トルコ(イスタンブール)医療情報 以下は必ずしも最新の医療事情

トルコ(イスタンブール)医療情報
以下は必ずしも最新の医療事情ではありません。詳細(特に緊急時対応や予防薬の
服用方法など)については現地医療事情に詳しい医療専門家から常に最新のアドバ
イスを受けるようにしてください。
最新更新履歴:2011 年 3 月更新
1.赴任前の準備
常用の薬品は携行の必要あり。現地での調達例としては、糖尿病の治療薬は日本
で服用していたものと同等のものが医師により処方されている。特殊な病気以外の対
応は、現地で問題はないと思われる。
(1)予防接種
コレラ発生地域からの入国者は、コレラの予防接種証明書が必要である。日本から
直接入国する場合は必要ないが、できれば狂犬病、破傷風の予防接種は日本で受
けていくほうがよい。
新生児、乳幼児に関しては、少し時期が早くても、日本で三種混合、ポリオの予防
接種を済ませておいたほうがよい。
(2)その他の準備
持病がある場合は、必要な医薬品と日本の主治医の英文の診断書を持参したほう
がよい。
また、各症状を英語で説明した本を1 冊購入しておくと便利である。
眼鏡、コンタクトレンズは現地でも作れるが、注文時の手間(言葉の問題など)を考
えると、予備を含めて持参したほうがよい。
2.医療事情
(1)医療機関
イスタンブール市内には、国立の総合病院、専門病院、私立の総合病院や個人開
業医、検査センターが多くある。邦人関係者が利用したことがある総合病院は、
Acibadem Hospitalのみであるが、Admiral Bristol Hospital(アメリカ病院)も評判は
よい。Acibadem Hospital では日本人が脳内出血(硬膜下出血)の治療手術を受け
た例があるが、問題はなかった。看護師などはトルコ語しかできない人が多いが、医
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師の大半は英語を理解する。Acibadem Hospital は、アジア側に本部病院があるが、
イスタンブールに4カ所のクリニックを持ち、本部病院での対応が必要な場合には救
急車で移送してくれる。夜間、休日も24時間サービスで内科医が常駐しており、緊急
の場合には専門医を携帯電話で呼び出すシステムになっている。
医薬は分業である。
イスタンブールではホームドクターを自宅の近くに確保し、手術などの難易度の高
い対応が必要な場合には、総合病院を利用するといった使い分けをするのが妥当で
あろう。
そのほかGerman Hospitalがあるが、いずれの病院にも日本人医師はいない(詳
細は国別生活情報イエローページを参照)。
<総合病院>
・Acibadem Hospital
・Admiral Bristol Hospital(アメリカ病院)
・German Hospital(ドイツ病院)
また、イスタンブールには、開業医として内科、小児科、産婦人科、歯科、皮膚科、
眼科、耳鼻科、泌尿器科の専門医院が多数ある。専門医院にかかった場合、血液・
尿検査は別の機関で行わなければならない。検査機関は多数あり、容易に各種検査
を受けることができる。
イスタンブール総領事館推薦の各種病院は次のとおりである。
<内科>
・Prof. Nazif Bagriactk
・Prof. Kemalettin Buyukozturk
・Prof. Kenan Binak
・Prof. Ali Ekmekci
・Dr. Semir Abbasoglu
・Dr. Oryal Gokdemir
<小児科>
・Prof. Gunay Saner
・Dr. Perihan Ozren
・Dr. Kutlu Altikulac
<泌尿器科>
・Prof. Gurbuz Barlas
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・Asst. Prof. Akif Akaydin
・Asst. Prof. Halim Hattat
<婦人科>
・Prof. Turgay Atasu
・Prof. Cevat Babuna
・Prof. Selcuk Erez
・Prof. Cezmi Kazancigil
・Prof. Ruknettin Tozum
・Prof. Sina Tukel
・Dr. Can Daver
・Dr. Teksen Camlibel
・Dr. Vedat Dayicioglu
<消化器科>
・Dr. Oznur Kusakcioglu
<眼科>
・Prof. Demir Basar
・Prof. Unal Bengisu
・Prof. Fazil Sezen
・Dr. Vedat Yigitsubay
・Dr. Yilmaz Sivrikaya
<皮膚科>
・Prof. Tarik Kirbakan
・Prof. Ahmet Murat
・Prof. Nevzat Oke
・Prof. Halit Savaskan
・Asst. Prof. Adem Koslu
<耳鼻咽喉科>
・Prof. Behbut Cevansir
・Prof. Sedat Katircioglu
・Prof. Aslan Akmandil
・Asst. Prof. Aras Senvar
・Dr. Emin Mumcuoglu
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・Dr. Mehmet Kulekci
<歯科>
・Dr. Vural Cankat
・Dr. Ferhat Akat
・Dr. lsil Evcimik
・Dr. Sedar Soyturk
<検査機関>
・Capa Central Laboratory
・Intermed Health Control Center
(2)緊急時の対応と措置
いったん最寄りの国立病院へ入院し、その後様子を見てAdmiral Bristol Hospital
(American Hospital)などに移動するとよい。救急車は、病院所有のもののほかに、
一般のアンビュランス(救急車)サービス会社もあり、電話で、いわばハイヤーのよう
に救急車が利用できる。
救急車には、看護する乗務員が乗車しているが、必ずしも救急技術に長けていると
いうわけではないようである。料金はタクシーとあまり変わらないが、往路、復路とも
請求されるので、割高である。一刻を争う場合には、自家用車またはタクシーで行っ
たほうが確実である。
ちなみに、ハザードランプを点滅させ、クラクションを鳴らしながら走っている自家用
車は、病人を運んでいることが多い。
緊急連絡先の電話番号は次のとおりである。なお、公共救急車の電話番号「112」
はトルコ語のみの対応のため、利用する場合にはトルコ語のわかる人に電話をしても
らわなければならない。
<救急病院>
・Bakirkoy State Hospital:電話:212-543-9371
・Breast, Heart and Vein Treatment Center:電話:212-349-9120
・Capa Medical Faculty Hospital:電話:212-534-0000
・Cerrahpasa Medical Faculty Hospital:電話:212-588-4800
・Florence Nightingale Hospital:電話:212-224-4950
・Haseki Hospital:電話:212-529-4400
・Haydarpasa Numune Hospital:電話:216-414-4502
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・International Hospital:電話:212-663-3000
・Kartal State Hospital:電話:212-441-2370
・Okmeydani Social Insurance Hospital:電話:212-221-7777
・Sariyer State Hospital:電話:212-242-0665
・Sisli Etfal Hospital:電話:212-232-7218
・Taksim First Aid Hospital:電話:212-252-4300
<アンビュランスサービス会社>
・Capa Private Ambulance:電話:212-585-6184、212-632-5214、212-587-4611
・Tesvikiye Ambulance:電話:212-247-0781、212-231-1144、216-302-1515
3.医薬品、衛生用品
(1)携行することが望ましい医薬品
常備薬、持病の薬のほか、抗生物質、うがい薬、風邪薬、小児用の各種医薬品が
必要である。暖房用の石炭の排煙のため冬場は空気が非常に悪いので、特にうがい
薬と風邪薬は多めに持参したほうがよい。
(2)現地で調達できる医薬品
たいていの医薬品は薬局で入手可能である。ただし、作用の強い薬が多いため、
小児用の薬は持参したものを用いたほうがよい。
(3)現地で調達できる衛生用品
生理用品、包帯、ガーゼ、避妊具のほか、基本的なものは入手可能。
(4)薬局
薬局は町なかに数多くあり、基本的な薬品はどこでも入手できる。トルコ語しか通じ
ない薬局が多いが、英語の薬品名を見せるとほとんどが理解してくれる。総合病院の
近くには必ず薬局があり、診察終了後に処方箋を見せて購入する。処方箋がなくても
薬の購入は可能だが、薬局では英語での口頭服用指導は期待できないので、受診し
た医者から服用方法の説明を英語で十分に受けておく必要がある。
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4.妊娠、出産、育児
(1)妊娠した場合
妊娠検査は容易に受けられ、その結果を持参して病院へ行く。イスタンブールでの
日本人の出産例はあるが、多くは日本で出産しているのが実情である。
(2)出産後の対応
新生児、乳幼児の三種混合、ポリオなどの予防接種は、現地で対応可能。相談す
れば、小児科医が必要な予防接種のインターバルを教えてくれる。
(3)育児
哺乳瓶、紙おむつ、ベビーローション、オイル、石鹸などは揃う。衣類などは、乳児、
幼児を連れて調達する時の不便さを考えると、日本から持参したほうがよいであろう。
だが、ベビー用品、衣類などは豊富とはいえないまでも、かなりの水準で揃っていると
思われるので、気分転換に買い物を楽しめるのであれば、現地調達は可能である。
5.手術
(1)現地で可能な手術
ほとんど全科の手術を行っており、医療機器も揃っている。しかし、日本かロンドン、
パリで受けたほうが無難である。
(2)手術設備の状況
設備は整っているが、医師の技術レベルおよび言葉の問題などにより、安心して
大手術を受けられる状態ではない。
3)その他の留意点
完全看護のシステムがあるので、単独で入院しても食事、排便などの問題はない。
申し出れば、付き添いも同室に宿泊可能である。入院時には着替え、洗面用具を持
参すること。
6.現地での傷病
(1)一般の疾病
ヨーロッパ側の冬場は特に空気が悪く(暖房用の石炭の排煙が多い)、全般的に乾
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燥しているため、呼吸器系の病気に注意しなければならない。風邪をひきやすく、の
どを痛めることが多い。
(2)風土病・感染症
風土病は特にないが、コレラなどで死者が多数出ることがある。
(3)有害動物、病害虫
夏場は蚊とハエが多い。草木が多いところではサソリが出ることがある。
野犬が群れをなしていることがある。狂犬病の恐れがあるので注意すること。
7.保健衛生
(1)飲料水
水道水は石灰分が多く、飲用には適さない。瓶入り、またはポリ容器入りの水を購
入する。
(2)濾過器の入手
イスタンブールのカラキョイ地区で、アメリカ製の濾過器が入手可能である。交換用
のフィルターもある。
(3)その他の留意点
トイレットペーパーを使用しているのは中流以上の人々で、一般の人々は、トイレに
備え付けの小さな容器で水を使い洗浄する。公衆トイレなどではトイレットペーパーが
ないところも多いので、自分で携帯したほうが無難である。
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