脳科学研究戦略推進プログラムの今後のあり方について(案)

脳科学研究戦略推進プログラムの今後のあり方について(案)
○BMI技術を用いた自立支援、精神・神経疾患等の克服に向けた研究
開発(平成29年度終了課題)
○BMI技術と生物学の融合による治療効果
を促進するための技術開発(平成28年度~
2年間(予定))
①機能回復
・脳のシステム論的理解に基づく革新的BMIリハビリテーション機器・手法の
開発と臨床応用~脳卒中片麻痺を中心として~(慶應義塾大学 里宇明元)
②機能代謝
・BMIを用いた運動・コミュニケーション機能の代替(大阪大学 吉峰俊樹)
③精神・神経疾患
・DecNefを応用した精神疾患の診断・治療システムの開発と臨床応用拠点
の構築((株)国際電気通信基礎技術研究所 川人光男)
・経頭蓋磁気刺激(TMS)とモノアミン神経系動態のモニタリングに基づく脳
幹―大脳皮質ネットワークダイナミクスの解明と磁気刺激治療の最適化(東
北大学 筒井健一郎)
①機能回復バイオマーカーの開発
②神経回路システムの再生
・経頭蓋的集束超音波による脳深部への低侵
襲的刺激法と薬物輸送法の開発(国立精神・
神経疾患医療研究センター 関和彦)
・中枢神経回路の再編成を制御するBMI技術と
生物学的手法の構築 (大阪大学 山下俊英)
成果
「生物学と工学・情報学の融合による革新的機能回復・補綴技術の開発」
脳の革新的機能回復・補綴技術の開発
について検討
社会への貢献を見据えた今後の脳科学研究の推進方策についてー中間取りまとめー(平成27年10月)より
疾患・傷害特異的な脳活動パターン・結合情報をもとにした機能回復の指標となるバイ
オマーカーを開発、生物学的可塑性誘導法を含む分子・回路・システムレベルでの可塑性
メカニズムを解明するなど、生物学と工学を融合するための技術開発を実施する。また、
機能回復バイオマーカーをもとにした患者の機能回復の予後予測や、BMIのキャリブレー
ション最適化を可能にする技術を開発する。
①機能回復バイオマーカーの開発
フィジビリティスタディ
②分子・回路・システムレベルでの可塑性メカニズムの解明
③生工融合による可塑性統御技術開発
④高精度入出力BMIの開発
資料2-2
研究
課題
(スケジュール)
28年12月
・研究課題の整理(融合脳等)
29年4月~7月(2~3回程度)
・研究進捗の報告
・新規研究課題の提案
○霊長類モデル動物の創出・普及体制の整備(平成29年度終了課題)
・遺伝子改変マーモセットの汎用性拡大および作出技術の高度化とその脳
科学への応用(実験動物中央研究所 佐々木えりか)
・キメラ形成能を持つマーモセットES細胞を用いた新たな遺伝子改変技術の
開発とマーモセットゲノム情報基盤の確立(慶應義塾大学 岡野栄之)
・脳科学研究に有用性の高い遺伝子改変マーモセットの創出(東京大学 松
崎政紀)
・マーモセットシトクロムP450の網羅的解析(昭和薬科大学 山崎浩史)
・遺伝子改変マーモセットの効率的生産に向けた生殖工学技術の整備・開
発(広島大学 外丸祐介)
霊長類モデル動物について検討
成
果
(スケジュール)
28年12月
・研究進捗の報告
・研究課題の整理(革新脳、環境適応脳)
29年4月~7月(2回程度)
・研究課題の整理等