佐賀県 特許流通事業化支援事業費補助金 平成28年度募集要綱

佐賀県
特許流通事業化支援事業費補助金
平成28年度募集要綱
(1)受付期間
【事業化支援事業】
平成28年10月14日(金)~平成28年11月14日(月)必着(郵送または持参)
【許諾前事業化検討支援事業】
随時受付(郵送または持参)
(土曜日・日曜日・祝日を除く。受付時間 8:30~17:15)
(2)申請受付先及び問い合わせ先
〒840-8570(住所の記載は不要です)
佐賀県 産業労働部 ものづくり産業課 ものづくり企業担当
電話:0952-25-7421 Fax:0952-25-7282
Email: [email protected]
補助事業計画書等の様式は、佐賀県のホームページからダウンロードできます。
佐賀県のホームページアドレス(http://www.pref.saga.lg.jp/web/)
「しごと・産業」→「補助支援」→「補助金制度」→
→「平成28年度佐賀県特許流通事業化支援事業費補助金の公募を開始します」
-0-
目
次
Ⅰ 佐賀県特許流通事業化支援事業について ・・・・・・・・・・・・・・・・2
1 制度の目的 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
2 補助対象者 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
3 補助対象事業・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
4 補助金の補助率及び補助限度額・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
5 補助件数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
6 補助事業期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
7 申請手続等 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
8 補助金の支払・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
9 その他・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
10 補助事業スケジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
11 事業者の義務 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
Ⅱ 補助事業を進めるに当たっての注意事項等・・・・・・・・・・・・・・・・7
1 補助事業の経理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
2 補助対象物件(試作品、備品、消耗品等)の管理・・・・・・・・・・・・7
3 補助事業完了後・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
別添1 1
2
別添2 1
2
別添3 1
補助対象経費の内容について・・・・・・・・・・・・・・・・・10
別表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
補助対象経費費目の具体的内容・・・・・・・・・・・・・・・・12
費目ごとの注意事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
資本関係のある会社について・・・・・・・・・・・・・・・・・16
Ⅲ 様式集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
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Ⅰ
佐賀県特許流通事業化支援事業について
平成28年度「佐賀県特許流通事業化支援事業費補助金」(以下「補助金」という。)について、
募集を行いますので、交付を希望される方は、下記に基づきご応募ください。
1.制度の目的
本補助金は、特許流通により他者から特許技術等を導入する県内中小企業者が、当該技術を
商品化するために必要な試作等の取組みを支援します。このことにより、県内企業の新商品又
は新事業の展開を促進させ、もって県内産業の持続的発展に資することを目的としています。
2.補助対象者
(1) 補助対象者は以下のとおりです。
① 中小企業者又は中堅企業者であって、県内に主たる事業所を有する者
② 県内に主たる事業所を有する中小企業又は中堅企業を代表企業とする組合、グループ
(2) 前項の補助事業者若しくは自社の役員等が、以下の①~⑦に該当する場合は補助対象者から
除外されます。
① 暴力団
② 暴力団員
③ 暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者
④ 自己、自社若しくは第三者の不正な利益を図る目的又は第三者に損害を与える目的をもっ
て暴力団又は暴力団員を利用している者
⑤ 暴力団又は暴力団員に対して資金等を提供し、又は便宜を供与する等、直接的又は積極的
に暴力団の維持運営に協力し、又は関与している者
⑥ 暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有している者
⑦ 暴力団又は暴力団員であることを知りながらこれらを利用している者
(3)第1項の補助対象者は、前項の②から⑦に掲げる者が、その経営に実質的に関与している法
人その他の団体又は個人である場合は補助対象者から除外されます。
3.補助対象事業
(1) 事業化支援事業
県内中小企業者等が、実施許諾契約締結(平成23年4月1日以降に契約を締結したものに
限る。
)により第三者(資本関係等のある会社を除く。)から導入する特許技術等を活用して事
業化に向けた試作品製作等を行う事業になります。
(2) 許諾前事業化検討支援事業
県内中小企業者等が、第三者(資本関係等のある会社を除く。
)から導入予定の特許技術等を
活用して事業化検討を行う事業になります。
※導入予定の特許技術等については、秘密保持契約もしくはオプション契約を締結(平成23
年4月1日以降に契約を締結したものに限る。)していることを条件とします。
※補助事業の対象となる経費については、10~14ページを参照して下さい。
※資本関係等のある会社については、15ページを参照して下さい。
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4. 補助金の補助率及び補助限度額
(1) 事業化支援事業
補助率は、補助対象経費の2分の1以内です。
補助限度額は1件当たり100万円を上限額とします。
※許諾前事業化検討事業に採択された後、同技術にて事業化支援事業の補助を受ける場合、
100万円から許諾前事業化検討事業における補助額を差し引いた額を上限額とします。
(2) 許諾前事業化検討支援事業
補助率は、補助対象経費の2分の1以内です。
補助限度額は1件当たり20万円を上限とします。
5.補助件数
(1) 事業化支援事業
2件程度とします。
(2) 許諾前事業化検討支援事業
5件程度とします。
6.補助事業期間
補助事業期間は、交付決定日から平成29年3月31日までとなります。
(注)交付決定日前に着手した事業は対象外となります。
7.申請手続等
(1) 申請先及び問い合わせ先
佐賀県 産業労働部 ものづくり産業課 ものづくり企業担当
電話:0952-25-7421 Fax:0952-25-7282
(2) 受付期間
【事業化支援事業】
平成28年10月14日(金)~平成28年11月14日(月)17:15必着
【許諾前事業化検討支援事業】
随時受付
(土曜日・日曜日・祝日を除く。受付時間 8:30~17:15)
(3) 提出書類
応募に必要な書類は下記のとおりです。提出書類のほか、必要に応じて追加資料の提出及び
説明を求めることがあります。
なお、提出書類等の返却はしません。
<必要書類>
佐賀県特許流通事業化支援事業費補助金事業採択応募用紙
別紙1 補助事業計画書(佐賀県特許流通事業化支援事業費補助金交付要綱)
別紙2 補助事業内容説明書(佐賀県特許流通事業化支援事業費補助金交付要綱)
別紙3 補助事業の予算明細書(佐賀県特許流通事業化支援事業費補助金交付要綱)
その他 直近2期分の決算書、事業完了後 3 年間の売上計画書、会社概要、パンフレット
6 ヶ月以内に発行された商業登記簿謄(抄)本
その他、必要に応じて自己資金を客観的に確認できる書類の写し(残高証明書、融
資決定書類等)の提出を求めることがあります。
※ 複数の企業が協力して行う場合は、すべての企業の分を提出してください。
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※ 許諾前事業化検討支援事業に採択された後、同技術にて事業化を行うため事業化支援事
業に応募する場合は、重複する書類を一部省略することができます。
(4) 提出部数
1部
(5) 審 査
①事業化支援事業
・審査会にて応募事業についてのヒアリングを行い決定することとします。
②許諾前事業化検討支援事業
・事務局により応募事業についての書面審査を行い決定することとします。
※採択された場合であっても、予算の都合等により希望金額が減額される場合があります。
(6) 通 知
審査結果については、申請者あて通知します。その結果採択となった方は、補助金の交付等
に係る必要な手続きを行っていただきます。
(7) 公 表
採択となった場合には、企業名、事業テーマ、住所、補助金対象年度を公表します。
また、当該補助事業を活用して開発した商品等を宣伝・販売する際には、その旨を明示して
ください。
<表示例>
商品名は平成〇〇年度特許流通事業化支援事業費補助金を活用し、商品開発を行いました。
8.補助金の支払
補助金は、原則として全額を補助事業完了後の精算払い(完了払い)としますが、概算払い
も可とします。
補助事業終了後に提出していただく補助事業実績報告書(様式第6号)を基に『額の確
定』をしますので、その『額の確定通知』後、精算払請求書(様式第8-2号)を提出していた
だくことになります。
9.その他
原則として、補助事業終了後の補助金額確定に当たり、補助対象物件や経理書類の確認ができ
ない場合については、当該物件等に係る金額は補助対象外となります。
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10.補助事業スケジュール
実施時期
内
10月14日~
11月14日
補助事業公募(許諾前事業化検討支援事業については随時受付) 事業者→県
12月上旬
(予定)
審査会(事業化支援事業)、書面審査(随時)(許諾前事業化検
討支援事業)
12月中旬頃
(予定)
採択事業決定通知
※この決定通知がなされた後、補助事業に着手できます。
※採択額に対する事業内容の適切な見直しを行ってください。
県→事業者
補助金交付申請
交付決定通知
事業者→県
県→事業者
12月下旬頃
(予定)
平成29年
3月末まで
容
備
考
事業者→県
変更承認申請、中止(廃止)承認申請
※補助事業内容に変更が生じる場合、補助事業を中止または廃止
しようとする場合は、事前に申請してください。
事業者→県
遂行状況報告書
※必要に応じ遂行状況報告書を提出していただきます。
中間検査
※必要に応じ補助事業の進捗状況について、実地に検査を行いま 県→事業者
す。
補助事業完了
補助事業が完了
し た 日 か ら 1 5 補助事業実績報告書
事業者→県
日 以 内 若 し く は ※補助事業が完了した日から15日以内若しくは3月31日の
3 月 3 1 日 の い いずれか早い日までに提出してください。
ずれか早い日
補助事業完了後
(3月末まで)
完了検査
※補助事業完了後、3月末までに完了検査を行います。
4月
補助金額の確定通知
県→事業者
※ 補助事業が適正に行われたことを確認した後、補助金額を確
定します。
4月
補助金請求
※補助金額の確定通知後、補助金支払いの請求書を提出してく
ださい。
5月
補助金支払い
県→事業者
※補助事業が平成29年3月以前に完了した場合は、支払時期も
早くなります。
毎年
4月 30 日まで
(翌年~5年間)
県→事業者
事業者→県
企業化状況報告書
事業者→県
・補助事業終了後5年間の企業化状況を毎年4月 30 日までの提
出を求めることがあります。
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11. 事業者の義務
本事業における補助金の交付決定を受けた場合は、以下の条件を守らなければなりません。
(1) 変更(様式第2号)
、中止(廃止)の承認(様式第3号)
交付決定を受けた後、補助事業の経費の配分又は内容を変更しようとする場合は、事前に
承認を得なければなりません。ただし、補助金額に変更がなく補助事業に要する経費の配分
のうち、各経費区分のいずれか低い額の30パーセント以内の金額の変更については、この
限りではありません。
また、
補助事業を中止又は廃止しようとする場合も、
事前に承認を得なければなりません。
(2) 遂行状況の報告(様式第5号)
必要に応じ、遂行状況報告書(様式第5号)の提出を求めることがあります。
(3) 消費税及び地方消費税仕入控除税額(様式第7号)
交付の申請に当たっては、当該補助金に係る消費税及び地方消費税仕入控除税額を減額し
て申請しなければなりません。ただし、申請時において、当該消費税及び地方消費税仕入控
除税額が明らかでないものについては、この限りではありません。
なお、消費税及び地方消費税仕入控除税額が確定した場合には、知事に速やかに報告し、
指示に従わなければなりません。
(4) 購入物件の管理及び財産処分の制限(様式第9号)
補助事業により取得した機械等の財産又は効用の増加した財産については、補助事業の終
了後も善良な管理者の注意をもって管理し、補助金交付の目的に従って効果的運用を図らな
ければなりません(他の用途への使用はできません)。
知事が別に定める期間以前に当該財産を処分等する必要があるときは、事前にその承認を
得なければなりません。また、当該財産を処分したことによって得た収入の一部は県に納付
させる場合があります。
(5) 事業化状況報告書(様式第10号)
補助事業者は、補助事業実施の結果の事業化に努めなければなりません。また、交付年度
終了後5年間、毎会計年度終了後30日以内に当該補助事業に係る企業化状況について報告
をもとめることがあります。
(6) 産業財産権届出(様式第11号)
補助事業に係るものについて、特許権、実用新案権、意匠権等を補助事業年度の終了後5
年以内に出願、取得した場合又はそれを譲渡、実施権を設定した場合には、速やかに産業財
産権等取得等届出書を提出しなければなりません。
(7) 帳簿記載、証拠書類の整備保管
補助事業に係る経理について、その収支の事実を明確にした証拠書類を整理し、交付年度
終了後5年間保存しなければなりません。
◎ 補助金は公的資金であるため、試作品等を販売することはできません。
◎ 補助対象となっている物件は、補助事業に使用するために取得するものであり、
生産ラインへの組み入れなど他の用途には使用することができません。
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Ⅱ
補助事業を進めるにあたっての注意事項等
1.補助事業の経理
補助事業に係る経理については、会社本体の事業と補助事業を区分して経理を行い、補助事
業であることを明確にしてください。経理書類及び証拠書類は一般事業とは区分して整理保存
し、その取扱いには十分注意し、補助事業終了後5年間保存してください。
(1) 証拠書類等の整備
① 支出証拠書類
・ 補助金は、公的資金である以上、適正なプロセスを経て事業が行われなければなりませ
ん。それを証明するためにも見積書、注文書(控)、契約書又は注文請書、仕様書、納品
書、請求書、領収書、銀行払込受付票等などの書類が必要になります。
・ 補助対象となる物件は、採択事業決定以降、補助事業期間内の間に購入してください。
証拠書類によって補助事業に要した経費が確認できない場合は、補助金交付決定がなされ
ていても補助金の支払いができませんので、特に注意してください。
・ 仕入先の値引き、代金払い戻し(リベート)等による返金があった場合、返金分を除く
金額が補助対象となります。
・ なお、これらの証拠書類については、補助事業に係る分を別に整理して、1件の支払い
ごとに見積書、注文書(控)、契約書又は注文請書、仕様書、納品書、請求書、領収書、
銀行払込受付票等をセットにし、帳簿と照合できるようにしておいてください。
② 県とやりとりした書類は、全て補助事業終了後、5年間保存してください。
ⅰ 補助事業応募用紙控
ⅱ 交付申請書控
ⅲ 事業採択、交付決定通知書
ⅳ 遂行状況報告書控(提出を求められた場合)
ⅴ 実績報告書控
ⅵ 額の確定通知書
ⅶ 精算払請求書控[概算払請求書控]
など
(2)
支払方法(支払いの事実が確認できる方法により支払いを行ってください。)
① 原則として銀行振込によるものとし、補助事業以外の事業と混合しての支払い、相殺して
の支払い、手形の裏書譲渡による支払いをしないでください。
② 振込手数料は補助事業の対象経費にはなりませんので注意してください。
③ 自社等で所有していた、在庫品を使用する場合及び購入した原材料等が使えきれず在庫品
となった部分については、補助の対象となりません。
(3) 支払期日
補助事業は交付申請書別紙1の「完了予定日」までに終了するものとし、これに関する支
払いは必ず3月末日までに(当座預金等から引き落として支払い事実が確認できる方法によ
り)完了してください。
※ 手形で支払いをするときは、
当該年度の3月31日までに決済できるもののみ補助事業の
対象となっていますので、未払金を計上しないよう注意してください。
2.補助対象物件(試作品、備品、消耗品等)の管理
① 補助事業により取得した試作品・機械等については、十分な注意を払って保管してくださ
い。
② 試作機、試作品についても保管してください。
③ 試作・改良の記録(実験データ、図面等)や経理書類(伝票類、帳簿の該当欄)について
も 補 (補助事業の意)の印を付しておくと便利です。
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④ 補助事業で取得した物件については、原則として、取得した旨を示すシール等を張り付け
てください。
「取得年度-補-整理番号」の表示を行い、補助事業以外の備品と明確に区別し
ておき、補助事業終了後5年間保存してください。
<表示の例>
平成28年度
佐賀県特許流通事業化支援事業補助金物件- NO1
⑤ 補助対象となっている物件(補助事業により取得、借用したもの、補助事業により試作し
たもの等も含む)は、補助事業の実施のために取得したものです。
したがって、補助対象物件を他の用途(例:補助事業により取得した機械装置を生産ライ
ンに組み入れることや試作品を販売するなど)に使用することはできません。
⑥ 補助事業により取得した機械装置等の取得財産を処分しようとする場合は、補助事業が完
了した後も交付要綱第13条に基づき、知事の承認を受ける必要があります。
この場合、取得財産を処分することにより収入があるときは、その収入の全部または一部
を県に納付していただくことがあります。
⑦ 取得財産については、補助事業完了後も善良な管理者として注意義務が課せられます。
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3.補助事業完了後
(1) 補助事業実績報告書の提出
補助事業完了後15日以内若しくは3月31日のいずれか早い日までに補助事業実績報
告書(様式第6号)を提出していただきます。
(2) 補助事業の中間検査及び完了検査について
補助事業の実施状況を確認するため、県の担当者が現場にお伺いし、中間検査及び完了検
査(現地調査)を実施します。
県は、補助事業の遂行状況について、当初の目的が達成されたか、補助金が適正に執行さ
れているか等について、技術面及び経理面からの確認を行います。
この検査により、交付決定及び交付条件に適合していると判断したものについてのみ交付
すべき補助金の額を確定し、補助金を支払うことになります。検査に実施に当たっては、県
より事前に連絡しますので、検査が円滑に進むように以下の確認事項について検査しますの
で準備して下さい。
完了検査において補助事業実績報告書と事業内容に相違があると認められる場合には、理
由によっては、補助対象外となりうる場合があります。
検査において補助事業の証拠書類に不備が認められる場合には、補助対象外経費として取
り扱う場合があります。
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別添1
1.
補助対象事業の内容について
この補助金の対象となる事業は、県内中小企業者等が、実施許諾契約締結(平成23年4
月1日以降に実施許諾契約等を締結したものに限る。)により第三者(資本関係等のある会社
を除く。
)から導入する特許技術等を活用して事業化に向けた試作品製作等を行う事業及び県
内中小企業者等が、第三者(資本関係等のある会社を除く。
)から導入予定の特許技術等を活
用して事業化検討を行う事業となります。
※ただし、導入予定の特許技術等については、秘密保持契約若しくはオプション契約を締結
(平成23年4月1日以降に契約を締結したものに限る。)していること。
補助金は公的資金であるため、直接販売や営業活動に結びつく事業(経費)は、補助の対
象とはなりません。補助対象となっている物件は、補助事業に使用するために取得するもの
であり、他の用途には使用することができません。
(1) 補助対象経費
補助事業対象経費は、別添の「佐賀県特許流通事業化支援事業費補助金交付要綱」別表(第
5条関係)に掲げる経費で、同要綱に従い適正に支出されたものが対象となります。
なお、補助事業の対象となる事業は、採択事業決定日以降に着手したものに限ります。採択
決定を受けた補助事業申請内容に沿って事業を実施してください。
補助対象経費は本事業の対象として明確に区分できるもので、かつ証拠書類によって金額等
が確認できるもののみになります。
(次頁別表参照)
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2.別表 (第5条関係)
事業
区分
経費区分
旅費・謝金
事
業
化
支
援
事
業
補助対象経費
補助率
事業費
委託費
新商品の開発・新規事業への展開の一
部を専門機関等に委託するために支払
われる経費
その他
上記に掲げるもののほか知事が特に必
要と認めるもの
100万円
以内
※許諾前事業
化検討事業に
採択れた後、
同技術にて補
助を受ける場
合の補助限度
額は、下記の
とおり。
1/2以内
許
諾
前
事
業
化
検
討
支
援
事
業
事業費
補助限度額
専門家謝金、専門家旅費、職員旅費
原材料費、機械装置・工具器具費、外
注費、建築物費、資料購入費、通信運
搬費、借料又は損料、調査研究費、通
信料・翻訳料、消耗品費、雑役務費
旅費・謝金
補助期間
1年以内
専門家謝金、専門家旅費、職員旅費
原材料費、機械装置・工具器具費、外
注費、建築物費、資料購入費、通信運
搬費、借料又は損料、調査研究費、通
信料・翻訳料、消耗品費、雑役務費
委託費
新商品の開発・新規事業への展開の一
部を専門機関等に委託するために支払
われる経費
その他
上記に掲げるもののほか知事が特に必
要と認めるもの
20万円
以内
※許諾前事業化検討事業に採択された後、同技術にて事業化支援事業の補助を受ける場合、100万円
から許諾前事業化検討事業における補助額を差し引いた額を上限額とする。
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別添2
1. 補助対象経費費目の具体的内容
経費費目
専門家謝金
専門家旅費
職員旅費
原材料費
機械装置・
工具器具費
外注費
構築物費
内 容
【例】
・専門家から指導・相談等を受けた場合に謝礼として支払われる経費
・コンサルタント契約を締結し、指導・助言等を受けるために支払われる経費
【注意】
・すでにコンサルティング契約が結ばれていて定例的に指導を受けられている実績
がある場合は、対象となりません。
【例】
・依頼した専門家が指導を行うために要する旅費
・職員の補助事業に必要な旅費
【注意】
・他の用務(営業等)を兼ねた出張の場合は対象となりません。
【例】
・試作・改良にあたり直接使用する主要原材料、主要材料、副資材の購入に要する
経費
【注意】
・生産ライン用のものと区別が付かない場合は対象となりません。
【例】
・試作のために必要な機械装置又は自社で機械装置を製作する場合の部品等の購入
に要する事業経費
・機械装置を試作、改良、据付、修繕をした場合に要する経費
【注意】
・汎用パソコンの導入に要する費用は対象となりません。
・生産ラインへの転用を目的とした場合は対象となりません。
・単価50万円以上は、耐用年数期間、処分制限等があります。
【例】
・当該研究開発に必要な原材料等の再加工及び設計等を外注する場合に支払われる
経費
【注意】
・通常の外注業務と区別出来ない場合は対象となりません。
【例】
・構築物の購入、自社建造、外注による建造、改良、据付け、借用、保守または修
繕に要する経費
【注意】
・新商品・新技術の改良・試作等に必要不可欠なものに限ります。
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経費費目
内 容
資料購入費
【例】
・当該事業のために必要な図書・参考文献・資料等を購入するために支払われる経費
【注意】
・購入した図書・参考文献・資料等は確認できるようにし、保管してください。
通信運搬費
【例】
・当該事業の実施に必要な郵便代・運送代に支払われる経費
【注意】
・通常の業務と区別出来なければ対象となりません。
借料
【例】
又は損料
・当該事業に必要な事務機器等のリース・レンタルにかかる経費
調査研究費
【例】
・当該事業遂行に必要な調査研究に支払われる経費
【注意】
・調査研究の目的、理由、必要性が明確な場合に限ります。
通信料・翻訳料 【例】
・当該事業遂行に必要な通訳・翻訳のために支払われる経費
【注意】
・目的、必要性が明確かつ、金額が妥当な場合に限ります。
消耗品費
【例】
・当該事業遂行に必要な消耗品の購入のために支払われる経費
【注意】
・通常の業務用品と区別できなければ対象となりません。
雑役務費
【例】
・当該事業遂行に必要な業務・事務を補助するために雇い入れた者に支払われる経費
【注意】
・作業日報、雇用関係書類等を整備・保管すること
・所轄税務署への給与支払報告及び納付(源泉徴収)を行い、証拠書類を保管してく
ださい。
・雑役務費を計上する場合は特に業務量等を事前に説明してください。
・ピーク時対応でない長期雇用は原則認めません。
・業務内容が不明確であったり、補助事業以外の業務にも従事する場合や雇用関係
書類が不備の場合は対象となりません。
委託費
【例】
・試作・改良等における研究開発の一部を専門機関等に委託する際に支払われる経費
【注意】
・委託先が組合・グループの構成員の場合は委託先としての経済的合理性を説明で
きること。また委託料が他の委託先より安価であることを立証できる書類をそろ
え保管してください。
・委託金額に見合った成果品が求められます。
その他
・上記に掲げるもののほか、知事が特に認める経費
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2. 費目ごとの注意事項
(1) 専門家謝金
・ 議事録等を作成し謝金と旅費等が確認できるにようにしてください。
・ 専門家の助言を受ける場合は、補助事業遂行に必要な専門的知識を有し、かつ指導能力を
十分に有すると認められるものに依頼することとし、その実施内容について、指導現場の写
真など具体的に指導を受けたこと及びその内容がわかるものを整備してください。また、実
施した指導内容について、
「助言・技術指導結果報告書」を整備してください。
・ 謝金等は原則としてその都度銀行振込により支払うものとし、一括払いを行わないように
してください。
※ 「助言・技術指導報告書」については、
「別紙1」を参考にしてください。
(2) 旅費
・ 旅費の支払いに際しては、領収書や出張報告書等の証拠書類や出勤簿、受領印等を整理
保管してください。
・ グリーン料金、航空運賃等のファーストクラス料金、証拠書類が確認できないものなど
は補助対象経費には含みません。また、自家用車でのガソリン代、高速道路代及び駐車場
代についても補助対象外となります。
※「出張報告書」については、
「別紙2」を参考にしてください。
(3) 原材料費
・ 受払の都度、材料の種別または仕様別に受払年月日、受払数量、使用した者等必要事項
を記載した「受払簿」等を整備、保管すること。
(4) 機械装置、工具器具費
・ 補助事業に必要な機械装置、工具等の借用、購入等の場合は、カタログ、仕様書、設計
図等の関係書類を保管してください。数量を一式とした場合は、一式の内訳表を作成して
ください。
・ 自社で製造、改良又は修繕を行う場合は、設計図、仕様書等の内容が詳細に判るものを
作成し保管して下さい。
(5) 外注費
・ 補助事業の一部を外部機関等に外注する場合は、仕様書等を発行して詳細な内容を明ら
かにしてください。また、数量や金額については、その内訳を作成してください。なお、
その際は、必ず交付決定を受けた事業内容を反映した内容としてください。
(6) 構築物
・ 補助事業に必要不可欠で、補助の対象として適切なプレハブ等の簡易なものに限ります。
目的、理由、必要性が明確な場合に限ります。
(7) 消耗品の整理
・ 消耗品は、
「受払簿」等で整理し、使用した都度、使用した者・数量等を明確にし、整理
保管してください。
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(8) 役務費
・ 補助事業の遂行に必要な業務・事務を補助するために雇い入れた者に支払われる経費で、
作業日報、領収書、雇用関係書類(出勤簿等)を整備・保管し、源泉徴収を行い、所轄税務
所へ納付してその証拠書類を保存してください。
原則として、ピーク時対応でない長期雇用は認められません。
(9) 委託費
・ 補助事業の一部を外部機関等に委託する場合は、仕様書等を発行して詳細な内容を明ら
かにしてください。また、数量や金額については、その内訳を作成してください。なお、
その際は、必ず交付決定を受けた事業内容を反映した内容としてください。
(10) 謝金等
・ 謝金等の源泉徴収が必要なものについては、事業主体において必要な率の源泉徴収を行
い、所轄税務署へ納付してその証拠書類を保存してください。
(11) 成果品
・原稿料、翻訳料及び委託料等の支出があったときは、原稿又は成果品を証拠書類として保
存してください。
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別添3
1.資本関係等のある会社について
資本関係等があると会社とは、以下の基準で判断します。判断が困難な場合は、問い合わせ先
までご連絡ください。
(1)資本関係があると認める基準
① 親会社(会社法第2条第4号の規定による親会社。
)と子会社(会社法第2条第3号の規
定による子会社。
)の関係にある場合。
② 親会社を同じくする子会社同士の関係にある場合。
(2)人的関係があると認める基準
① 一方の会社の役員が、他方の会社の役員を現に兼ねている場合。
② 一方の会社の役員が、他方の会社の会社更生法第67条第1項又は民事再生法第64条
第2項の規定により選任された管財人を現に兼ねている場合。
(3)その他関係があるとみとめられる
その他上記(1)又は(2)と同視しうる資本関係又は人的関係があると認められる場合。
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Ⅲ 様式集(参考)
ページ
応募用紙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
別紙1 助言・技術指導結果報告書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
別紙2 出張報告書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
※ 様式集については参考様式です。各企業において独自の様式がある場合は、それを使用して
いただいて構いません。
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