平 成 28 年 10 月 12 日 横浜市人事委員会 平成28年 給与に関する報告及び勧告の概要 本年の給与勧告の特徴 ○ 月例給、特別給(ボーナス)ともに3年連続のプラス改定 ・民 間 給 与 と の 較 差 455 円( 0.12%)を 埋 め る た め 、月 例 給( 扶 養 手 当 及 び 住 居 手 当)を改定 ・ 特 別 給 ( ボ ー ナ ス ) を 引 き 上 げ ( 0.1 月 分 )、 引 上 げ 分 は 勤 勉 手 当 に 配 分 ※ 月例給、特別給ともに3年連続の増額勧告を行ったのは、平成元年~平成3 年 以 来 25 年 ぶ り 1 公民比較 (1) 月 例 給 民間給与 職員給与 公民較差 388,867円 388,412円 455円 ( 0.12%) ( 平 成 28年 4 月 分 給 与 を 比 較 ) ※ 市 内 民 間 事 業 所 の 調 査 対 象 は 、 272事 業 所 ( 市 内 1,355事 業 所 か ら 無 作 為 抽 出 ) 本市職員と民間の事務・技術関係の職務に従事する者について、給与を比較 [ 昨 年 の 公 民 較 差 1,072円 ( 0.27%)] (2) 特 別 給 (ボ ー ナ ス ) 民間の年間支給割合 ※ 4.36月 ( 本 市 現 行 : 4.25月 ) 昨年8月から本年7月までに支給された特別給で算出 [ 昨 年 の 民 間 の 年 間 支 給 割 合 4.26月 ( 本 市 : 4.15月 )] 2 給与報告・勧告の内容 (1) 月 例 給 の 改 定 内 容 ・扶 養 手 当 の う ち 、配 偶 者 以 外 の 扶 養 親 族( 職 員 に 扶 養 親 族 で な い 配 偶 者 が あ る 場 合 及 び 配 偶 者 が な い 場 合 に お け る 扶 養 親 族 の う ち 1 人 を 除 く 。 ) に 係 る 手 当 月 額 を 500円 引 き 上 げ 、 6,500円 と す る こ と 。 現行 配偶者 あ り 改正 扶養親族1人 そのうち1人 扶養親族1人 そのうち1人 6,000 円 6,000 円 6,000 円 6,000 円 6,500 円 11,500 円 6,500 円 6,500 円 6,500 円 6,500 円 6,500 円 11,500 円 現行 改正 18,000 円 19,600 円 扶養親族である 扶養親族でない なし ・ 住 居 手 当 を 1,600円 引 き 上 げ 、 19,600円 と す る こ と 。 自ら居住のため、借り受けた住居の家賃を 支 払 っ て い る 職 員 の う ち 、 40 歳 に 達 す る 日 以 後 の 最 初 の 3 月 31 日 ま で の 間 に あ る 者 (2) 特 別 給 の 改 定 内 容 期 末 ・ 勤 勉 手 当 の 支 給 割 合 を 年 間 で 0.1月 分 引 き 上 げ 、 4.35月 と す る こ と 。 引上げ分は、民間の特別給の支給状況等を参考に勤勉手当に配分すること。 一般職員 28年 度 管理職員 一般職員 29年 度 管理職員 6月期 12月 期 6月期 12月 期 6月期 12月 期 6月期 12月 期 期末手当 勤勉手当 合計 1.25( 支 給 済 ) 1.40( 改 定 な し ) 1.05( 支 給 済 ) 1.20( 改 定 な し ) 1.25 1.40 1.05 1.20 0.80( 支 給 済 ) 0.90( 現 行 0.80) 1.00( 支 給 済 ) 1.10( 現 行 1.00) 0.85 0.85 1.05 1.05 4.35 ( 現 行 4.25) 4.35 ( 現 行 4.25) 4.35 4.35 (3) 扶 養 手 当 に つ い て 本 年 の 人 事 院 勧 告 で は 、配 偶 者 に 係 る 手 当 を め ぐ る 状 況 の 変 化 等 を 踏 ま え 、扶 養 手 当 の見直しを実施する旨言及している。 本 市 に お い て は 、国 や 他 の 地 方 公 共 団 体 等 の 状 況 を 踏 ま え 、扶 養 手 当 の 在 り 方 に つ い て検討を進める必要がある。 (4) 実 施 時 期 月 例 給 の 改 定 : 平 成 28年 4 月 1 日 か ら 実 施 特別給の改定:この勧告を実施するための条例の公布日から実施 3 人事給与制度等に関する報告の内容 (1) 県 費 負 担 教 職 員 の 市 費 へ の 移 譲 昨 年 の 言 及 事 項 を 踏 ま え て 勤 務 条 件 を 整 備 す る と と も に 、職 員 へ の 制 度 の 周 知 等 を 丁 寧に行う必要がある。 (2) 働 き 方 改 革 ア 女性の活躍推進 近 年 、職 員 に 占 め る 女 性 の 割 合 が 増 加 し て お り 、「 女 性 の 活 躍 」に は 男 女 共 同 参 画 の 視 点 が 必 要 で あ る 。責 任 職 に お い て は 、誰 も が 仕 事 と 家 庭 生 活 を 両 立 で き る 職 場 と な る よ う に 意 識 改 革 を 促 す こ と が 求 め ら れ る 。ま た 、全 職 員 が 、業 務 の 合 理 化・効 率 化に努め、それぞれのワーク・ライフ・バランスに向けた取組を進める必要がある。 イ 勤務時間 長時間労働慣行の見直しを推進した上で、国や他の地方公共団体の動向及び市民 サ ー ビ ス の 向 上 等 を 十 分 考 慮 し つ つ 、フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 や テ レ ワ ー ク な ど 各 種 制 度 について引き続き慎重に検討を進める必要がある。 (3) 職 員 の 健 康 づ く り の 推 進 職員が心や身体の健康を保持・増進し、意欲的に職務に取り組み、能力を発揮でき るように、経営責任職をはじめとした職員の意識改革や職場の実情等を考慮した効果 的な取組を進める必要がある。 (4) 公 務 員 倫 理 の 確 立 責 任 職 に お い て は 、職 員 と の 日 頃 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 図 る こ と で 、相 談 し や す い 職 場 環 境 を つ く る と と も に 業 務 の 進 捗 状 況 を 把 握 す る 必 要 が あ る 。ま た 、全 職 員 が 、公 務 員 と し て の 高 い 倫 理 観 が 求 め ら れ て い る こ と 、自 ら が 風 通 し の 良 い 職 場 を つ く る 主 体 であることを再認識する必要がある。 (5) 人 事 給 与 制 度 の 見 直 し 昨年示した方向性に沿って引き続き見直しに向けた検討を進めることが必要である。 【参考1】勧告どおり改定が実施された場合の行政職員の平均年収額 現行 改定後 増減 平均年齢 626万 9 千 円 631万 3 千 円 4万4千円 41歳 1 月 ( 平 成 28年 4 月 か ら 平 成 29年 3 月 ま で の 年 収 額 ) <影響額>行政職員、消防職員、高等学校等教育職員及び医療職員 約 10億 2 千 万 円 [ 18,030人 ] 【参考2】最近の給与勧告の状況 月例給 特別給(ボーナス) 公民較差 年間支給月数 対前年比増減 平 成 18年 ▲ 0.26% 4.45月 ― 19年 ▲ 0.31% 4.50月 0.05月 20年 ※ ▲ 0.02% 4.50月 ― 21年 ▲ 0.50% 4.15月 ▲ 0.35月 22年 ▲ 0.80% 4.00月 ▲ 0.15月 23年 ▲ 0.76% 4.00月 ― 24年 ▲ 0.08% 4.00月 ― 25年 ※ ▲ 0.02% 4.00月 ― 26年 0.23% 4.15月 0.15月 27年 0.27% 4.25月 0.10月 ※ 28年 0.12% 4.35月 0.10月 平 成 20年 及 び 平 成 25年 は 勧 告 を 行 わ な か っ た 。 平均年間給与 増 減 額 (行 政 職 ) ▲ 1万 8千 円 ▲ 1千 円 ― ▲ 17万 4千 円 ▲ 11万 1千 円 ▲ 4万 8千 円 ▲ 4千 円 ― 7万 1千 円 5万 5千 円 4万 4千 円
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