社会と情報 テレビ学習メモ 第 11 回 ネットワークを探索する [ネットワークとコミュニケーション] そのかきこみ大丈夫? 社会と情報監修・講師 藤川大祐 SNS などが普及し、私たちのインターネットでの発信は日常的になりました。 問題ある投稿が招くネット炎上、メッセージアプリでの友人とのトラブル、そし てネットいじめ。ネットでの発信が引き起こす問題は、深刻です。こうした問題 がどうして起きるのか、そして私たちはこうした問題に対してどのように向き合 うべきなのかを学びましょう。 学習前に 調べておこう SNS、ネット炎上、拡散、匿名性、ネットいじめ ネットコミュニケーションの特徴 ⃝TwitterやLINEなどでのネットコミュニケーションでは、何かがあると情報が短時間のうち に拡散し、削除してもしきれず、タトゥーのように情報が残ってしまう(デジタルタトゥー)。 ⃝匿名のつもりで投稿しても、文章や写真や友達の投稿などから個人情報が特定される可能性 ▼ がある。 ⃝文字でのコミュニケーションでは、対面の場合と異なり、誤解が生まれやすい。 SNSで失敗しないために ⃝一度発信してしまうと取り返しがつかない場合が多いので、発信する前に立ち止まって考え ることを習慣づける。 ⃝もし問題ある書き込みをしてしまっ たら、 「削除する」、 「謝罪する」な どの対応を、できるだけ早く行う。 ※右図からもわかるようにネットい じめに関して平成 24 年度からの 増加は、スマートフォンやコミュ ニケーションアプリの普及など が関係しているといわれている。 ネット炎上 ⃝炎上とは、強い意見や批判を含む攻撃的論争のこと。迷惑行為や差別発言などを含む書き込 みが、炎上につながることが多い。 ⃝積極的に炎上させようとする人は1%に満たないが、ネット利用人口を考えると、何千人、 何万人という人が炎上にかかわる可能性があるともいえる。 − 19 − 高校講座・学習メモ
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