抗菌ペプチドを利用した食中毒原因微生物の 高感度検出技術の開発

抗菌ペプチドを利用した食中毒原因微生物の
高感度検出技術の開発
プローブ候補抗菌ペプチドの
スクリーニング
0.600 有力候補!
相互作用解析に基づく
変異導入と機能改変
菌体膜成分
LPS
(菌外側)
高結合能
0.500 ΔABS
0.400 抗菌
ペプチド
0.300 0.100 0.000 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 39 41 43 45 47 49 51 53 55 57
低結合能
AMPs No.
合成したペプチドのスクリーニングにより
プローブ候補有力ペプチドを同定
新規プローブの微生物への
高親和性の実証
抗体
プローブ
抗体
プローブ
↓
結合量
少
ペプチド
プローブ
結合量
多
↑
抗菌
ペプチド
プローブ
デザインした新規プローブが高親和性の
プローブとして菌体と結合することを実証
基礎~実用化を目指した技術開発
0.200 菌体膜成分
LPS
(菌内側)
菌体成分とペプチドの相互作用解析結果
に基づき、プローブ分子を改変
プローブ用ペプチドの
組換え生産技術の確立
HPLC法による
最終精製
最終精製
ペプチド
高純度!
大量!
低価格!
遺伝子組換え技術を用いたプローブ用
ペプチドの安価な生産技術を確立
新規プローブを利用して多種類の病原微生物の簡便な
同時識別検出技術 (Multiplex LFA法) の開発に成功!!
見込まれる波及効果
特徴 ・高い簡便性
・15~30分程度の短い検出時間
・複数菌種の同時識別
→検査コストの削減へ貢献
■食の安心・安全への貢献
■食品検査のコストダウンに
よる経済効果
■幅広い微生物検査分野へ
の応用
6種類の食中毒原因微生物
での同時識別検出の例
特許出願中 (特願2013-4091)