● 職場の魅力 公正取引委員会の職員数は,全国で840名(平成 28年度末定員)と,省や庁と名の付く省庁と比べる と小規模ですが,政府全体において簡素で効率的な 行政組織の確立が推進されている状況にあっても, 公正取引委員会の体制は,年々整備・充実が図られて います。世界の主要国が公正かつ自由な市場経済を 基盤にしている以上,公正取引委員会に課された行政 需要は将来的に増加することはあっても減少するこ とはないので,組織に発展性があります。 近年,職員数が増加してきている公正取引委員会に おいては,若い職員も多く,自由な議論が行える雰囲気があり,様々な業務にチャレンジできる機会のある 開かれた職場となっているほか,任期を定めて採用している弁護士やエコノミストなどの専門家も在籍して おり,多様な経験を有した職員から学ぶこともできます。また,女性職員の採用が増えているほか,実力の ある女性職員は幹部職員への登用も行われていますので,機会均等に積極的に取り組んでいる組織であると いうこともいえます。 公正取引委員会が運用する独占禁止法は,特定の業種に限定されず,幅広い業種に適用されますので, 職員は業務を通じて普段は接することのない様々な業界・業種に触れることによって,その分野の専門知識 が身に付き,経験を重ねるほど社会や経済の知見を広められます。 ●先輩からのメッセージ 私は公正取引委員会へ入局することを志す以前は,公正取引委員会や独占禁止法ということは,あまりよ く知りませんでした。皆さんもそうだと思います。私は,大学では競争法の分野を履修していなかったので, 自分に公正取引委員会の仕事が勤まるかどうか不安だったのですが,実際に入局してみると,経済学や法律 学をはじめ,いろいろな科目の研修を受けたことと,先輩からの御指導により,今では一人前に仕事ができ ております。ですから,市場とか,競争とか独占禁止法とは無縁な方であっても,公正取引委員会の職員と して働くことは十分に可能ですので大丈夫です。 独占禁止法は経済の憲法といわれたりしますが,市場において公正かつ自由な競争が制限されてしまう と事業者は事業活動ができなくなりますし,消費者は日常の消費生活ができなくなり,果ては日本の経済が 潰れてしまうことにつながります。私はこの国を決してこのようなことにしてはならないと思い,カルテル や談合といった独占禁止法違反を行う者に毅然と立ち向かう“正義の味方”を自認しております。豊かで 平和な我が国の社会秩序を守る組織は自衛隊なり警察なり,いろいろな組織や方法があるかと思いますが, 皆さん,公正取引委員会の職員として,国民経済の民主的で健全な発達を促進することを任務にして一緒に 働きませんか。正義感があり,バイタリティーと旺盛な好奇心を持った貴方の入局をお待ちしております。 (K.E 平成27年 一般職大卒程度試験採用 男性)
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