はじめに [PDFファイル/43KB]

は
じ
め
に
人口減少や少子高齢化の進展など、人口構造が変化する中で、誰もが希望を持って生活でき
る活力ある社会を築くためには、男女が互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別
にかかわりなく、個性と能力を発揮できる男女共同参画社会の実現が不可欠であります。
本県では、平成14年3月に制定した「愛知県男女共同参画推進条例」と、これまで3次に
わたる改定を行ってきた「あいち男女共同参画プラン」を両輪として、男女共同参画社会の実
現に向けた様々な取組を推進しており、この平成28年3月には、新たに平成28(2015)年度
から平成32(2020)年度までの5年間を計画期間とする「あいち男女共同参画プラン2020
∼すべての人が輝き、多様性に富んだ活力ある社会をめざして∼」を策定したところです。
「あいち男女共同参画プラン2011−2015」の計画期間の最終年度にあたる平成27年
度におきましては、12部局にわたる184事業を実施し、施策の進捗状況を示す指標につい
ても県審議会等に占める女性委員の割合が、38.98%となり、計画で定めた目標の37.
5%を達成することができました。
本書は、愛知県男女共同参画推進条例第14条の規定に基づく年次報告書として、本県が平
成27年度に実施した男女共同参画施策の実施状況等をまとめるとともに、本県の男女共同参
画社会形成の状況について記載したものです。
本書が、男女共同参画社会の実現に向け、男女共同参画に関する理解と認識を深めていただ
く一助となれば幸いに存じます。
平成28年10月
愛知県知事
大 村 秀 章