平成 28年度 第 回 2 (通算41回) 歯学部公開講座 口腔保健と全 身 の 健 康シリーズ(41) 演題 お口の健康を保って,健康寿命を延ばそう! ─プロが教える入れ歯との正しい付き合い方─ 歯科補綴学第Ⅰ講座 専任講師 歯科衛生士 飯沼 利光 坂井 雅子 日時 平成28年11月5日(土) 13時30分∼ 場所 歯学部4号館3階第3講堂 主催/日本大学歯学部 東京都千代田区神田駿河台1-8-13 http://www.dent.nihon-u.ac.jp 後援/千代田区 協賛/日本大学総合生涯学習センター 【講演内容】 みなさん,健康寿命という言葉をご存知ですか?健康寿命とは,健康上の問題で日常生活が 制限されることなく生活できる期間のことを言い,日々の生活において医療・介護に継続的に 依存しないで,自立した健康な生活ができる期間を意味します。日本はいま超高齢社会となり, 全人口で 65 歳以上が占める割合は 25%とされ,20 年後には 33%を超えるとの試算もあります。 さらに,これに少子化による影響が加わり,今後,医療等の社会福祉関係予算の確保が難しく なると言われています。ですから,自分の健康は自分で守る ことがとても大切です。とりわけ, 75 歳以上の後期高齢世代にとっては,十分な栄養の確保と,肺炎などに対する感染予防が健康 を維持するために最重要課題であると考えられます。そして,これに果たすお口の働きや役割 はとても大きく,健康寿命の延長を直接左右すると言っても過言ではありません。しかも充実 した食生活は生きる歓びを私たちに与えてくれます。 そこで,今回の公開講座では,どのようにすれば,あるいは何を心掛ければ健康寿命を延ば すことが出来るかについて, 入れ歯 をキーワードに考えてみようと思います,具体的には, お口の働きと健康に関する 85 歳以上の超高齢者の方々に行った,お口とからだの健康調査結果 をもとに,わかりやすく具体的にお話をさせていただこうと思っています。 歯科衛生士からは,入れ歯のお手入れと,残っている歯を大切に守るためのお口のケアにつ いてわかりやすくお話しします。 是非,今回の公開講座にご参加いただき,健康寿命の延伸にお役立ていただければと思います。 【講演者プロフィール】 いいぬま としみつ 飯沼 利光 <略 歴> 昭和62年 日本大学歯学部 卒業 平成3年 日本大学大学院歯学研究科 修了(歯学博士) 平成4年 日本大学歯学部助手 歯科補綴学第Ⅰ講座 平成13年 日本大学歯学部講師(専任扱) 平成14年 日本大学歯学部専任講師(現在に至る) 平成22年 慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター 非常勤講師(現在に至る) <資 格> 日本補綴歯科学会 代議員 専門医 指導医 <略 歴> 昭和58年 日本大学歯学部附属歯科衛生専門学校卒業 昭和58年 日本大学歯学部付属歯科病院歯科衛生室 平成3年 日本大学歯学部附属歯科衛生専門学校専任教員 平成10年 日本大学歯学部付属歯科病院歯科衛生室(現在に至る) <資 格> 日本歯周病学会認定歯科衛生士 さか い まさ こ 坂井 雅子
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