はじめに 日本では,心臓病・脳卒中・糖尿病などの生活習慣病が疾病全体に占める割合が増 加しております。 このため,平成20年度より内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の早期 発見を主な目的とした特定健診と生活習慣の改善を支援する特定保健指導の実施が 全ての医療保険者(国民健康保険,健康保険組合,政府管掌健康保険など)に義務付 けられました。調布市においても『第1期調布市特定健診・特定保健指導実施計画』 (平成20年度~平成24年度)を策定し,国民健康保険の被保険者を対象として実 施して参りました。 制度開始から5年が経過し,特定健診・特定保健指導制度も徐々に浸透して参りま したが,対象者のうち半数の方が健診未受診であることからも,周知や実施の方法な ど未だ改善の余地があるものと考えております。 調布市基本計画(平成25年度~平成30年度)では,施策の一つとして「生涯を 通した健康づくり」を位置づけ,生活習慣病予防や適正な国民健康保険事業運営を掲 げています。『第2期調布市特定健診・特定保健指導実施計画』は,より実効性の高 いものとなるよう,これまでの実施状況を検証し,現状と課題を踏まえ策定しました。 策定にあたり,アンケートに御協力いただきました皆様をはじめ調布市医師会ほか 関係機関並びに調布市国民健康保険運営協議会委員の方々から御意見を賜りました ことに,この場をお借りして,改めて感謝申し上げる次第です。 調布市といたしましては,本計画に基づき,市民の皆様の健康維持・増進に鋭意努 めてまいりますので,御理解と御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 平成25年3月 調布市長 長友 貴樹
© Copyright 2024 ExpyDoc