長野県畜産会通信vol.9 - 一般社団法人 長野県畜産会

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平成 28 年(2016 年)10 月 14 日(vol.9)
平成 27 年度養豚農業実態調査結果から
秋も深まりを増してきました。今年の 9 月は雨が多く農作物の収穫・作柄も心配されます。
さて、今回の通信では、一般社団法人日本養豚協会(JPPA)が実施した標記調査の全国集計結果の
中から興味深い項目を抜粋し、紹介したいと思います。
◎本調査は、JPPA 及び地域協会が確認できている養豚生産者(4,154 件)に対し調査票を配布し、回答が得
られた 1,281 件のうち、休業等の無効回答及び廃業を除いた 885 件について、集計・分析したものです。
*集計は、北海道・東北(203 件)、関東(267 件)、北陸(42 件)、東海(65 件)、近畿
Q.経営形態は?(有効回答:885 農場)
(19 件)、中国・四国(78 件)及び九州・沖縄(211 件)の 9 地域別に実施。
Q.肉豚の出荷状況は?(679 農場)
半
数
が
法
人
化
肉豚出荷時日齢:184.7 日齢(地域別では、九州・沖縄の 193.1 日が最長)
出荷時体重:114.1Kg、枝肉重量:74.8Kg、
「上」物率:54.3%
Q.種雌豚繁殖成績は?(738 農場)
Q今後の経営意向は?(655)
平均哺乳開始頭数:11.0 頭
内
半
数
は
後
継
者
有
平均離乳頭数:10.0 頭、平均育成率:89.9%
・個人経営が 41.6%と最も多い。
平均受胎率:88.2%、平均分娩率:86.0%
・個人経営割合が高いのは、近畿と東海。
平均分娩回数:2.2 回
Q事故率は?(655 農場)
Q.現在の飼料は?(859 農場、複数回答)
市販配合飼料
:92.2%
リサイクル飼料:20.0%
自家配合飼料
:10.6%
飼料用米
: 8.6%
(リサイクル飼料使用は近畿で 57.9%、飼料米使用は北陸で 31.0%)
・全ての地域で市販配合飼料の割合が最も高い。
Q.防疫対策は?(864 農場)
・導入時の隔離検疫有:63.0%
・豚舎専用踏込消毒槽有:75.3%
・出荷車両の消毒実施:78.0%
PED 対策のポイント
丁寧に説明する宮本先生
離乳後~出荷通算:7.6%
・「5~9%」が全体の 40.2%
・「1~4%」の農場は 34.4%
・事故率 20%以上:4.6%有り
・経営拡大が 3 割近くある。
・縮小より拡大の意向が多い。
・縮小のうち、年内など具体
的なものが 40 農場ある。
Q人工授精用精液の入手方法は?(551 農場)
(人工授精は
7 割の農場
で実施。)
・精液は外部
導入が多い。
10 月 11 日に
開催の
Q.環境対策は?(830 農場)
・ここ一年以内に悪臭苦情が
あった農場:20.4%
全て外部導入 57.2%
・うち 55.6%が公的機関経由
に多数のご参加
ありがとう
ございました。
熱心に聴講する参加者の皆様
離乳頭数の改善を!
参加者を引きつける
田中先生