第46号10月 6日 社会と向き合うインターンシップ

校長だより第 46 号
平成 28 年 10 月 6 日
社会と向き合うインターンシップ
高等学校は、社会の形成者として必要な資質を養い、社会において果たさなければならない使命の
自覚に基づき、個性に応じて将来の進路を決定させ、社会について広く深い理解と健全な批判力を養
い、個性の確立に努め、社会の発展に寄与する態度を養うことを目標に行うものとされています。
(学
校教育法)そこで、社会と向き合うためにインターンシップを実施することが高校生にとっては不可
欠となるものです。
個性の確立を図るためには、自分と他者、自分と社会との関わりを通して達成されるもので、イン
ターンシップは学校における教育活動だけでは不十分な部分を補完する機能を持っています。すなわ
ち、生徒は、学んだ知識や技術の社会における役割が理解でき、その結果学習意欲が向上することな
どの効果が期待できるものです。
中央教育審議会答申の中では、社会人・職業人として自立していくためには、生徒一人一人の勤労
観・職業観を育てるキャリア教育を充実することが重要であり、その一環として小学校での職場見学、
中学校での職場体験活動、高等学校でのインターンシップを通じた体系的な指導を推進することが提
言されています。さらに、高等学校学習指導要領では、インターンシップを行うことで、生徒が自己
の職業適性や将来設計について考える機会となり、主体的な職業選択の能力や高い職業意識の育成が
促進されること、生徒が教員以外の大人と接する貴重な機会となり、異世代とのコミュニケーション
能力の向上が期待できるなど、高い教育効果が期待できるものとされています。
本校では 2 年生全学科を対象に 10 月 11 日~14 日の 4 日間実施します。本日は総合学科でインタ
ーンシップの直前指導が行われました。2 年生がこの貴重な 4 日間を、楽しかった、面白かったとい
う「体験」だけで終わらず、働くことを自らの生き方として考え、将来の進路を選択する能力を高め
てほしいと願っています。職場でプロフェッショナルな姿勢を目撃し、自己の生き方を振り返り、今
後の成長に大いに生かしてほしいものです。
収穫祭に向けて準備が進んでいます