『適 合 性 原 則 と 私 法 理 論 の 交 錯 』 第 1部 ド イ ツ 固 有

『適 合 性 原 則 と 私 法 理 論 の 交 錯 』
目 次
^
I
I 適
II私
1
2
合 性 原 則 と は 何 か ---------------- 一 ---------- -- ----I
法 理 論 と の 交 錯 -----------------------------------3
個 人 の 権 利 救 済 へ の 着 目
分 析 の 視 点
5
3
皿 好 個 の 検 討 素 材 と し て の ド イ ツ 法 …--------------------------- ----------8
I V 適 合 性 原 則 の 現 代 的 諸 相 一 一 も う 1 つ の 視 点 ----------------9
V 本 書 の 構 成 ------…
… -------- ----------------- --- ------------- ---------- -10
第 1部 ド イ ツ 固 有 の 投 機 取 引 論 と 「取 引 能 力 」 制 度 の 確 立
――ド イ ツ 先 物 取 引 法 制 の 検 討
一
一
…… ェ3
第 1 章 問 題 の 所 在 一 一 取 引 所 先 物 取 引 能 力 制 度 と 差 金 の 抗 弁 … …… 14
I 概 観 ---- -------------------------------14
II 「取 引 所 先 物 取 弓 丨 」 ------ --------------------------------- ………………………… 18
第 2章 投 機 と 賭 博 一 差 金 取 引 の 訴 求 可 能 性 を め ぐ っ て - …
21
I ド イ ツ 民 法 典 に 規 定 さ れ た 「差 金 の 抗 弁 」 ---------------------------------------- 21
0 前 史 一 1892 年 3 月 の ラ イ ヒ 裁 判 所 の 「方 向 転 換 」 ------------------- ------23
1 「方 向 転 換 」 に 至 る ま で
2 「方 向 転 換 」
25
1
23
学 説 に み る 「方 向 転 換 」 --------------------------------------------
27
1 ド イ ツ 法 曹 大 会 決 議 に み る 学 説 の 「方 向 転 換 」
27
2 代 表 的 な 学 説 に み る 争 点
29
I V 「差 金 の 抗 弁 」 制 定 史 ------------ ------------- ------------- -- ---------------- 34
第 3 章 取 引 所 先 物 取 引 能 力 制 度 の 創 設 一 1896年 取 引 所 法 の 制 定 —
I
2 法 経 !! -----------------------------------1 背 景
#
2 立 法 経 緯 の 概 観
38
… 38
II取
1
2
3
4
引 能 力 制 度 の 正 当 化 根 拠 取 引 所 調 査 委 員 会 報 告 書 を 中 心 に --------------- 奶
規
基
差
取
定
本
金
引
の
構
の
所
内 容
45
想
46
抗 弁 を 排 す る 必 要 性
幻
登 記 制 度 の 選 択 一 登 記 に 期 待 さ れ た 役 割
取 引 所 先 物 取 引 能 力 制 度 の 具 体 イ 匕 …一 ------ ------------------------------ -----巧
1
1 取 引 所 登 記 制 度 の 基 本 構 造
2 登 記 手 数 料
3 登 記 申 請 資 格 者
4 登 記 欠 缺 の 効 果
59
6〇
5 外 国 取 引 の 扱 い
61
IV 稀
------------- ---------1 民 法 764条
62
2 取 引 所 先 物 取 引 能 力 制 度
3 両 法 制 の 関 係
第 4章
I
----------------------------------------------------- 61
62
63
1908年 取 引 所 法 の 改 正 一 ~ 取 引 所 登 記 制 度 の 失 敗 と そ の 代 替 案
64
1896年 取 引 所 法 が も た ら し た も の --------------------------- --一
---------- 64
1 取 引 所 登 記 制 度 の 誤 算
2 取 引 実 務 の 試 み と ラ イ ヒ 裁 判 所 の 対 応
3 商 品 取 引 所 に お け る 騷 乱
7〇
II 学
1
2
3
III立
説 の ^!犬 況 一 改 正 論 議 と の 関 連 に お い て ----------------------------------------- 71
ラ イ ヒ 裁 判 所 判 決 の 正 当 性 を め ぐ っ て
アヱ
取 引 上 の 信 義 則 の 廃 退 ---- 証 拠 金 の 取 扱 い を め ぐ っ て
国 民 経 済 上 の 損 失
力
3 大 衆 投 機 と 証 拠 金 の 取 扱 い
41908年 改 正 法 の 規 定
8ラ
投 機 取 引
差 金 の 抗 弁 と 取
―問 題 の 共 有
II取 引 所 先 物 取 引
I I I 登 言己 の テ ー ゼ の
I
フ斗
法 過 程 -…------------------------------------------------------------------------- ア 8
1 概 観
フ8
2 取 引 所 先 物 取 引 能 力 制 度 の 基 本 構 造 の 改 変
第 5章
6ア
論
引
と
能
背
8〇
84
と 「 取 引 能 力 」 制 度 -----------------------------------------88
所 先 物 取 引 能 力 制 度
ア プ ロ ー チ の 相 違 ---------------------------------------88
力 制 度 の 本 質 と 機 能 ---------------------------89
景 -… ------------------------------------------------------------ 92
第 2部
「 情 報 提 供 モ デ ル 」 へ の 転 換 …… 一
一
1
第 1 章 ド イ ツ 法 の 固 有 性 と 経 済 の グ ロ ー バ ル 化 ........................................ 96
ヨ ー ロ ッ パ の 影 響 下 の 法 制 度 整 備 と 一 般 民 事 責 任 法 理
I
96
.............................. ............... .…
I I 段 階 的 グ ロ 一 バ ル 化 の 過 程 -------------------------------------------------- --97
第 2章
I
『情 報 提 供 モ デ ル 』 と し て の 取 引 所 先 物 取 引 能 力 .......................99
改 正 の 必 要 性 --------------------------------- -------- --------------------- --99
1 立 法 経 緯 一 急 務 と さ れ た 先 物 取 引 法 制 改 革
99
2 背 景 一 ~旧 法 の 問 題 点
1〇 1
0 1 9 8 6 年 第 2 次 経 済 犯 罪 対 策 法 に よ る 取 引 所 法 改 正 ----------------------------------------- -----1 改 正 の 必 要 性
III
2 取 引 所 法 89条 の 刑 罰 規 定
110
112
3 刑 罰 規 定 の 私 法 的 意 義
11フ
111情 報 書 面 に よ り 付 与 さ れ る 取 引 所 先 物 取 引 能 力
---- 取 引 所 法 1989年 改 正 ------------ -------------------- ---------------------- 119
1 個 人 投 資 家 の 取 引 所 先 物 取 引 能 力 一 『情 報 提 供 モ デ ル 』
2 改 正 の 趣 旨 を さ ら に 徹 底 さ せ る た め の 措 置
12斗
3 「 証 拠 金 モ デ ル 」 の 廃 止 — 54条 の 削 除
128
119
4 『情 報 提 供 モ デ ル 』 の 意 義
128
I V 『情 報 提 供 モ デ ル 』 が 提 起 し た 問 題 -------------------------------- ---------- 129
1 『情 報 提 供 モ デ ル 』 の 投 資 家 保 護 機 能 へ の 疑 問
2 情 報 提 供 で は 捕 捉 し 得 な い 問 題
134
3 そ の 後 の 展 開
129
―証 拠 金 の 投 資 家 保 護 機 能 の 法 規 範 化 に 向 け た 試 み と 挫 折
リ 6
第 3 章 ド イ ツ に お け る 「 情 報 提 供 モ デ ル 」 の 生 成 と 展 開 …................ 1 3 9
I
序
I I 灰
1
2
3
III金
1
2
…
…
……
…
… ^^9
色 資 本 市 場 に お け る 民 事 責 任 法 理 の 形 成 と 発 展 ------------------------------14〇
問 題 の 所 在
140
一 般 私 法 上 の 目 論 見 書 責 任 油 ;1 1 1 1 8 〉
141
ロ ン ド ン 商 品 先 物 オ プ シ ョ ン 取 引 仲 介 者 の 民 事 責 任 法 理
14ぅ
融 機 関 の 説 明 . 助 言 義 務 一 動 的 シ ス テ ム 論 に よ る 素 描 ................. ....... 149
ド イ ツ に お け る 問 題 状 況 -----動 的 シ ス テ ム 論 の 必 要 性
説 明 ,助 言 義 務 の 具 体 化
巧
3 小 括
I
フ4
149
第 4 章 監 督 ル ー ル と 民 事 ル ー ル の 協 働 に よ る 「 情 報 提 供 モ デ ル 」 …-…ゥ 6
I
------ ---------- 176
証 券 取 引 法 に よ る 行 為 規 制 の 導 入
1 序
1ァ 6
2 行 為 規 制 の 基 本 枠 組
ウ 8
3 証 券 取 引 法 上 の 行 為 義 務 一 31条 2 項 を 中 心 に
186
II 「取 引 能 力 」 制 度 の 役 割 の 終 焉 一 併 存 、 そ し て 吸 収 へ
........ ............ 193
1 制 度 の 重 複
193
2 立 法 経 過 一 「取 引 所 先 物 取 引 能 力 制 度 」 の 終 焉
の 国 内 法 化 に よ る 「適 合 性 原 則 」 の 明 文 イ 匕 ------------------------------ 198
I
1 河 正 10の 国 内 法 化 一 意 義 と 特 徴
2 ^1丨 ド 10に お け る 行 為 規 制
198
―~丑 11に お け る 新 た な リ テ ー ル 投 資 家 策 の 試 み
199
3 利 益 相 反 回 避 義 務 と 「情 報 提 供 モ デ ル 」 一 投 資 助 言 の 「質 」
2〇 4
I V 「機 能 上 の 民 事 ル ー ル 」 と 一 般 民 事 ル —ル
------ --------- ------ 2〇 8
1 「機 能 上 の 民 事 ル ー ル 」 と し て の 行 為 規 制
208
2 監 督 ル ー ル と し て の 「適 合 性 原 則 」 と 民 事 ル ー ル と し て の
「投 資 家 , 投 資 対 象 適 合 的 な 助 言 義 務 」 の 接 近
2リ
第 3部 ド イ ッ .ヨ ー ロ ッ パ 法 の 現 在
— 模 索 さ れ る セ ー フ テ イ ネ ッ ト の あ り 方
一
っ 21
第 1 章 金 融 危 機 が 露 呈 さ せ た 「 情 報 提 供 モ デ ル 」 の 限 界 --------- --222
ヨ ー ロ ッ ノ :こ お け る 規 制 改 革 の 動 向
I
1
----------------- ---------------------- 222
リ テ ー ル 投 資 家 保 護 政 策 の 転 換
一 一 リ テ ー ル 投 資 家 の 分 節 化 と 「 金 融 商 品 .サ ー ビ ス の 消 費 者 」 へ の 着 目
222
2 ^1^10-11で 提 案 さ れ て い る リ テ ー ル 投 資 家 保 護 の あ り 方
0
ド イ ツ に お け る 新 た な 展 開 … ------ ---------- ---一 - …
1 立 法 に み る 「情 報 提 供 モ デ ル 」 の 軌 道 修 正
2 判 例 に お け る 「情 報 提 供 モ デ ル 」 の 新 展 開
III
小 括
224
------------228
228
2%
...... .......................... .......... ..... .............. ...... 241
1 リ テ ー ル 投 資 家 保 護 策 の 転 換
2 投 資 家 保 護 の 正 当 化 根 拠
242
3 「情 報 提 供 モ デ ル 」 の 限 界 を め ぐ る ス タ ン ス
242
第 2 章 投 機 取 引 論 の 現 在 --------- --
----------- 2 4 5
「賭 博 の 抗 弁 」 の 可 能 性 一 デ イ 卜 レ ー デ イ ン グ 判 決 を め ぐ っ て ------------- 245
I
1
は じ め に
2
デ イ ト レ ー デ イ ン グ 判 決
2斗 5
24フ
3 判 決 の 波 紋
2”
4 結 び に 代 え て 一 ド イ ツ 法 か ら の 示 唆
266
I I 投 機 取 引 へ の 未 経 験 者 の 誘 惑 禁 止 規 定 --------- --------------------------------269
1
緒 言
269
2 制 度 の 位 相
3 運 用 の 実 態
4 結 び に 代 え て
269
2%
292
第 3章 ド イ ツ に お け る 不 動 産 バ ブ ル が も た ら し た 新 た な 課 題
―消 費 者 保 護 法 適 用 の 模 索 と そ の 混 乱
--------- I
は じ め に …--- ---------- ---------- -----------------------------1 ジ ャ ン ク 不 動 産 投 資 被 害
3〇 〇
2 問 題 の 構 造
3 本 章 の 構 成
3〇 〇
3〇 〇
301
ヌ 02
I I ジ ャ ン ク 不 動 産 投 資 被 害 に 対 す る 銀 行 の 民 事 責 任 …… --------------------- 3〇 3
1 ド イ ツ 私 法 と 消 費 者 法 と の 緊 張 関 係
―~欧 州 司 法 裁 判 所 を 巻 き 込 ん だ 展 開
2 訪 問 取 引 撤 回 権 ア プ ロ ー チ
3 説 明 義 務 違 反 に 基 づ く 損 害 賠 償 ア プ ロ ー チ
4 若 干 の 検 討
彡 11
1 0 投 資 家 も 「消 費 者 」 な の か ----- ------------------ ---- --- -------------- 3エ 2
1 問 題 の 所 在
312
2 判 例 変 更 と そ の 背 景
” 4
IV 情 報 提 供 モ デ ル の 曲 が り 角 ?
―交 渉 力 の 構 造 的 不 均 衡 へ の ア ブ ロ ー チ … 1 新 た な 保 護 法 理 の 模 索
2 £0消 費 者 法 の 視 点 か ら
-----------------------------3"
” 8
”8
3 「交 渉 力 の 構 造 的 不 均 衡 」 を 反 映 さ せ た 新 た な 保 護 法 理 の 模 索
4 手 続 法 を 視 野 に 入 れ た 模 索
39
5 判 例 法 理 の 再 定 位 と い う 視 点 か ら
―情 報 提 供 モ デ ル か ら の 決 別 ?
324
320
V 結 び に 代 え て ------------ ---------------------------- -- --- -- ----- ---------- 325
1 ジ ャ ン ク 不 動 産 投 資 被 害 の 特 異 性 と 普 遍 性
2 わ が 国 へ の 示 唆
326
325
第 4 部 日 本 法 へ の 示 唆 … ………
…
…
… 329
第 1 章 わ が 国 に お け る 適 合 性 原 則 の 現 在 -------------- ------- -----
33〇
民 事 裁 判 例 を 通 し て み る 適 合 性 原 則 ---------- -------------------------------ー 33〇
I
1
2
3
4
民
適
適
取
事
合
合
引
ル
性
性
継
ー
原
原
続
ル
則
則
中
の
に
の
の
礎 と し て の 最 判 平 17年
%〇
お け る 「物 的 」 側 面
333
中 心 的 課 題 と し て の 「人 的 」 側 面
適 合 性 原 則 一 商 品 先 物 取 引 を 例 に
5 適 用 領 域 の ひ ろ が り
知
347
0 小 括 ----課 題 の 設 定 …----- --------- ------------------------------------------- 35°
1 わ が 国 に お け る 民 事 ル ー ル と し て の 適 合 性 原 則 の 特 徴
3ラ 〇
2 課 題 の 設 定
巧 1
第 2章 金 融 商 品 取 引 に お け る 適 合 性 原 則
I
---------------------- 353
最 判 平 17年 の 再 定 位 ------------------------------------------------------------ 353
1 ド イ ツ ,ヨ ー ロ ッ パ 法 の 議 論 を と お し て み る 特 徴
353
2 「機 能 上 の 民 事 ル ー ル 」 か ら み え て く る も の
355
3 「狭 義 の 適 合 性 原 則 」 の 多 層 性
― 投 機 ,賭 博 論 、 暴 利 行 為 論 、 能 力 論
” 9
I I 適 合 性 原 則 の 機 能 と 多 層 性 --------- --------------------------------------------363
1 適 合 性 原 則 と 賭 博 論
2 適 合 性 原 則 と 公 序 良 俗
363
―~顧 客 の リ ス ク 管 理 判 断 能 力 を 支 え る 環 境 へ の 着 目
3 適 合 性 原 則 の 機 能
#8
#4
第 3 章 消 費 者 取 引 に お け る 適 合 性 原 則 ------------------------------------37〇
I
適 合 性 原 則 の 適 用 領 域 の 拡 大 -----------------------------1 問 題 の 所 在
2 投 資 家 保 護 と 消 費 者 保 護 の 交 錯
37〇
犯
3 「狭 義 」 と 「広 義 」 の 切 り 分 け へ の 一 視 点
375
I I 課 題 と 展 望 -----------------------1 消 費 者 契 約 法 の 法 体 系 上 の 位 置 づ け と い う 視 点 か ら
378
378
目 次 IX
2 投 資 家 保 護 か ら 消 費 者 保 護 へ
382
3 「 適 合 性 原 則 」 の 消 費 者 契 約 法 へ の 導 入 ------- 試 論
初 出 一 覧
387
事 項 索 引
389
判 例 索 引 (日 本 )
394
判 例 索 引 (日 本 以 外 )
396