ごあいさつ - Fujitsu

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富士通フロンテックグループ環境報告書2016
ごあいさつ –TOP MESSAGE持続可能な社会の実現を目指し、「B to B to Front
(お客様の最前線:フロント)」で地球環境保全に貢献します。
ICTと人をつなげるフロントエンドシステム
2015年度は、省エネ・省資源に優れた環境
を基軸とし、ヒューマンインターフェースに
配慮製品の開発、温室効果ガスを 低減す
関わる最先端の技術で、お客様への持続的な
る環境貢献ソリューションの開発、社員が
価値を提供しています。
社会貢献活動を拡大すること、電力を主体
金融機関向けのATMや営業店端末、ハンディ
としたエネルギー消費を削減して事業活動
ターミナル、公営競技市場向けのトータリ
による環境負荷を低減させるなどの目標を
ゼータシステムなど長年培ったものづくり
立て、全項目において目標を達成いたしま
の技術を活かした環境配慮製品を開発して
した。
きました。
新製品開発においては、セレクタブルな
構造や汎用化により、部品点数を大幅削減
代表取締役社長(環境経営委員長)
下島 文明
今、世界は気候変動への適応のため、様々
な環境・社会課題に対処しております。
「環境にやさしい企業活動」を基本理念とし、より広く先行した
取り組みを追求することで地球環境保全に貢献します。
2016年度からの3年間は第8期環境行動
計画を作成して活動に取り組んでいます。
●社会への貢献
するとともに、シミュレータや3Dプリン
当社グループが開発する環境配慮製品は
タ等の先進ツール活用による、調達~開発
エネル ギー 効率に おい てト ップラ ンナ ー
~製造までのプロセスの短縮化を図り、環
製品となっています。新規に開発する製品
境保全に寄与します。
の50%以上をトップレベルにすると共に資
プロダクト提供に加え、ATM関連ソ
リューションやアウトソーシングサービス
松森 邦彦
源効率においても15%以上の向上を目標と
新潟工場で事業所の環境測定 (水質や騒
しています。
音)を実施して法規制の順守状況を把握し
昨年、国際条約としてCOP21で採択され
流通店舗向けソリューションやヘルプデス
また、環境貢献型ソリューション・サー
た「産業革命前からの地球平均気温上昇を
クサービスなどサービス分野まで全般をカ
ビスの導入実績が多く、お客様の温室効果
2℃より「かなり低く」抑え、1.5℃未満に
バーしたトータルソリューションで、お客
ガス排出削減にも貢献しております。
抑える努力を追及」に対し日本は様々な対
さまへ新しい価値を提供してまいります。
●自らの事業活動
策を打ち出しております。
経営執行役常務(副環境経営委員長)
環境報告書で公表しています。
●環境経営
当社グループは『環境にやさしい企業活
動』を基本理念として、地球環境保全への
ICT社会の進化に伴い、クラウドコン
当社グループの事業活動におけるエネル
取り組みを展開しています。組織および社員
富士通フロンテックグループは、B to B
ピューティングの進展、ビッグデータ時代
ギー消費を抑えるために節電をより強化し
一人ひとりが環境問題をよく理解しSDGs ※
to Frontによるハード・ソフト開発・製造と
のビジネス変革など、システムへのニーズ
ています。
への取り組みをより強く意識した環境活動
サービス・ソリューション提供を通じて温
が多様化している中で、当社はICTの利活用
室効果ガス削減やエネルギー効率改善を主
を通じて持続的な地球環境課題の解決に貢
とした環境貢献を図ってまいります。
献します。
2016年度は、使用電力量を2013年度比
5%削減を目標としました。
環境コンプライアンスでは、本社および
を積極的に推進してまいります。
※ SDGs(エスディージーズ): Sustainable Development Goals
「国連持続可能な開発目標」
平成28(2016)年から平成42(2030)年までの国際社会共通の目標