「総ぐるみくまもと環境フェア」企画運営及び「くまもとらしいエコライフ」に係る 広報業務委託 仕様書 1 委託業務の目的 ○ 平成27年12月に行われた、COP21(国連気候変動枠組条約締約国会議)に おいて、平成32(2020)年以降の温暖化対策に係る新たな国際的な枠組「パリ 協定」が採択され、それを受けて、国は、平成28年5月に閣議決定した「地球温暖 化対策計画」において、温室効果ガス削減目標(平成42(2030)年度に平成2 5(2013)年度比26%削減)を設定した。 ○ 県も平成28年2月に策定した「第5次熊本県環境基本計画(地球温暖化対策実行 計画)」において、温室効果ガスの削減目標(平成42(2030)年度に平成25(2 013)年度比30%削減)を設定し、取組を進めていくこととしており、平成25 年度から県民運動として展開している「くまもとらしいエコライフ(※)」を更に推進 していく必要がある。 ○ 熊本地震からの復旧・復興を進める中でも、低炭素社会実現のために日本が世界に 誇る省エネ・低炭素型の製品・サービス・行動など、温暖化対策に資するあらゆる「賢 い選択」を促す「COOL CHOICE(※)」の考えを取り入れ、未来のために環 境に配慮した行動を選ぶ必要がある。 〇 当該業務は、楽しみながら学び、考えることができる参加・体験型イベントである 「総ぐるみくまもと環境フェア」を、熊本地震からの復旧・復興の観点を加えて開催 するとともに、 「くまもとらしいエコライフ」を推進することにより、県民一人ひとり が、環境問題を自らの課題と捉え、生活スタイルを見直し、環境保全の取組みを実践 する契機とすることを目的とする。 ※「くまもとらしいエコライフ」 くまもとの県民性(もっこす、わさもん好き等)を生かしながら、くまもとの気候 や風土、習慣などに合わせて県民それぞれが続けられるスタイルを選び、生活に取り 入れ、県民総ぐるみで環境を大切にしてくらすこと。 その他詳細は「くまエコ学習帳」参照。 ※「COOL CHOICE」 2030年度の温室効果ガスの排出量を2013年度比で26%削減するという国 の目標達成のために、日本が世界に誇る省エネ・低炭素型の製品・サービス・行動な ど、温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」を促す環境省が進める国民運動。 例えば、エコカーを買う、エコ住宅を建てる、エコ家電にするという「選択」、高効 率な照明に替える、公共交通機関を利用するという「選択」、クールビズをはじめ、低 炭素なアクションを実践するというライフスタイルの「選択」 。 2 委託業務名 1 「総ぐるみくまもと環境フェア」企画運営及び「くまもとらしいエコライフ」に係る 広報業務 3 委託業務の内容 (1)「総ぐるみくまもと環境フェア」企画運営業務 ①熊本地震からの復旧・復興を絡めた企画の提案・キャッチコピーの制作 ・熊本地震からの復旧・復興の観点を踏まえた提案をすることとし、イベントの キャッチコピーを制作すること。 ②会場借り上げ・使用に係る会場施設管理者等との協議、会場設営・撤去等 ・日時および場所は、次のとおりとする(予定)。 日時:平成29年1月28日(土) 10時00分から17時00分 場所:びぷれす広場及び下通 ・各ブースの設営・撤去、会場内使用スペースの調整、会場使用料・活動費等の 支払、会場施設管理者との協議等を行うこと。 (昨年度は18ブースを設置し、グランメッセ熊本で実施) ・参加人数の推計を行うこと。 ・イベントの安全な開催に努め、必要に応じて十分な人員の配置等を行うこと。 ③ステージイベント企画運営 ア 委託業者の企画提案 ・会場内にステージを設置し、集客効果が期待できる環境をテーマとしたステ ージイベントを企画運営すること。 ・くまモンも利用した企画であること。なお、県側でくまモン隊の出動要請を 行い、委託業者決定後は委託業者がくまモン隊と直接交渉を行うこと。 ・ 「くまもとらしいエコライフ」の普及啓発のため、先人の知恵や工夫に学び(も っこす)、最新の省エネ技術や機器を取り入れる(わさもん)ことにより、参 加者が自律的・自発的に環境を大切にくらす動機付けとなるような内容とす ること。 イ 環境絵画コンクール表彰式 ・県環境センターが実施する表彰式の舞台準備、設定、進行等を行うこと。 ・出席者との連絡調整、当日対応、交通費の支払いを行うこと。 ・出席者は特選12人に同伴者12人を加えた24人。 ・30分程度を予定している。 ④パネル展示 ・環境絵画コンクール入賞作品を展示すること。 ・展示品(県環境センターが持ち込み・搬出する)の設置・撤去を行うこと。 ⑤会場回遊関係 ・ 「エコくまポイント(※)」及び「九州エコライフポイント(※)」のPRと活用に 関する企画・運営を行うこと。 2 ・その他、スタンプラリーなどの来場者が会場内を回遊する仕掛け作りを行うこ と。 ・ポイント制度の運営主体である、NPO法人くまもと温暖化対策センターと協 議すること。 ※「エコくまポイント」 県民の環境行動に対してインセンティブを付与することにより、日常生活に おける地球温暖化防止行動を実践し、継続する県民の増加を図ることを目的と するポイント制度。事務局から認定を受けた環境活動団体の活動に参加した県 民にポイントを交付する。県民は、交付を受けたポイントを協賛店に持参し、 特典サービスを受けることができる。 ※「九州エコライフポイント」 九州7県で運営している環境行動のインセンティブ付与のポイント制度。 家庭での節電、森林育成保存・道路河川清掃等の環境保全活動、省エネ製品の 購入に参加した住民に対しポイント券を交付する。住民は、ポイント券を金券 として、協議会で認定された店舗で商品・サービス購入に利用できる。 ⑥熊本県ストップ温暖化県民総ぐるみ運動推進会議の運営 ・日時および場所は、次のとおりとする(予定)。 日時:平成29年2月4日(土)13時30分から16時30分 場所:熊本市現代美術館アートロフト ・会場借り上げ・使用に係る会場施設管理者等との協議、会場設営・撤去、会場 使用料等の支払いを行うこと。 ・気象予報士の天達武史氏と協議のうえ講演会を開催し、謝金、旅費を支払うこ と。 ・くまもと環境賞受賞者(6団体)の活動内容を紹介する発表会を開催し、舞台 準備、設定、進行、出演者との連絡調整等を行うこと。 ・講演会、発表会以外は、県が企画調整を行う。 ⑦広報・PR ・各種媒体(テレビ、ラジオ、新聞、情報誌等)を活用した広報・PRを行うこ と。 ・事前告知チラシを作成し、配布すること。 (県の出先機関・市町村・県内の小学 校を中心に各機関へ約50,000部の送付を想定) ・送料は負担すること。 ・本イベントを効果的に演出する会場内立看板(会場案内等)を作成し、設置する こと。 (2)「くまもとらしいエコライフ」に係る広報業務 ①「くまもとらしいエコライフ」ノベルティグッズの制作 ・ 「くまもとらしいエコライフ」の広報活動において配布するグッズを制作するこ 3 と。イベント等での配布、くまもとらしいエコライフ宣言者への配布、総ぐる みくまもと環境フェアへの来場特典としての使用が想定される。 ・ 「くまもとらしいエコライフ」及び「COOL CHOICE」の文字を入れる こと。 ・くまモンを使用すること(使用にあたっては、くまモンのデザイン等の利用に 関するレギュレーションを遵守すること)。 ・3種類以上、合計10,000点以上とする。 ②「くまもとらしいエコライフ」の広報・PRの実施 ・各種媒体(テレビ、ラジオ、新聞、情報誌等)を活用した広報・PRを行うこ と。 ・のぼりを1種類以上、10点以上制作すること。 ・パネルを5種類以上制作すること。 ・ 「くまもとらしいエコライフ」の認知度が向上し、くまもとらしいエコライフ宣 言者数の増加につながる企画を提案すること。 4 業務報告書の作成 (1)環境フェアの参加人数、成果と課題等を記載した業務報告書を作成すること。 (2)A4カラー製本2部及び電子データ(CD-R)1部を提出すること。 5 6 7 業務遂行に関する留意点 (1)事業の実施に当たっては、県環境立県推進課と十分に連携しながら作業を行うこ と。 (2)事業の進捗管理等を行う業務責任者を配置すること。 (3)進捗状況について、随時県に報告すること。 委託期間 契約締結の日から平成29年3月22日(水)までとする。 留意事項 発注者熊本県(以下「甲」という。 )と受注者(以下「乙」という。)は、次の事項に ついて留意する。 (1)乙は、本業務の遂行に当たって、関係する法令等を遵守しなければならない。 (2)乙は、本業務の遂行に当たって、中立的立場を保ち、業務上知り得た秘密を他に 漏らしてはならない。 (3)原則として、乙は本業務に係る全部を第三者に再委託することはできない。ただ し、合理的に必要な範囲で本業務に係る一部を再委託することは妨げない。 (4)本業務により作成した成果品及びその他の二次著作物については、甲に帰属する。 (5)その他、本業務を円滑に進めるため、本仕様書に定めのない事項については、甲 4 と乙が相互に協議のうえ、決定する。 5
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