診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで) 症例数の多いDPC14桁分類(DPCコード)を各診療科別に集計しました。 項目は、DPC14桁分類に対する症例数、平均在院日数(自院・全国)、転院率、平均年齢、患者用パスの有無 を各診療科別に上位3位まで掲載しております。 定義 最終的な自院の退院をもって1カウントとする。 転院は、最終的な退院先が「他の病院・診療所への転院」の患者とする。 年間10名未満の区分については、表記上「-」とする。 ●指標に示されるそれぞれの用語は以下の通りです。 ◇DPC14桁分類(DPCコード) 診断群分類を示すコードです。医師によって決定される主病名と、一連の入院期間中に行われた診療行為 の組み合わせによって分類されますので、同じ主病名でも診療行為が違えばDPCコードも異なります。 14桁の数字は全てに意味を持ち、全国共通のコードとして使用されております。 ◇平均在院日数(自院) 当院入院中の在院日数を症例毎に集計し、その値を症例数で割った平均値です。 <※以降の指標でも同様です。> ◇平均在院日数(全国) 厚生労働省より公表されている全国DPC対象病院の平成27年度における平均在院日数の平均値です。 ◇転院率 該当する症例数のうち、当院から他の病院・診療所に移動して入院継続(転院)することとなった患者さんの 割合です。 <※他の指標でも同様です。> 【総合内科】 DPCコード DPC名称 患者数 110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 手術なし 040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 75 37 35 平均在院日数 自院 全国 13.65 14.76 4.31 12.60 21.69 5.31 転院率 平均 年齢 8.00% 10.81% 2.86% 78.44 85.24 67.54 解説 総合内科では、救急患者さんの初期対応を全て内科医が行い、各科の専門医がバックアップをする体制を とっており、救急外来を受診した高齢者の感染症として、腎臓または尿路感染症の患者さんが最も多くなっ ております。2番目は誤嚥性肺炎が多く、平均年齢も85歳と高齢になっております。3番目は、前庭機能障害 でめまい等で入院される患者さんが多くなっております。 【血液内科】 DPCコード DPC名称 患者数 130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 処置2:リツキサン(4) 副傷病なし 130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 手術あり 処置2:ビダーザ(4) 副傷病なし 130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 処置2:化学療法(2) 73 26 20 平均在院日数 自院 全国 12.66 21.50 44.70 17.69 23.04 43.59 転院 率 平均 年齢 0.00% 0.00% 0.00% 72.44 66.00 72.20 解説 血液内科では、悪性リンパ腫に分類される非ホジキンリンパ腫の患者さんが最も多くなっております。 2番目は骨髄異形成症候群、3番目は急性白血病となっております。悪性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫、 再生不良性貧血、特発性血小板減少性紫斑病等の非腫瘍性疾患を含め、血液疾患すべての診療を行って おります。造血器悪性腫瘍に対しては、化学療法や分子標的療法を行い、適応のある症例には自家及び 同種造血幹細胞移植を行っております。 【腫瘍内科】 DPCコード DPC名称 060035xx97x40x 060040xx99x60x 060035xx97x30x 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 その他の手術 処置2:5FU+アイソボリン+エルプラット(4) 副傷病なし 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 処置2:ベクティビックス等(6) 副傷病なし 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 その他の手術 処置2:5FU+アイソボリン+カンプト/トポテシン等(3) 副傷病なし 患者数 15 - - 平均在院日数 自院 全国 6.60 - - 10.49 - - 転院 率 0.00% - - 平均 年齢 68.40 - - 解説 腫瘍内科では、化学療法(抗がん剤治療)を目的とした結腸の悪性腫瘍及び直腸肛門の悪性腫瘍の患者 さんが多くなっております。そのほとんどの患者さんが治療後に外来化学療法への移行に至っております。 固形腫瘍に対し、標準的化学療法を中心とした治療を行い、新規抗がん剤や分子標的薬による治療にも 積極的に取り組んでおります。 【糖尿病代謝内科】 DPCコード DPC名称 100070xxxxxxxx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) 100060xxxxxxxx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) 100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 処置2なし 副傷病なし 患者数 100 13 - 平均在院日数 自院 全国 14.41 12.15 - 15.35 14.30 - 転院 率 平均 年齢 1.00% 0.00% - 63.73 54.69 - 解説 糖尿病代謝内科では、2型糖尿病(インスリンの分泌が少なくなったり、働きが悪くなることが原因)、1型 糖尿病(インスリンを作る膵臓の細胞が何らかの原因でこわされることで、インスリンが作られなくなることが 原因)の血糖コントロールのための教育入院が多くなっております。また、急激な低血糖による緊急入院等 の治療も行っております。 【呼吸器内科】 DPCコード DPC名称 040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎 15歳以上 手術なし 処置2なし 040040xx99100x 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1:気管支鏡検査、気管支カメラ等 処置2なし 副傷病なし 040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 副傷病なし 患者数 113 106 78 平均在院日数 自院 全国 11.42 3.05 15.32 14.34 3.29 21.69 転院 率 平均 年齢 2.65% 3.77% 10.26% 73.93 72.39 83.17 解説 呼吸器内科では、肺炎(手術なし)の患者さんが最も多くなっております。特に高齢者の患者さんほど重症 になる傾向があり、入院も長期になることもあります。肺炎のデータに関しては、「指標4.成人市中肺炎の 重症度別患者数等」をご参照下さい。2番目は、肺の悪性腫瘍(手術なし)の患者さんとなり気管支鏡検査 を目的とした検査入院や抗がん剤による化学療法目的の入院などがあります。3番目は、誤嚥性肺炎 (手術なし)の患者さんで、平均年齢も83歳と高齢であり、入院期間も2週間を超えております。 【消化器内科】 DPCコード DPC名称 060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 処置2なし 副傷病なし 060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む) その他の手術 処置2なし 患者数 62 47 46 平均在院日数 自院 全国 8.31 6.47 12.48 10.93 7.91 11.98 転院 率 1.61% 0.00% 0.00% 平均 年齢 74.15 65.87 73.13 解説 消化器内科では、胆管結石や胆管炎といった胆道疾患が最も多くなっております。内視鏡を用いたり経皮的 に胆管をチューブで広げ、胆石を除去、膿瘍を取り除くなどの治療を行っております。2番目は憩室性疾患が 多く、緊急入院等の対応や憩室出血を伴う場合には血管造影や内視鏡検査施行時に止血術も施行しており ます。3番目は肝・肝内胆管の悪性腫瘍で、血管塞栓術など施行しております。特に、消化管、肝、胆・膵疾患 の3領域で最先端の知識と技術を駆使し、高い水準の診断・治療を行っております。 【循環器内科】 DPCコード DPC名称 050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 処置1:心臓カテーテル法による諸検査 処置2なし 副傷病なし 050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 処置1なし 処置2なし 050130xx99000x 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 患者数 117 93 73 平均在院日数 自院 全国 3.09 4.95 17.48 3.07 4.87 18.30 転院 率 0.85% 1.08% 6.85% 平均 年齢 70.82 69.42 83.34 解説 循環器内科では、狭心症(心臓カテーテル法による諸検査)の患者さんが最も多くなっております。狭心症 などに対する治療前・治療後の心臓カテーテル検査のための入院です。2番目は狭心症(経皮的冠動脈 形成術等)で心臓カテーテルによる治療のための入院となります。なお、心臓カテーテルによる治療は狭心症 だけでなく、急性心筋梗塞などの症例にも施行しております。3番目は心不全(手術なし)となっております。 平均年齢も83歳と高齢ですが、当院治療後はリハビリ目的の転院や継続して外来治療を行っております。 【外科】 DPCコード DPC名称 060335xx0200xx 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 処置1なし 処置2なし 060240xx97xxxx 外痔核 手術あり 060170xx02xxxx 閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニア ヘルニア手術 腹壁瘢痕ヘルニア等 患者数 26 26 14 平均在院日数 自院 全国 7.35 4.50 23.36 7.84 4.93 8.85 転院 率 0.00% 0.00% 0.00% 平均 年齢 60.08 63.92 76.07 解説 外科では、胆嚢炎における腹腔鏡下手術症例が最も多くなっております。全体では、胆嚢炎115例中112例に 腹腔鏡下手術を施行し、平均在院日数は全国より短くなっております。2番目は外痔核手術となっております。 DPC症例でないため集計されておりませんが、内痔核手術も多く、痔核硬化療法としてALTA療法(ジオンR 注射)を積極的に行っております。3番目はヘルニア手術となっております。痔核同様、DPC症例でない鼠径 ヘルニア症例が年間171例と県下における有数の鼠径ヘルニア手術実施施設となっています。 【肝胆膵外科】 DPCコード DPC名称 060335xx0200xx 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 処置1なし 処置2なし 060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む) その他の手術 処置2なし 060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 患者数 22 19 13 平均在院日数 自院 全国 6.77 8.84 5.69 7.84 11.98 6.96 転院 率 4.55% 0.00% 0.00% 平均 年齢 60.05 76.68 70.23 解説 肝胆膵外科では、外科同様、胆嚢炎における腹腔鏡下手術症例が最も多くなっております。2番目は肝・ 肝内胆管の悪性腫瘍手術。3番目は胆嚢結石における腹腔鏡下手術となっております。肝胆膵外科では、 胆膵悪性腫瘍に対し、適応症例には血管合併切除を含めた拡大手術をおこなっています。また、脈管浸潤 を有する膵臓癌に対しては、腫瘍の縮小および癌微小転移の抑制を目指して術前に化学療法を施行後、 切除手術を行っております。肝細胞癌、転移性肝癌に対し、適応症例には鏡視下手術をおこなっています。 【消化管外科】 DPCコード DPC名称 患者数 060335xx0200xx 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 処置1なし 処置2なし 060020xx01x0xx 胃の悪性腫瘍 胃全摘術 悪性腫瘍手術等 処置2なし 060020xx02x0xx 胃の悪性腫瘍 腹腔鏡下胃切除術 悪性腫瘍手術等 処置2なし 27 17 14 平均在院日数 自院 全国 6.19 19.24 13.64 7.84 20.63 16.02 転院 率 0.00% 5.88% 0.00% 平均 年齢 58.67 72.35 64.71 解説 消化器外科では、外科同様、胆嚢炎における腹腔鏡下手術症例が最も多くなっております。2番目、3番目は 胃癌の手術症例となっております。胃癌においては、すべての症例についてその局在・進行度を評価し、「治 療ガイドライン」に準じて治療方針を決定しております。胃癌手術においても積極的に鏡視下手術を行って おります。そのほか、食道癌治療において、、治癒切除を目標に、術前化学療法の必要性も含めて個々の 症例ごとにきめ細やかに治療方針を決定しております。 【大腸骨盤外科】 DPCコード 060035xx0100xx 060040xx02x00x 060040xx03x00x DPC名称 患者数 73 36 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 処置1なし 処置2なし 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 処置2なし 副傷病なし 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 直腸腫瘍摘出術(ポリープ摘出を含む)等 処置2なし 副傷病なし - 平均在院日数 自院 全国 16.75 15.69 - 17.41 18.36 - 転院 率 1.37% 2.78% - 平均 年齢 71.37 64.19 - 解説 大腸骨盤外科では、結腸の悪性腫瘍手術症例が最も多くなっております。2番目、3番目は、直腸肛門の 悪性腫瘍手術症例となっております。結腸・直腸切除に対する手術は年々増加しておりますが、腹腔鏡下 手術の割合は、結腸切除74%、直腸切除・切断81%となっています。大腸癌の再発に対する治療も積極的 に行っています。特に肝転移に対する肝切除術および直腸癌局所再発に対する手術に関しては、外科治療 により根治が目指せるため、手術は重要な治療と位置づけて診療を行っております。 【乳腺科】 DPCコード 090010xx01x0xx 090010xx03x0xx 090010xx02x0xx DPC名称 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む))等 処置2なし 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 処置2なし 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 処置2なし 患者数 124 71 27 平均在院日数 自院 全国 8.98 6.68 9.11 11.63 6.79 10.37 転院 率 0.00% 0.00% 0.00% 平均 年齢 60.70 58.39 65.37 解説 乳腺科では、乳腺の悪性腫瘍手術の乳房部分切除(腋窩部郭清を伴うもの)が最も多くなっております。 2番目は乳房部分切除(腋窩部郭清を伴わないもの)。3番目は、単純乳房切除術(乳腺全摘術)となって おります。乳腺科では、形成外科と連携した乳房同時再建(インプラント(人工物:シリコン)、あるいは自家 組織を用いた同時再建)が可能な施設として認定されております。当院では、乳癌治療に重要な放射線診断 ・治療科、腫瘍内科、乳がん専門看護師、患者会(神鋼リボンの会)と充実したチーム医療を行っております。 【呼吸器外科】 DPCコード DPC名称 患者数 040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 処置2なし 040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 処置2なし 副傷病なし 040200xx99x00x 気胸 手術なし 処置2なし 副傷病なし 93 32 18 平均在院日数 自院 全国 9.82 7.44 6.50 13.03 9.68 8.28 転院 率 0.00% 0.00% 5.56% 平均 年齢 69.25 36.53 51.67 解説 呼吸器外科では、肺の悪性腫瘍(手術あり)が最も多くなっております。適応のある肺癌患者さんでは、完全 鏡視下手術を施行することで、身体的負担を軽減し平均入院期間は7日程度となっております。一部の症例 では肺がん組織を各種バイオマーカーで免疫組織学的染色し評価することで感受性の高い抗癌剤を選択 し、より効果的なオーダーメイド治療を実施しております。2番目、3番目は、気胸となっております。治療法は 胸に管を留置する保存的治療と胸腔鏡手術による手術的治療を実施しております。 【整形外科】 DPCコード DPC名称 患者数 160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む) 人工関節再置換術等 160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 94 31 25 平均在院日数 自院 全国 26.41 28.19 2.92 28.70 27.21 5.70 転院 率 67.02% 16.13% 0.00% 平均 年齢 82.73 74.68 61.76 解説 整形外科では、股関節大腿近位骨折に伴う人工骨頭挿入術が最も多くなっております。2番目は膝関節症 に伴う人工関節置換術となっております。手術前に自分の血液を貯めておいて手術後も回収血を使用する ため、ほとんどご本人様以外の輸血は避けることが可能となっております。また、翌日よりリハビリを開始す ることで運動機能の早期回復を目指しております。また、再置換術の骨欠損に対する同種骨移植のための 骨バンクも設置しています。3番目は前腕の骨折手術となっております。 【婦人腫瘍科】 DPCコード DPC名称 120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 処置2なし - - 患者数 18 15 - 平均在院日数 自院 全国 12.78 13.73 - 10.18 13.97 - 転院 率 0.00% 0.00% - 平均 年齢 48.06 59.27 - 解説 婦人腫瘍科では、子宮の良性腫瘍に伴う子宮全摘術等が最も多くなっております。2番目は子宮頚・体部の 悪性腫瘍の手術症例となっております。婦人科悪性腫瘍の診断・治療と良性腫瘍の開腹手術に専門特化 した診療科です(良性疾患の経過観察や腹腔鏡手術は行っておりません)。 悪性腫瘍に対しては、手術のみ ならず化学療法や放射線治療(外照射)も含む集学的治療にも対応可能で、個々の症状に応じた個別的 治療を行っております。 【眼科】 DPCコード DPC名称 患者数 - - - - - - - - - 平均在院日数 自院 全国 - - - - - - 転院 率 平均 年齢 - - - - - - 解説 眼科では、DPC症例でないため集計されておりませんが、白内障手術に伴う入院が最も多くなっております。 入院患者の98%が白内障患者であり患者数:211人、平均在院日数:3日、平均年齢:76歳となっております。 入院手術と外来手術の数は約2:1の割合となり、年々外来手術の割合が増加しています。 【皮膚科】 DPCコード DPC名称 患者数 - - - - - - - - - 平均在院日数 自院 全国 - - - - - - 転院 率 平均 年齢 - - - - - - 解説 DPCコード別の入院患者数が年間10名未満の為、集計されておりません. 皮膚科では、帯状疱疹が最も多くなっております。2番目は糖尿病足病変(手術なし)となっております。 【耳鼻咽喉科】 DPCコード DPC名称 030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 030428xxxxxxxx 突発性難聴 患者数 75 27 24 平均在院日数 自院 全国 5.44 4.63 7.17 7.76 5.53 9.60 転院 率 平均 年齢 1.33% 0.00% 0.00% 解説 耳鼻咽喉科では、慢性副鼻腔炎に伴う手術症例が最も多くなっております。2番目は扁桃周囲膿瘍、急性 扁桃炎、急性咽頭喉頭炎(手術なし)症例となっており、手術や点滴加療目的の症例となっております。 3番目は突発性難聴で、ステロイド、プロスタグランジン製剤を1週間投与します。 そのほか、めまいの症状改善、急性扁桃炎、急性咽頭蓋炎などの炎症性疾患への抗生剤治療を行って おります。 53.60 42.00 58.33 【泌尿器科】 DPCコード DPC名称 110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 処置1なし 処置2なし 110200xx04xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的レーザー前立腺切除術 11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 処置1なし 副傷病なし 患者数 116 93 39 平均在院日数 自院 全国 7.07 7.20 5.69 7.59 7.90 5.91 転院 率 0.00% 0.00% 0.00% 平均 年齢 72.95 71.48 58.59 解説 泌尿器科では、開腹せずに手術用内視鏡を用いた膀胱腫瘍の切除(TURBT)が最も多くなっております。 平均年齢は、72歳と高齢でありますが平均在院日数は7日となっております。2番目は前立腺肥大症等に 対するレーザー核出術(Holep)。3番目は経尿道的尿管結石除去術等で、体外衝撃波結石破砕術(ESWL) と経尿道的尿路結石砕石術(TUL)、経皮的尿路結石砕石術(PNL)等を組み合わせて積極的に行っています。 その他、当院では2015年11月より手術支援ロボット(ダヴィンチ)による前立腺がん全摘除術を行っております。 【形成外科】 DPCコード DPC名称 090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 処置2なし 090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術 処置2なし 050180xx97xx0x 静脈・リンパ管疾患 その他の手術 副傷病なし 患者数 36 22 18 平均在院日数 自院 全国 15.44 12.18 3.28 10.37 6.60 3.46 転院 率 0.00% 0.00% 0.00% 平均 年齢 47.78 54.91 63.28 解説 データの集計方法より、乳房の悪性腫瘍手術が1番、2番となっておりますが、その患者さんは乳房悪性腫瘍 切除後に乳房再建術を施行した患者さんになります。当院では、乳癌切除手術と同時に乳房再建手術を行う 一次再建と過去に乳房の切除手術をうけられて、乳房の欠損もしくは変形をきたした状態に対して乳房の再 建手術を行う二次再建を施行できる施設として認定されております。3番目は静脈・リンパ管疾患における リンパ浮腫治療(リンパ浮腫の軽減など)として期待されているリンパ管細静脈吻合術となっております。 【脳神経外科】 DPCコード DPC名称 010060x099030x 010050xx02x00x 010040x099x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 処置2なし 副傷病なし 脳梗塞 JCS10未満 手術なし 処置1なし 処置2:ラジカット(3) 副傷病なし 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) JCS10未満 手術なし 処置2なし 副傷病なし 患者数 61 47 46 平均在院日数 自院 全国 17.57 4.55 15.24 18.08 11.91 19.32 転院 率 29.51% 14.89% 45.65% 平均 年齢 75.48 76.53 73.00 解説 脳神経外科では、脳梗塞におけるエタラボン投与が最も多くなっております。エタラボンは、脳細胞に障害 を及ぼす活性酸素の働きを抑えて、脳細胞の障害の進行を防ぐ薬剤です。発症からの投与開始時間は24時 間以内で急性期の脳梗塞患者さんと言えます。2番目は慢性硬膜下血腫における穿頭洗浄術となっておりま す。緊急手術による治療ですが、平均在院日数は5日程度と全国と比べ短くなっております。3番目は非外傷 性頭蓋内血腫となっております。脳卒中の地域連携パスの活用により、転院率も高くなっております。 【神経内科】 DPCコード DPC名称 010069xx99000x 脳卒中の続発症 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 010180xx99x0xx 不随意運動 手術なし 処置2なし 010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 処置2なし 副傷病なし 患者数 32 20 13 平均在院日数 自院 全国 4.00 20.85 21.85 10.85 9.02 19.00 転院 率 0.00% 0.00% 30.77% 平均 年齢 66.22 64.45 76.38 解説 神経内科では、脳卒中の後遺症である上下肢痙縮が最も多くなっております。脳梗塞、脳出血、頭部外傷、 脳腫瘍の手術などの後遺症で上肢及び下肢の筋肉が硬くなり、手足が不自由になる病気です。ボツリヌス 治療や電気刺激治療など近年の治療研究により少しずつですが症状を改善させることが可能になりました。 2番目は不随意運動(眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頚など)、3番目はパーキンソン病に伴う歩行障害 などになっております。 【膠原病リウマチ科】 DPCコード DPC名称 070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 処置2なし 070470xx99x0xx 関節リウマチ 手術なし 処置2なし 040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎 15歳以上 手術なし 処置2なし 患者数 88 41 30 平均在院日数 自院 全国 13.15 8.39 12.23 18.15 14.90 14.34 転院 率 6.82% 0.00% 3.33% 平均 年齢 62.30 65.95 69.37 解説 膠原病リウマチ科では、全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患が最も多くなっております。主なものとしては 全身性エリテマトーデス、筋炎、血管炎などの患者さんとなっております。血管炎においては、シクフォスファミド を中心としてステロイドの早期減量を試みております。2番目は関節リウマチとなっておりインフリキシマブなど 生物学的製剤による薬物治療導入時の合併症のリスクを考慮し、状況に応じた教育入院(初回のみ2泊3日 入院、毎回2泊3日入院など)も行っております。3番目は肺炎となっております。
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