浅口市子育てコンシェルジュ HP 資料(第 23 号)H28.9

浅口市子育てコンシェルジュ HP 資料(第 23 号)H28.9
「感性と情操」 23
「花は好きですか?」
「どの花がきれいですか?」それは、あなたの心が決めることです。
「感性」と「情操」よく似ていますが、少し違います。情操教育とは言いますが、感性教
育という言い方はあまりしませんね。
情操は、「価値ある方向へ動こうとする感情のこと」を言い、感性は、
「価値あるものに
気づく感覚そのもの」を言います。だから、感性という言葉を使うとすると、「感性育成教
育」というなら意味が通じるようになると思います。でもそんな言い方よりも、情操教育
という、いい言葉がありますね。
情操教育とは・・・辞書を引くと「感情
や情緒を育み、個性的な心の動き豊かにす
るための教育」とあります。
「情操」の「教
育」ですから、
「情」を豊かにするために、
価値ある方向に「操っていく」教育という
ことになるでしょうか。そして、この情操
教育は、幼児期において特に大切であると
言われています。
教育ではよく、「知」「徳」「体」が三要
素としてあげられ、大切にされています。
別の言い方で、
「知」
「情」
「意」
(あるいは
「体」を付け加えて「知」
「情」
「意」
「体」
)
という言い方をすることがあります。
ここでの「徳」に迫るために、
「情」「意」が大切であるという考え方です。
浅口市でも、学力向上№1プロジェクトを立ち上げ、学力向上に取り組んでいるところで
すが、学力の要素として「知」「徳」「体」
を位置づけ、この三要素のバランスのとれ
た学力向上を目指しています。この「徳」
に迫るために、「情」「意」が大切であると
いう考え方があります。この、情と意が熟
成してくると「徳」という方向へ高まって
くるという考え方です。それでは、幼児期
にどのようにして、この「情」
「意」を育て
ていけばいいのでしょうか。それは次回の
お楽しみに。