① 診断書関係書類 1 成年後見等の鑑定について 2 診断書(成年後見用) 3 鑑定に関する連絡票 この書類を主治医に交付し,2・3を記載してもらってください。 申立ての際,2・3を裁判所に提出してください。 成年後見等の鑑定について 長 崎 家 庭 裁 判 所 後見開始又は保佐開始の審判にあたっては,診断書の作成とは別に,原則として, ご本人の判断能力について医学的見地からの鑑定が必要となっております。 つきましては,主治医の先生にご本人の鑑定をお引き受けいただきますようお願い いたします。 お手数ですが,別添の鑑定に関する連絡票で主治医の先生のご意向をお知らせください( 鑑定に関 する連絡票 は診断書と共に申立人 〔申立予定者。ご本人の親族等で後見等開始審判の申立てを予定している 人〕にお渡しください。診断書と鑑定に関する連絡票は,その後,申立人から裁判所に提出されます。)。 成年後見での鑑定の趣旨などについては,下欄の説明 をご覧ください。 鑑定をお引き受けいただける場合には,後日,鑑定を実施することになったときに,主治医の先生 に対して正式に鑑定を依頼させていただきます。なお,鑑定を引き受けると回答された場合でも,実 際の鑑定作業は裁判所からの正式な依頼書面が届いてから開始されるようお願いいたします。 説 1 2 申立人と本人の負担を軽減するため,できる限り, 本人の病状等を最も把握されている主治医の先生 に鑑定をお願いしております。例えば,内科の主治 医の先生にお願いしている事例も多数あり,必ずし も精神科の医師の方に限られるものではありませ ん。 成年後見の鑑定は,いわゆる裁判での精神鑑定と 異なり,定型化されています。すなわち,鑑定事項 はほとんどの場合,①精神上の障害の有無,内容及 び障害の程度,②自己の財産を管理及び処分する能 力,③能力が回復する可能性です。 また鑑定書には定型書式があります。裁判所のウ ェブサイトで(*1),「成年後見制度における鑑定書 作成の手引」及び「成年後見制度における鑑定書書 式《要点式》」がダウンロードできます(*2)。 *1) URL=http://www.courts.go.jp/のトップページか ら入り「裁判手続の案内>裁判所が扱う事件>家 事事件>その他」から。 *2) 「成年後見制度における鑑定書作成の手引」 (A)と「成年後見制度における鑑定書書式《要 点式》」(B)との関係について Aに示されている鑑定書書式は,従来から使 用されている書式です。Bの鑑定書書式は,要点 に絞って記載できるようさらに項目を整理・省 略したものです。鑑定書の作成にあたっては, 原則としてBの書式に従って作成していただい て結構です。ただし,事案によってはAの書式 でお願いする場合があります(本人の精神上の 障害の程度が後見,保佐,補助の各類型の境界 明 上にある場合など)。もしAとBの違いで引受け の可否,鑑定料,鑑定所要期間が異なる場合に は,別添の鑑定に関する連絡票の備考欄にご記 入ください。 3 4 5 鑑定人になられても,裁判所にお越しいただくこ とは予定していません。鑑定後に,鑑定人に対する 尋問等も予定されておらず,これまで鑑定人の方に 裁判所までお越しいただいた事例は1件もありま せん。 鑑定期間は,迅速な審判のために,できるだけ正 式依頼から鑑定書提出までを1か月以内でお願い しております。 鑑定料は,申立人の負担となっている関係上,主 治医の先生には検査料込みで5万円以下でお願い しております。ただし,最終的には裁判官が決定し ます。 〈お問い合わせ先〉 〒850-0033 長崎市万才町6番25号 長崎家庭裁判所 後見係 電話 095-804-4150 裁判所提出用 診 断 1 氏名 書(成年後見用) 男・女(明・大・昭・平 平成28年6月改訂 年 月 日生 歳) 住所 2 医学的診断 診断名 所見(現病歴,現在症,重症度,現在の精神状態と関連する既往症・合併症など) (該当する場合にチェックしてください □遷延性意識障害 □重篤な意識障害) 判断能力判定についての意見(下記のいずれかをチェックしてください。) 3 □ 自己の財産を管理・処分することができない。(後見相当) □ 自己の財産を管理・処分するには常に援助が必要である。(保佐相当) □ 自己の財産を管理・処分するには援助が必要な場合がある。(補助相当) □ 自己の財産を単独で管理・処分することができる。 判定の根拠 ⑴ 見当識障害 □ない □まれに見られる □見られるときが多い □高度 ⑵ 意思の疎通 □できる □できないときがある □できないときが多い □できない ⑶ 記憶障害 □ない □問題があるが程度は軽い □問題があり程度は重い □顕著 ⑷ 社会的手続や公共施設の利用(銀行等との取引,要介護申請,公共交通機関の利用など)時に 適切な判断ができるか。 □できる □できないときもある □できないことが多い □できない ⑸ 脳の萎縮または損傷 □ない □部分的に見られる □著しい □不明 ⑹ 各種検査 改訂長谷川式簡易知能評価スケール □ 点( 年 月 日実施) □実施せず □理解力がなく実施不可 □実施拒否 MMSE □ 点( 年 月 日実施) □実施せず □理解力がなく実施不可 □実施拒否 知能検査(検査名 ) □IQ= □実施せず □実施不能 その他の検査(頭部CT・MRI検査,心理検査等を実施済みの場合は,その結果など) ⑺ その他特記事項 (該当する場合にチェックしてください □短期間で判断能力が回復する可能性がある) 備 考(本人以外の情報提供者など) 以上のとおり診断します。 平成 年 月 日 病院等の名称・所在地 担当診療科名 担当医師氏名 印 裁判所提出用 ※これは診断書(成年後見用)を作成される医師の方にご記入いただく書類です。 診断書(成年後見用)と共に成年後見等申立て予定者にお渡しください。 鑑定に関する連絡票 ご本人(患者)氏名 成年後見等 □ 引受けが可能である。 審判手続でご □ 鑑定の手引書等を読んだ上で検討する。 * 鑑定の手引書等は裁判所のウェブサイトからご覧いただけます(URLは,別添「成年後見等 本人の鑑定を 引き受けるこ の鑑定について」内の説明をご参照ください。)。インターネットをご利用できる環境がない とについて 場合,この項目にチェックしてください。裁判所から先生あてに手引書等を送付いたします。 □ 都合により引き受けることができない。 (この場合,できるだけ,お引き受けいただける他の先生をご紹介ください。) 次の方を紹介します。 お 名 前 医療機関名称 診 療 科 名 所 在 地 電話 ( ) □ その他( ) 先生のお名前 医療機関名称 所 在 地 電話 ( ) ※以下の記入は,「引受けが可能である。」と回答された場合のみで結構です。 ご担当診療科名 □ 精神科 □ 脳神経外科 □ 内科 □ その他( 鑑定の見込所要期間 鑑定人の指定を受けてから □ 1か月以内 □ 2か月以内 □ ( (※1) 鑑定料見込額(※2) □ 3万円 備 □ 5万円 □( ) )か月以内 )万円 考 (※1)鑑定期間については,迅速な審判のために,主治医 の先生に担当していただく場合,なるべく1か月以内に鑑定 書を提出していただくようお願いしております。 (※2)鑑定料は,申立人の負担となっている関係上,主治 医の先生には検査料込みの総額5万円以下としてご協力いた だいております。しかし,特殊な事情等により見込額が5万円 を超える場合には、事前にご相談いただければ幸いです。 * 裁判所からの連絡等は医療機関の方にさせていただきま す。 * 鑑定に際しての質問等がございましたら,お電話をいただ くか,備考欄にご記入ください。
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