釧路市長選挙にあたって政策協定調印書 2016年10月2日 2016年10月16日告示、23日投票で行われる釧路市長選挙において、 ﹁明日の釧路をつくる会﹂︵以下、 ﹁明日の会﹂と略す︶は左記の政策大綱を掲げて、市政の転換をめざします。また、石川明美を市長候補として 擁立し、当選をめざして全力をつくします。 石川明美は、 ﹁明日の会﹂の掲げる政策大綱を支持し、市長選挙を全力でたたかいます。また、市長に当選したあか つきには、市民の理解を得て、 ﹁明日の会﹂の政策大綱の実現をはかります。 なお、この政策大綱に触れていない課題については、 ﹁明日の会﹂と石川明美の問で、誠実に協議して具体化してい きます。 以上の点を確認し、 ﹁明日の会﹂ 、石川明美においてこの調印書を取り交わします。 ㊞ ﹁明日の釧路をつくる会﹂ ︵略称﹁明日の会﹂ ︶ 代表委員 ㊞ 記 市長選挙候補予定者 ︵2016年釧路市長選挙政策大綱︶ ﹃日本国憲法を守り、暮らしと地方自治に生かします。 市民の声が生きるまちへ、市民の共同したカで市政を転換します。 ﹄ 明日の釧路をつくる会 私たち﹁明日の釧路をつくる会﹂は幅広い市民とカを合わせ、自民・公明による国の政治をそのままに、市民への 負担増と釧路の未来をひらく力強い展望を示せない蝦名市政から、 ﹁3つの転換﹂をすすめ、未来に希望のもてる市政 の実現をめざし、この政策大綱を掲げて市長選挙をたたかいます。 ︵1︶憲法と地方自治法の精神を生かし、福祉とくらし優先の市政へ 福祉に大ナタを振ういまの市政から、 ﹁福祉の増進﹂という地方自治体の本旨に沿って、子どもからお年寄りまで、 すべての市民が﹁安心できるまちづくり﹂ ﹁釧路市に住んでよかったと実感できるまちづくり﹂をすすめます。そのた めに、 ︵仮称︶﹁住んで安心、子育てして安心の釧路市の包括的な支援策︵政策パッケージ︶ ﹂をつくります。 ◆出産祝い金を創設します。 ◆第二子の保育料を無料にします。 ◆子育て世帯などに対する家賃補助制度をつくり、若者の釧路市への移住、定住を促進します。 ◆子どもの医療費は高校卒業まで無料にします。 ◆学校給食費の無償化をめざし、段階的に父母負担を減らします。教材費などの学校予算を大幅に増やします。就学 援助に、生徒会費、PTA会費、クラブ活動費を加えるなどして拡充します。 ◆子どもの貧困対策に思い切って力をいれます。 ◆学校のプール授業を年二回に増やします。新しい温水プールの建設をすすめます。 ◆高すぎる国保料を引き下げます。 ◆介護保険料、利用料の軽減を図ります。 ◆誰もが安心して介護サービスを受けられるよう事業者の取り組みを支援しつつ、介護従事者の待遇改善などをすす め、介護の担い手不足を解消します。 ◆医師や看護師、医療従事者の養成と確保のための取り組みをすすめます。釧根地域全体の医療に責任を負う釧路市 にふさわしい医療・福祉・介護のネットワークをつくります。 ◆病院の窓口での医療費負担を軽減する取り組みをすすめます。また、保険調剤薬局の利用者負担の軽減策もつくり ます。 ◆福祉灯油 ぬ(くもり助成金 を)復活させます。 ◆JR花咲線、釧網線の廃止・減便は許しません。石勝線・根室線の早期復旧を強く働きかけ、住民の足を守ります。 ︵2︶地場産業を立て直し、地域経済と市民のくらしに元気をとりもどす市政へ ①﹁全道一の食品製造のまち﹂をめざして、食品加工業にカを入れます。 ◆老朽化している現在の水産加工振興センターを建て替えて、水産加工品の研究、販路の拡大などを進める研究員を 拡充します。工業技術センターなどの関連機関でも、思い切って食品加工に力を入れ、釧路市を全道一、全国有数 の食品製造基地にします。 ◆釧路市の食品を全国、アジアの人たちにもっと購入してもらえるように、 ﹁販路の拡大﹂のための取り組みを支援す る条例をつくります。 ◆サバ・シシャモ・イワシ・コンブなどの水産品や酪農業・畑作などの農産品を生かして、 ﹁釧路ブランド﹂を全国、 アジアに広げます。市長自身がトップセールスで販路拡大の先頭に立ちます。 ◆基幹産業の農漁業を破壊し、食の安全を脅かすTPPの批准に反対します。 ②水産、農林、石炭など、あらゆる地域資源を生かして、釧路市の活性化、釧路市の元気を取り戻します。 ◆まちづくりの重要な担い手である中小企業、とりわけ小規模企業・小規模業者の活性化のため、釧路市中小企業基 本条例を真に生きたものにします。地域ごと、事業分野ごとや業種の垣根を超えた多様な﹃円卓会議﹄を立ち上げ て、中小企業者間のネットワークをつくるとともに、そこで出された要望をもとに市の支援策を組み立てます。 ◆市役所が市内の中小企業者をすべて訪問し、具体的な要望、困りごとを聞き取り、中小企業者に寄り添った市の中 小企業政策・商店街政策を立案し、中小企業者とともにその実現を図ります。 ◆釧路コールマインで行われている﹁研修事業﹂を継続して、釧路炭鉱の長期存続を図ります。建設が予定されてい る石炭火力発電所については、可能な限り二酸化炭素の排出を抑え、積極的な植樹・緑化をすすめるなどして、環 境負荷を思い切って低減します。泊原発の再稼働に反対します。核ゴミの持ち込みをさせません。 ◆後継者の少ない農業・漁業の継承、新規就農・就漁をすすめます。 ︵3︶何よりも市民の声を大切に、市民の合意と理解・納得を土台とする市政へ ◆新図書館の民間ビルの賃料の問題は、この市長選挙の最大の争点です。30年間で51億円を超える巨額の賃料で 民間事業者と合意しました。 ﹁明日の会﹂は現市長が予定している10月の正式契約を延期・凍結して、賃料交渉をゼ ロからやり直して、大幅な賃料引き下げを実現します。 ◆阿寒湖へのカジノ誘致は絶対にさせません。釧路市の観光はアイヌ文化、マリモ、雄大な自然を生かして進めます。 ◆4年間で2千万円にもなる市長退職金を廃止します。その財源をすべて活用して、返済不要の給付型奨学金をつく ります。 ◆福祉と人件費に大ナタを振ってため込んだ60億円の減債基金は、市民の福祉・暮らしの施策に積極的に活用しま す。 ◆子どもの権利条例をつくります。 ◆市税や国保料、介護保険料、後期高齢者医療保険料の滞納に対する差し押さえ件数は、道内の他市と比べても釧路 市が突出しています。情け容赦のない﹁差し押さえありき﹂の収納対策を改め、滞納者の人権をしっかり守り、生 活の保障と再建につながる収納行政に変えます。 ◆公契約条例をつくり、安心して働けるまちをつくります。地域最低賃金を千円以上にするよう働きかけます。 以上
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