技術資料 各種試験方法 Various test methods 絶えず、移動するケーブルについては、使用に見合った実用試験が、製品の信頼性となります。 試験項目 ・屈曲試験 ・U 字屈曲試験 ・捻回試験 ・移動曲げ試験 ・ケーブルベア屈曲試験 屈曲試験 捻回試験 目的 目的 試験方法 試験方法 電線が左右の曲げに対してどれだけ耐えられるかの確認 角度・速度・ロール径・荷重を決定し、電線を左右に折り 曲げる。 判定方法 電線が捻れに対してどれだけ耐えられるかの確認 長さ、荷重を決定し、電線を左右90度に捻る。 判定方法 導体が完全に断線した回数を捻回回数とする。 導体が完全に断線した 回数を屈曲回数とする。 U字屈曲試験 移動曲げ試験 目的 目的 試験方法 ロール径・荷重を決定し、電線を左右に折り曲げる。 電線が移動曲げ(U 字屈曲)に対してどれだけ耐えられ るかの確認 速度、曲げを決定し、電線の移動曲げ(U 字形) を行う。 判定方法 電線が移動の曲げに対してどれだけ耐えられるかの確認 試験方法 判定方法 ○導体が完全に断線した回数を屈曲回数とする。 又は、電線にキンク、捻れ等の発生を確認する。 ○線間のショートの有無、絶縁体・シースの外観異常の有 無を確認する。 導体が完全に断線した回数を屈曲回数とする。 FAケーブル 51 技術資料 各種試験方法 Various test methods ケーブルベア屈曲試験 燃焼試験 目的 垂直燃焼試験 試験方法 電線をケーブルベアに取り付け移動曲げを行う。 適用安全規格 UL 758, UL 1581(UL VW-1) CSA C22.2 No. 0.3(CSA FT1) 判定方法 判定基準 ロボットケーブル (FA ケーブル)等の実装に近い形での屈 曲耐久性の確認 導体が完全に断線した回数を屈曲回数とする。 垂直に保持させたケーブルを15秒間隔で5回燃焼させる。 各燃焼後、60秒以上燃焼しないこと又は、旗が25% 以上 燃えないこと。 落下する燃えカス等で下部に敷いた綿が燃焼しないこと (FT1以外) ケーブルベア屈曲試験 屈曲試験 U 字屈曲試験 FAケーブル 52 技術資料 耐油性 Oil resistant 耐油性試験 1. 物性試験 試験条件 試験油:不水溶性切削油 (ユシロンカット DS50) 浸漬温度:23℃、50℃、70℃ 浸漬温度23℃における耐油性 140 浸漬温度50℃における耐油性 140 引張強度残率 引張強度残率 伸び残率 伸び残率 120 残率(%) 残率(%) 120 100 80 60 100 80 0 200 400 600 浸漬時間(hour) 60 800 0 200 400 浸漬時間(hour) 600 800 浸漬温度70℃における耐油性 140 引張強度残率 伸び残率 残率(%) 120 100 80 60 0 50 100 150 浸漬時間(hour) 2. 体積及び質量 試験条件 試験油:不水溶性切削油 (ユシロンカット DS50) 浸漬温度:23℃、50℃、70℃ 23℃×120h 体積変化率( % ) 重量変化率( % ) 判定 50℃×240h 50℃×480h 50℃×720h 70℃×120h 5.31 0.78 23℃×240h 5.84 1.11 23℃×480h 2.75 1.52 23℃×720h 6.39 1.76 1.02 –1.00 –1.78 –2.41 –1.52 –4.15 –2.41 –4.35 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※特性値は試験データであり、保証値ではありません。 FAケーブル 53
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