実の原則)
第2条 発注者及び受注者は、互いに協力し信義を重んじ、本契約を誠実に履行しなければ
ならない。
(用語の定義)
第3条 本契約で用いる用語の定義は次の各号のとおりとする。
(1) 「駐車場料金収入」とは、当該駐車場の利用料金収入及び本業務におけるその他の
収入の全てのことをいい、未収額及び自動販売機による収入を含むものとする。
(2) 「納付額等」とは、別表1に示す基本納付額及び変動納付額のことをいう。
(3)
「計画書」とは、本契約締結後に受注者が発注者に提出する、当該駐車場の管理
運営計画書のことをいう。
(4) 「管理者」とは、道路法第 18 条第1項に規定する道路管理者のことをいう。
(5) 「管理者等」とは、前号のほか、鉄道事業者、公益企業体等駐車場内において工事
等を実施する必要がある者のことをいう。
(6) 「利用者等」とは、駐車場の契約者及び利用者のことをいう。
(7) 「駐車場施設等」とは、駐車場の施設、設備機器及び利便施設(自動販売機)のこ
とをいう。
(契約期間)
第4条 本契約の期間は、平成 29 年4月1日から平成 32 年3月 31 日までとする。
2 本業務に係る会計年度は、毎年4月1日から翌年3月 31 日までとする。
(管理範囲)
第5条
受注者が実施する本業務の対象となる管理範囲は、別紙の平面図に示す駐車場の
範囲とする。
(業務の範囲)
第6条 受注者が実施する本業務の範囲は、次のとおりとする。
(1) 駐車場の管理運営に関すること。
(2) 駐車場施設等の新設、改良、更新、補修及び維持管理業務。
(3) 前2号に掲げるもののほか、発注者が必要と認める業務。
(供用日又は供用時間の変更)
第7条 駐車場の供用は、原則として1月1日から 12 月 31 日、24 時間とする。
2 受注者は、
機器の点検等やむを得ない理由で、
駐車場の供用を休止する場合であっても、
可能な限り、
多くの駐車場施設等を利用可能な状態にするなどして利用者等の支障となら
ないように配慮しなければならない。
3 受注者は、駐車場の供用を休止する場合は、事前にその内容を発注者に通知するととも
に、利用者等へ周知するものとし、事故等緊急の措置として駐車場の供用を休止するなど
やむを得ない場合は、事後速やかにその内容を発注者に通知するものとする。
(優先順位)
第8条 本契約書に定めのない事項については、
大阪市道路高架下駐車場管理運営業務受託
者募集要項(平成 28 年9月)及び公募にあたっての質問回答書(以下、
「募集要項等」と
いう。
)の記載内容が適用されるものとし、それらに記載が無い場合には、法律の定める
ところに従い、必要に応じて発注者と受注者で協議して定めるものとする。
2 前項の規定にかかわらず、
計画書にて募集要項等の業務の水準を上回る提案がされてい
る 場合は計画書に示された水準によるものとする。
(法令等の遵守)
第9条
受注者は労働基準法(昭和 22 年法律第 49 号)、職業安定法(昭和 22 年法律
第 141 号)
、労働安全衛生法(昭和 47 年法律第 57 号)その他関係法令のほか、本契約書
及び計画書の内容を遵守し、
当該駐車場が円滑に運営されるよう管理しなければならない。
(一括再委託等の禁止)
第 10 条 受注者は、業務の全部を一括して、又は、月極駐車場賃貸契約の締結に関する業
務、本業務に関する総合的企画、業務遂行管理・業務手法の決定及び利用者等の安全に係
る事項・駐車場施設等の補修に係る総合的判断を第三者に委託してはならない。
2
受注者は、本業務の一部を第三者に委託する場合は、事前に発注者が指定する書面に
より承諾を得なければならない。
3 発注者は、受注者に対して、当該業務の一部を他に委任し、又は請け負わせた者の商号
又は名称その他必要な事項の通知を請求することができる。
4 発注者は、受注者に対して、第2項に規定する書面に記載した事項の他、必要な事項の
通知を請求することができる。
5
発注者は、第2項、第3項の規定により受注者から得た情報について、必要に応じて
公開するものとする。
6 受注者は、第2項の規定により第三者に委任し、又は請け負わせる場合は、当該委任、
又は請け負いの相手方に大阪市個人情報保護条例(平成7年大阪市条例第 11 号。以下、
「個人情報保護条例」という。
)第 15 条の規定を遵守させなければならない。
7 受注者は、
第2項の規定により第三者に委任し、
又は請け負わせる場合、
発注者に対し、
その第三者の受任又は請け負いに基づく行為全般について責任を負うものとする。
8
受注者は大阪市競争入札参加停止措置要綱に基づく入札参加停止期間中の者又は
大阪市契約関係暴力団排除措置要綱に基づく入札等除外措置を受けている者を当該業務
の処理の一部の委任、又は請け負いの相手方としてはならない。
9 受注者は、第2項の規定により第三者に委任し、又は請け負わせる場合は、当該委任、
又は請け負いの相手方から大阪市暴力団排除条例(平成 23 年大阪市条例第 10 号。以下
「暴力団排除条例」という。)第2条第2号に規定する暴力団員(以下「暴力団員」と
いう。
)又は同条第3号に規定する暴力団密接関係者(以下「暴力団密接関係者」という。)
でないことを表明した誓約書を徴し、発注者に提出しなければならない。ただし、発注者
が必要でないと判断した場合はこの限りでない。
10
受注者は、第2項の規定による委任又は請け負いの相手方の役員等が暴力団員又は
暴力団密接関係者に該当することを知ったときは、直ちに発注者に報告し、その指示に
従い、必要な措置を取らなければならない。
(権利義務の譲渡制限)
第 11 条 受注者は、本契約により生ずる権利又は義務を第三者に譲渡し、承継させ、又は
その権利を担保の目的に供することは出来ない。ただし、あらかじめ書面により発注者の
承諾を得た場合は、この限りではない。
2 受注者は、当該業務を実施するうえで得られた記録等を第三者に譲渡し、貸与し、又は
質権その他担保の目的に供してはならない。ただし、あらかじめ書面により発注者の承諾
を得た場合は、この限りではない。
(秘密の保持)
第 12 条 受注者は、この契約の履行に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。
2 受注者は、自己の業務従事者その他関係人に前項の義務を遵守させなければならない。
3 受注者は当該業務に関わって作成し、又は取得した文書、図面及び電磁的記録(以下、
「対象文書等」という。
)並びにその写しを他人に閲覧させ、複写させ、又は譲渡しては
ならない。
ただし、
あらかじめ書面により発注者の承諾を得た場合は、
この限りではない。
4 受注者は、事業期間の満了又は指定の取消し後においても、第1項から前項までの義務
を遵守しなければならない。
(事故等への対応)
第 13 条 受注者は、発注者と協議の上、事故、災害等に対応するための体制を整備しなけ
ればならない。
2 当該業務の実施中に事故(個人情報の漏えい、滅失、き損等を含む。)が発生した場合、
受注者は当該事故発生の帰責の如何にかかわらず、直ちに事故拡大の防止策を講じると
ともに速やかに発注者にその旨を報告し、その指示に従わなければならない。
3 前項の場合、
受注者は当該事故の詳細について遅滞なく書面により発注者に報告すると
ともに、その後の具体的な再発防止策について発注者の指示に従わなければならない。
(文書管理及び情報公開)
第 14 条 受注者は別表に示す対象文書等について適正に管理し、
保存しなければならない。
2
発注者は、発注者が保有していない対象文書等について開示の申出があったときは、
受注者にその写しを提出するよう求めるものとする。
3 受注者は、特段の事情が無い限り、前項の規定による求めを拒むことができない。
4 受注者は契約期間の満了又は契約の取消しと同時に、発注者の指示に従い、対象文書等
及びその写しを発注者又は新たな受注者に引き渡し、又は廃棄しなければならない。
5
受注者は、前項の規定による引渡又は廃棄を完了したときは、書面により発注者に
その旨を報告しなければならない。
(個人情報の保護)
第 15 条 受注者は、この契約の履行に当たって個人情報及び当該業務に係る全てのデータ
(以下、
「個人情報等」という。
)を取り扱う場合は、個人情報保護条例の趣旨を踏まえ、
この契約の各条項を遵守し、その漏えい、滅失、き損等の防止その他個人情報等の保護に
必要な体制を整備し、措置を講じなければならない。
2 受注者は、自己の業務従事者その他関係人に前項の義務を遵守させなければならない。
3
受注者は、契約期間の満了又は契約の取消し後においても、第1項及び前項の義務を
遵守しなければならない。
4
受注者は、当該業務に係る個人情報等の取扱いに関する苦情の適切かつ迅速な処理に
努めなければならない。
(個人情報等の管理)
第 16 条 受注者は、
当該業務の実施のために受注者の保有する磁気ディスク、磁気テープ、
パンチカード、紙その他の記録媒体及び発注者から提供された資料、貸与品等(以下、
「記録媒体等」という。
)に保有するすべての個人情報等の授受、搬送、保管、廃棄等に
ついて、個人情報の安全管理を総括し、統一的な管理に必要な連絡調整を行わせるため、
台帳等を作成するなど適正にこれを管理しなければならない。
2
受注者は、施錠可能な保管庫又は施錠及び入退室管理の可能な保管室に格納するなど
記録媒体等を適正に管理しなければならない。
3 受注者は、記録媒体等について、発注者の指示に従い、廃棄、消去、返却等を完了した
際には、その旨を書面により発注者に報告しなければならない。
4
受注者は、発注者からの求めに応じ、個人情報等の管理状況について書面により報告
しなければならない。
5 受注者は、記録媒体等及び記録媒体等上の個人情報等を他の用途に使用し、又は第三者
へ提供してはならない。
6
受注者は、発注者が指定する場合を除き、記録媒体等及び記録媒体等上の個人情報を
外部へ持ち出してはならない。
7
受注者は、記録媒体等及び記録媒体等上の個人情報を複写又は複製してはならない。
ただし、書面による発注者の同意を得た場合はこの限りではない。
8 前項ただし書きの同意を得て作成された複写複製物の管理については、
第1項から前項
までの規定を準用する。
9 受注者は、受注者が保有する個人情報に関し、個人情報保護条例の規定に基づき、その
個人情報の本人から開示、訂正若しくは利用停止の請求又は是正、再調査若しくは情報の
提供の申出があったときは、発注者の指示に従い、必要な措置を取らなければならない。
10 受注者は、契約期間の満了又は指定の取消しにより当該業務を終了したときは、発注者
の指示に従い、個人情報等の返却、廃棄等の措置を取らなければばらない。
11 前項の個人情報等の廃棄に当たっては、焼却、裁断、消去等当該個人情報等が第三者の
利用に供されることのない方法を取らなければならない。
12 受注者は、
発注者が個人情報の管理状況を確認する等立入検査が必要であると認めたと
きは、当該検査を受けなければならない。
13
受注者の故意又は過失により個人情報等の漏えい、滅失、き損等を行ったときは、
受注者は、これによって生じた損害を賠償しなければならない。
14 個人情報等の管理が適切でないと認められる場合、発注者は受注者に対し、改善を指導
するとともに、
発注者が受注者の管理状況が適切であると認めるまで当該業務の全部又は
一部を停止させることができる。
15 発注者は、受注者が個人情報保護条例第 15 条の規定に違反していると認めるときは、
同条例第 16 条第1項の規定に基づき、行為の是正その他必要な処置を講ずるべき旨を
勧告することができる。
16 発注者は、受注者が前項の勧告に従わないときは、個人情報保護条例第 16 条第2項に
定める事実を公表するために必要な措置を取ることができる。
(公正な職務の執行に関する責務)
第 17 条 受注者及び受注者の役職員は、当該業務の実施に際しては、職員等の公正な職務
の執行の確保に関する条例(平成 18 年大阪市条例第 16 号。以下、
「公正職務条例」とい
う。
)第5条の責務を果たさなければならない。
2
受注者は、当該業務について、公正職務条例第2条第1項の公益通報を受けた時は、
速やかにその内容を発注者に報告しなければならない。
3
受注者は、公益通報をしたもの又は公益通報に係る対象事実に係る調査に協力した者
から公正職務条例第 12 条第1項の申出を受けたときは、直ちにその内容を発注者に報告
しなければならない。
4 受注者及び受注者の役職員は、
公正職務条例の規定に基づく発注者又は大阪市公正職務
審査委員会の調査に協力しなければならない。
5
受注者の役職員又は受注者の役職員であった者は、正当な理由なく、公益通報に係る
事務の処理に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。
(暴力団員又は暴力団密接関係者による不当介入)
第 18 条 受注者は、当該業務の実施にあたり、暴力団員又は暴力団密接関係者から妨害又
は不当要求を受けたときは、速やかに発注者に報告するとともに、警察への届出を行わな
ければならない。
2
受注者は、当該業務に関して下請負又は受託をさせた者が暴力団員又は暴力団密接
関係者から妨害又は不当要求を受けたときは、速やかに発注者に報告するとともに、警察
への届出を行わなければならない。
3
受注者は、第1項又は前項の規定により報告を受けた発注者の調査及び届出を受けた
警察の捜査に協力しなければならない。
(人材育成・研修の実施)
第 19 条 受注者は、計画書において計画した各研修を実施しなければならない。
2 受注者は、前項の定めのほか、当該業務の従事者が人権について正しい認識を持ち当該
業務を遂行するよう、適切な研修を実施し、その研修内容について実施の都度発注者に報
告しなければならない。
(占用許可条件の遵守)
第 20 条 受注者は発注者が本業務を実施するにあたり取得する予定である関係法令に規定
する占用許可に附される条件を遵守しなければならない。
2
受注者は、発注者に対し、受注者が本件敷地に関し何らの占用権限を有しないことを
確認する。
(管理者等工事等への協力義務)
第 21 条 受注者は、駐車場内において管理者等による工事等が実施された場合には、発注
者と協同して管理者等に協力し、契約車両の移動、駐車ますの供用中止等について、施工
者及び利用者等と調整しなければならない。
(駐車場の管理運営)
第 22 条 受注者は、
駐車場の管理運営にあたっては、次の各号を遵守しなければならない。
(1) 駐車場の使用を一時利用(定期利用を含む)及び月極として運用すること。
(2)
月極の運用にあたっては、発注者が保有する駐車場使用契約を受注者の名義に
おいて使用するとともに、契約の締結及び解約手続きを受注者の名義において行う
ものとする。
(3) 利用案内及び利用約款の内容を発注者と協議を行い、発注者の承認を得て、利用者
等に対して見やすく表示することとし、内容を改定する場合も同様とすること。
(4)
利用者等からの問い合わせ、苦情等への窓口を設置し表示する等して迅速に対応
すること。
(5) 駐車場施設等を点検、補修、清掃等維持管理して良好な状態を維持するとともに、
実施内容を報告すること。
(6) 収益向上及び利用促進等のための施策の実施並びに駐車場施設等の新設、改良、更
新にあたっては、事前に発注者と協議し、発注者の承認を得て実施すること。
(7)
利用者等からの問い合わせや苦情等の対応、駐車車両が被害を受けたとき、駐車
場施設等の点検において応急対応が必要となったときは適切に対応するとともに、
速やかに報告すること。
(8) 事故が発生した場合は応急補修等の対応を含め適切に対応するとともに、当該日中
に報告すること。
(業務開始前の準備)
第 23 条 受注者は、本契約期間の開始に先立ち、発注者及び現在の受注者(以下、
「発注者
等」という。
)から受注者の費用で業務の引き継ぎを受けなければならない。なお、受注
者は、現在の受注者から本業務を引き継ぐにあたり、その方法並びに時期等について、発
注者等と十分調整を行い、円滑な事務引き継ぎに努めなければならない。また、利用者等
が利用するにあたり支障を来さないよう最大限配慮しなければならない。
2 受注者は、
本契約期間の開始に先立ち、本業務の実施に必要な資格者及び人材を確保し、
接遇等必要な研修を行わなければならない。
3 受注者は、本契約期間の開始に先立ち、受注者が発注者に提出した駐車場の管理運営業
務受託者選定にかかる申請書(受注者が提出した一切の書類のことをいう。
)に記載して
いる事業計画について、必要な準備行為を行わなければならない。
(計画書)
第 24 条
受注者は、本契約締結後、速やかに計画書を発注者と協議のうえ作成し、提出
しなければならない。
2 前項に規定する計画書には、
次の事項を記載し、受注者が記名押印しなければならない。
(1) 委任状(受注者が受任者に委任する場合)
(2) 使用印届
(3) 駐車場運営方針
(4) 業務実施体制図
(5) 駐車場管理運営計画
(6) 駐車場利用案内・利用規約
(7) 駐車場施設等整備計画
(8) 駐車場施設等維持管理計画
(9) 災害対策計画
(10) 事故対策計画
(11) 個人情報保護計画
(12) 個人情報保護管理者・責任者設置届
(13) 個人情報取扱事務開始届
(14) 人材育成・研修計画
(15) リスクに応じた保険に加入していることを証する書面の写し
3 前2項において、提出した内容に変更が生じたときは、速やかに変更計画書を提出しな
ければならない。
(駐車場施設等台帳等)
第 25 条 受注者は、本契約締結後、速やかに駐車場施設等台帳を発注者と協議のうえ作成
し、提出しなければならない。
2 前項に規定する駐車場施設等台帳には、資産の名称、種類、その他発注者が指示する事
項を記載し、受注者が記名押印しなければならない。
3 前2項において、提出した内容に変更が生じたときは、速やかに変更を反映した駐車場
施設等台帳を提出しなければならない。
4 前項において、変更が生じたものが発注者に帰属する資産であるときは、速やかに資産
の状況報告書を提出しなければならない。
5 前項に規定する資産の状況報告書には、資産の名称、形式、価格、その他発注者が指示
する事項を記載し、受注者が記名押印しなければならない。
(駐車場の管理運営に関する禁止事項)
第 26 条 受注者は、駐車場の管理運営にあたって、次の各号の行為を行ってはならない。
(1) 発注者の承認を得たもの以外のものを駐車場に搬入及び設置すること。
(2) 駐車場施設等に広告物その他これらに類するものを貼付、表示すること。
(3) 駐車場において、受注者以外のものが収益事業を行うこと。
(発注者が設置を認め
た自動販売機は除く。
)
(4) 合理的な理由なく、利用者等の利用を拒むこと。
(利用料金)
第 27 条
受注者が駐車場の利用者等に請求する利用料金等は、事前に発注者と協議し、
発注者の承諾を得なければならない。
2
受注者が駐車場の利用者等に請求する利用料金等を変更しようとするときは、事前に
発注者と協議し、発注者の承諾を得なければならない。
(利用料金の帰属)
第 28 条 駐車場料金収入は、受注者の収入として受注者に帰属させるものとする。
(業務委託費)
第 29 条 発注者から受注者への業務委託費は、前条に規定する駐車場料金収入から納付額
等を減じた額をもって充てるものとし、新たな金銭の移動を伴わない。
2
基本納付金が駐車場料金収入を超えた場合には、業務委託費は無いものとする。その
場合でも発注者は当該基本納付金を受注者に返還しない。
(基本納付金)
第 30 条 受注者は、別表1の基本納付金を発注者に支払うものとする。
2 受注者は、発注者の請求に基づき、別表1に定める基本納付金を所定の納付期限までに
納付するものとする。
(変動納付金)
第 31 条 受注者は、駐車場料金収入が別表1における当該年度の収入見込額(消費税及び
地方消費税額を含む)を上回った場合には、上回った金額の○%を変動納付金として、発
注者に納付するものとする。
2 受注者は、前項に規定する変動納付金にかかる算出根拠を記載した書面を、各会計年度
の最終月の翌月 15 日までに発注者に提出し、別表1に記載する変動納付金の支払期限ま
でに納付するものとする。
(基本補修額)
第 32 条 受注者は、毎会計年度の補修額が別表1における基本補修額(消費税及び地方消
費税額を含む)を下回った場合には、その差額を同表に記載する支払期限までに納付する
ものとする。
2 前項の補修額には1件 100 万円(消費税及び地方消費税額を除く)を超えるもので必要
経費として基本納付金から控除するものはその対象としない。
(納付金の変更)
第 33 条 原則として、納付金等の減額はしないものとする。ただし、管理者等が行う工事
等の実施に伴う供用休止等により駐車場料金収入が工事等着手前の実績に対し減少する
場合は、発注者と受注者が協議のうえ、納付金等を減額することができる。
(第三者損害賠償責任)
第 34 条
受注者は、本業務の遂行に関連又は起因して、利用者等その他第三者に損害を
与えた場合には、自己の責任と費用において賠償するなど対応するものとする。
2 受注者は、利用者等その他第三者との間で紛争等が生じた場合には、自己の責任と費用
にてこれを解決するものとし、発注者を巻き込まない。
3 前2項の規定にかかわらず、発注者が利用者等その他第三者との紛争等に巻き込まれ、
また、損害の賠償を余儀なくされた場合には、受注者は発注者に対して発注者の負担した
金額(紛争解決に要した弁護士費用その他一切の費用を含む。)を直ちに支払うものと
する。
(負担区分)
第 35 条 本業務の実施にあたっての負担区分については、別表2のとおりとする。
ただし、
別表2に定めのない事項については、発注者と受注者が協議のうえ、決定するものとする。
(保険加入)
第 36 条 受注者は、本業務を実施するにあたっての事故等に対応するため、リスクに応じ
た必要な保険に加入しなければならない。
(点検及び指導監督)
第 37 条 受注者は、利用者等の意見、要望等を把握し、管理運営に反映させるため、自己
点検を行わなければならない。
2 発注者は、管理運営の適正を期するため、受注者に対して、本業務又は経理の状況等に
ついて報告を求め、実地調査を行い、又は必要な指示をすることができる。
3 受注者は前項の規定による報告の請求若しくは調査があったときはこれに協力し、又は
指示があったときはこれに従わなければならない。
(業務内容の変更、中止等)
第 38 条
発注者は、必要があると認めるときは、本業務の内容を変更し、又は本業務の
一時中止を指示することができる。この場合において、納付金等を変更する必要がある
ときは、発注者と受注者が協議のうえ、決定するものとする。
(月次報告書)
第 39 条 受注者は、
事業開始した翌月から毎月 10 日までに前月の業務に関する月次報告書
を作成し、提出しなければならない。
2
前項に規定する月次報告書には、次の事項を記載し、受注者が記名押印しなければ
ならない。
(1) 駐車場の利用・供用等状況に関する事項
(2) 駐車場料金収入に関する事項
(3) 保証金及びリモコン等保証金に関する事項
(4) 清掃・巡回等実施状況に関する事項
(5) 施設・設備の維持管理に関する事項
(6) 不適使用物発生状況に関する事項
(7) その他、本業務の実施について発注者が指示する事項
3
発注者は、第1項の月次報告書の受理後、速やかに確認を行い、必要があると認める
ときは、
受注者に対して、
本業務又は経理の状況等について報告を求め、実地調査を行い、
又は必要な指示をすることができる。
4
第 37 条第3項の規定は前項の規定による報告の請求、調査又は指示があったときに
ついて、これを準用する。
(事業報告書)
第 40 条
受注者は、当該会計年度の翌年度の5月末までに発注者に対して事業報告書を
提出しなければならない。
2
前項に規定する事業報告書には、次の事項を記載し、受注者が記名押印しなければ
ならない。
(1) 駐車場の利用・供用等状況に関する事項
(2) 駐車場料金収入に関する事項
(3) 駐車場の管理に要した経費等の収支に関する事項
(4) 利用促進の実施状況に関する事項
(5) 清掃・巡回等実施状況に関する事項
(6) 施設・設備の維持管理に関する事項
(7) 不適使用物発生状況に関する事項
(8) その他、本業務の実施について発注者が指示する事項
3
発注者は、第1項の事業報告書の受理後、速やかに確認を行い、必要があると認める
ときは、
受注者に対して、
本業務又は経理の状況等について報告を求め、実地調査を行い、
又は必要な指示をすることができる。
4 第 37 条第3項の規定は前項の規定による報告の説明請求、調査又は指示があったとき
について、これを準用する。
(委託の取消し又は本業務の停止)
第 41 条 次の各号のいずれかに該当するときは、発注者は、委託の取消し、又は本業務の
全部若しくは一部を停止させることができる。
(1) 受注者が第 37 条第3項、
第 39 条第3項又は第 40 条第3項の指示に従わないとき。
(2) 受注者が正当な理由なく本業務に着手しないとき。
(3) 受注者が選定又は当該業務の実施について不正な行為を行ったとき。
(4) 受注者が本契約に違反したとき。
(5)
受注者が正当な理由なく公正職務条例の規定に基づく調査に協力しないとき又は
同条例の規定に基づく勧告に従わないとき。
(6) 受注者の役員等が暴力団員又は暴力団密接関係者に該当するとき。
(7)
前各号に定めるもののほか、受注者による業務を継続することが適当でないと
認めるとき。
(委託の辞退等)
第 42 条
受注者は契約期間内において、管理受託者の地位を辞退しようとするときは、
本業務を行わないこととなる9月以上前までに発注者に申し出なければならない。
2 発注者は、
前項の申出がやむを得ないと認められる場合は受注者の委託を取り消すこと
ができる。
(委託の取消し又は本業務の停止による損害賠償)
第 43 条 受注者は、第 41 条又は第 42 条第2項の規定により委託を取り消され、又は当該
業務の停止を命じられた場合に、発注者に損害が生じたときは、その損害を賠償しなけれ
ばならない。
(事情変更による委託の取消し等)
第 44 条 第 41 条又は第 42 条第2項に定める場合のほか発注者が事情変更により当該業務
の継続等が困難と判断した場合は、
委託の取消し又は当該業務の全部若しくは一部の停止
について、受注者に協議を求めることができるものとする。
2
発注者は前項の規定による協議に基づき、委託の取消し又は当該業務の全部若しくは
一部の停止を行うものとする。
3 前項の場合における損害賠償額は発注者と受注者が協議のうえ、決定する。
(受注者の解除権)
第 45 条
受注者は、次の各号のいずれかに該当するときは、この契約を解除することが
できる。
(1)
第 38 条の規定により業務内容等を変更したため、別表1の収入見込額に比して
3分の2以上減少したとき。
(2)
発注者が契約に違反し、その違反によって本業務を終了することができないと
認められたとき。
(業務の終了に伴う原状回復)
第 46 条
受注者は、契約期間の満了又は指定の取消しにより本業務が終了したときは、
発注者と受注者との協議の上、駐車場施設等の原状を変更し、又は破損若しくは汚損した
部分を当該業務の終了までに原状を回復しなければならない。
2 前項の規定による原状回復に係る費用は、受注者が負担するものとする。
(引継ぎ)
第 47 条 受注者は、受注者と異なる者(以下「次期受注者」という。)が新たに管理運営委
託を受けたときは、次の各号を遵守しなければならない。
(1) 本契約終了時に、利用者等と受注者間の駐車場使用契約が継続している場合は、当
該契約上の地位を次期受注者へ無償で譲渡すること。
(2) 本契約が終了するまでに、発注者が指示する事項について、次期受注者への引継ぎ
を誠実に行うこと。
2 前項の規定による引継ぎに係る費用は、受注者が負担する。
(駐車場の目的外使用)
第 48 条 受注者は、当該駐車場をその用途又は目的以外に使用してはならない。
(重要事項の変更届出)
第 49 条
受注者は、定款、寄附行為その他これに相当するもの、主たる事務所の所在地
又は代表者等に変更があったときは遅滞なく発注者に届けなければならない。
(様式等)
第 50 条
本契約に関する発注者と受注者との間の請求、通知、申出、報告、協議、承諾
及び解除は本契約に特別の定めがある場合を除き、書面により行わなければならない。
2
前項の規定による書面の様式のうち特に定めるものについては、発注者より受注者に
通知する。
3 本契約の履行に関して、発注者と受注者との間で用いる言語は、日本語とする。
4 本契約に定める金銭の支払いに用いる通貨は、日本円とする。
5
本契約の履行に関して、発注者と受注者との間で用いる計量単位は、本契約に特別の
定めがある場合を除き、計量法(平成4年法律第 51 号)の定めるところによる。
(裁判管轄)
第 51 条 本契約に関する紛争については、大阪地方裁判所を第一審の管轄裁判所とする。
(契約の変更)
第 52 条
本契約に関し、業務の前提条件や内容を変更したとき又は特別な事情が生じた
ときは、
発注者と受注者が協議のうえ、本契約の規定を変更することができるものとする。
(権限の委任)
第 53 条 受注者は本店以外の事業所等に権限の一部又は全部を委任する場合は、代理人を
定め、権限を委任することができる。
(補則)
第 54 条 この契約に定めのない事項については、大阪市契約規則(昭和 39 年大阪市規則
第 18 号)及び大阪市会計規則(昭和 39 年大阪市規則第 14 条)に従うものとし、その他
は必要に応じて発注者と受注者が協議の上、決定する。
別表1
基本納付額
納付期限
平
成
納付額
平成 31 年 10 月1日以降に消費税及び
地方消費税率が 10%に改定された場合の納付額
平成 29 年 7 月 31 日
平成 29 年 10 月 31 日
29
年
平成 30 年 1 月 31 日
度
平成 30 年 4 月 27 日
平
平成 30 年 7 月 31 日
成
平成 30 年 10 月 31 日
30
年
平成 31 年 1 月 31 日
度
平成 31 年 4 月 30 日
平
平成 31 年 7 月 31 日
成
平成 31 年 10 月 31 日
31
年
度
平成 32 年 1 月 31 日
平成 32 年 4 月 30 日
変動納付金
事業年度
利用料金収入見込額
納付率
納付期限
初年度(平成 29 年度)
平成 30 年 4 月 27 日
2年度(平成 30 年度)
平成 31 年 4 月 30 日
3年度(平成 31 年度)
平成 32 年 4 月 30 日
基本補修額
平成 31 年 10 月1日以降に
事業年度
基本補修額
消費税及び地方消費税率が
実補修額が下回った際の
10%に改定された場合の
納付期限
基本補修額
初年度(平成 29 年度)
平成 30 年 4 月 27 日
2年度(平成 30 年度)
平成 31 年 4 月 30 日
3年度(平成 31 年度)
平成 32 年 4 月 30 日
別表2
負担区分
リスクの種類
内容
大阪市
事業者
法令等の変更
業務運営に影響のある法令等の変更
物価
業務開始後の物価変動
○
金利
金利変動
○
不可抗力
自然災害による業務の変更、中止、延期等
申請コスト
申請又はそれに附随する費用の負担
○
資金調達
必要な資金確保
○
引継コスト
施設運営の引継コストの負担
○
需要変動
当初の需要見込みと異なる状況
○
運営費の膨張
本市以外の要因による運営費の膨張
○
駐車場施設等の損傷
○
管理上の瑕疵による火災等の事故
○
第三者による駐車場施設等の損傷
○
施設損傷
債務不履行
性能リスク
第三者賠償
運営リスク
本市の契約内容の不履行
協議事項
協議事項
○
事業者の契約内容の不履行
○
提供水準の不適合に関するもの
○
駐車場施設等の不備
○
本業務による公害、生活環境阻害等による場合
○
駐車場施設等管理上の瑕疵による事故
○
駐車場施設等の不備、駐車場施設等管理上の瑕疵又は火
災等の事故による臨時休業等に伴うリスク
○
運用形態変更にかかる経費(案内看板等)
○
駐車場施設等の設置並びに改造にかかる経費
○
管理者等の維持管理工事等に伴う駐車ますの供用休止等に伴う損失
一部協議事項
駐車場施設等の増設に伴う納付金の増額
○
駐車場施設等の日常維持管理費
○
業務終了時の原状回復に要する経費
○