資料3 3.市民後見人養成までの流れ (1)受講者決定から研修まで 受講者の決定 • 受講者の要 件(市民後 見人として 活動するた めに必要な 要件・選考 方法) ① 研修カリキュ ラム 研修修了後か ら名簿登録ま で •厚生労働省の基 本カリキュラム •合計50単位 •39単位(広 義・実務・演 習)+11単位 (体験学習+レ ポート作成 • 研修修了後 のスキルア ップ方法 • 名簿登録の 決定方法 受講者の要件について ア 民法第 847 条の後見人欠格事由に該当しないこと ・未成年者 ・家庭裁判所で免ぜられた法定代理人、保佐人又は補助人 ・破産者 ・被後見人に対して訴訟をし、又はした者並びにその配偶者及び直系血族 ・行方の知れない者 イ 民法第 20 条に規定する制限行為能力者(未成年者、成年被後見人、被保佐人及 び第 17 条第 1 項の審判を受けた被補助人をいう。)に該当しないこと ウ 受任後相当期間市民後見人として活動が可能であること 案としては、年齢要件を付けて 下限については、数年の社会経験が見込まれ、衆議院議員・地方議会議員・市 長村長の被選挙権が与えられる年齢として25歳以上、 1 上限は介護のリスクが高くなる後期高齢に差し掛かるまでを活動期間と考え、 申込み時で70歳以下であること で検討したいと思います。 エ 印西市に住民票があり、かつ在住していること オ 講座の全日程の受講が可能であること カ 成年後見活動を行う専門職ではないこと キ 市民後見人として個人受任の意思があること ク 支援の基本であるコミュニケーション能力があること ケ 市民後見人の役割を理解し、ボランティア精神を持ち合わせていること。 ② 受講者の選考方法 事前説明会を開催し、市民後見人養成の趣旨を理解した上で申込みをしてもらい ます。受講要件を満たしているかを誓約書(ア、イの要件)書類選考(ウ、エ、カ の要件)と面接(オ、キ、ク、ケの要件)により受講者を選考します。 ③ 受講人数 募集定員は 15 名で検討 ④ 研修負担金 テキスト代は自己負担(市販のテキストを使用した場合) ⑤ 研修の内容 研修は、基礎研修、実務研修 ⇒ 実習の3段階で実施を検討します。 【研修カリキュラム】 研修カリキュラムは、平成 23 年度老人保健健康増進等事業により厚生労働省、法務省 2 最高裁判所がオブザーバーとして参加した「介護と連動する市民後見研究会」(事務局:特 定非営利活動法人地域ケア政策ネットワーク)において策定された、 参照用「市民後見人 養成のための基本カリキュラム」及び他市のカリキュラムを参考に、印西市市民後見 人養成研修(案)について、市民後見人養成等あり方検討会委員の意見を聞きながら、 市として必要とする内容を加えてカリキュラムを作成します。 実習先としては、高齢者施設、認知症関係施設、認知症カフェ、障がい者施設等を 想定しています。 【研修テキスト】 例:市民後見人養成講座 「市民後見人養成講座 第1巻~第3巻 /民事法研究会 テキスト 1」/東京大学政策ビジョン研究センター 「市民後見人養成テキスト」/NPO 法人地域ケア政策ネットワーク などが使用されており、市販のテキストは使用せず講師が作成する資料をテキスト にしている自治体もあります。 (2) 研修修了後から名簿登録 名簿登録者は、市民後見人として活動することを目的に、後見支援センターの支援 を受けて活動する人とします。 名簿登録は、市民後見人養成研修の実施機関である後見支援センターの評価(レポ ート、出席状況、受講時の状況)を踏まえ、受講者と面接(希望、意思確認)を行な った上で、名簿へ登録します。 3
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