企画提案仕様書(PDF:134KB)

国際物流関連ビジネスモデル創出事業
(OKINAWA 型インバウンド活用新ビジネス創出事業)
企画提案仕様書
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事業名
OKINAWA 型インバウンド活用新ビジネス創出事業
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期間
契約締結の日から平成 29 年3月 31 日まで
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目的
本事業は、那覇空港・那覇港を中心とした国際物流拠点の形成に向けた新たな物流モデルの
構築・展開、物流関連ビジネスの創出等を目的に実施する。
具体的には、急増する外国人観光客(以下「インバウンド」という)に対する県産品及び全国特
産品(以下「特産品等」という)の「テストマーケティング」を実施し、観光消費額の拡大や売れ筋
商品の創出を図る。
さらに、沖縄の持つ国際物流拠点機能や県内商社の海外販路を活かし、売れ筋商品を海外
輸出へつなげる新たな「ビジネスモデル」の創出を図る。
上記ビジネスモデルを効果的に構築するため、インバウンドの訪問前、訪問中、訪問後の各段
階に沿った販売促進PRを実施する。
なお、対象市場は、中国大陸、台湾、香港等とする。
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実施内容
(1)Web、SNS、KOL、アプリ等各種メディアを活用した情報発信
Web、SNS、国内外における情報発信力の高い人材(KOL)、アプリ等の活用や既存広報媒体と
の連携、動画制作・配信などにより、訪問前・中・後のインバウンドに対し、特産品等の魅力を高
める情報発信を行うとともに、訪問後の消費拡大に繋がるような情報発信を行う。
また、特産品等に関する物産展や地域イベント、商品などの情報を集約した上で、インバウンド
の誘導を図るなど、観光客を対象とした食に関する情報プラットフォームとして機能するよう、各取
組の効果的な連動を図る。
(2)旅行博等観光イベントや観光事業者等との共同 PR
旅行博や観光セミナー、スポーツ大会等各種観光イベントや観光事業者(旅行会社、航空会
社、クルーズ会社等)との共同 PR を実施することにより、特産品等の魅力を高める情報発信等を
行う。
(3)インバウンド繁盛店・空港・クルーズ港等における出張物産 PR・販売イベント
インバウンド向けに繁盛している商業施設(百貨店、スーパー、ドラッグストア等)、観光施設、
卸会社アンテナショップ、JAファーマーズマーケット、ホテルなど観光客が多く訪れる場所、空港や
機内・クルーズ港や船内等集客導線上において、特産品等のPR・販売を行う。
また、バイヤーの紹介やマッチング、 販売ノウハウのコーディネートや商品開発支援事業との
連携を行うなど、特産品生産者・輸出関係等事業者の販売力の強化を図る。
可能な限り、訪問前の事前注文による受取、購入品の空港・ホテルへの配送、海外直送、越境
EC も考慮した事業実施とすること。
実施にあたっては、民間企業との共同 PR や市町村や関係団体との連携体制の強化、マスコミ
の効果的な活用を図り、出展品等が各施設で採用されるよう、工夫を凝らすこと。
(4)メディア招聘・記事出稿等(県内イベント等へのインバウンド誘導)
対象市場で有力なメディア・情報発信力の高い人材(KOL)、旅行会社担当者、越境 EC 事業
者等の招聘や記事出稿等を行う。
招聘事業を実施するにあたっては、可能な限り特産品等を扱うイベント等が開催されている時
期に実施することとし、沖縄の持つ自然環境・観光資源等も含めて、効果的な情報発信が行える
よう行程を設定すること。
(5)口コミ促進キャンペーン
有力な口コミ媒体(Web・SNS 等)を活用して、特産品等や取り扱い店舗、飲食店等の口コミを
促進するようなキャンペーンを実施する。
なお、実施にあたっては、インバウンドのみならず日本国内に在住する外国人等も含めたキャン
ペーン内容とすること。
(6)繁盛店&観光事業者等との商談会
インバウンド向けに繁盛している商業施設や観光施設、越境 EC 事業者等と特産品生産者・輸
出等事業者との商談会を開催すること。沖縄大交易会等県内イベントとも、連携した商談会とする
こと。
(7)越境 EC、海外常設店舗等への誘導
インバウンドの訪問後、越境 EC、海外常設店舗(小売店・沖縄料理店等)、沖縄物産展等沖縄
関係イベントへ誘導する情報発信を行うこと。
(8)当事業における取組の効果検証等調査
当事業における取組やビックデータ等を活用することにより、特産品等の認知度向上・満足度
向上、売れ筋商品の把握、商品特性の浸透、潜在顧客の獲得、販売促進に関する各種調査を実
施し、当事業による効果について検証を行う。さらに、今後の特産品販路拡大のあり方、展開方
法について検討する。
さらに、集約した情報をもとに、特産品生産者・輸出等事業者へフィードバックを行い、今後の販
路拡大の一助とすること。
(9)その他、効果的と認められる方法
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予算に関する要件
本委託業務に係る予算は 123,612 千円以内(消費税込み)とし、この範囲内で、効率的かつ効果
的な実施を行うものとする。
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業務の実施状況に関する事項
(1)事業実施にあたっては沖縄県と緊密な連携を図り、事業の進捗状況について随時、県に報告
すること。
(2)事業完了時に、実際に要しなかった経費があるときは、相当の委託料を減額する。
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事業の成果品及び著作権
本事業の実績をまとめた報告電子ファイル一式を、成果品として沖縄県に納品すること。
当該成果品の著作権及び所有権は沖縄県に帰属する。ただし、本委託業務の実施にあたり、
第三者の著作権等その他の権利に抵触するものについては、受託者の責任をもって処理する こ
と。
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再委託の制限等
(1)一括再委託の禁止
契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請け負わせることはできな
い。
また、委託業務の見積金額の2分の1を超える業務、委託業務にかかる統轄的かつ根幹
的な業務の再委託を前提とする企画提案は認めない。
(2)再委託の範囲
本委託契約の履行にあたり、委託先が第三者に委任し、又は請け負わせることのできる
業務等の範囲は以下のとおりとする。
ア 当該業務を行うにあたり必要なものではあるが、付随的な業務
イ 当該業務の基本的又は中心的なものに対して、補助的な業務
(3)再委託の承認
契約の一部を第三者に委任し、又は請け負わせようとするときは、あらかじめ書面によ
る県の承認を得なければならない。ただし、以下に定める簡易な業務を第三者に委任し、
又は請け負わせるときはこの限りではない。
ア 資料の収集・整理
イ 複写・印刷・製本
ウ 原稿・データの入力及び集計
エ イベントにおけるブースの設営又は運営
オ その他1件あたりの費用が100万円未満の経費
(4)再委託の相手方は、指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴力団と密接な関係を有
する者を選定することはできない。
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委託業務の経理
本委託業務は、業務完了時に、契約額の範囲内で、業務の実施に要した経費を精算するも
であるため、以下の点に留意して経理を行うこと。
(1)委託業務が完了した際には、実績報告書を提出すること。
の
(2)委託業務にかかる支出については、すべて支出額、支払い先、支出目的を明らかにする
証拠書類(領収証など)が必要であり、精算の際には県がそれらの証拠書類を検査した上
で支払うものとする。
(3)委託業務にかかる経費については、会計帳簿を備え、他の業務と明確に区分して記載するとと
もに、常に状況を明らかにしておくこと。
(4)委託業務にかかる支出の証拠書類及び会計帳簿は、委託業務が完了した年度の翌年度か
ら5年間、いつでも閲覧に供せるように整理し保管しておくこと。
(5)委託業務の実施にあたっては、財産の取得は原則認めないこと。
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その他留意事項
本仕様書に定める事項について生じた疑義又は本仕様書について定めのない事項につい
ては、沖縄県と受託事業者双方で協議して解決するものとし、必要な事項は別に定める。