監 査 公 表 ------------------------- 監査公表第 10号 地 方 自 治 法

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査
公
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地
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ま
第
公 表 第 10号
方 自 治 法 ( 昭 和 22年 法 律 第 67号 ) 第 199条 第 9 項 の 規 定 に よ
高知県知事等宛て報告を行ったところ、高知県知事から措置
に つ い て 通 知 が あ っ た の で 、 同 条 第 12項 の 規 定 に よ り 、 次 の
り公表する。
平 成 28年 10月 14日
高知県監査委員
28高 行 管 第 149号
平 成 28年 9 月 20日
高知県監査委員
様
高知県知事
定期監査の結果に対する措置結果について(通知)
平 成 28年 7 月 19日 付 け 28高 監 報 第 5 号 で 報 告 の あ り ま し た う え
ことについて、指摘とされた機関からの措置状況の報告をもと
、 地 方 自 治 法 第 199条 第 12項 の 規 定 に よ り 下 記 の と お り 通 知 し
す。
記
1
総括において措置を求められたもの
1
財務会計事務
(1 ) 指 摘 事 項
指摘事項及び注意事項の多くは、管理職員等をはじめと
する職員間での必要なチェックが不十分であったことなど
によるものと認められる。
ついては、管理職員等によるチェック体制の更なる強化
を図るとともに、引き続き職員の財務会計に関する事務処
理能力のより一層の向上に取り組み、会計事務の適正な執
行に努められたい。
(2 ) 措 置 状 況
改善に向けて、引き続き会計検査や会計専門員による巡
回指導等を通じて、チェック機能の強化や職員の知識の向
上を図ります。
また、会計事務の基礎研修や実務研修については、研修
回数を増やし、総務担当職員のみならず、契約事務等の実
務に携わる職員にも広く参加を呼び掛けるとともに、各所
属での誤り事例を踏まえた内容とするなどして研修の充実
を図ります。
あわせて、契約事務や支出事務等で、契約書等の不備や
支出負担行為の遅延等の誤りが依然として見られることか
ら、昨年作成した「契約事務のチェックシート」に加え、
本年3月に作成した「収入・支出事務のチェックシート」
などの支援ツールを管理職員等の研修をはじめ各種研修で
積 極 的 に 活 用 す る こ と な ど に よ り 、 管 理 職 員 等 に よ る
チェック体制の更なる強化、職員の事務処理能力の向上を
図り、適正な会計事務の執行に取り組みます。
第2
指摘とされた機関
1
高知土木事務所
(1 ) 指 摘 事 項
平 成 27年 度 の 道 路 占 用 料 に お い て 、 年 度 初 め に 収 入 調 定
を行うべきものを年度末に行っていたもの及び調定年度を
誤 っ て い た も の が あ っ た 。 ま た 、 平 成 26年 度 分 の 港 湾 区 域
占 用 料 及 び 港 湾 施 設 占 用 料 の 収 入 調 定 を 平 成 27 年 7 月 に
行っていた。
(2 ) 原 因 又 は 理 由
県道弘瀬高知線の仮設足場設置に係る道路占用料につい
ては、高知県道路占用料徴収条例の認識誤りにより、平成
28年 3 月 1 日 か ら 同 年 4 月 16日 ま で の 占 用 料 を 2 箇 年 度 に
分けて徴収すべきところを一括して収入調定を行ったもの
です。
県道高知本山線のアーケード設置に係る継続分の道路占
用料については、占用者からの連絡で調定漏れが判明し、
平 成 28年 3 月 に 収 入 調 定 を 行 っ た も の で す 。
さば
高知港の荷捌き施設及びクレーンに係る港湾区域占用料
及 び 港 湾 施 設 占 用 料 に つ い て は 、 平 成 26年 度 か ら 占 用 者 に
対し占用許可継続(更新)申請書を提出するよう指導して
い ま し た が 、 申 請 書 の 提 出 が 平 成 27年 6 月 29日 と 大 幅 に 遅
れ た た め 、 許 可 及 び 収 入 調 定 の 事 務 処 理 が 平 成 27年 度 に
なったものです。
(3 ) 措 置 状 況
再発防止のため、占用許可の担当者のみでなく、課長会
を通じて全職員に対し、関係する条例規則等の理解と適切
な事務処理の徹底を行うとともに、会計事務実務研修等の
積極的な受講や、会計事務についての所内研修の継続的な
実施により、職員の事務処理能力の向上に努めています。
併せて、道路占用料については、調定の漏れや遅延を防
止するため、管理簿に申請日、許可日及び収入調定日の欄
を新たに設け、チーフや課長が事務処理状況を確認するこ
とにしました。
なお、県道弘瀬高知線の道路占用料については、歳入更
正を行い、適正な年度の収入としました。
また、港湾区域及び港湾施設の占用許可については、適
時に申請が行われるよう、占用者に対し継続して指導を
行っています。